助手 「タントが3代目になりましたね。」
所長 「早いモンじゃな。」
助手 「でも先代の発売から丸6年ですし、結構頑張った方じゃないですかね。」
所長 「ふーん、もうそんなになるんか。初代が出たのがついこの間って気がするんじゃがな。」
助手 「そりゃ、他のカテゴリーからするとまだまだ新しい方ですけどね。でもこのジャンルもスズキからパレットが出てスペーシアに進化してますし、ホンダからNボックス、来年出る予定の日産/三菱のデイズルークス/ekスペースとすっかり出揃った感がありますね。」
所長 「そう言えばこないだのモーターショーにさらにデカいのが出とったみたいじゃの。」
助手 「デカデカですね。タントより10センチ背を高くしたモデルですね。」
所長 「今でも十分な広さがあるのに、まだモノ足りんのかのぉ。」
助手 「どうなんでしょうね。もうひとつカテゴリーを増やすっていっても、ユーザーが被ってしまいそうですし、次期タントで背を高くしてライバル車に対してアドバンテージを得ようとしてるんじゃないですかね。」
所長 「そうすると他の会社はさらに背を高くしてくるじゃろうし、しまいには立ったまま乗れるようになるんじゃないか。」
助手 「いくらなんでもそれはないでしょ、って言えないトコが怖いですね。」
所長 「言えとるの。」
助手 「ま、デカデカはユーティリティーに特化したキャラクターで男性にアピールするみたいですけどね。タントはすっかりファミリー層に定着してますから、住み分けが出きるってコトなんでしょうね。」
所長 「そこまで行くとワンボックスとたいして変わらんのじゃないかのぉ。いっそのコト、商用車も含めてキャブオーバーをやめてしまうのもアリかもしれん。」
助手 「荷室の長さをどれだけ確保できるかが問題でしょうけど、安全面で考えればそっちの方向に行くコトも十分あり得ますよね。」
所長 「ミラ、ムーヴ、タントとデカくなるほど高い値段が付いとるじゃろ。これでタントよりデカいデカデカを出して商用車もカバーしようとすると値づけが難しくなるじゃろ。あんまり得策とは思えんの。」
助手 「あっ、そうですね。じゃあ初めから言わないで下さいよ。えっと、で、タントの話に戻しますけど、今度のタントどう思います。」
所長 「うーん、ま、王道ってトコじゃろ。」
助手 「このカテゴリーのパイオニアで、初代、2代目とヒットしてますし、変える必要はないんでしょうけど、正直、ここんトコ影が薄いと思いませんか。」
所長 「Nボックスに完全に持っていかれてしもうたの。」
助手 「それももちろんあると思いますけど、タントのほんわか系の顔つきにも問題あると思うんですよね。」
所長 「そういうモンのためにカスタムがあるんじゃろう。」
助手 「カスタムまでいくとまた違った意味で問題あるじゃないですか。そうじゃなくってノーマルのタントをもう少しキリっとした顔つきにした方がいいと思うんですよね。Nボックスがヒットしたのもそこだと思いますし。」
所長 「確かメッキグリルが付いとるグレードがあったじゃろ。ま、とって付けたみたいでいいとは思わんが。」
助手 「Nボックス対策のつもりなんでしょうけど、そういうんじゃないんですよ。」
所長 「うーん、ま、ワシなんかが乗るんならNボックスの方がすんなり乗れると思うんじゃ。じゃがタントのメインのお客はファミリー層じゃろ。財布を握っとるのは主婦じゃし、そこを外すワケにはイカンのじゃろうな。」
助手 「でも現実としてNボックスの方が売れてるじゃないですか。」
所長 「Nボックスがバカ売れしとるのは事実じゃけど、タントが売れとらんワケじゃないんじゃ。ダイハツからしたら十分満足出来る数字じゃと思うぞ。なんせ初代の倍ほど売れとるからの。」
助手 「そんなに売れてるんですか。」
所長 「まぁ、とは言ってもいつまでもNボックスにデカい顔されとるのは面白くないんじゃろうけどな。」
助手 「でしょうね。」
所長 「ワシが思うにデザインよりもラインナップを見直さんとイカンと思うんじゃが。」
助手 「ラインナップですか。」
所長 「そうじゃ。カスタムは男性向けのデザインじゃったり、高性能版じゃったり、上級バージョンだったりするじゃろ。」
助手 「はい。」
所長 「そういうのを求める層って一定じゃないと思うんじゃ。つまり高級志向のが欲しいんじゃがカスタムは下品でイヤとか、ノーマルの顔つきでターボが欲しいとかって結構普通にあるんじゃないかのぉ。」
助手 「それはあるでしょうね。」
所長 「それを全部一緒くたにしてしもとるんじゃ。ワシから言わせればもったいない商売をしとると思うんじゃがな。」
助手 「確かNボックスならノーマルでもターボが選べましたよね。」
所長 「そういうトコはどんどんマネした方がいいと思うんじゃがな。今のカスタム商法は競合他社すべてが後追いするほど上手くいっとるワケじゃろ。デザインや雰囲気の違いはそのまま生かして、ターボや装備の差をどっちでも選べる様にした方が、より多くのお客の要望に応えられると思うんじゃがな。」
助手 「それはそうでしょうね。」
所長 「その辺を整理しなおせば、タントもまだまだ伸ばせる余地があると思うんじゃがな。」
助手 「かもしれませんね。それにしても所長、結構タントに入れ込んでますね。こういうクルマ好きでしたっけ。」
所長 「うーん、正直好きじゃなかったんじゃが、最近見え方が変わってきたんじゃ。」
助手 「どういう風に変わったんですか。」
所長 「なんていうか、今の日本で使うクルマとしては理想的なんじゃないかって思えてきたんじゃ。」
助手 「理想的、ですか。」
所長 「国土の狭い日本で、滅多に遠出とかしないんじゃったら、経済性に優れた軽自動車ってやっぱり合っとるじゃろ。」
助手 「それはそうですけど、それならワゴンRとかもっと小さいミライースなんかの方が燃費なんかを考えてももっと合ってるんじゃないですか。」
所長 「そうかのぉ。全長、全幅のサイズは規格が決まっとるから、みんなおんなじじゃし、今の軽じゃったら燃費もどれも優秀じゃろ。それならそのサイズをめい一杯使っとるタントの方がより合理的じゃと思うんじゃがな。」
助手 「そうですかぁ。タントってムダに広いって感じがしますけどね。それなら適度な大きさで重量が軽い方が動力性能も上がりますし、それこそターボなんて必要なくなるじゃないですか。」
所長 「ま、それも確かに言えとるんじゃが、一家に一台のクルマとして考えた場合、タントのサイズが威力を発揮する場面もあるじゃろ。それに着座位置が高い分、運転席からの視界も良くなるし、窓を大きくとった箱型じゃし四隅の把握もしやすいと思うんじゃ。案外タントみたいなカタチの方が手足のように扱えるんじゃないかのぉ。」
助手 「そういう側面はあるかもしれませんね。」
所長 「一番はやっぱりスライドドアの使い勝手の良さじゃろ。狭い駐車場での乗り降りのしやすさや、今のパワースライドドアじゃったら、荷物を持ったままでも開け閉めできるし、生活の道具と考えれば理想的なクルマなんじゃないかのぉ。」
助手 「スライドドアが商用車みたいで安っぽく見られてた時代が嘘のようですね。」
所長 「マツダのMPVが懸命にネガ潰しをしとったのが懐かしいの。」
助手 「リモコンで開け閉めできるようになって一気に人気アイテムに変わりましたよね。あとタントと言えばミラクルオープンドアですけど、あれってどう思います。」
所長 「正直、あんまりメリットは感じられんの。ま、ディーラーに展示してあるときなんかはインパクトがあっていいのかもしれんが。」
助手 「トヨタとダイハツ以外採用していないトコを見ると、技術的、コスト的に難しいのか、それともあんまり魅力を感じてないのかのどっちかでしょうね。多分、後者だと思いますけど。」
所長 「ま、タントの場合、先代で大々的に取り入れたから、やめるワケにもイカンのじゃろうな。」
助手 「コストアップや左右で重量が変わるなんてデメリットもありますけどね。」
所長 「じゃが、タントが他のクルマと比べて特別高いワケでもないし、重量云々の話にしても助手席にヒトが乗ったからといって、そう大きく走行感覚が変わるコトもないし、問題ないじゃろ。ま、なくっても困らんがあっても邪魔にはならんってトコかの。」
助手 「言えてますね。それよりも運転席側もスライドドアになった方がメリットが大きそうですね。」
所長 「じゃな。ワシでも荷物があるとき、運転席側の後部座席に置くコトがほとんどじゃし、ここがリモコンで開けられるのって大きいと思うぞ。」
助手 「そう考えるとこのジャンルのクルマって、ホントに便利な存在ですよね。これがミニバンだったら普段乗るには大きさを持て余してしまいますし、燃費やランニングコストの差を考えると5人以上乗ることが年間何回あるかって話になりますよね。」
所長 「じゃろ。この手のクルマが売れとるのももっともな話じゃな。」
助手 「でも、このクルマを見てもときめかないでしょ。」
所長 「そうかぁ。ワシはタントを真横から見たトコなんか、結構好きなんじゃけどな。前後いっぱいにタイヤを追いやって、バスのような真四角なボディ、今どき他では見られんような水平基調のデザインもいいと思うぞ。」
助手 「わからなくもないですけど、それってタントに限らず、この手のクルマはみんなそうでしょ。ボクならやっぱりNボックスの方がいいですね。」
所長 「ま、それは好き好きじゃしな。ワシはシンプルなタントって結構いいと思うんじゃがの。」
参考資料
ダイハツ・タント(ダイハツ工業株式会社)
ダイハツ・タントカスタム(ダイハツ工業株式会社)
ダイハツ・タント(轟クルマ文化研究所)
ホンダNボックス(轟クルマ文化研究所)
ダイハツDECA DECA(ダイハツ工業株式会社)
Yahoo!グループ 轟クルマ文化研究所
所長 「早いモンじゃな。」
助手 「でも先代の発売から丸6年ですし、結構頑張った方じゃないですかね。」
所長 「ふーん、もうそんなになるんか。初代が出たのがついこの間って気がするんじゃがな。」
助手 「そりゃ、他のカテゴリーからするとまだまだ新しい方ですけどね。でもこのジャンルもスズキからパレットが出てスペーシアに進化してますし、ホンダからNボックス、来年出る予定の日産/三菱のデイズルークス/ekスペースとすっかり出揃った感がありますね。」
所長 「そう言えばこないだのモーターショーにさらにデカいのが出とったみたいじゃの。」
助手 「デカデカですね。タントより10センチ背を高くしたモデルですね。」
所長 「今でも十分な広さがあるのに、まだモノ足りんのかのぉ。」
助手 「どうなんでしょうね。もうひとつカテゴリーを増やすっていっても、ユーザーが被ってしまいそうですし、次期タントで背を高くしてライバル車に対してアドバンテージを得ようとしてるんじゃないですかね。」
所長 「そうすると他の会社はさらに背を高くしてくるじゃろうし、しまいには立ったまま乗れるようになるんじゃないか。」
助手 「いくらなんでもそれはないでしょ、って言えないトコが怖いですね。」
所長 「言えとるの。」
助手 「ま、デカデカはユーティリティーに特化したキャラクターで男性にアピールするみたいですけどね。タントはすっかりファミリー層に定着してますから、住み分けが出きるってコトなんでしょうね。」
所長 「そこまで行くとワンボックスとたいして変わらんのじゃないかのぉ。いっそのコト、商用車も含めてキャブオーバーをやめてしまうのもアリかもしれん。」
助手 「荷室の長さをどれだけ確保できるかが問題でしょうけど、安全面で考えればそっちの方向に行くコトも十分あり得ますよね。」
所長 「ミラ、ムーヴ、タントとデカくなるほど高い値段が付いとるじゃろ。これでタントよりデカいデカデカを出して商用車もカバーしようとすると値づけが難しくなるじゃろ。あんまり得策とは思えんの。」
助手 「あっ、そうですね。じゃあ初めから言わないで下さいよ。えっと、で、タントの話に戻しますけど、今度のタントどう思います。」
所長 「うーん、ま、王道ってトコじゃろ。」
助手 「このカテゴリーのパイオニアで、初代、2代目とヒットしてますし、変える必要はないんでしょうけど、正直、ここんトコ影が薄いと思いませんか。」
所長 「Nボックスに完全に持っていかれてしもうたの。」
助手 「それももちろんあると思いますけど、タントのほんわか系の顔つきにも問題あると思うんですよね。」
所長 「そういうモンのためにカスタムがあるんじゃろう。」
助手 「カスタムまでいくとまた違った意味で問題あるじゃないですか。そうじゃなくってノーマルのタントをもう少しキリっとした顔つきにした方がいいと思うんですよね。Nボックスがヒットしたのもそこだと思いますし。」
所長 「確かメッキグリルが付いとるグレードがあったじゃろ。ま、とって付けたみたいでいいとは思わんが。」
助手 「Nボックス対策のつもりなんでしょうけど、そういうんじゃないんですよ。」
所長 「うーん、ま、ワシなんかが乗るんならNボックスの方がすんなり乗れると思うんじゃ。じゃがタントのメインのお客はファミリー層じゃろ。財布を握っとるのは主婦じゃし、そこを外すワケにはイカンのじゃろうな。」
助手 「でも現実としてNボックスの方が売れてるじゃないですか。」
所長 「Nボックスがバカ売れしとるのは事実じゃけど、タントが売れとらんワケじゃないんじゃ。ダイハツからしたら十分満足出来る数字じゃと思うぞ。なんせ初代の倍ほど売れとるからの。」
助手 「そんなに売れてるんですか。」
所長 「まぁ、とは言ってもいつまでもNボックスにデカい顔されとるのは面白くないんじゃろうけどな。」
助手 「でしょうね。」
所長 「ワシが思うにデザインよりもラインナップを見直さんとイカンと思うんじゃが。」
助手 「ラインナップですか。」
所長 「そうじゃ。カスタムは男性向けのデザインじゃったり、高性能版じゃったり、上級バージョンだったりするじゃろ。」
助手 「はい。」
所長 「そういうのを求める層って一定じゃないと思うんじゃ。つまり高級志向のが欲しいんじゃがカスタムは下品でイヤとか、ノーマルの顔つきでターボが欲しいとかって結構普通にあるんじゃないかのぉ。」
助手 「それはあるでしょうね。」
所長 「それを全部一緒くたにしてしもとるんじゃ。ワシから言わせればもったいない商売をしとると思うんじゃがな。」
助手 「確かNボックスならノーマルでもターボが選べましたよね。」
所長 「そういうトコはどんどんマネした方がいいと思うんじゃがな。今のカスタム商法は競合他社すべてが後追いするほど上手くいっとるワケじゃろ。デザインや雰囲気の違いはそのまま生かして、ターボや装備の差をどっちでも選べる様にした方が、より多くのお客の要望に応えられると思うんじゃがな。」
助手 「それはそうでしょうね。」
所長 「その辺を整理しなおせば、タントもまだまだ伸ばせる余地があると思うんじゃがな。」
助手 「かもしれませんね。それにしても所長、結構タントに入れ込んでますね。こういうクルマ好きでしたっけ。」
所長 「うーん、正直好きじゃなかったんじゃが、最近見え方が変わってきたんじゃ。」
助手 「どういう風に変わったんですか。」
所長 「なんていうか、今の日本で使うクルマとしては理想的なんじゃないかって思えてきたんじゃ。」
助手 「理想的、ですか。」
所長 「国土の狭い日本で、滅多に遠出とかしないんじゃったら、経済性に優れた軽自動車ってやっぱり合っとるじゃろ。」
助手 「それはそうですけど、それならワゴンRとかもっと小さいミライースなんかの方が燃費なんかを考えてももっと合ってるんじゃないですか。」
所長 「そうかのぉ。全長、全幅のサイズは規格が決まっとるから、みんなおんなじじゃし、今の軽じゃったら燃費もどれも優秀じゃろ。それならそのサイズをめい一杯使っとるタントの方がより合理的じゃと思うんじゃがな。」
助手 「そうですかぁ。タントってムダに広いって感じがしますけどね。それなら適度な大きさで重量が軽い方が動力性能も上がりますし、それこそターボなんて必要なくなるじゃないですか。」
所長 「ま、それも確かに言えとるんじゃが、一家に一台のクルマとして考えた場合、タントのサイズが威力を発揮する場面もあるじゃろ。それに着座位置が高い分、運転席からの視界も良くなるし、窓を大きくとった箱型じゃし四隅の把握もしやすいと思うんじゃ。案外タントみたいなカタチの方が手足のように扱えるんじゃないかのぉ。」
助手 「そういう側面はあるかもしれませんね。」
所長 「一番はやっぱりスライドドアの使い勝手の良さじゃろ。狭い駐車場での乗り降りのしやすさや、今のパワースライドドアじゃったら、荷物を持ったままでも開け閉めできるし、生活の道具と考えれば理想的なクルマなんじゃないかのぉ。」
助手 「スライドドアが商用車みたいで安っぽく見られてた時代が嘘のようですね。」
所長 「マツダのMPVが懸命にネガ潰しをしとったのが懐かしいの。」
助手 「リモコンで開け閉めできるようになって一気に人気アイテムに変わりましたよね。あとタントと言えばミラクルオープンドアですけど、あれってどう思います。」
所長 「正直、あんまりメリットは感じられんの。ま、ディーラーに展示してあるときなんかはインパクトがあっていいのかもしれんが。」
助手 「トヨタとダイハツ以外採用していないトコを見ると、技術的、コスト的に難しいのか、それともあんまり魅力を感じてないのかのどっちかでしょうね。多分、後者だと思いますけど。」
所長 「ま、タントの場合、先代で大々的に取り入れたから、やめるワケにもイカンのじゃろうな。」
助手 「コストアップや左右で重量が変わるなんてデメリットもありますけどね。」
所長 「じゃが、タントが他のクルマと比べて特別高いワケでもないし、重量云々の話にしても助手席にヒトが乗ったからといって、そう大きく走行感覚が変わるコトもないし、問題ないじゃろ。ま、なくっても困らんがあっても邪魔にはならんってトコかの。」
助手 「言えてますね。それよりも運転席側もスライドドアになった方がメリットが大きそうですね。」
所長 「じゃな。ワシでも荷物があるとき、運転席側の後部座席に置くコトがほとんどじゃし、ここがリモコンで開けられるのって大きいと思うぞ。」
助手 「そう考えるとこのジャンルのクルマって、ホントに便利な存在ですよね。これがミニバンだったら普段乗るには大きさを持て余してしまいますし、燃費やランニングコストの差を考えると5人以上乗ることが年間何回あるかって話になりますよね。」
所長 「じゃろ。この手のクルマが売れとるのももっともな話じゃな。」
助手 「でも、このクルマを見てもときめかないでしょ。」
所長 「そうかぁ。ワシはタントを真横から見たトコなんか、結構好きなんじゃけどな。前後いっぱいにタイヤを追いやって、バスのような真四角なボディ、今どき他では見られんような水平基調のデザインもいいと思うぞ。」
助手 「わからなくもないですけど、それってタントに限らず、この手のクルマはみんなそうでしょ。ボクならやっぱりNボックスの方がいいですね。」
所長 「ま、それは好き好きじゃしな。ワシはシンプルなタントって結構いいと思うんじゃがの。」
参考資料
ダイハツ・タント(ダイハツ工業株式会社)
ダイハツ・タントカスタム(ダイハツ工業株式会社)
ダイハツ・タント(轟クルマ文化研究所)
ホンダNボックス(轟クルマ文化研究所)
ダイハツDECA DECA(ダイハツ工業株式会社)
Yahoo!グループ 轟クルマ文化研究所
海外で言えばミニ・クーパーとかフィアット500ですね。
私は車をデザインで選ぶ派なので、軽自動車ではミラ・ジーノあたりが好きです。
ジウジアーロ氏は何故かワゴンRが好きみたいですが、日本人的にはミニのような車を好むでしょう。
それがN-ONEの成功なのかなと思います。
同じくデザインが評価されながらヒットに繋がらなかった三菱iは、軽に求められるオシャレさでは無かったのかしらん?
小さいクルマって可愛いですね。ボクも大好きです。
例に挙がってるミニやフィアット500、N-ONEなんかは、やっぱりお洒落なイメージが売れている要因なんでしょうね。
三菱のiはデザインの評価は高いですが、お洒落で選ぶクルマとは少し毛色が違っているのかもしれませんね。
ワゴンRの初代はミニに匹敵するいいデザインだと思いますよ。なんか犬コロみたいで可愛いですし。
タントって軽にしては珍しくテールライトがバックドアにも着いてましたよね。それを今回は止めた。
そして新型のテールライトがekスペース・デイズルークスと似ている様な・・・偶然でしょう。
>ラウム開発の際、商品モニターの方たちが「ピラーが無いこと」がセールポイントであるとの説明を受けるまで「ピラーが無いこと」に全く気付かなかったという話を思い出しました。
なかなかいい話ですね。にんまりしてしまいました。
>タントって軽にしては珍しくテールライトがバックドアにも着いてましたよね。それを今回は止めた。
>そして新型のテールライトがekスペース・デイズルークスと似ている様な・・・偶然でしょう。
前の横長のライトもタントのキャラクターに合ってたと思うんですが、ユーザーの好みに合わせた結果なんでしょうか。
結果他社と似たようなカタチになってしまうんでしょうね。