TodaiCruiserGyosyu -東大ヨット部クルーザー班仰秀's Blog-

世界選手権出場を目指し、毎週土日に三崎で練習するクルーザー班。
練習報告を軸に、部員の生活を記事にしてます。

プレ・アニオールズカップ

2011-03-12 03:08:49 | レース報告
新生 仰秀 のデビュー戦でした。
2月12日、、時間が空いてしまいましたが(ブログに載せるのを忘れていた)、レースレポートです。

今回は僕(ジブトリマー)が書かせていただきます。(●`ε´●)

総括
×スタートが悪い
ストップ&ゴーの感覚、距離時間の感覚はある程度持っているつもりだが、それを活かせる位置にいない(待つ位置が無駄に高い)
慣れていないというのも有りますし、各ポジションでの感覚のずれ、特に、ヘルムとバウの感覚のずれが大きいため、難しいです。

×動作のたびに止まる、動作がヘタい
特に、タックが安定しません。タックの動作で止まり、タック後の角度が悪く、必要以上に角度を失っています。
上回航、下回航はヘルムの技術以外にもクルーワークという問題点が、ジャイブはトリマーの他にもデッキの人間が、まだまだ成長する余地がありすぎます。

×走り
他艇とは艇種が違うので比較はできませんが、GPSをみる限り、全体的に雑な気がします。
俺は、もっと走りに集中すべきでした。反省しています。

×タクティクス
もっと、強く出て欲しかったです。
艇種が異なるので、艇速や角度は異なりますが(ディスアドバンテージ)・・。

レースを振り返ります!

第一レース
左手前の風をつかみつつ、期をみて右にわたるイメージ。
中央が弱くて、右は奥まで行けばオーバー、そんな風に見えてました。

スタート
こんなラインだったっけ??
(俺は)上一から出たくて、主張してたけども、(ヘルムは)上目ならどこでもよかったらしく、・・。
確かに一レース目で、自分たちの走りが出来ればそれがいいって話だったけども!
スタボでリフトなんだから艇団の右・・。
★一上
1stタック
中央に比較的風が残っているうちに、返す。
特別ヘダーだったわけではなかったはず。他艇は無視!

2ndタック
マークに寄せるタック
タック後、実は入れるんじゃないか疑惑があったものの、ヘダーが入り断念

3rdタック
ヘダーへの対応が遅れ、減速している所でのタック。
焦ってました。

4thタック
オーバーセール!!特に無しっ!

上回航
回航前に、もっとマークに向けなきゃいけないんじゃないかと思いました。入られないように。
★一下
フリーは、左海面を使う選択。
そもそもスピンの大きさが違いすぎてカバーなんて・・と言う名の諦め。

1stジャイブ
そろそろレイラインかな?というところまで粘りました。

2ndジャイブ
レイで打ちました。ヘルムが打ったのかもしれません。誰が打ったのかまでは・・。

下回航
きれいに回ろう、を勝手な合言葉に、全てに余裕を持って行いました。
マークと間があいているように見えるのはGPS担当の仕業です。

★二上
タクティシャンのコメントをお待ちください。

上回航
クルーワークで、トラブルが出ました。
・・(;´・ω・`)ゞごめんなさい。俺がやらかしました。
原因は分かっていますが、なかなか慣れません。

★二下
明学に抜かれてしまったので、なんとか抜きたい。そんな気持ちでした。
結局オーバーセールしてしまうんですが、結果は一応二位です。


2レース目
下有利、早く右に行きたい(ポートロング)。そんなプランです。

スタート
今振り返れば分かるのですが・・高い!と、洋上でもっとはっきり言えていたなら、スタート後の走りが全く別のものになっていたのにな、という心境です。
スタートラインは、アウターがもっと高い位置にありました。
下有利ですが、スタートするまでの時間が無駄に長いです。高い位置で待っていたにもかかわらず、戻りすぎ、ということです。

★1上

1stタック
右に行きたい!デッキの主張に異議を唱えず、右に行くタイミングを探ってました。
明学がよくわからないほど低い角度で突っ込んできてたので、ギリ前通れるなってとこでタック。
・・結果、ギリギリ通れませんでした。
2タック2ジャイブの履行

2ndタック
他の三大学がポートに返した時に、タクティシャンとLBがうちも右へ出るべきだと主張していました。
現在確認した右が左と大差なく、抜くためには後ろを追いかけても無駄なこと(艇種が違う)
ポートでリフトする(第一レースから分かった事実)ことを考え、ギリギリまでタックを待ってもらいました。
書き方は柔らかいですが、デッキでの口調はきつかったと思います。考えます!

3rdタック
他大のラインで返したら、オーバーセールでした。仕方ないと思います。
というより、攻めて欲しくなかったので頼んでこうしてもらったのだとおもいます。

★1下
左、です。スタボロング。

左海面の風をつかみ続けるようにコースを引いたところ、なんともまぁオーバーセール。
難しいですね、もっと練習したいです。

下回航
今の段階でトラブルのは、ある程度は仕方ないですね。
同じミスを二度繰り返さないこと、トラブルシューティングを早くすること、期待してます。

★2上

グラフを観て思ったけど、別に2上においては左に突っ込むのが良かったというわけではないのかもしれない・・。

都市大を抜けたのは、彼らがレイラインを大幅にオーバーしていたからです。

★2下

1stジャイブ
回航直後、上艇がスピンを張る前に、逃げました。
うちがもっと早くスピンを張れていたなら、上るのも選択肢の一つだったんですが・・残念!
結果このジャイブが命取りに。

2ndジャイブ
右、風弱い。ということで、比較的あるところで返しました。

3rdジャイブ
都市大をかぶせる位置で返すか、直前で返すか。
フィニッシュがどっち有利なのか、確証が持てないことも有り、返すという決定には至りませんでした。
コミュニケーション、課題です。


第三レース
風が上がって、レース中にさらにポートロングへ。
もうちょっと未来をみていたのなら、若干不利でも上一即タックも有りだったのかもしれません。

スタート
未だに納得していないのでヘルムに再度聞いています。

★一上
返したかった、でも、返せない。
スタートに失敗したせいです。

★一下
スタボ一本でもおかしくないコースで、何故返さなければならなかったのか。
ブランケに・・そこまで入りそうだったようには見えない上に、左の方が風がいい。
タクティシャンに確認してみます。

★二上
長いほうから。走りました。
風が抜ける前に一度左へ出し、・・といった感じです。
オーバーセールを恐れていました。

★二下
コース取りも疑問ですが、途中変に上っているのは切りあがったからです。
風としては、二人で持ってましたが、、、といった感じです。
ヘルム曰く【うわぁ】。

★三上
途中までは日大を抜こうとし、無理だと判断した後は明学に抜かれないようにしていました。
・・とはいえ、明学はただ走っていただけなので、行動としては特に何もしていません。


合宿所は、艇は無事なのかどうか・・遅くとも明後日には確認に行きます。

中越大震災でボランティアとして復興を手伝った記憶が甦ってきます。
今回の地震は規模が大きく、津波も起こっています。東京ですら、余震の回数は相当なものです。
お見舞い申し上げるとともに、自分たちには何が出来るのか、しっかり考えて行動していこうと思います。

新三年 哲

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (大河原)
2011-03-15 00:47:06
遅れて申し訳ない。1度全部消してしまった…
かいつまんでコメントします。

1レース目
2上
上回航後、日大をカバーできていたので、しばらくそのまま。左海面も悪くないというトリマーの声もあり、ブローをとりに左海面に(1stタック)。2ndもブロータックだけど、やや根拠に欠ける…。3rdはレイのつもりでヘダ―が入り、次の日大のミートでリーバウ打つべきだったものの打たず、4th後のミートで(タックロスも大きかったが)普通に抜かれたのは反省。

2レース目
1上
2ndタックは、セオリーの「艇団の後ろを切ってなおセパレートするようなことはしない」に従って、後ろを切ったらすぐ返そうと思ったけど、左の海面を主張する後ろの声で冷静に左を見たら、確かに良さそうだったので左へ(トリマーは振れ的な意味で言ったらしいけど、自分はブローの強さ的な意味で良いと思った)。奏功。

2下
最後の都市大との絡みは、結果的には返すしかなかったけど、その判断をいつも的確にやるにはラインを正確に読めるようにならないといけない。

3レース目
1下
ジャイブはブランケを避けようとしたもののはずだけど、GPSを見るに的外れ。精進します。



コースからは離れるけど、やっぱり艇の動きが雑だね。基本をきっちりやらないといけないな。

全体的に初タクトでテンパってました。ごめんなさい。次はもう少しまともに…と思ったところで、防大戦に続きます。
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忘れそうなので取り急ぎ (やっほっほー)
2011-03-15 02:24:08
URLはGPSファイルへのリンクです。LB諸氏、ご利用くださいまし。

さ、いきなり要求するよん。
・まず、部員全員が無事だったことを掲示板なりブログなりに。心配している方は大勢いると思います。船の状況も確認し次第是非に。で、あとは、
・乗ってたメンツ、ポジションと、
・風の強さ、方向
・ペナルティの経緯を書いちくり。
大人の事情があるなら無理せず。
あと、GPSフォルダが…できれば写真と分けてもらえると助かる。重たいっす。

レーティング戦なんてこれが最後だろうから、あまり直接意味のあることは書けないかも。頭の体操にでも使ってください。


いちレースめ
スタート。近接してる時に、大型艇の下に位置どるのはたいへんよろしくありません。リフトも勿論あるんだろうけど、それ以上にでっかいブランケが待ってます。すぐタックするわけでないのなら、あまりお勧めしません。

スタートのプランは他艇とひたすら練習を積んでください。突き詰めていけば、一度出る範囲を決めてしまえば、最後の位置取り以外にヘルム・ジブが迷うような選択を迫られることは(他の場面に比べれば)少ない、というのがワタクシの持論です。その間に大体の艇団の動きを見ながら、具体的な位置取りを前と相談していきましょう。

にかみの件について。少々誤解がある模様。リーバウを打ったとして、大河原が日大ならどうしていたでしょうか?間違いなくレイラインまで連れて行くでしょう。で、悠々内側で回る。ザ・勝利。なので、リーバウを打たなかったのが失敗というわけではありません。というよりも、リーバウ打ってたらそれはそれで失敗デス。その前後、特に後のタックの方がよほど問題。要検討。


ごめ、ギブ。眠いのでこの辺で。続きは書いたけどまとまらんわ。また今度…か、他の人が書いてくれるでしょう(ぉ


P.S. ぎょうしゅうの無事を祈ります。
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訂正 (やっほっほー)
2011-03-15 02:26:41

大勢いる→大勢「いらっしゃる」です。大変失礼致しました。

就活中のLBより
返信する
GPSの精度を過剰評価してました。 ()
2011-03-15 21:47:14
ご指摘ありがとうございます。

まず、
バウ山崎・ピット大河原(タクト)・スピン万代・ジブ哲・ヘルム小松
でした。

風は北→北西(周期的な細かい振れはまた別の話です)、10knt→17knt程度でした。

ペナルティ自体はポートスタボのミート、スタボ艇に航路変更をさせてしまったことによるものです。
返信する
Unknown (大河原)
2011-03-16 11:44:12
コメントありがとうございます。
2上リーバウについて質問です。ミート前のタックは、ヘダ―も含めたレイラインを見切れなかったためとして、ミート前後の対応について。リーバウがいいと思ったのは、(桜工にどれほど意味があるのかは未知数ですが)ホープレスに入れられることにより、右振れも入れば抜けるのではと思ったためです。ロックタックはタックロス考えると厳しいのかな、と。なれば、もっと余裕をもった下受けの方が良いのか。左に振れる確信があれば前切って左でも良いんでしょうけど、レイがゾーン内タックになる位置まで行っては意味ないですしね。僕はこの程度の考察なんですが、どうお考えですか?

返信する
ねちねちと (やっほっほー)
2011-03-20 16:12:38
ホントはチームできちんと話し合ってから来て欲しいんだけど、状況が状況なので。が、ミーティング等でもう一度きっちり全員で考えてください。

ひょっとするとGPSだと距離感が違うのやもしらんが。。

まず違和感を覚えるのが、
・スタボで、レイラインにかなり近接している状況。ここで右振れを期待するなら、スタボを維持すべき
でしょう。右に振れればそのままマークに入れるかもしれないわけだから、わざわざここでタックを入れる必要性をあまり感じません。右に行けばオーバーの危険が生じます。左に振れれば、その分左に行った自分達が有利なのは自明(よね?)。
そもそもレイライン上で予期しない左振れが入っているのなら、左に期待するのもひとつの方法かと。残りの距離や風の傾向にもよるけども。
だから、そのまま前を通り過ぎるならGPSのように半端な場所でタックを入れるのではなく、ゾーンギリギリまで行って更なるヘッダーを期待します。これが通常の考え方(ただし、右に振れても絶望的なくらい足りない、とか、スタボ艇団の壁があるなら話は別。レイラインの打ち方がおかしい)。

で、
・レイラインに近接しており、ある程度の余裕を持って相手の前を切れる状況。ここでタックするなら、リーバウよりも上でタック
でしょう。事実上日大との1対1、日大を抑えるコトだけを考えれば良い。スピード・上り角の違い、タックロスを考慮してもなお、リーバウを打ってホープレスに入れられるくらいの距離がとれている。この状況なら、リーバウなんて勿体無いことはせず、百回あれば百回ロックをかけにいきますぜ。
リーバウでもロックでも、結局タックロスは同じこと。なら、上ることでしか相手を抑えられず、逆にブランケ入りするリスクのあるリーバウ→ホープレスのプランよりは、タックのタイミングさえ見極めれば角度の制約が緩く、ダメでもただ後ろを回れば良いロックの方がずっと現実的ですよ。

そもそも、リーバウタックで攻撃するというコトは、相手に逆サイドに行ってもらう、というのが基本的な目的。こんなに残りの距離が少ない状況で、かつ相手がまだレイラインに乗っていないのなら、有効とはいえません。

で、普通はロックをかけに行くと思いまっせ、と思うのだけれど、いかがでしょーか。
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