1年遅れの拙ブログでも、こればっかりは
時制を混ぜ込んでもリアルタイムで書かねばなりますまい。
2022年4月16日、本日発売及びサブスク解禁の
HARAKIRI ZOMBIEの2nd Album『HARAKIRI HEAVEN』が発売当日に手元に届きました!
封を開けるのももどかしく再生すると、飛び込んでくるのは
まごうことなきHARAKIRIサウンド!

活動開始当初に若干のメンバー変遷は在ったものの、1st Album『HARAKIRI HIGHWAY』から不動の
トリオ体制。NITTA ZOMBIE、HARU ZOMBIEのリズム隊は既に“このバンドの音”の
構成要素として屹立してますよね。
コロナ期間中、幾度か沖縄からの彼らのライヴ配信を楽しみに拝見し、その際の
バンドの充実振りから
『次のアルバムは凄いことになりそうだな』と感じては居たものの。
そんな予想は軽々と凌駕されてしまってました。
開幕から数曲を聴いてのファースト・インプレッションとしては、マサ一撃氏が歌モノ、歌心に
力点を置き、リスナーの裾野を広げに来たな、と云う印象。
前作ではミディアム・テンポのキラー・リフ目白押しの印象だったのですが、
METALの中でもスラッジと云うニッチなジャンルに収めるべく、或る程度
マサ一撃氏が自身の広範な音楽教養を自ら律した感
(大リーグボール養成ギブス付けてる感じ?)の在った1stから進化して、
今回は氏のVocalistとしての懐と可能性を一段と押し広げ、
より幅広い層に訴求力を及ぼすべく、持てるポテンシャルをやや開放して来たか?
氏は鉄カブト時代から元来が
“ラジオON AIRフレンドリーなキャッチー・メタル”
を書けるソングライターだった訳で、その伝では正常進化と言えるのでしょう。
往年の柳ジョージさん等を彷彿とさせるその味わい深い歌声は、
普段METALに親しみのない層の人々をも魅了して余りあります。
いや、勿論アルバム前半にも
『ハラキリロール』(圧巻の間奏構成力♪)
『酔っぱライダー』(なんて良く出来た曲!)と言ったゴキゲンな
ハード・ドライビン・チューンが含まれているのですが、
マサ一撃氏はロッカ・バラード作曲の達人でもある為、前半は
“歌を聴かせる”アルバムの印象がとても強い。
ところが、NITTA ZOMBIEのペンによる非常に効果的なインター・ルードを
挟んだところから様相が一変します。そこからの後半6曲はもう
プログレ超大作の組曲の様でもあり、メタルのハードの云う次元を超え、
ギターを弾くならばかくありたい、と思い描く理想像を見せつけられた、と
言って過言ではありませんでした。凸ヤマ、もうボロボロです(T_T)
袈裟がけにバッサリ斬られ、挙げ句に喉元から脳天を刺し貫かれた気分。
これほど深く練り込まれたプロダクションの作品になると、二度三度と
聴くほどに印象は変わり、新たな発見が次々と顕れるであろうことは想像に難くないのですが、
やはり発売当日のファースト・インプレッションを書き記して置くべきかと
の思いからの書きなぐり、何卒ご理解ご容赦願いたい。
更にアルバムを4度通して聴いての雑感をとりとめなく羅列しますと、
今作でもマサ一撃氏伝家の宝刀、絶妙なアコギ導入と琉球、和旋律
織り込みの斬れ味は抜群デス。更に、氏の十八番である
“充分に完璧なサビに、更に上回るC'(シー・ダッシュ)パートを上乗せして殺しに来る”
畳み掛けの芸風も健在w
不思議なことに、完全日本語歌詞で、しかもHARAKIRIで和装で酒だ鬼だと歌ってるにも関わらず、
凸ヤマがこれらの歌詞と楽曲を聞きながら想起するのはナゼかアメリカ大陸の荒野に
点在するドライブイン・モーテルだったり、16輪トレーラーのコンボイであり、
『フロム・ダスク・ティル・ドーン』的な世界なのでした。
マサ一撃の日本語歌詞が構成的に何処か英詞風であるのも手伝って、
テキサスの荒野を駆けるトラック・ドライバーが
レイナード・スキナードやフォガット、ZZトップ等を愛聴する空気感とは正に、
この『HARAKIRI HEAVEN』を長距離クルージング中に運転席のラジオで耳にする
雰囲気ではなかろうか?と云う気がしてなりません。
最後に、その歌詞全般に渡っての印象ですが…下戸の私が突っ込むのどうかと思うのですけれど、
『(;¬_¬)なんだかんだ言って結局飲むんだね!?』
でありました(^_^;)