ココロのかけら

心のかけらを集めたら
君につながった
ここにつながった
透明なガラスのような
ココロのかけら

水たまりを越えて

2006-06-26 | ことばの風景

雨の中 傘を差して
鼻歌を歌いながら
歩道を歩いた

くちなしの垣根が
甘く漂って


私の頭には
君の声が
鳴り響いていて


光が差したようだった


帰り道には
西から動く雲の隙間に
青空が見えて

弱くやさしい光が
広がっていた


私の頭の上では
うすい緑の若葉が
透き通っていて


天を目指していた


電車で揺られながら
外を眺めていると
屋根も車も田んぼも
ピンク色に染められていて

西側を向くと
にわか雨の向こうに
ピンクの雲が 輝いていた


コメント
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