1 異体字は、そのままでは文字の形は表現できてもGoogle検索で、検索不能となり、まさに非関税障害になったり、せっかくの日本のコンテンツ制作の大きな障害になることは前からわかっていても、なかなか国内企業の商売優先路線が強すぎて、規制もできず、現状に。
2 携帯電話が「ガラパゴス」と揶揄されて久しいが、今回の電子出版でいえば、W3Cでは、縦組みの最低限の規格さえなかなか通せない現実があって、その背景に縦組みが実は日本と台湾でしか実用的に使えていないという現実が。W3Cで規格採用がどんなに頼んでも進まない現実。
3 気が付いたら 文芸書から電子出版にデータを移行させるのに、印刷用の文字指定が国内では当たり前のように、異体字だらけ。それも組版ソフト単位でコード付けが異なったり、大手出版社でのハウスルールが、異体字として数百字単位で現存したまま、現実が先行していて整理をどうつけるか
4 気が付いたら 結果として何もできていない。そのあたりがまさに専用ワープロが一斉に世の中に出ていったときとの類似点。
epubとかJepax規格とか、いろいろと整理すべき規格がありますが、参加ソフト会社ごとに、独自路線が強まると、細目のずれがどんどん広がらないかの心配も。
5 気が付いたら。 それよりも何よりも、それぞれの会社ごとでの開発仕様も規格も公表されず、ばらばらに出来上がった部分から、生煮え状態でソフトが世の中に出だす。
それも試行錯誤に近く、周辺にいるソフト会社もお手伝いの仕様もない。どうなることやら。
6 気が付いたら、昭和60年ころ、各社から出荷されだした専用ワープロを片っ端から購入して内部を調査。
確かにJIS第1第2水準(一部のみ)はROM化されていましたが、拡張非漢字部分が配列や採用記号文字がまちまち、そして罫線や表組みの機能部分はまるでばらばらな状態でした。
今のままだと、その昭和60年代の大混乱の再現になりかねない。
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