とうとのひとり言:TKN心理サロンブログ

カウンセラーを目指す方々や
悩みを抱えた方々に「悩みのカラクリの謎解き」です。

【心理カウンセラーになるために】第19回:堂々巡り・風が吹けば桶屋が儲かる

2023-02-20 10:00:00 | 日記
堂々巡り


カウンセリングを行っているときに、堂々巡りになるときがあります。悩みを語っているかなと思えば、次の問題を語り出す。その問題を聴きいていると、又違う話に飛んでいく。クライエントの話が、あちこちに飛び跳ねて収拾がつかなく事があります。話の内容も繋がらなくて、何を訴えているのか?何に悩んで苦しんでいるのか?
堂々巡りになり、クライエントに振り回される事が経験浅いカウンセラーにはよく有ることです。結果、何が主訴(本当の悩み)なのか分からなくなっています。


風が吹けば桶屋が儲かる


でも、話が飛び跳ねて収拾がつかない状況でも、そこに繋がりが隠されているのです。一つ一つ話を聴いていくと話の奥に隠されてキーワードを見つけることができます。
ことわざで「風が吹けば桶屋が儲かる」が有ります。言葉を聞いたことがあっても、何故、風が吹けば桶屋が儲かるのかピンとこないものです。
風が吹けば⇒ほこりが立つ⇒目にゴミが入り失明する⇒仕事をする為に三味線を習う(三味線を弾いて仕事をします=瞽女)⇒三味線を作るには猫の皮がいる⇒猫が減る⇒猫が減ればネズミが増える⇒ネズミが桶をかじって穴をあける⇒結果、桶屋が儲かる
初めは出来事にはあまり意味が無くても、話を聴いていくうちに意味が繋がり答えが出ます。
正しく、カウンセリングです。


ジグソーパズル


カウンセリングはジグソーパズルのようなところがあります。1つのピースだけでは何も分かりませんが、納めるべき場所にピースをはめていくと、絵が完成するのと同じで、一つ一つ話には、あまり意味が無いように思えても、話と話を繋いでいくとテーマが見えてきます。これが大切です。
クライエントは悩みの迷路に迷い込み、色々のことに悩み苦しんでいます。それも色々な状況下で色々なトラブルに苦しんでいます。一つ一つは関係ない悩みでも、生育歴の中で傷ついた心が、形を変え叫んでいるのです。その心の叫びを聴き、受け止めて、クライエントが苦しんでいる本当のテーマを見つけ出せるように、話を繋いでいくことがカウンセラーの仕事です。








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