宇宙(そら)に続く丘

プレリュード小学校1年C組のしりとりちーが案内する宇宙への道
みかんの丘は不思議へ通じるワームホール

今年もみかん色

2012年11月25日 11時24分08秒 | Weblog

2回の完全徹夜を含む2週間の激務がなんとか終わって僕にとっての2連休。最初の休みは一日中寝て過ごし、翌日、何をすると言う事もないがみかんの丘に上がった。時刻はもう夕刻が近い。丘はすっかりみかん色になっていた。ああ、今年もこの季節がやってきたんだ。

夜には晴れるという予報が出ていた。晴れていたら月の拡大撮影に再度挑戦したいと思っていたが、体が思うように動かない。体が動かないと気力も出ない。気力が無いと、あのかぐや姫を操って拡大撮影をしてみても良い事にならないのは分かっていた。
少しずつ雲の量が減ってゆく空を見ながら少し残念に思う。まあ、みかん色の風景も見られたし、良いか。やってきた丘の番犬太郎としばらくお話をして丘を降りた。

その夜、食事をして外に出ると、予報通り月齢10の月が煌々と輝いていた。風もあまりない。お月様に言う。また今度ね。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やっぱり曇り

2012年11月07日 00時15分49秒 | Weblog

撮影をあきらめて帰る途中で気が付いた。あ、植えたみかんに水を遣っていない。これではせっかくの苗が枯れてしまう。よし、明日も丘に上がろう。

と言う訳でやってきた翌日、丘は予報通りの曇り空だった。まあいい。同じ店でまた苗を仕入れていた。今度は2本だ。昨日は遅くて挨拶できなかったが、今日はおばさんの家に寄る。今年90歳。足は悪いが相変わらず元気そうだった。なかなか手入れが出来なくて、せっかくの丘のみかんが大きい木から枯れると詫びると、みかんが枯れるのは、私と同じで寿命が有るからだと笑う。大丈夫、また苗を仕入れたから今日も植える。おばさんも後20年頑張って欲しいとお願いして竹取庵に戻った。
昨日植えた苗の近くに続けて植える。元気に育てと祈りを込めて。明日は雨だ。水遣りは少しで良い。

真ん中を横に通る帯は娘さんたちが残している水遣りの為のビニールホース。このおかげで今年の渇水期もミカンは枯れずに済んだ。皆さんに感謝。そして今年も頑張って実を付けているみかんたちに有難う。来週と再来週は確実に来られない。丘を降りるのが名残惜しい。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大失敗…見誤ってしまった設定

2012年11月06日 00時30分48秒 | Weblog

せっかく調整した赤道儀だ。星雲が撮りたい。もやの中でも撮影できる星雲は無いだろうか。そう思った時、西に傾きかけたはくちょう座に目が行った。そうだ、北アメリカ星雲を撮ってみよう。この星雲ならそこそこ明るい。ただ見た目の大きさが月の4倍も有る星雲だ。20センチ反射ではとても全体を写す事は出来ない。太陽用に使っていた12センチアクロマート屈折に取り換えて撮影してみたがやっぱり全体は写らなかった。
こうなったらと、望遠鏡からカメラを外してズームレンズを取り付けた。そしてズームいっぱいの135mmにしてテープで固定。赤道儀に載っている2本の望遠鏡の片方の筒の上にカメラを固定した。カメラ感度3200。絞りは解放で5.6。露出はいくらにしよう。赤くて淡い星雲だし、欲張って15分にしてみようか。

結果は画面真っ白。もやを忘れていた。そして、木立に阻まれて気付かなかったが、東の空から月が昇って来ていた。月の無い夜の設定を、この明るい空に当てはめてしまった。しかも、急に重いカメラをおかしなところに載せたために赤道儀のバランスが大きく崩れて星が流れている。大失敗。今からバランスを取り直しても、明るくなった空ではもう諦めるしかなかった。
家に帰って何とか画像処理して星雲を出したが、色成分が飛んでしまってほぼモノクロ。こんなものはアップできないと思ったが、リベンジへの道標。ここに載せておかなくては決心が鈍る。次はちゃんと撮ろう。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベールを被った夕暮れ

2012年11月05日 00時04分34秒 | 

観測デッキの屋根を開けた。予定通り20センチの反射を外してバランスウェイトも下ろし、赤道儀を可能なところまでばらした。潮と埃で汚れた部品や端子を布で拭いて綺麗にし、もう一度組み直す。素人で出来るのはここまでだ。いつの日かメーカーにメンテナンスを頼まなければ。

空は次第に暮れていった。風は無いが寒さが身に染みる。案の定空はすっきりとは晴れない。この時刻になっても天の川がはっきりとは見えない。大陸に居る低気圧のもやが、早くも届いているのだろうか。それでも目立った雲の塊は無く、空には一面星が輝いていた。
用意したダウンを着込み、電気座布団にスイッチを入れる。そう、そんな季節だ。オートガイドのユニットを繋いでパソコンを開き、各セクションのテストを済ませた。とりあえず問題無し。赤道儀のバランスも取って、さあ、何を撮ろうかと星図に目をやったが…

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新しい命を

2012年11月04日 01時00分59秒 | Weblog

仕事疲れと家の用事で今日はみかんの丘はやめようと思っていた。しかし、天気図を見ると今日しかない。明日は曇る。ひょっとすると雨かも知れない。と言う訳で重い腰を上げて出発。途中電材を買うためにホームセンターに寄ったら、まだみかんの苗を売っていた。かなり遅いけれども植えようか。そう思い立って手にしたのは宮川早生。丘の半分はこの品種だ。皮が薄くて甘い。

丘に到着したのはもう5時前だった。竹取庵の少し上に穴を掘り、おばさんの娘さんたちがもらってきた牛糞と一緒に植え込む。実はこの丘の西、少し離れたところに牛舎が有る。昔おじさんに教わった。鶏糞はみかんを酸っぱくする。牛糞は甘くする。堆肥だけではだめだそうだ。面白い話だ。

表土の少し下は風化した岩盤。もろいけれども掘るのには苦労する。植え終わった苗木に夕日が当たっていた。今夜は晴れ。ただ、少し靄が有りそうだ。写真が撮れるだろうか。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする