チリチリリン

風にゆれる風鈴のように
こころ休まる音を届けたい

実家通い

2015年06月14日 | なすびの花

このところ、月4回の日曜のうち、3回は実家に通ってます。危篤状態で病院に運び込まれた父は、4ヶ月の入院で医者も驚くほど回復し、退院して5ヶ月が過ぎた今では前と同じに小まめに動き回っています。元々鶴のように痩せている父ですので、ユニクロのSサイズのポロシャツを買っていったら、「Sサイズはなかなか見つからない」と言って大喜びしました。「最近の若者は大柄で、Sサイズは売れ残って500円だった」と聞いて目を丸くしていました。500円でこんなに喜ばれるなら、次はSサイズのアロハシャツも買っていきましょう。

母は相変わらず動きませんが、目を開いたまま寝ているのかと疑うほど惚けた様子の時が多かったのが、目の光もしっかりしてきて、「出かけないから服はいらないだろうから、カステラを買ってきたよ」というと素直に喜んでいました。びっくりするほど地獄耳で、父とちょっと話しても聞きかじって聞き直してきます。目も達者なようで、台所で、私が買っていった青梅とハチミツで梅ジュースを仕込んでいると、離れた座敷から、「青いのは梅?ぶどう?」と聞いてきます。

「毎週来なくても良い」と言いながら、なんとなく期待して待っている風なので、簡単な昼食を買っていったり作ったりして一緒に食べて、夕食の準備をして帰ってきます。正味3時間ほどしか実家には居ません。長~く話していてまた言い合いになっても嫌だし、両親も昼食後に昼寝をしたい様子なので、夕食の支度が終わるとサッサと帰ってきます。

正味3時間でも往復5時間の電車の乗車時間を合わせると1日仕事です。もう少し近いと楽なのになぁ。

 


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