今回のウォーキングは北鎌倉です。実のところあまり気乗りしませんでした。なにしろ紫陽花の時期といえば北鎌倉はメチャ混みで、ホームに降りてから改札を出るだけで何分もかかるのです。でも世話役さんは鎌倉在住の方、コースは長慶寺→浄智寺→円覚寺→建長寺と王道ですが、混雑を避けて上手に案内してくれました。駅から一直線に行列ができている明月院だけは流石にパスです。
鎌倉の6月というと紫陽花が代名詞のようになってきましたが、実は鎌倉らしい花といえばイワタバコです。寺の裏山などの岩肌に紫色の星型の花を咲かせています。コースの寺にはイワタバコの群生が見られます。湧き水が滴り落ちる崖下に立って大勢がカメラを構えています。緑の苔に散ったイワタバコの花も素敵でした。
そして今回の目的のもうひとつは6月1日から14日まで特別公開されている東慶寺のイワガラミです。高木や岩壁に付着して絡みながら這い登り、高さ15メートルにもなるアジサイ科の植物です。東慶寺本堂の裏のイワガラミはたった1本だそうですが、本堂裏の岩肌を覆い尽くしています。
浄智寺では撫でると福を呼ぶという布袋様のお腹をナデナデ
円覚寺では高台にあり観光客のいない龍隠庵に案内してもらい、伽藍を見下ろしながらゆっくりお弁当を食べて、建長寺では一番奥の天園ハイキングコース入口のイワタバコ群生地に。このハイキングコースは驚くほど山の中で、それなりの装備でないと入れないコースで、数年前ウォーキング仲間8人で入って道に迷い、とんでもない所へ行き着いた経験があります。町の近くだからと言って侮れないコースです。
明月院に限らず、最近はどこでも紫陽花を見ることができますし、この時期ならではの花も綺麗でした。
蕾の紫陽花と開花した紫陽花(真ん中のつぶつぶが紫陽花の真花)
八重咲きドクダミ
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