おじいさんの落書き帳

私は北朝鮮による拉致問題に関心が深い。
北朝鮮にはもっと強い制裁を加えるべきだと思う。

拉致問題も解決せず、解決の見込みもないまま、経済制裁を解除すれば問題が起きる

2014-06-13 11:31:38 | 拉致問題
2002年小泉首相とのトップ会談で、金正日は「5人生存、8人死亡」と通告した。しかしその後死因に不審な点が多く、巣食う会、家族会は納得せず「北朝鮮の発表は嘘、被害者は生きている」ということになって今日に至っている。

拉致問題には非常に熱心で「拉致問題の解決なくして国交正常化なし、北朝鮮に対する経済制裁の解除もしなければ、一切の支援もしない」と言い続けてきた安部総理が何故拉致問題が解決もしなければ解決の見通しも無い状態で経済制裁の一部解除に同意したのか全く解せない。再調査をしても横田めぐみさんや有本恵子さん、田口八重子さん達8人に含まれる人達は絶対に出しては来ない。
北朝鮮の偉大なる将軍様、金正日が死亡と言ったのだから、北朝鮮が崩壊しない限り8人が帰国出来ることは絶対にない。偉大なる将軍様の名前に傷がつくようなことを北朝鮮は絶対しない。

伝えられるところでは、北朝鮮が再調査に応じたのは、後ろ盾だった中国との関係がギクシャクしたことで、経済は疲弊して、食糧事情も干ばつによって極めて悪い状態でありながら中国からの援助は受けられない。国際的な孤立状態に陥り、ここから抜け出す突破口にしたい思惑があるという。来年、朝鮮労働党創立70周年を控えているため、国内経済の立て直しを視野に、日本から経済援助を引き出そうとした狙いもささやかれる。

再調査の枠組みにいささか腑に落ちないことがあるし、北朝鮮が一部の特定疾走者の帰国をもって、幕引きを図りかねない懸念がある。けれど、首相はかねて、「すべての拉致被害者の帰国があって初めて解決となる」との考えを表明している。どう考えてもおかしな話である。

安倍総理は強い口調で「すべての拉致被害者のご家族が、ご自信の手でお子さん達を抱きしめる日が来るまで私達の使命は終わらない」と何度も言った。そして「人気中に拉致問題を解決する」とも言った。その安部さんが北朝鮮にまんまと騙された。解決もしないのに再調査をするだけで経済制裁を解除するということは騙されたのである。何人の生存者が帰国出来るかは全く不明であるが何人かは帰国するだろう。

それでどうするつもりだろう。北朝鮮は約束を果たしたのだから、要求はエスカレートして「過去の清算」まで要求してくるだろう。それで拉致問題は幕引きになったと考えているから、それこそ声を大にして「拉致問題は解決済み」と言うだろう。一方、また帰国した人達を指を咥えて眺めるしかない家族会のメンバーが黙って引っ込むだろうか、「全員帰国が目標ではないのか」と騒ぐ。そしてまた救出活動に精を出す。署名を集め、集会を開き、講演して全国を歩くことになるだろう。

いずれにしても相手は北朝鮮という煮ても焼いても食えない、ならず者国家である。注意すべきは北朝鮮は、すべてとは言わず、ある程度見込んだ実利を手にすれば、再調査の合意などなきがごとき態度に豹変しかねない国柄である。よくよく慎重にことを進めないと酷い目にあうことになるだろう。どうなることやら。再調査の結果が気にかかる。安部さんは救う会、家族会の意向を重視するべきでなかったかと思われる。










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