おじいさんの落書き帳

私は北朝鮮による拉致問題に関心が深い。
北朝鮮にはもっと強い制裁を加えるべきだと思う。

再調査と拉致問題解決とは全く別の話である

2014-04-11 09:40:28 | 拉致問題
<北朝鮮>拉致調査前向き…特定失踪者も 制裁解除など条件毎日新聞 4月11日(金)6時30分配信  

中国・北京で3月30、31両日行われた日朝外務省局長級協議で、北朝鮮側が、拉致被害者の再調査に条件付きで応じる意向を表明していたことが分かった。調査対象には、拉致の疑いがある「特定失踪者」の安否確認も含まれている。政府関係者が10日、明らかにした。北朝鮮は見返りとして渡航制限の解除などを日本に求めているという。安倍晋三首相は日朝政府間協議が1年4カ月ぶりに再開したことを踏まえ、拉致問題を進展させたい考えだが、一方で北朝鮮の核・ミサイル問題が国際社会の懸案になっており、政府は北朝鮮から実質的な回答を引き出せるかどうか慎重に見極める構えだ。

 政府関係者によると、北朝鮮側は今年に入り、政府が認定している拉致被害者17人(5人は帰国)のうち、北朝鮮が「死亡8人、未入国4人」と主張している12人と特定失踪者の安否について「調査に応じる可能性がある」と日本側に伝えてきた。条件として日本が北朝鮮に対して実施している人的往来などの制裁の解除を要求。さらに「調査を行えば、日本は拉致問題が解決したと判断できるのか」と、日本に調査結果を受け入れる用意があるかどうかも打診したという。

 先月の日朝外務省局長級協議で、日本側はこうした事前の非公式交渉を踏まえ、特定失踪者を含む拉致被害者の調査を改めて要求。これに対し、北朝鮮側は制裁解除に加え、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部ビルの競売問題も提起し、日本政府に対応を促した。

 これを受けて、北朝鮮は今月初旬、「朝鮮総連の問題も協議したい」と非公式協議の開催を日本側に要請。日朝外務省幹部は5、6両日、中国国内で非公式に接触したとみられる。次回の公式協議が近く開かれる可能性もあり、政府は、日本人の遺骨返還問題を協議する日朝赤十字協議も行いながら安否調査に関する北朝鮮側の出方を探る方針だ。
 



日朝協議をすればするほど日本は北朝鮮のペースに浜って、段々不利な条件になっているではないか。5人の被害者が帰国してから11年も立ってから「再調査」とは何事だ。再調査することの条件として経済制裁の一部解除など持っての他である。

再調査をして志望したと言われている8人を含む被害者が全員見つかって、全員帰国してから経済制裁を解除するのが筋というものではないのか。「拉致問題の解決」とは全員が帰国することだ。それが日本の原理、原則のはずだ。拉致問題の解決なくして経済制裁の解除などとんでもない話である。そんなことを救う会、家族会は勿論、国民が許すわけがない。

何だかどんどん北朝鮮に有利な条件になって行くのが心配になる。拉致問題の解決なくしては一切の譲歩をしてはならないのに、再調査をしてもらうのに制裁解除とは呆れた話である。再調査をすることと、拉致問題の解決とは違うのだぞ。外務省は再調査をするだけで、一人も帰国出来なくても制裁を解除するつもりか?。強硬路線はどうなったのだ。翻弄されているではないか。狡猾な北朝鮮に騙されて馬鹿なことばかりやってると世界中の笑いものになるぞ。