おじいさんの落書き帳

私は北朝鮮による拉致問題に関心が深い。
北朝鮮にはもっと強い制裁を加えるべきだと思う。

拉致問題は解決することなく、風化して,いずれは消滅する

2014-11-05 11:38:31 | 拉致問題
みんながみんなではないが、関西の人間は下劣でえげつない。悪いとは言わないが、ずけずけものを言って、関西人には独特のものがあるような気がする。

拉致問題が解決しないことは火を見るより明らかである。「日本人なら『解決する』と思わなければいけない」のだろうが、わしはそうは思えない。昔から“無理が通れば道理引っ込む”と言うことわざがあるが、拉致問題は正にそのことわざ通りである。

拉致問題の解決とは、「拉致被害者は生きている。だから全員救出する」ということなのであるが、何処に「生きている」と言える証拠があるというのだ。何の根拠もなく、ただ、闇雲に「拉致の被害者は生きているのだから帰せ」と言い続けても、それは無理。無理なことを総理大臣までが要求し続けているのだから話にならない。

“無理が通れば・・・・・”というのは,①道理にかなわない不正が平気で通用するようになれば、道理にかなった正しいことが行われなくなるという意味。②また、いくら道理(正しい筋道)を主張しても聞き入れられない場合は、引っ込んでいるほうが身の安全だということ。拉致問題はぴったり②に該当するのであるが、世論が「正しいことを主張しているだけ」というのなら、解決するはずではないのか。非現実的なことを言い続けても物理的に被害者が帰還することは絶対に無い。

拉致問題を解決するためには北朝鮮と接触して交渉しなければならないが、北朝鮮は拉致問題は眼中にない。日本人の遺骨の収集に夢中になって力を入れている。遺骨と日本人妻の帰国で、経済制裁を緩和させて、何とか金にしようと企んでいるのである。「調査したが拉致被害者の中に生存者はゼロだった」という報告は最後の最後にしないと特別調査委員会の調査はおジャンになってしまう。そこはよく考えているから拉致被害者の調査は引き延ばせるだけ引き伸ばしてくるだろう。「一年を目標に調査しているから報告はかなり遅れる」と言ってくるのは見え見えである。

日本がいくら調査を急かせても、北朝鮮は調査もしなけりゃ報告もしない。だからもういい加減に日本が北朝鮮を突き放すべきなのである。家族会や巣食う会は絶対に死亡を認めないし、それが正しい選択であるが拉致問題は永久に解決しない。外務省は解決出来ないことを知っているから拉致問題を終結させようとしている。家族会の増元事務局長はそれを見抜いて「外務省は拉致問題を終結させようとしている」と発言している。そして伊原局長を降ろすことを提言している。

何としても解決不可能な問題なのだから、これまで通り国内で積極的に講演したり、署名活動などを続けていくしかないだろう。それでも月日の経過とともに拉致問題は風化の一途を辿ることになる。そして最後には消滅するがまだまだ10年くらいは大丈夫だろう。地位や名誉の維持、それと多額の収益を見込む彼らにとって拉致は金のなる木だから、おいそれと終結などされては困るのである。安倍首相は何を考えているのか知らないが、拉致問題が解決しなくても支持率は下がらないで、そこそこ50パーセント前後を維持しているから、「拉致問題なんか、関係ない」と思っているだろう。そして「私の任期中に必ず拉致問題は解決します」と平然と言うだろう。北朝鮮がやったことだ。安倍さんには関係のないことだものな。まあそういうことで拉致問題は今後もだらだらと続くことになることは間違いない。もう拉致問題に動きはないだろうから、わしは書くことがなくて困ってしまう。













拉致問題は北朝鮮の掌の中にある問題。日本がどうこう出来る問題ではない

2014-10-30 06:57:26 | 拉致問題
拉致問題を解決するのも、しないのも北朝鮮が決めることである。安倍首相は「拉致問題を解決する」と常に豪語してきたが、安倍首相が解決出来ることではないだろう。北朝鮮が解決するのである。しかし「8人死亡」では北朝鮮も解決出来ない。だから「拉致問題は解決済み」と主張してソッポを向いてしまうしかなかったのである。

安倍首相は北朝鮮が「拉致問題は解決済み」と主張して、これまでのように協議に応じようともしなくなるのを恐れて北朝鮮に実務者チームを派遣したのである。対話の窓口を開けておくためである。しかしそれは家族会の意向とは食い違っている。家族会は派遣に反対した。「誠実な報告などあるわけがない」と思っているからである。事実、中身のある報告など現時点ではない。「今後、一年を目標に調査する」のであるから調査の結果報告は一年待って欲しいということになる。

それは北朝鮮が調査を投げ出したのであるということを家族会は知っている。家族会は
「白紙に戻して、より厳しい制裁をするべきである」と言っている。「制裁しろ、制裁しろ」と言い続けてきた家族会である。安倍首相が制裁の一部を解除してしまったことには
御不満のようである。しかし首相のすることには文句も言えないし、困ったことになった。


安倍首相に「拉致問題は絶対に解決不可能」という認識がないことが悲しい。

わしはもう我慢がならないのである。だから書く。わしは国家の最高責任者である安倍首相が「拉致問題は永久に解決しないのだ」ということを知らないことが情けない。知らないから経済制裁を一部解除したり、総連本部の売却を中止したり、家族会が猛反対しているのを無視して12人もの大勢の政府関係者を4日間にも亘って北朝鮮に派遣したりしたのである。知らないからそういった馬鹿なことばかりやるのである。

4日間(協議したのは2日)の北朝鮮派遣は、予想した通り何の成果もなかった。拉致問題が一歩たりとも進展したわけではない。今後の展望についても北朝鮮から何ら具体的な回答があったわけではない。先ず、政府は「北朝鮮に拉致問題が最優先課題だ」ということを認識させなければならない」と言って、ニュースでもそれを繰り返し放送していたが、全く無意味なことである。北朝鮮は経済的に困窮しているから更なる経済制裁の解除をさせて、あわよくば、戦後補償まで狙っているのである。つまり、何とか日本からカネを取りたいだけなのである。だから突き放さない。安倍首相の勘違いは甚だしい。

北朝鮮は安倍首相が拉致問題の解決に執着しているのを利用して、更なる経済制裁の解除をさせることを企んでいる。拉致の被害者を一人も帰すことなどなく、制裁を解除させようとしていることに安倍さんは気づくべきである。10月20日付けの産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査によると日本人の67、5パーセントの
人が拉致問題の解決には悲観的であるという。「拉致問題が解決すると思いますか?」と言う問いに約70パーセントの人が「解決するとは思わない」と答えているのである。

今回の北朝鮮派遣についても「北朝鮮派遣で拉致問題が進展すると思いますか?」との問いに何と81パーセントの人が「進展するとは思わない」と答えているのである。安倍首相はネット上でよく調べてみるとよい。

では何故拉致問題が解決しないのか、ということになるが拉致問題は完全に北朝鮮が掌握している問題である。北朝鮮に主導権があるのである。北朝鮮が「拉致問題は完全に解決済み」と言って素知らぬ顔をしたら日本は全く打つ手がないのである。だから延々と12年も続いているのである。何の根拠もなく「8人は生きているのだから帰せ」と騒いでいるだけのことである。それでは解決するわけがない。「8人生存」の根拠は何もないのだから北朝鮮を追及することは出来ない。

拉致問題は北朝鮮が主導権を持っているのであるから解決する、しないは北朝鮮が決めることである。安倍首相が解決出来る問題ではないのだ。それをよく認識するべきである。
家族会は「誠実な回答が無ければ(8人についての生存情報がなければという意味だと思う)白紙に戻してより厳しい制裁を科すべきだ」と言っているが、それが正しい。正しいが
首相が馬鹿なことをやってしまっているから白紙に戻してより厳しい制裁など出来ないではないか。安倍首相は総連本部の問題についても、制裁の一部解除についても家族会とよく相談してから決めるべきだった。

何しろ家族会の意向が最優先されるべきなのである。政府に下手な交渉をされるのを家族会は危惧しているのである。拉致問題の解決とは家族会のためにやるのだということではないのか。一般の国民のためにやることではないだろう。家族会が納得するようにするのが政府の責任だろう。勝手なことをことをするから家族会は怒る。安倍首相は「拉致問題は絶対に解決出来ない」ことをよく認識して北朝鮮と交渉するべきである。日本人の約70パーセントの人が「拉致問題は解決しない」と思っているのに首相がそれでは困るのである。それよりも北朝鮮に拉致されたとしか考えられない特定失踪者は少なくとも77人は居るというのであるから、救出出来ない政府認定被害者は一先ず横に置いておいて、その被害者を救出することに専念するべきである。それが首相たる者の役目じゃないのか。

北朝鮮に拉致被害者の調査など要求しても無駄だ。「ピョンヤンに日本人の遺骨が眠っているから思うように都市計画が進まない」と言いがかりをつけて来ているのだ。「都市の道路整備などをやる」と言って日本にカネを出させようとしているのが見え,見えである。何とか少しでもカネにしようと企んでいるのである。日本人の遺骨問題。北朝鮮に居る日本人妻、在留日本人。それらを帰すことによって金儲けのタネにしようとしているのである。

もうこの世に居ない拉致被害者などカネにならないから放置されてしまう。それぐらいのことを首相は知らなきゃ駄目だよ。安倍首相は「拉致問題は永久に解決しない」ということをよく認識して、何でもよく知っている家族会とよく相談して北朝鮮との交渉にあたれば間違いは起きない。家族会のためにやることなのだから家族会とよく相談してから決めるのは当然過ぎる話である。






飼い犬に手を噛まれたが別にどうってことはない

2014-10-26 08:03:34 | 拉致問題
マリ子の奴はわしを裏切りやがった。一本一万円のビールを飲んでやっているのだぞ。少しはわしに協力したってよさそうなものなのに全くわしの意志とは違うことを書きやがった。

それでもわしは彼女に惚れているから、これまで通り彼女の店に行って一杯一万円の酒を飲む。ぼったくりバーでも何でもないからそんな請求をすることはないのだが、わしはマリ子が好きだから金を置いてくるのだ。だから大事にしてくれる。金は阿弥陀ほど光るのだ。

女に騙されているのでも構わない。わしは82歳だものな。ち○○が立ったらブスの女が相手をしてくれる。一発3万円なら安いものだ。相手も使って減るものじゃなし、いい小遣い稼ぎになるから喜んで相手をしてくれる。わしは82歳でも助平なのだ。

さて肝心の拉致問題であるが、何度も書くが安倍は何故北朝鮮に譲歩して総連本部の売却を中止させて総連の連中の居座りをさせてしまったのか、どうも外務官僚主導でことが進められている感があるが、外務官僚の中に在日が居るのではないかと疑いたくなる。

経済制裁も一部解除してしまったが、総連本部から出ていかなくてよくなったことと併せてこれは北朝鮮にとっては大きな収穫である。それに引き換え日本は何も得るものはないのである。再調査の結果報告でも北朝鮮は拉致被害者は対象になっていないだろう。12年前に「死亡」と伝えられた人達が生き返ることなどないからである。

今回の特別調査委員会を立ち上げての北朝鮮の再調査は遺骨問題、日本人妻が主であり、おそらく日本人妻の生存状況を報告するということである。日本はあくまでも拉致被害者の帰国を要求するのであるから、双方の言い分に大きな食い違いがあり、再調査は御破算。協議は分裂、また元の木阿弥である。

北朝鮮は「拉致問題は完全に解決済み」、日本は「拉致被害者を還せ」と主張して対立。
またしても膠着状態が延々と続くことになるのは火を見るより明らか。実務者チームの北朝鮮派遣など何の成果もないだろう。北朝鮮は「8人は死亡した」と言い、日本は「生きている」と言って譲らない。これでは拉致問題が解決することなど絶対に無いではないか。いい加減にするべきだ。

総連本部は売却して総連を追い出す。解除した経済制裁を元に戻し、より強烈な制裁を科す。それが日本の出来る最善の方法だ。そうして「拉致被害者は生きているから返せ,返せ」と騒いでいるしか他に道はない。

追記
<北朝鮮>回答時期示さず 9月の日朝局長級協議毎日新聞 10月26日(日)7時30分配信
中国・瀋陽で9月29日に行われた日朝外務省局長級協議で、北朝鮮が日本政府代表団の訪朝を提案した際、政府認定拉致被害者12人の調査については「準備段階であり、結果を出すのは難しい」と繰り返していたことが分かった。日本国内で拉致問題の進展に期待が高まることへの警戒感も表明した。政府代表団は27日に平壌に入る予定だが、日本側は現時点で北朝鮮が姿勢を変える可能性は低いとみて、今回の派遣を「具体的な調査結果が得られる見通しはない」(菅義偉官房長官)と説明している。【高山祐、高橋恵子】

駄目なものは駄目なのだよ。12人の生存情報など出してくるわけがない。実務者チームの派遣は全く無駄。無駄な経費と時間を浪費するべきではない。すべて税金なのだから。















北朝鮮は失うものは何もない。「取れるものは取ろうと」思っているだけだ。

2014-10-23 10:50:22 | 拉致問題
正直言って馬鹿々しくってブログを書く気にもならない。「それなら書くな」と言われりゃ書きたくなる。

「何が拉致問題の解決」だ。駄目なものは駄目なの。安倍さんも、もういい加減に目を覚ませよ。安倍さん:「派遣をしないことによって、結果として調査を行うことができなくなるリスクを考えた」と説明した。アホか、調査して何が出てくるというのだ。馬鹿だねえ。全く。調査したって何も出てきやしないよ。猫の子10匹くらい出してきて「これ持って帰りなよ」なーんて言われるのが関の山だよ。

首相は「調査に直接関わる責任者から進捗(しんちょく)状況について聞き、正直に誠実に対応しなければならないことを伝えることが目的だ」と説明。「『拉致問題は解決済み』と言ってきた主張を変えさせ、重い扉をやっと開けることができた」とも述べ、これまでの対話の成果を強調した。=毎日新聞 10月23日(木)0時18分配信

何が北朝鮮は「拉致問題は解決済み」と言ってきた主張を変えさせたのだ。北朝鮮外務省の幹部が10月7日に国連本部で「拉致問題は完全に解決済み、・・・・・日本は義務を果たすべきだ」と述べているではないか。北朝鮮は「拉致問題は完全に解決済み」との主張を変えていないし、事実、解決済みじゃないのか。2002年に小泉首相(当時)が北朝鮮の金正日とのトップ同士の会談で「5人生存、8人死亡、4人については未入国」ということで双方が了解して日朝平壌宣言に調印して解決したではないか。それを8人の被害者家族が可哀想だということで無理やり生きていることにしたのは誰あろう安倍さんじゃないか。

現実ではないことを現実化して「拉致問題の解決」に拘っているから何時まで経っても埒が明かないのだ。それがよいことだと言うのならそれでよいことだが、何時になっても被害者は帰って来ないよ。それがよいというのならそれでよいことだが、わしはそんなことはよいことだとは思えない。

政府は22日、北朝鮮の特別調査委員会による拉致被害者らの再調査に関し、27日から担当者を平壌に派遣すると発表した。安倍晋三首相は、担当者の派遣決定について、官邸で記者団に対し「調査委の責任者に対し、拉致問題が最重要課題であり、正直に誠実に対応しなければならないと伝えるのが目的だ」と述べた。政府は、北朝鮮の調査委委員長で国家安全保衛部副部長の徐大河(ソ・デハ)氏と面会する方向で調整している=産経新聞 10月23日(木)7時55分配信

>「調査委の責任者に対し拉致問題が最重要課題であり、正直に誠実に対応しなければならないと伝えるのが目的だ」。何よそれ。「そっちはそうかも知れないが、我が方は拉致問題など重要でも何でもない。どうでもよいことだ」と言ったらどうするのよ?。相手は子供じゃないのだよ。それに正直に誠実に「8人については生存者ゼロ」と報告したらどうする?。「それは正直じゃないし不誠実だ」と言うつもり?。居ない者を居ると答えられるか。それがおかしいと言うのだよ。

全くもう。馬鹿々しいと言うか何と言うか、言ってることが無茶苦茶だ。今度は北朝鮮も怒ってくるよ。「いい加減にしろよ。何時までそんな有りもしないことを言い続けたら気が済むのだ。もう交渉は打ち切りだ」と言うかも知れないよ。そう言われたら身も蓋もない。「待って下さい。待ちますからちゃんと調査して下さい」と言うことになる。

北朝鮮は足元見てるから、「ちゃんとやるから、平壌宣言で調印したことを実行に移せよ。数兆円の戦後補償の金を支払えよ。そうじゃなかったらもう再調査は打ち切りだ」とそこまで言うかも知れないよ。そういうことになると困るから、つまり何も得ないで取るものだけはしっかり取られるようなことになったら目も当てられない。だから家族会は猛反対したのだ。

まあ最善でも「訪朝したが何の成果もなかった」で済めばよいのだが。それだって大勢の人間が4日もかけてピョンヤンに行くのだから、無駄な金と時間を浪費するわけだ。拉致問題解決のためなら少々金を使うのは仕方ないことだが全く解決の見込みなど無いのだから無駄な金と時間を随分と使っていることになる。だから安倍のボンボンは駄目だと言いたくもなる。

北朝鮮は今年5月くらいから中国からまた以前のように食料の支援を受けているということである。韓国も支援しているらしい。だから食料はどうにか足りているから、欲しいのは金である。日本からの戦後補償と称して多額の金を巻き上げるつもりだろう。いくら安倍さんが馬鹿でもそれは出さないだろうが、「報告するから更なる経済制裁の解除をしろ」などと言われてホイホイ解除するようじゃ安倍さんじゃ駄目ということになる。

今回の訪朝について(ロイター通信22日)
前略・・・・・・日本側の担当者は伊原局長以下10人程度となる見通し。菅官房長官は、今回は拉致被害者の安否などを示す1回目の通報とはならないとし「具体的な調査結果を得られる見通しではないという前提で行く」との認識を示した。拉致被害者の家族会などから、担当者の訪朝に慎重な見方も出ていることについては「(拉致問題解決という)目的はひとつだ。政府として、直接責任者といわれる人に会って日本の立場を明快に意思表示することは大事だ。行く価値はある」と語った。・・・後略

ここでも(拉致問題解決)と言ってるが、拉致問題の解決とは被害者が帰国することだろう。帰国する見込みはゼロなのだから「拉致問題の解決」ではなく「拉致問題解決の真似事」だろう。そうじゃないと変な日本語になってるよ。「(拉致問題解決の真似事という)目的は一つだ」と言えばぴったりだ。

「どうしてそういう意地の悪いことばかり書くのだろう?。」と言われるだろうが、国民の税金を使って馬鹿なことばかりやっているから腹が立つのだよ。ちん○も立つけどね。

「今回は北朝鮮が拉致問題は解決済みと言わなかった」と言って喜んでいるようじゃ足元を見られる。北朝鮮には失うものなどない。だから「解決済み」と言って素知らぬ顔をされるのが怖いのだ。それもこれもみんな居ない人間を救い出そうなどと考えるところに問題がある。絶対に帰って来ることなどないのだから、生きているのならそれでよしとして、「返せ、返せ」と騒いでいる方が幸せなのじゃないかと思うけどね。今からならまだ間に合う。家族会,巣食う会はデモをやって総理官邸前に座り込みでもして、派遣に反対するべきだよ。それでも派遣したら、派遣される訪朝メンバーは子供の使いじゃ済まないよ。どんな報告になるか楽しみだが、外務省、政府は都合の悪いことは公表しないからあまり期待しても駄目だろう。










政府は家族会の反対を押し切ってピョンヤンに担当者派遣を決定

2014-10-21 10:41:11 | 拉致問題
北朝鮮拉致:政府代表団 月内にも平壌に派遣毎日新聞 2014年10月20日 21時02分(最終更新 10月21日 00時06分)

 政府は20日、拉致問題の関係閣僚会議を開き、北朝鮮による日本人拉致被害者らの再調査に関する政府代表団を月内にも平壌に派遣する方針を決めた。拉致被害者家族からは「北朝鮮のペースに乗せられる」と異論が相次いでいたが、政府は、拉致問題を進展させるには北朝鮮との対話継続が必要と判断した。
 これに先立つ政府・与野党拉致問題対策機関連絡協議会で、拉致議連の平沼赳夫会長(次世代の党党首)は派遣を慎重に判断するよう求める要望書を提出したが、安倍晋三首相は「(平壌での)会合はやらざるを得ない」と表明した。北朝鮮への代表団派遣は2004年11月以来10年ぶり。
 菅義偉官房長官は20日の記者会見で「(北朝鮮の)特別調査委員会の責任ある立場の人に疑問点や質問をぶつけ、調査の現状についてできる限り詳細を聞くのは意味があると判断した」と述べた。代表団は外務省の伊原純一アジア太平洋州局長をトップとし、調査委員長の徐大河(ソ・デハ)国防委員会安全担当参事兼国家安全保衛部副部長らとの会談を想定している。
 政府の方針決定を踏まえ、山谷えり子拉致問題担当相は20日、拉致被害者家族と内閣府で面会した。ただ、家族側にはなお慎重論が強く、1時間を予定していた会合は2時間に及んだ。
 家族会の飯塚繁雄代表(76)は終了後、「何度もだまされてきた悔しい経験がある」としたうえで、「被害国として強い態度を示し、余計な交渉はしてはならない。結果だけを聞き、その内容を持ち帰り精査すべきだ」と記者団に語った。
 増元るみ子さん(行方不明時24歳)の弟照明さん(59)は「訪朝は納得できないが、拉致被害者を返すかどうか決断させるためなら有効だ。北朝鮮の政権中枢に、日本は拉致問題解決が最優先課題だと明確に伝えてほしい」と訴えた。【福岡静哉、斎川瞳、藤沢美由紀


平成26年10月20日(月)午後 日本政府
北朝鮮への政府担当者の派遣について
北朝鮮の特別調査委員会による調査への対応については、先月末の日朝外交当局間会合における北朝鮮側の説明を受けて、拉致被害者の御家族や各党の関係者の方々の御意見を伺いながら、今後の対応について政府全体として総合的に検討をしてまいりました。本日午後、政府・与野党拉致問題対策機関連絡協議会を開催をし、様々な御意見を伺いました。その後、総理及び関係閣僚で議論をした結果、政府としては、特別調査委員会から調査の現状について直接説明を受けるために、政府担当者を平壌に派遣することといたしました。このような方針については、現在、拉致被害者の御家族の皆さんに対して説明中であります。政府としては、調査を前に進める観点から、特別調査委員会の責任ある立場の者に対して、我が国として拉致問題が最優先であることを直接強調をし、その上で疑問点や質問をぶつけ、調査の現状についてできる限り詳細を聴きただすことは意味があると判断をいたしました。安倍政権にとって、拉致問題は最優先課題。引き続き、拉致被害者の御家族を始めとする関係各方面の御意見にしっかりと耳を傾けながら、全ての拉致被害者の帰国に向け、全力を尽くしていく所存であります。


テレ朝newsより
家族会「強い態度を示すべき」 北朝鮮派遣決定受け(10/21 02:00)


拉致問題の再調査を巡り、政府が北朝鮮への調査団の派遣を決定したことを受けて、拉致被害者の家族からは「派遣するのであれば、拉致の被害国として強い態度を示すべきだ」などの意見が出ました。

 家族会・飯塚繁雄代表:「対話の扉を閉めることになるのはしたくないと。そのために北朝鮮に派遣しますと(政府から説明があった)」「日本の立場を考えれば被害国として日本は強い態度を示すのが本筋」
 政府は20日午後、拉致被害者の家族らを内閣府に呼び、調査団の派遣を決めた経緯について説明しました。説明会には、山谷拉致問題担当大臣や外務省の伊原アジア大洋州局長なども出席しました。
 横田めぐみさんの母親・早紀江さん:「国民がさらわれて、生きているか死んでいるか分からない状況が37年も続いているのはおかしい。そんなことされて許すことはできないと、はっきりと交渉の段階で厳しい態度で言ってほしい」
 増元事務局長は、調査団の派遣について「納得できるものではない」としたうえで、「(被害者を)返すか返さないかの決断をさせるために行くなら有効だと思っている」と述べ、厳しい態度で交渉に臨むよう政府に注文を付けました。



日本政府、安倍首相は何ともまあ馬鹿げたことをやるものだ。なぜ家族会の反対を無視してピョンヤン派遣を決定したのか。行っても北朝鮮は現時点での調査状況を説明するだけのことである。と、まあそういうことで、すごすごと帰国することになるのであれば行かない方がよい。

家族会の中には「時期尚早、拙速だ」と言う意見があり、派遣には反対しているのであるが「一年待って、中身のある調査結果に期待する」ということでもあるまい。日朝協議が
完全に北朝鮮主導になってしまっていることに危機感を感じているのだ。

言い難いこと、誰も書かないことを敢えて言わせてもらう。拉致問題の解決って何なのだ?。
「拉致問題の解決」とはもうとっくに亡くなってしまっている人達を日本に帰国させることだよな。そんなことが出来るのかい?。出来るとは思えないが安倍首相は一生懸命かどうか知らないが、やろうとしているからおかしくなる。石井氏は「もうとっくに亡くなっているのに還せ、還せと騒いでいることに違和感を感じる」と言ったが、そうかなあ。わしも違和感は感じるが、それ以上に一国の総理大臣たる者がもうとっくに亡くなっている人達を帰国させると言っていることが滑稽なのだよ。それが総理大臣のやることなのか?。滑稽なことをお馬鹿総理はずっとやっているのに国民は素知らぬ顔。一体この国はどうなっているのだと言いたい。そりゃ多少なりとも実現の可能性があるのならそういうことは言っちゃいけないが、生きているという根拠が全くないのだから解決の可能性はゼロと言って過言ではない。

政府は
拉致問題は最優先課題。引き続き、拉致被害者の御家族を始めとする関係各方面の御意見にしっかりと耳を傾けながら、全ての拉致被害者の帰国に向け、全力を尽くしていく所存であります。
馬鹿々しくってお話にならないよ。それでも何もしないで放置出来ないからやっているということなのか。拉致問題の解決など地球がひっくり返ったって解決するわけないじゃないか。それでもやるのか。やらなきゃいけないわな。死んでいようと、どうだろうと放っておけないものな。救い出す努力はしないといけないわな。

北朝鮮は日本が訳の分からないことを言い続けているから相手にしなかった。「拉致問題は解決済み」と言って涼しい顔をしていた。だから膠着状態が12年も続いた。ところが北朝鮮は中国からの支援が無くなり台所事情が悪くなったので「日本の馬鹿を騙して少しでも実入りのあることをやろう」と言うことで歩み寄って来た。そして日朝協議になった。日本は北朝鮮のご機嫌を損ねたら、もう相手になってもらえないから随分と気を遣ったことだろう。さっさと経済制裁の一部を解除してご機嫌をとった。日朝協議は北朝鮮が絶対有利な立場にある。「それじゃもう打ち切り」と言われるのが怖いから「日本はピョンヤンに来い」と言われりゃ「はい、はい。直ぐ行きます」と言って家族会が反対しようと何のその、二人の馬鹿女の大臣が辞任して忙しい時なのにピョンヤン派遣を決定した。

これっておかしいのじゃないか。日本は多くの無辜の国民を北朝鮮に拉致された被害者の立場なのだよ。それなのに威張っているのは拉致した加害者の北朝鮮なのだからどうなってるの?。と言いたくなるよなあ。「もう調査を打ち切る」と言われたら「まぁ、まぁ、ちょっと待って下さいよ」と慌てるのは日本の外務省。全く呆れた話だ。

もう外務省などに任せておかないで家族会代表の飯塚さんや、事務局長の増元さん、それに有本さんなどが、日朝協議をやった方がよいのではないか。出来なきゃ二人くらいは同席してもいいのじゃないかと思う。

よくやるよ。本当に安倍さんは拉致の被害者が生きていると思っているのだろうか、思っていないのにああいうパフォーマンスを演じているのなら流石は役者だよ。総理大臣の価値はあるよ。「拉致問題の解決のために全力を尽くします」と言ってりゃいいのだから楽なものだ。言っているだけでよいのだからなあ。家族会だって本当に帰国出来るなどとは思っていない。いないが恐れるのはピョンヤンという敵の本拠地に行ったら「いい加減にしないか、もうこの世に居ない人達を何時まで還せと言ったら気が済むのだ」と言われることなのである。

現実には生きていない。生きていないのに安倍首相は拉致問題の解決は安倍政権の最重要課題」と言っている。だから何年経っても解決しない。「解決しないからよい」と思っているのは家族会。本当に拉致問題とは奇妙な問題である。はっきりしていることは拉致問題は絶対に解決しないということである。派遣したらどうなるか、これが見物だが、流石のわしにもその結果は予測出来ない。また騙されるのじゃないかとそれが心配だ。北朝鮮は「8人の中に生存者は居ないし、調査の対象にもなっていない」と正直に報告しても外務省や政府がそれを直に家族会に伝えないことにも問題がある。「それを言っちゃおしまいよ」だから言わない。

かと言って飯塚氏や増元氏は「強気でいけ」と言っている。「拉致被害者を返すのが常識だろう。さっさと返したらどうなんだ」と詰め寄るべきだろうが、「生きているのなら返す」と言われたら、生きていることを証明する動かせない根拠を持っているわけではないのだからどうにもならない。日本は無茶を言ってるだけなのだからどうにもならない。

横田早紀江さんは>「国民がさらわれて、生きているか死んでいるか分からない状況が37年も続いているのはおかしい。そんなことされて許すことはできないと、はっきりと交渉の段階で厳しい態度で言ってほしい」と言っておられる。「生きているのか死んでいるのか分からない状況が37年も続いているのはおかしい・・・・・」と言っておられるが、北朝鮮は「8人は死亡した」と言っているではないか。「嘘だ」と言っているのは日本側。
だったら全く信用出来ない相手と協議したり、ピョンヤンに派遣する必要などないではないか。調査結果など全部嘘なのだから結果の報告など期待するのがおかしい。何が何でも「8人は生きているから帰します」と言わさなきゃ気が済まないのだから、どうにもならない。北朝鮮がそんなことを言うわけがない。






政府はもうこれ以上北朝鮮に騙されるべきではない

2014-10-20 09:11:08 | 拉致問題
訪朝団、月内派遣で調整…拉致調査の継続促す2014年10月19日 12時48分 政府は、日本人拉致被害者らの再調査の現状について北朝鮮側の報告を受けるため、今月下旬に平壌に代表団を派遣する方向で検討を始めた。
拉致被害者家族会は、訪朝への反対論が大勢だが、政府は、北朝鮮に調査継続を促すためには派遣が必要と判断した。近く最終決定する。
 北朝鮮は、9月の日朝両政府の外務省局長級による協議で、日本側に訪朝団の派遣を求めてきた。家族会では、過去に北朝鮮が拉致問題で不誠実な対応を繰り返したことへの不信感がきわめて強い。北朝鮮の打診に応じて日本が代表団を派遣した場合、その後の協議が北朝鮮ペースで進むのではないかと懸念している。
 日本政府は、慎重論を考慮しつつも、「訪朝しなければ、北朝鮮に1年かけて行うと約束させた調査がストップする可能性がある」(政府関係者)とみている。菅官房長官は15日の記者会見で「これから交渉が正念場となる。対話のドアを閉ざせば、何もなくなる」と語った。
2014年10月19日 12時48分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
以上読売新聞記事より


いい加減にしろ。馬鹿ったれが。政府関係者はまた北朝鮮に行って騙されたいのか。拉致の被害者家族は訪朝に反対しているではないか。拉致問題を解決する為に政府、外務省は動いているのだろう。それだったら家族会の要望を聞き入れるべきじゃないか。横田早紀江さんが「行ってはいけない」と言っているのだから行くべきじゃないだろう。

被害者家族の言うことを聞かなければ駄目だ。被害者家族は一年でも待つと言っているのだから一年間は放っておけばよいのだ。余計なことをしてまた北朝鮮に騙されることを家族会は心配しているのだ。

日本政府は、慎重論を考慮しつつも、「訪朝しなければ、北朝鮮に1年かけて行うと約束させた調査がストップする可能性がある」(政府関係者)とみている。菅官房長官は15日の記者会見で「これから交渉が正念場となる。対話のドアを閉ざせば、何もなくなる」と語った。

「一年かけて行うと約束させた調査」だと?。馬鹿も休み休み言え。一年ということは「全く調査などやる気はない」ということなのだ。そんなことも分からないのか。一年経っても北朝鮮は「生存者は居なかった」という報告しかしないよ。全く還す気などない相手と協議して何になる。もういい加減に目を覚ますべきじゃないか。「誠実な回答」とは何なのだ。家族会が求める報告など出してくるわけはないだろう。

北朝鮮なんかと協議を続けたところで相手は一人も還さず、アンポンタンの安倍を騙して万景峰号の入港禁止を解除させようとしているだけなのだ。そして人道援助と称して数十万トンのコメをたかろうとしているのだ。それくらいのことは見抜けよ。いくら協議しようが、再調査の結果を一年待とうが、出してくるのは「生存者はゼロ」の回答だけなのだ。

家族会はそんなことは知っているから訪朝団の派遣に反対しているのだ。だから家族会の指示に従って訪朝は取りやめる。それが懸命な方法である。


その後はどうなるかと言えば、これまでと同じように「拉致問題は完全に解決済み」、「拉致の被害は生きているのだから還せ」という応酬が延々と何年も続くだけの話だ。それ以上の結果は何も出て来ない。だから経済制裁の一部でも解除するべきではなかった。それと総連本部は売却して総連の連中を本部から追い出すべきだった。と言っても後の祭りになってしまった。日本は北朝鮮のようなならず者国家と関わっても酷い損害を被るだけで何のメリットもない。被害を少なく抑えるためにも家族会の意向に副って訪朝団を派遣するべきではない。

家族会の要望を無視して訪朝すれば、主客転倒である。政府はあくまでも家族会の指示に従うべきである。拉致問題の主役は被害者家族なのだ。政府は家族会の命令に従って行動しなければならない。分かったら行くべきではない。家族会が「行ってもよろしい」と言うまで待つべきである。

それでも訪朝団を派遣したりしたら家族会は怒る。「何のために行くのだ」ということになる。北朝鮮は日本を騙して取れるものを取ろうとしているだけなのだ。拉致の被害者を還す気など毛頭無い。そこのところをよく考えるべきである。こちらがあくまでも「誠意ある結果」を要求すれば北朝鮮はソッポを向く。そして再び膠着状態になる。そんなことは猿にだって分かることだ。行くべきではない。行っても何の成果も無いことは歴然としている。一年待ってその時こそ調査結果を詳しく説明させればよいことだ。



筑波大学名誉教授 中川八洋氏のブログ記事を一部抜粋引用させてもらった。

2014-10-14 11:08:16 | 拉致問題
今日は‟わぁ”とかいう超が付く馬鹿な人間の為にアメーバブログ、中川八洋氏の記事を一部引用させていただくことにした。わしは3通のわぁからのコメントなどタイトルだけ見て削除しているから何が書かれていたか知らないけど想像はつく。来たコメントを読むためには一度公開しないと管理人のわしでも読むことが出来ないのだ。さて中川氏の記事だが、全文が拉致問題に関わるものではないので後半は省略した。全文は前回の愚ブログのコメント欄に転載した。わぁはよく読むがよい。わしじゃないぞ。筑波大学名誉教授のお言葉だぞ。

筑波大学名誉教授 中川八洋氏のブログ記事より

見出し
金正恩の犬になり下がった安倍晋三により、拉致被害者の救出は無くなった
ー甘い甘い飴を金正恩に先に送った朝鮮人の犬、安倍晋三
ー朝鮮人の味方(=日本人の敵)安倍晋三により、拉致被害者は帰ってこない



高額の代金を品物が渡されない前に支払った安倍を糾弾しない日本の異常
 


伊原純一・外務省アジア大洋州局局長と宗日昊・朝日国交正常化交渉担当大使との間で二〇一四年五月下旬に開かれた日朝協議(ストックホルム)は、北朝鮮の言い分をそのまま日本側が丸呑みしたしたもの。それは、北朝鮮側が「在北朝鮮の日本人の包括調査をする特別調査委員会を設置する」見返りに、日本側が制裁を一部解除するというものであった。

 つまり、実態のない空洞の「特別調査委員会」の設置とは、言うまでもなく、拉致被害者を還すそぶりの演技をしてあげるが、還さないというもの。要は、人気を焦る“吉本興業の滑舌芸人”安倍晋三は、金正恩の空手形に対して高額の現金を渡したのである。安倍は、正真正銘、金正恩の操り人形として行動している。  

 具体的には七月四日の閣議で、北朝鮮に騙されたとつゆほども悟ることのない“外交白痴”安倍は、いそいそと制裁の一部解除を行った。総連幹部の北朝鮮との往来もOK、送金もOKとなった。その前には、朝鮮総連本部の競売手続き永久延期というお土産まで、金正恩に渡していた。安倍は、まさに売国奴。それ以上に、安倍は、拉致被害者を愚弄する非人間性を剥き出した“人間のクズ”なのも露呈した。

 “外交白痴”安倍晋三の御蔭で、北朝鮮としては、総連本部がそのまま使える上に、送金も往来も自由になった。これほどの見返りを無償で先にもらった以上、もはや拉致被害者を返還する必要などどこにあろうか。かくして九月十二日、北朝鮮は、「調査は初期段階にあって、後一年はかかる」、つまり「拉致被害者を返還しない」と日本に通告したのである。それは、北朝鮮が対日外交で全面勝利した凱歌でもあった。

 問題は、全く外交交渉ができない“暗愚の宰相”安倍晋三だけにあるのではあるまい。悪意はなく結果としてではあっても、これほどの「反日」外交に走り、拉致被害者の家族の心情を愚弄したばかりか、日本の国益を破壊する安倍晋三に対する糾弾の声が、日本に無い問題である。

 このような事態は、日本人全体が、国益にも拉致被害者の奪還にも本心ではどうでもいいと、アパシー(無気力)の心理情況に覆われていることを示して余りある。



朝鮮総連ビル売却が第一歩
 


日本が外交無能国に陥ったのは、国会議員という学歴の低い無教養な権力集団が、優秀な人材がかつて多く存在した霞ヶ関の官僚に対して高圧的に威張り散らすのが常態になった一九九〇年頃から。朝鮮人の母親をもつハーフ小沢一郎らの日本国破壊運動(ヴァンダリズム)としての霞ヶ関官僚劣化革命が成功したことも原因の一つである。

 小沢一郎的な反・官僚のイズムと合唱が日本国内に蔓延したことは、優秀な東大トップを霞ヶ関から遠ざけてしまった。現在、官僚になる東大卒は中以下の劣等生がほとんど。一九六〇年代を知るものにとって目を覆う惨状。

 拉致問題で言えば、「安倍晋三が主、古屋圭司が従」の弥次喜多道中が、二〇一三年からの担当大臣。だが両名は、アホバカ学生とデモシカ教師しかいない“名ばかりの大学”成蹊大学卒。漫才コンビにしかなれない水準の、そんなアホバカ学生上がりの両名でも“犯罪国家”北朝鮮に対して外交交渉ができると思う日本国民の非常識には、もはや二の句がつげない。

 実際に、安倍・古屋のアホバカコンビがどんな結果をもたらすかをようやく覚った日本人は、この二〇一四年九月の時点で、横田めぐみさんの両親ぐらいか。これが日本の実情。もはや、拉致被害者奪還は安倍内閣では絶望。これが、客観的情況である。

 拉致被害者を奪還する確実な方法は、実は簡単なこと。矢継ぎ早に北朝鮮が嫌がることを次から次に実行して制裁をエスカレートすればよいだけ。それ以外の策は皆無。明々白々なことではないか。

 拉致誘拐した刑法犯罪者に対して、拉致被害者を返還させる方法は、返還しなければ終身刑から死刑へと刑が重くなると思い知らせることは序の口だろう。この序の口すらしなければ、拉致被害者の奪還など夢想家の妄想で終わる。

 制裁の第一が朝鮮総連本部ビルの売却であるのは、言うを俟たない。これなくして、拉致日本人の奪還は不可能。

 第二は、(国籍は日本人でも)北朝鮮人が盤距する公安調査庁の北朝鮮部門の職員のほとんど全員を分限解雇処分する法律の制定。これをすると、北朝鮮は、公安調査庁経由で入手していた日本政府のもつ情報を喪失する。日本人は、国家を守る意思などひとかけらもなくなったから、公安調査庁が実態的には北朝鮮の下部機関となっていることにいささかの関心もないし、危険視する日本人も一人もいない。

 なお、極め付きの第三、第四の制裁の案を示したいが、本稿では秘匿のため割愛。 筑波大学名誉教授  中 川 八 洋
以下省略


私見。
わしは安倍さんは金正恩の犬に成り下がったなどとは思わない。ただの間抜けだから制裁を解除したのだと思う。それから拉致被害者の救出など元々出来ないではないか。拉致被害者とは8人以外の被害者のことを指すのなら話は通ずる。安倍がバカ、古谷がアホ。どちらがアホでどちらがバカなのか分からないが、こんなアホ、バカコンビに拉致問題が解決出来るとは到底思えない。そもそも拉致被害者などというものが存在しない(特定失踪者は居るかも知れない)のだから拉致問題が解決するわけないのだ。何時までも何時までもぐだぐだやってるしかないだろう。もう一つ、> このような事態は、日本人全体が、国益にも拉致被害者の奪還にも本心ではどうでもいいと、アパシー(無気力)の心理情況に覆われていることを示して余りある。とあるが正に適切な言葉である。つまり日本人は消費税や、自衛権の問題などには関心が高いが、12年経っても何ら変わらない拉致問題なんかには飽き飽きして全く無関心だということだ。不感症になってしまっているのだ。「安倍さんが騙されようと、拉致問題がどうなろうと知ったことじゃない」ということだろう。
わしもそうだが、あまりにも馬鹿げたことをやっているのでつい言いたくもなろうということだ。






 


日本人拉致で北「完全に解決済み」…国連で主張

2014-10-12 11:50:08 | 拉致問題
日本人拉致で北「完全に解決済み」…国連で主張2014年10月08日 14時40分 【ニューヨーク=水野哲也】北朝鮮の国連代表部は7日、ニューヨークの国連本部で、各国の外交官や報道機関に対し、自国の人権状況を説明する異例の会合を開いた。
 拉致問題や自国民への人権侵害の批判が高まる中、「国民のあらゆる人権を守る仕組みがある」などと反論した。
 会合で北朝鮮のリ・トンイル国連次席大使は、先月公表した人権状況に関する独自の報告書を配布。法体系や官民の取り組みを通じて、言論の自由など人権を全面的に保障していると主張し、「人権問題を体制転換のために悪用している」と米国などを批判した。また、同席した北朝鮮外務省幹部は、日本人拉致問題について「完全に解決済み」とした上で、拉致被害者の調査と制裁解除に関する日朝間の合意について、「日本は義務を果たすべきだ」などと述べた。
2014年10月08日 14時40分 Copyright © The Yomiuri Shimbun


北朝鮮は基本的に「拉致問題は完全に解決済み」との主張を変えることはない。日本側は
「拉致問題の解決」を強く要求して「拉致被害者は生きている。返せ、返せ」と騒いでいる。この対立構造は永久に平行線のままで、合意に至ることなどは絶対に有り得ない。

北朝鮮は「8人死亡、4人は未入国」との主張を変えない。日本はというか、8人の被害者家族から成る家族会は「8人は生存しているのだから返せ」と言い続ける。拉致をして被害者の動向を最もよく知っている北朝鮮が、「死亡した」と言っても、家族会は「嘘だ、生きているのだから返せ」と言っているのである。何度も書いたがそれは国内世論が後押ししていても国際社会に通用することではない。

であるから拉致問題は「返せ」、「解決済み」とやり合うだけで、全く解決することなど
有り得ない。わしはそれでよいと思う。他に解決出来る方法など無いではないか、12年間、
一歩たりとも進展しなかった事実が如実に物語っているではないか。今後も何十年でも
続けていくしか他に方法は無いのである。

安倍首相は何故経済制裁の一部を解除してしまったのか、そしてなぜ8人の生存情報が無いことを「中身のない報告では受け取れない」と言うのか、そういうことを言うから北朝鮮は激怒して、「一年を目標に調査する。現在は初期の段階」などと報復措置ともとれる
態度に出たのである。経済制裁の一部を解除して、また元の膠着状態に戻してしまうとは
何とも愚かな首相だと言わざるを得ない。

拉致問題はまた元に戻ったと言うだけの話である。

8人の生存情報など北朝鮮が出すわけがない。深く拉致問題に関わってきた首相なのにそれくらいのことが何故分からなかったのだろう。そんなことで安易に経済制裁の一部を解除してしまったことが悔やまれる。北朝鮮は「拉致問題は解決済み」という基本姿勢を崩すことはない。ならば日本も「拉致問題の解決なくして国交正常化は無い、経済制裁の解除もしない、北朝鮮への一切の支援は行わない」という原理原則を貫き通すべきだったのではないか。いくら再調査をしても8人の生存情報など出してくることなどないと言うより、出せないことが何故分からないのだ。「それでも一国の首相か」と言いたくなる。

また政府内で派遣するだの、しないだのとごちゃごちゃやっている。愚かな奴らだ。何故家族会が猛烈に反対することが分からないのだ。行けば相手は宋日昊などとは違うのだ。もっと上の人間が出て来て、「被害者は生きている」という主張を根底から覆されてしまうことを危惧するからではないか。だから下手に北朝鮮なんかと関わらないで制裁を強化して、完全に断絶状態にしてしまうのが最も望ましいのだ。

そうは言っても解除してしまった制裁はもう元に戻せない。安倍首相は怒るべきである。対北朝鮮強硬派だった安倍さんはどうしたのだ。拉致問題は絶対に解決しないのだから今後も延々と続くことは目に見えている。12年が15年になり20年になり、25年になるだけの話だ。そんなことはまともな人間なら誰にだって分かるが、タブーになっているから言わないだけだ。「早く拉致問題が解決すればいいのにね」と言ってりゃ無難で幸せである。

北朝鮮が「拉致問題は完全に解決済み」と言っていても、どうせ拉致問題が解決する可能性はゼロなのだから「あ、そうですか」と素知らぬふりをしていればよかったのだ。相手は困っているからすり寄って来たのであるから下手に出ることはないのだ。北朝鮮に相手になり再調査など要求するから、いいようにやられてしまうのだ。日本は交渉がまず過ぎる。いいようにやられて一人も帰国出来ないよりは何もしないで放置しておく方がはるかに優っている。日本政府はこれ以上北朝鮮に騙されることがないようしっかりして欲しいものだ。


安倍首相は北朝鮮に騙されて食い逃げされたが、北朝鮮は「もっと欲しい」と言っている

2014-10-04 13:41:08 | 拉致問題
本当に世論の圧力はすごい。2002年に小泉首相が訪朝して、北朝鮮の金正日が拉致を認め謝罪したのであるが、謝罪しただろうか、偉大なる将軍様が謝罪する訳がない。謝罪とは金正日が日本の国民に向かって「大変申しわけないことを致しました。どうかお許し下さい」と言って頭を下げるのが謝罪である。誇り高き民族の偉大なる将軍様がそんなことをするわけがない。

高慢で誇り高き民族は乞食国家ではないか。北朝鮮が報告した拉致被害者の消息は「5人生存、8人死亡」という惨たるものだった。偉大なる将軍様の前で、小泉氏はおどおどしている様子だった。人間の命など虫けら同然の北朝鮮の金一族から見れば、「8人死亡」で通ると思っていたのだろう。5人だって子供達を人質にとられ「一時帰国の約束」で帰国したのだった。

5人は何とか帰国できたが、子供を返してもらうのに一年半もかかって、しかも25万トンのコメと一千万ドル相当の医薬品を乞食に与えたのである。では死亡した8人の家族はどうなるのか、小泉氏は考えたのだろうか、冷徹な小泉氏は8人を無視して日朝ピョンヤン宣言に調印したのである。8人の家族は怒って当然である。

悲嘆にくれ、歎き悲しむ横田夫妻やその他の家族を救ったのは救う会と後押しした世論なのである。北朝鮮は死亡と通告したが救う会や家族は承知しない。政府は北朝鮮に「横田めぐみさんが死亡したというのならめぐみさんの遺骨を出せ」と言ったのである。出してきたのは高温で2度も焼却して鑑定不能にした遺骨だった。その時点で偽物だと言っているようなものだ。本物なら何もそこまで焼却することはないではないか、遺骨が偽物だということが判明したことで俄然勇気づいたのは以前から結成されていた8人の家族からなる家族会と救う会だったのである。

そこで「8人は生きている」ことになった。被害者家族を支援して応援する世論もそうなった。遺族ならそこで終わってしまうが、家族だから現在も世論は後押ししている。しかし現実には生きてはいない。「生きていないと言うのならその証拠を出せ」と言えば,「では生きていると言う証拠を出せ」と言いたくなる。そうすると「遺骨は偽ものだったじゃないか、死亡診断書も、死亡の日時もデタラメじゃないか、だから生きている」ということになった。「北朝鮮を許せない」という世論も「生きている」という案?には国をあげて同意しているわけだ。‟8人の被害者は生きている”これは正論ではない。あくまでも建前なのである。建前が正論として罷り通っているのである。だから世論の力は凄いし怖いのである。「死んでいる」と言う言葉は絶対に口にしてはならないタブーになってしまっている。巷間では「生きているわけがない」と各人が言っていても、公の場でそんなことを言ったら御法度だからたたかれる。政府の関係者だってみんな知っている。知ってはいるが世論の反発を買うことを考えたら本音を口に出すことは出来ない。家族会の人達だって、内心では生きているとは思っていないから「経済制裁、経済制裁と声高に叫んで小泉総理官邸(当時)前に座り込みをして経済制裁することを訴えたのである。そして万景峰号入港の日には家族会、救う会、支援者団体などが、新潟港に行ってのぼり旗を立てて入港を阻止しようと運動したのである。「生きているのにそんなことをしたら殺されてしまう。」との忠告にも耳を貸さず「構わない」と言って、やったのである。それでは「北朝鮮に居る家族なんかどうでもよい」と言っていたみたいなものだ。

何でそんなことをしなければならないの?。と不思議に思ったが、家族にしたら怒り心頭に達してやらなければ気が済まなかったのだろう。それと経済制裁すれば北朝鮮が折れて、若し生きているのなら返すと思ったからではないのか。安倍首相は北朝鮮に強硬な態度で家族会の意向に副って次々と北朝鮮に経済制裁を科した。「拉致をされたからその被害者を取り返すために経済制裁をする」などということはピョンヤン宣言に調印していたのだから、国際社会では認められない。北朝鮮が国際ルールに違反するミサイルを発射したり、核実験をしたから日本はそれに便乗して次々と経済制裁をしたのである。しかし経済制裁は拉致問題解決の為には何の効果もなかった。なくて当然だが。

そこまでしたのに何故安倍首相は制裁の効果が表れた時期に安易に制裁の解除をしてしまったのか、何故家族会、救う会は反対しなかったのか、安倍首相は「行動対行動」だと言って、日本独自の経済制裁の一部を解除してしまったが、北朝鮮と同時進行であったはずだったのに、北朝鮮は3か月も経っているのに「1年を目標に調査している。まだ初期の段階」だと言っている。そして外交担当の宋日昊氏は「期限を決めたわけではない」と言っているのだから、「協議はデタラメだ」と天木直人氏が書いていたが、あの人こそデタラメだ。真相を知らないのだ。

北朝鮮は約束通り9月末には非公開で一次報告をしている。日本が受け入れなかっただけである。北朝鮮が「9月の第2週以降」と日本との水面下交渉で確約した再調査報告書が先送りされたその答えは、安倍首相は19日、東京都内の講演で、「中身のないものを報告してもらっても仕方ない。しっかりと確実な報告をしてもらいたいのが我々の要求だ」と北朝鮮の報告が遅れた理由について語っている。
安倍首相は「中身のないもの」と北朝鮮の報告について評しているが、報告を見ないで何でそんなことが言えるのだ。水面下の局長級接触で内示された報告書を見ているからである。日本側は「日本の世論を満足させる情報が含まれていないと困る」との立場を伝えている。「日本の世論は怖いのだぞ。」と言うつもりだろが、そうじゃないだろう。怖いのは家族会だろう。そりゃ家族会の人達にしてみりゃ、内心では亡くなっていることは認めつつも、「若しかしたら・・・・」と一縷の望みをつなぎ、報告を待ちかねていたに違いない。家族会は「8人については生存ゼロ」では承知しない。ここから浮かび上がってくるのは、北朝鮮は初回報告を内示し、安倍首相にまで上げられたが、不満足な内容であったため、正式な受け取りを拒否したということである。

菅官房長官は記者会見で、「調査は全体で1年程度を目標としており、まだ初期段階。現時点でこの段階を超えた説明を行うことはできない」との連絡が前日に北朝鮮側からあったことを明らかにした。ということだが、1年とは何事か、1年待てというのか、家族会は待つ。家族会は12年待ったのだから3年や5年でも文句を言いながら待つ。待つしか他に方法が無いのだから待つしかない。つまりこの問題は北朝鮮から8人の生存情報など出ないということなのだ。そりゃ家族会も世論も「生きている」のだから返してもらわないと困るけど「8人死亡」が「8人生存」に覆ることはないのだから、この12年間の延長になるだけだ。日本側の要求は8人の帰国。北朝鮮側の要求は更なる制裁解除。どちらも無理。どちらも無理だから12年も続いた。

北朝鮮は絶対に8人を返せないのだからこれからもずっとこれまでと同じ状態を続ける以外に道は無い。北朝鮮が返さないから拉致問題は解決しない。喉から手が出るほど金に困っている北朝鮮は拉致の被害者を返すから1兆円出してくれ」と言えば日本は出す。3兆円でも出すだろう。世論も反対しない。それでも言わない。拉致の被害者には3兆円以上の価値があるということか、それを考えたって生きていることはないじゃないか。感情論で「生きている」と言っていても被害者は帰って来ないのだ。家族会は当然「帰って来なくても生きていてくれたらそれでいい」とは言わない「返せ、返せ。」と騒いでいる。

安倍首相は一度目の食い逃げに懲りもせず、二度目の食い逃げを許したら今度こそ「安倍辞めろ」コーㇽが起きる。一体安倍首相が再調査を要求した目的は何だったのだ。北が死亡したと言っている8人を救出する為だったのか、それとも認定されていない全拉致被害者だったのか。北朝鮮は拉致した人の所在は把握しているのだから、1年は長すぎる。何を策略しているのか分からない相手だから、気をつけなければならない。金正恩は「日本人を何処かで調達して来い」と言っているのだろう。何百人も拉致されているのだから蓮池さんや、地村さんのように北朝鮮で暮らしている人が居ても不思議じゃない。「見つかった」と言って出してくるかも知れない。

もう一つの方法はホームレスを5~6人連れて行って北朝鮮に住まわせて、「5人見つかった」と言えば、日本政府はそんなことは知らないから、日本人が帰国するということで大騒ぎになる。それで万景峰号の入港禁止の解除を求めているのだ。それで一年にしたのか。それまでに万景峰号の入港を解除させるつもりだ。相手の方が一枚も2枚も上手なのだから安倍のボンボンを騙すくらいは屁のかっぱ。騙される方が悪い。自分の地位も失うから安倍さんは2度目の食い逃げだけは許さないだろう。北朝鮮は「ピョンヤンに来たら説明する」というよい手を思いついた。これからもその手を使ってくる可能性はある。宋日昊氏などは外交担当のスポークスマンに過ぎないから何の決定権もない。日本が何処までも8人の生存情報を要求したら「本国に来い」ということになる。そして行ったら狼が牙をむいているからやられてしまう。家族会も「今度こそ、今度こそ…」と言っているだけで大した期待はしていない。12年間「解決済み」と言っていた北朝鮮が急に変わることなどないからだ。だから政府関係者が北朝鮮に行くことには反対している。本国に行って「拉致被害者は生きているのだから返せ」などと言ったらそれこそ自分が殺される。恐ろしい国なのだから誰も尻込みして行かない。

わしは拉致された特定失踪者は何百人も居ると思う。淡い希望だが5人でも10人でもよいから帰国出来たらよいと思うのだがやっぱり北朝鮮は「生存者はいない」という答えしか出さないのだろう。それで一年引き延ばしたわけだ。北朝鮮はやることが汚い。「期限を決めたわけではない」、「一年を目標に誠実に調査する」と言えば再び経済制裁を科すことなど出来ない。当の安倍さんも何もしないよりはましだからやったのであるから「やるだけはやった」と逃げられる。家族会は安倍さんを追及しない。拉致問題で安倍さんは本当に馬鹿げたことをやった。北朝鮮は苦しいのだから、素知らぬ顔をしていればよかったのだ。外務省の交渉はまず過ぎる。また、取られるだけの交渉ならしない方がよい。

追記 

わしのブログのコメントだ。

日朝協議などいくらやっても無駄。 (おじいさん)
2014-05-27 06:42:09
タコに言う。拉致問題は完全に風化してしまってるじゃないか。わしのブログはタコによって閉鎖させられた。馬鹿だ、馬鹿だとコメントされて書いていられるかい。だから今後はここで書く。此処のが気楽だ。タコもここへここへ来て「お前は馬鹿だと書きやがれ。

3月に引き続き、5月26日からストックホルムで局長休による政府間協議が行われているが、結局は何の成果も無いことは歴然としている。つまり拉致問題はもう永久に会血しないということだ。解決しないことは見え見えでも日本政府被害者家族の手前放置することは出来ないからやっているだけ。北朝鮮は最初からずーと宋日昊、こいつが何も可も知っている。井原太平洋局長も知っている。
田原総一郎氏が「恵みさんや有本恵子たち拉致の被害者が亡くなっていることは外務省も知っている」と発言して問題になったが
正しいことが通用しないから,何時までも茶番劇をやっているしかないのだよ。

わしは前にこのブログに書いた↓

日朝協議をすればするほど日本は北朝鮮のペースに浜って、段々不利な条件になっているではないか。5人の被害者が帰国してから11年も立ってから「再調査」とは何事だ。再調査することの条件として経済制裁の一部解除など持っての他である。

再調査をして志望したと言われている8人を含む被害者が全員見つかって、全員帰国してから経済制裁を解除するのが筋というものではないのか。「拉致問題の解決」とは全員が帰国することだ。それが日本の原理、原則のはずだ。拉致問題の解決なくして経済制裁の解除などとんでもない話である。そんなことを救う会、家族会は勿論、国民が許すわけがない。

何だかどんどん北朝鮮に有利な条件になって行くのが心配になる。拉致問題の解決なくしては一切の譲歩をしてはならないのに、再調査をしてもらうのに制裁解除とは呆れた話である。再調査をすることと、拉致問題の解決とは違うのだぞ。外務省は再調査をするだけで、一人も帰国出来なくても制裁を解除するつもりか?。強硬路線はどうなったのだ。翻弄されているではないか。狡猾な北朝鮮に騙されて馬鹿なことばかりやってると世界中の笑いものになるぞ。

















政府、安倍首相は何故同じことの繰り返しを続けるのか

2014-10-01 11:48:35 | 拉致問題
全く話題性が無くなってしまった拉致問題をテーマにブログを書く人はめっきり減った。というか、巷間では拉致問題に関心を持つ人など居ないし、話題にもならない。しかし、わしは安倍さんが拉致問題の解決に拘る以上、わしも拉致問題に拘る。何故拘るか、それは安倍さんや政府、外務省が何時までも同じことを繰り返していることに無性に腹が立つからである。

この記事は9月30日に書いたものである。前半は前に書いたものと重複する。
日本は絶対に解決しない問題を解決しようとしてきた。そして安倍首相は今回もまた同じことを繰り返そうとしている。がそれは無理である。北朝鮮が死亡したと通告した人達を取り戻すなどということは絶対に不可能である。拉致被害者が全員帰国することが拉致問題の解決ならそれは永久に解決不可能である。たしかに金正日が8名死亡と告げたから死亡していると断定することは出来ない。だから本音を言えば田原総一朗氏のように非難されてしまう。

北朝鮮が再調査の結果を報告するだろうが、その中に12名の拉致被害者は含まれていない。そうなると拉致被害者の家族は納得しない。そして再び「生きているのだから返せ」と叫び、北朝鮮は「拉致問題は解決済み」と言うから再び日朝間は膠着状態になる。

わしだって死んでいることを前提にはしたくはない。だがタブーにしていいのか。タブーとなった結果、死亡なんて報告は許さないという風潮が日本国内にある。それでは北朝鮮は出す情報も出さなくなる。真実は隠され、あるいは捏造(ねつぞう)されるかもしれない。向こうは死亡したと言い、こちらはうそをつくなと言い、互いの主張はぶつかり合う。そして拉致問題が一歩も前へ進まなかったこれまでと同じ轍を踏むことになる。


拉致問題の解決とは金正日が死亡したと通告した12人を帰国させることです。では拉致されて北朝鮮に居る数十名の人達を無視して放置してもよいのか、政府が認定した12人だけが拉致被害者というのはおかしい。「北朝鮮に拉致された全ての被害者の救出」と言ってはいるが、現実には12人に拘っているじゃないか。被害者というのは、北朝鮮が「死亡、若しくは未入国」と通告した8人と4人の12人だけじゃない。警視庁と全国の各都道府県が調査した結果判明している特定失踪者の数は868人にもなるのだ。868人の全てが拉致されたとは限らないけど、数百人が拉致されていることは間違いないと思われる。その全てが死亡したなどということは無い。わしは数十人は生存していると思う。拉致の認定をされていなかった寺越武さんや、帰国した曽我ひとみさんの例もある。何故安倍首相はこれまでと同じ膠着状態になる道を歩もうとしているのか理解に苦しむ。

産経新聞の記事より
拉致再調査、北朝鮮が報告を遅延させる理由は?font>
産経新聞 9月28日(日)19時0分配信
北朝鮮が拉致再調査報告を一方的に先送りした。29日に日朝局長級協議があるが、遅延の説明のみだ。これは揺さぶりか時間稼ぎか背景や狙いなどを見極める必要がある。政府認定の被害者は12人だが彼らは監視下にあり、いまさら調査の必要などないことは明らかだ。また行方不明者(特定失踪者)や残留日本人も再調査開始からすでに2カ月で報告できない理由はない。先送りは北朝鮮が仕掛けてきた駆け引きとみられ、日朝再調査問題は正念場にさしかかった。(久保田るり子)

■「アベ(安倍政権)が、ハードルを上げてきた」

 日朝関係筋によると、7月末から8月初旬にかけ「アベがハードルを上げてきた。そのせいで膠着状態になった」との情報が北朝鮮側から流れてきた。そして以来、北朝鮮側の動きが鈍くなったという。

 日朝はその後、8月中旬からマレーシア、中国・北京などで非公式接触を行ってきたが、結局、9月上旬の第1回報告はなく、これを問い合わせた日本側に北朝鮮は、「現在はまだ初期段階にある。現時点でこの段階を超える説明を行うことはできない」と回答したのだ。

 日本は約2カ月の水面下交渉で「拉致被害者情報が第一回報告で出てくるかは疑問だ」(交渉筋)と、北朝鮮が暫時前進でその度に支援を要求する“小出し戦術”を取りそうだと予測してきた。

 では、「アベがハードルを上げた」とは何だったのか。観測筋は、「日本側が第一回報告に拉致被害者12人についての明確な回答を要求したのではないか」とみる。事実、安倍首相は菅義偉官房長官が「遅延」を発表した19日当日に講演で、「中身のない報告では意味がない」とはっきりと述べている。日本にとって報告の“中身”が、認定被害者であるのは明らかだ。

■遅延の理由は北朝鮮内部の対立が理由?

 北朝鮮が報告を遅延させた理由として、日朝関係筋で取り沙汰されているのは、(1)北朝鮮の内部での拉致被害者の扱いをめぐり対立(2)日本からの見返りの確約が得られず警戒感が高まっている-など。

 内部対立とは次のようなものだ。北朝鮮で主な拉致被害者の管理を行ってきたのは朝鮮労働党の工作機関、統一戦線部(統戦部)で、一部被害者だけは、再調査を主導している国家安全保衛部(保衛部)管理下にあるとされる。だが、統戦部と保衛部では統戦部が上位にあり、認定被害者の扱いをめぐって両者が対立しているとの説。

 見返りについては、今回、北朝鮮は再調査開始とバーターで人の往来など独自制裁の一部解除を得た。だが北朝鮮が最も取りたい解除は貨客船、万景峰号の入港禁止解除だ。北朝鮮は交渉で第一回報告と引き替えに万景峰号の往来解禁を目論んでいたが、その見込みが薄まって駆け引きに出てきた-というもの。

 日本は、3月末に始まった日朝局長級協議で日本政府の交渉方針を北朝鮮に通告している。方針は3原則で(1)拉致問題優先(2)被害者の安全確保(3)拉致問題の一括解決-である。3原則を端的にいうと、『北朝鮮が拉致問題を先送りするなら見返りはない』ということになる。

 日朝接触はこの間、水面下を含めればすでに10カ月以上が経過している。

■責任を日本に押しつけ、対日世論工作を仕掛ける北朝鮮

 29日、中国・瀋陽で行われる局長級協議で北朝鮮は「誠意」を強調する一方、日本担当者の訪朝を持ちかけてくる可能性がある。局長級協議は「遅延の説明を求める」日本側の要請を受けたものだが、北朝鮮側は「再調査が順調にいかないのは日本側の協力不足」との対日世論工作を始めている。

 宋日昊・朝日国交正常化担当大使が9月10日に行った記者会見も世論工作とみられる。宋日昊氏は「日本側への最初の結果報告はいつでもできる」「日本側が訪朝し、直接説明を受けるのが最も都合がよく簡単だ」「信頼醸成のため日本のさらなる措置が必要だ」などと述べて、日本側の機先を制していた。そして約1週間後に「現在はまだ初期段階」との遅延を通告してきたのだ。

 宋日昊大使は日本語を流ちょうに操る北朝鮮外務省のジャパンスクールだが、元々は日朝政治家交流の裏工作を担当、ひそかに日本潜入していた人物。金丸信氏の訪朝や小泉純一郎氏の訪朝にも関わったが、政策決定ラインにいるわけではなくスポークスマン。10日の会見でもその役割を演じ、日本の譲歩を迫ったわけだ。

 これまでも北朝鮮は、3月に横田めぐみさんの娘、キム・ウンギョンさんをモンゴルでめぐみさんの両親との面会を実現させ、日朝雪解けを演出するなど、心理戦を仕掛けてきている。北朝鮮は「外交も工作」が伝統で、強面と懐柔の硬軟を駆使して相手を揺さぶってくる。日本の対北交渉術が問われる展開になってきた。
最終更新:9月28日(日)19時0分


「アベがハードルを上げてきた」と北朝鮮は言っている。わしが今回こそ期待出来ると思ったのはこれまでと同じことの繰り返しではなく、北朝鮮が「行方不明者」を探すと言っていることに期待して、何人かあるいは十数人が帰国出来るのではないかと思っていたからだ。日本中が家族会や、巣食う会が創り上げた世論を恐れて何も本音を言えないなどとはおかしいじゃないか。本音を言った田原総一朗氏もボロクソに叩かれた。誰だって自分の身が可愛いから「君子危うきに近寄らず」で黙っている。そりゃ政府認定の被害者家族は自分の身内を理由もなく北朝鮮に拉致されたのだから実にお気の毒な方々だと同情されて当然だ。しかし同情するばかりでは物事は解決しない。神戸で小学校一年の女児が行方不明になって、夜が明けても帰って来ない愛娘を心配して、母親は半狂乱で泣き叫んでいたというが、悲惨な結果になってしまった。本当にお気の毒な話だが、ああいう事件は何の補償もなく、全国から莫大な寄付金や支援金が集まるわけでもないのだ。事件の内容が全く違うのだから同一視することは出来ないが身内を失ったという点は同じである。

今度こそ、うまく行くと思っていたのにまたしても安倍さんが、水を差してしまった。被害者家族が怒り心頭に達して絶対に北朝鮮を許せない気持ちは分かる。救う会、家族会は強力な勢力と発言力で拉致問題を主導している。何もかも知っている外務省も黙って従っている。わしはそんな馬鹿なことでいいのかと言いたいのだ。何時までも茶番劇を続けるのは家族会、救う会の勝手だ。だが政府まで一緒になってやることではないだろう。何故もっと真剣に拉致された人を救出しようと思わないのだろうと腹が立つ。政府認定の拉致被害者の中に生存者は居ない」と言う回答は不誠実だとか、正直じゃないとか、中身がないとか、言ってしまっては北朝鮮はソッポを向く。「勝手にしやがれ」ということになり、また元の木阿弥だ。みんなそんなことに気がつかないかなあ。無関心か、「余計なことは言わない方がよい」と思っているのだろう。

全国には10人前後の認定被害者とは比べるべきもない数百人の政府が認定していない拉致被害者家族が居るわけだ。その人達にとっては家族会が邪魔をしているから救出出来ないと感じていても言えない。特定失踪者調査会の荒木さんも「政府認定の被害者は無視して調査をして欲しい」などとはとても言えない。本当は北朝鮮の回答を素直に受け入れるべきなのだ。アベがハードルを上げるからいけないのだ。とはいっても拉致から30年も40年も経ってしまっているから、寺越さんのように北朝鮮で暮らしている人が何十人も居たとしても、帰国させることは難しいと考えているのかも知れない。いずれにしろ12人の再調査を要求したわけでもないのに、結局は12人が対象になっている。それでは再び膠着状態になる。

北朝鮮は常に経済的に困窮している。そして常に食料難に喘いでいる。中国の援助がなければ国家の存続は難しいと李英和氏は言っている。中国との関係が悪くなったことで日本からの支援を求めたいわけだ。北朝鮮は経済制裁の一部を解除してもらったから、一応は日朝協議の成果はあったわけだが、日本は何も得るものは無い。北朝鮮はさらに万景峰号の入港禁止を解除して欲しいのだ。日本は北朝鮮が亡くなったと言っている12人の被害者を返してもらいたいと言っているわけだが、北朝鮮はそんな要求には応じられないから、遺骨の収集、北朝鮮に渡った日本人妻の中に帰国を希望する人が居れば帰国させる。行方不明者の調査、そして拉致被害者の調査をするということで合意して再調査が開始されたのだが、日本があくまでも「12人の生存が確認された」という報告でなければ、「不誠実だ、正直じゃない、中身のある調査をしろ」などと言っているのだから御破算である。本当に生きているのなら返す。返せば数兆円の金が入り、2~3年は左うちわで高性能のミサイルの製造や、核ミサイルの完成に没頭出来る。しかし居ない者は返せない。だから行方不明者を何人か返して、万景峰号が往来出来るようにしたいわけだ。12人以外の生存者を3人でも5人でも出して来たら受け入れるべきであるが、そんなことは家族会、救う会が承知しない。めぐみさん達が帰国しない限り万景峰号が入港出来るようにはならない。万景峰号が日朝間を往来出来るとよほどおいしいことがあるらしい。現在は北朝鮮との往来は中国経由の航空便だから金もかかるし、日本と中国の空港のパスポートや持ち物のチエックも厳しいだろうし,朝鮮学校の生徒などが数百人単位で修学旅行で本国に行くなどは難しいだろう。万景峰号ならフリーパスで工作員だろうと、覚せい剤だろうと堂々と入って来られるのだ。

安倍さんが政府主動で生存している拉致の被害者の救出に動かなければ、また以前と同じ膠着状態になる。3人だって5人だって拉致された日本人が帰国出来れば国民は歓迎する。誰かが言えばよいのだが、12人は確実に亡くなっているとは言えない状況だから公然と言える人は居ない。怖いもの知らずのデヴィ夫人は「めぐみさんが亡くなっているのに、横田夫妻は間違っている」などと自分のブログに書いて問題になったが、横田夫妻を非難したり、攻撃してはそりゃ問題になる。もう7年も前の話で、そんなことも忘れ去られている。

日本が拉致被害者を持ち出す限り北朝鮮は結果報告などしない。拉致被害者の立場になれば絶対に死亡を認められない。だから拉致問題が進展することなどないし、再び膠着状態になる。北朝鮮で暮らしている行方不明者を一人でも多く帰国させて家族の下へ帰してやるのが首相の務めだと思うが、安倍さんは解決するはずの無い拉致問題を、口で「解決します」と言っているだけだ。拉致問題で総理大臣にのし上がった第一次の安倍さん、そして2度目の総理になっても拉致問題を解決すると強調しているが、虚言癖で言っているだけだから、全く進展しない。しないどころか何人か帰国出来るのにぶち壊している。北朝鮮が出してきた調査結果を素直に受け止めて帰国出来る人があったら帰国させればよいのだ。

拉致問題は、また一年は動きがないだろう。安倍さんはじっくりと時間をかけて中身のある回答を待つのがよい」などと悠長なことを言っているが、拉致問題が解決しなかったらどうするつもりだろう。第一次の時もあれだけ「拉致問題を解決する」と喧伝しながら拉致問題など一歩も進展しないまま、一年前後で政権を投げ出した。だから今回も拉致問題が解決しなくてもどうもしないか。今回もまた同じことを言っているだけだ。言ってりゃいいのだから気楽なものだ。今回は任期が長いが解決出来ないことは同じだ。安倍さんは首相だが、拉致問題を解決することだけが仕事じゃない。何人も何人も代った拉致担当相だって飾り物に過ぎない。本当に馬鹿げた話だよ。


新しいニュース


<拉致報告>北朝鮮側が訪朝打診 日本、派遣を検討毎日新聞 9月30日(火)21時49分配信


 安倍晋三首相は30日、中国・瀋陽で行われた日朝外務省局長級協議の報告を、伊原純一アジア大洋州局長から受けた。首相は記者団に「(北朝鮮から拉致問題の)調査の詳細な現状については、平壌に来て特別調査委員会のメンバーに直接会って話を聞いてほしいと説明があった」と述べ、北朝鮮が日本政府代表団の訪朝を打診したことを明らかにした。政府は派遣する検討に入った。

 協議には、北朝鮮から宋日昊(ソン・イルホ)朝日国交正常化交渉担当大使が出席した。首相は記者団に、「宋氏からは『科学的かつ客観的な調査に着実に取り組んでいる。ただ、初期段階であり、具体的な調査結果を報告できる段階にはない』と説明があった」と述べた。

 岸田文雄外相は外務省で記者団に、「北朝鮮側から調査の現状について十分な説明が得られなかったことは残念だ。北朝鮮側の説明を踏まえ、今後の具体的な方針について政府として早急に検討する」と説明。同時に宋氏は「日本側が平壌を訪問して特別調査委員会のメンバーと面談すれば、より明確に聴取できるであろう」との見通しを語ったという。

 岸田氏によると、北朝鮮は協議で、9月半ばごろに報告できることは通報するつもりだったと語ったが、具体的な調査状況を報告できる段階にないと翻意したという。

 一方、宋氏は30日、瀋陽市内のホテルで記者団に、「我々は調査状況を客観的にありのままに通報する用意がある。日本の代表団が来て、特別調査委員会の担当者に直接会うのが良いのではないかという立場を明らかにした。日本側が来たいというなら、いつでも特別調査委員会は受け入れるだろう」と述べた。【福岡静哉、瀋陽・大貫智子】


昨夜ブログを書いていたら友人が来て酒を飲んだので書きかけブログはそのままになってしまった。そして今朝投稿しようと思っていたのだが朝7時からのNHkのニュースで北朝鮮がピョンヤンに来るように言っているということが分かった。これは一大事である。家族会、救う会は必死でピョンヤン行きに反対するはずだ。

遂に北朝鮮は怒ってきた。

当たり前だよ。北朝鮮は怒ってきた。「北朝鮮に来い」と言ってきた。推測すれば、「我々は約束通り一生懸命に調査しているのに何で死亡した人達のことを持ち出すのだ。何時までそういう『死亡した人間を返せ』と言い続ければ気が済むのだ。」と言いたいのだろう。当然だよ。わしは日本人だが、どう考えたって現実でないことを言い続けるのはおかしいよ。8人のことは持ち出すべきではないよ。10年くらい前にインドネシアかどこかで、再調査をやって、やはり同じ宋日昊氏が「生存者はいない」と言い、「日本は死んだ人間を生き返らせて返せ」と言ったというニュースがあったのをわしは憶えているよ。

生きている人間を調査して返そうとしているのだから、そりゃ北朝鮮は怒る。日本の担当者の伊原局長をピョンヤンに呼びつけて「いい加減にしたらどうだ」と言いたいのだろう。敵の本拠地に乗り込むのは勇気が要るよ。猫ばかりの所へネズミが行くようなものだからね。悪く考えれば拘束されて返さないかも知れないよ。「安倍が頭を冷やして『もうバカなことは言いません』というまでは返さない」と言うかも知れないよ。いい加減にしないからだよ。生きていて欲しいと願うのは家族として当然だが、願望を現実に置きかえてしまって、それが世論にまでなっている。日本では通用しても北朝鮮には通用しない。北朝鮮のみならず、客観的に見ているアメリカ、中国、韓国その他国際社会にも通用しない。だから拉致問題の解決には全く協力しない。

間違ったことをしていないのならさっさと行くべきだが、伊原局長は行かないよ。「あんたは本当に拉致の被害者が生きていると思っているのか?」と追及されるよ。「思っている」と答えたら、拘束されて、納得いくまで説明を受けるよ。伊原局長は「絶対に生きている」とは言えないだろう。そんなことを言ったら「此処はピョンヤンだ。生きているという証拠を見せてほしい。疑わしい所は何処にでも案内する」と言われたら言葉がない。だから行かない。

行かないでぐずぐずしていたら北朝鮮に口実を与えるだけだ。さっさと行くべきである。北朝鮮は日本が「拉致被害者を返せ」と言っても「拉致問題は解決済み」で通してきた。しかし日本を突き放せない厳しい経済事情がある。「拉致問題は解決済み」と言って素知らぬ顔をしていられない状況なのだ。だから日本の経済制裁を全面解除させたいのだ。その為には「生きている」を取り除かないと交渉が前に進まない。

そういうことだと思うよ。伊原局長も安倍首相も拉致被害者は「生きていない」と認めたら、家族会や救う会はどうなる?。「例え安倍首相が死亡を認めても我々は絶対に認めない」と言うだろう。第一安倍首相は「拉致問題の解決」を強調して公言して来た人間だ。安倍さんも死亡を認められない立場だが、北朝鮮は「もう許さない。どうしても生きていると言うのならこちらに来て気が済むまで探せ」と言うかも知れない。そうなると安倍首相の立場は苦しい。北朝鮮は盗人猛々しいから、強硬に日朝交渉を迫って来て万景峰号の入港禁止を解除させる魂胆だ。「ピョンヤン宣言を順守しろ」と迫ってくるだろう。政府は北朝鮮に脅されて家族会、救う会を無視して日朝交渉はどんどん進む。そうなれば拉致問題は消滅する。

そうなるのが怖いから、伊原さんは行かない。それともあの人達はそこまで考えないから調査結果が聞けるものだと思ってホイホイ出かけて行くかも知れない。いずれにしても北朝鮮が「調査結果の進捗状況を各部門の担当者から詳しく説明する」と言ってきたのだから、行かなければ「説明すると言っているのに来ないのは日本じゃないか。引き延ばそうとしているのは日本じゃないか」と言うことになる。

やはり北朝鮮はしたたかだ。わしも前に書いたが何故再調査の結果も出ない状態で安倍さんは制裁の一部を解除してしまったのだ。問題は、この調査を開始する時点で日本の対北朝鮮独自制裁を一部解除するという点にある。結果を見てからではない。「安倍は馬鹿だ」と随分書かれている。「虚言癖がある」とも書かれている。そりゃまあ書く方は無責任だから、そんなものはよいが、「拉致問題を解決する」とずっと公言してきたのだから、どう弁明する気だろう。無責任な人間だから言えたのだし、「解決しなくても別にどうってことはない。」と思っているだろう。そうじゃなきゃあんなこと言えないよ。それとも虚言癖なのか、とんでもない総理大臣だよ。

さあどうする?。伊原さんは行くのか行かないのか、行ったらどうなるのか、これは大いに興味のある問題だ。
 だが、政府内では派遣するの、しないのと、揉めている。多分早急には派遣しないだろう。こりゃやっぱり駄目だ。振出しに戻ったということだ。

追記
ブログは昨日と午前中に書いたものだが、現在は午後8時。7時のNHKのニュースを見たが、案の定というか、やっぱり家族会は政府の北朝鮮派遣には反対している。そんなことは手にとるように分かる。家族会が「早く結果が知りたい」と言ったから29日に伊原さんが瀋陽に行って宋日昊氏と何の成果もない協議をしたのじゃないか。その家族会が、「詳しい進捗状況を説明する」と言ってきたのに派遣には反対の立場をとっている。家族会が「行くな」と言ったら政府は動けない。日本政府は家族会に振り回されているだけだよ。