おじいさんの落書き帳

私は北朝鮮による拉致問題に関心が深い。
北朝鮮にはもっと強い制裁を加えるべきだと思う。

白鵬の立ち合い変化より,大相撲は大きく変わった

2015-03-22 09:13:41 | 大相撲
白鵬は全くふざけている。名横綱、大鵬の大記録、優勝回数33回を抜く記録を打ち立てたのは立派だが、昨日の稀勢の里との一番。ありゃ何だ。立ち合いにヒョイと右に変ったのだ。立ってわずか0、6秒で勝負がついてしまった。好勝負を期待していた満員の観客はあっけにとられたことだろう。完全に興ざめである。白鵬は入幕以来一度も立ち合い変化をしたことがないのに何故あのような変化技に出たのか、「何が『不世出の横綱』だ。白鵬は満員のお客と全国の相撲ファンに謝れ」と言いたくもなるが白鵬とて人間。人間とは弱いものなのである。白鵬の立場に立てば勝つためには当然考えられたことである。

白鵬は絶対に連敗は出来ない。稀勢の里に絶対に勝てる自信は無いという証左とも言える。それにしても稀勢の里はだらしない。人間の心理など読めない馬鹿である。その上を行かなければ横綱などほど遠い。白鵬が右に変れば左のまわしが遠くなり難なく勝てるのに全く読めていないからバッタリ倒れてしまったのである。稀勢の里が白鵬の心理を読んでいたら白鵬は墓穴を掘るような変化技には出ない。計算ずくの変化だった。稀勢の里は「なさけない」とつぶやいたそうである。勝負事は相手の心理を読むことも大切なのである。力士は勝つことしか考えない。「変わったら満員の観客や、全国の相撲ファンに申し訳ないから堂々と勝負する」などと考えている余裕はない。一瞬の判断で勝つために変ったのである。過去一度も立ち合い変化などしたことがない横綱が変わったのはやはり白鵬も弱い人間に過ぎないということではあるが、褒められたことではない。『不世出の横綱』といわれている第一人者の横綱白鵬が変化技をやったのだから逸の城も遠慮しないで大いに変化することが出来るというものだ。

大相撲は親方による暴行死、薬物、さらには八百長発覚など次から次に問題が発生し、大相撲の存続さえも危ぶまれたとき、あるいは東日本大震災のあと、力士にできることを問われ続けたときも、白鵬は充分に相撲界の屋台骨を背負って立っていた。そしてそれ以上に本業の方でも立派な成績を上げてきた。だから立ち合い変化で勝っても「モンゴルへ帰れ」という声は少ない。それだけに勝つことしか頭になかったのだから変化も致し方なかったのだろうが、2度とやってもらいたくないものだ。

大相撲は日本古来の伝統文化である。その大相撲で活躍しているのはモンゴル出身の力士ばかりである。大鵬を抜いて33回の優勝という大記録を成し遂げた白鵬をはじめ、横綱は3人ともモンゴル人。そして日本人の3大関は「優勝など関係ない」と思っているわけでもなかろうが、だらしない。14日目まで稀勢の里、琴奨菊、豪栄道ともに8勝6敗。大関は8勝すれば陥落しないで大関の地位を保持出来るから8勝すればよいのである。九六ならなおよい。日本人力士はそんな状態なのに何故満員御礼が続くのだろうと不思議に思う。

今年、東京の一月場所は18年ぶりに15日間満員御礼だった。そして今日千秋楽の大阪場所も14年ぶりに満員御礼が15日間続くという異例の相撲人気である。強いのはモンゴル人ばかり、日本人は弱いのばかりなのに、この大相撲人気の高さはどこにあるのだろう。大相撲は日本の大相撲だが、「相撲協会に所属する力士は全員大相撲の力士なのだから日本人もモンゴル人も関係ない。面白ければ盛り上がる」ということなのだろう。白鵬(29)と稀勢の里(28)は同時期の入幕だが稀勢の里は優勝回数ゼロなのである。常に期待されているのに稀勢の里は常に期待を裏切ってきた。もう期待出来ない。琴奨菊も優勝ゼロ。何時まで続くかと言う状態だから期待出来ない。豪栄道は高校時代から服部という本名は有名で大いに期待されたが豪栄道になったらまるで駄目。四股名が悪い。「天下無敵」という四股名にしておけばよかったのだ。それでは呼び出しが困るから「無敵王」にしておけばよかった。豪栄道も大した期待は出来ないが豹変して欲しいものだ。

期待の星、遠藤もイケメンが売り物で相撲は並の力士に過ぎない。日本人の横綱が現れなくても相撲人気は上々。日本人の経済状態がよくなったということだろう。年金生活者も千差万別だが概して日本人の生活は豊かになったことは確かである。以前は横綱が対戦する結びの一番にしか懸賞金など付かなかったのに、平幕の取り組みにまでやたらと懸賞がかかるようになったことも異常な現象である。それも日本が豊かになった現れなのか、生活保護を受けている人はパチンコ三昧。結構な世になったものだ。

今日は千秋楽。優勝を争う照ノ富士もモンゴル人力士。次期横綱に最も近い力士である。逸の城も横綱候補。モンゴル人の横綱ばかりじゃないか。今場所もまた白鵬の優勝に終わる可能性大だが、わしの生きている間に日本人横綱が誕生することなどないことが寂しい。





“モンゴルの怪物”逸の城が横綱日馬富士に勝つか負けるか、その一番だけに興味が集中する

2014-11-09 09:29:28 | 大相撲
もう拉致問題は当分動きが無いだろう。北朝鮮は拉致被害者など眼中になく、2万体もあるといわれている遺骨の収集で金儲けを企んでいるようだ。800億円ともいわれている遺骨の収集に熱を入れるのは当然だ。それから総連本部の売却問題は政治は司法には介入出来ないということで売却が決定したことはよかった。総連は追い出すべきである。

さて大相撲だが、凄い奴が現れたものだ。モンゴルから来た“怪物逸の城”。初土俵から5場所目、9月場所を大いに盛り上げたのは新入幕で横綱、大関を相手にしての13勝2敗だった逸の城である。

9月場所15日中、14日も満員御礼になったのは17年ぶりだという。大相撲人気が盛り上がったその主役は白鵬でもなければ遠藤でもない。新入幕の逸の城旋風なのだから驚く。
21歳のたった一人の男が相撲人気を盛り上げて、例年不入りで相撲協会も頭の痛かった九州場所も今年は初日満員御礼は間違いないし、前売り券の発売状況から、4~5日は満員御礼になるということである。それも17年ぶりだという。

怪物、逸の城は、あのヤンチャ横綱朝青竜も白鵬も足元にも及ばない集客力がある。そこが怪物である。「何でモンゴルばかりなのだ」と言いたくなる。朝青龍が「日本人は弱い」と言ったそうだが何で弱いのか。逸ノ城のスケールの大きさに横綱の資質を見いだした様子だが、それと同時に日本人力士の力不足にも言及。「まず、なぜ日本人が弱いのか?ハングリー精神がないと言わない、足りない!夢だけ考えている!自分自身で努力しない!。家族愛足りない!甘いもの食い過ぎ!」とぶった切ったそうだ。。「ハングリー精神がまるで無い」ということではなく、足りないということらしいが、たしかに少子高齢化社会の日本では相撲に命をかける奴など居ないだろう。甘やかされて育っているから辛抱出来ない。楽な道を選ぶのは当然だ。

そこへいくとモンゴルから来た少年は心構えが違う。「おめおめと帰れない。自分が出世しなければ家族が養えない」という強い信念と根性があるから頑張るのだという。日本人は自分さえよければよいが、モンゴル人は家族を思う気持ちが強いようだ。もう一つ、モンゴルの子供は小さい時から鍛え上げられて、乗馬やモンゴル相撲などやっているし、運動神経もよいし、足腰の強さが相撲に向いている。日本では他のスポーツなら子供の頃から取り組ませるが、相撲じゃ魅力がないのだろう。

日本の大相撲なのに3人の横綱はモンゴル人。相撲界はモンゴル力士によって支えられている感じだ。1億2千万の人口の日本が僅か2百数十万の人口しかないモンゴル人の力士によって支えられているとはなさけない。相撲協会が外国人枠の人数を広げて入門規制を緩和したら、大相撲の力士は全部モンゴル人になってしまうだろう。

「日本の大相撲なのだから日本人力士でなければならない」などと言ったら大相撲は誰も観なくなり廃れる。そんな狭量ではいけないが、大相撲はモンゴル人力士に席巻されていないでもう少し日本人力士にも強いのが居てもよいのではないか。日本人にも逸の城のようなのが現れて欲しいものだ。遠藤には期待したが今じゃファンは女性ばかり。遠藤にはもっと強くなったもらいたいものだ。稀勢の里も期待を裏切ってばかりで横綱は遠い。強い日本人力士が現れることを期待する。

さて今日の日馬富士対逸の城戦だが、重量力士と軽量力士の対戦ということでも興味がある。日馬富士が立ち合い、一気に持っていけるかどうかだが、そこが見物である。逸の城が変化すれば勝てるがいくら何でもそれはやらないだろう。しかしやるかも分からない。「勝てばよい」のだから。日馬富士の早い立ち合いを逸の城ががっちり受け止めれば,逸の城のものだろう。逸の城が勝てば横綱は近い。逸の城有利と思うが勝負事はやってみなければ分からない。まだ朝だがこの一番大いに楽しみである。






大相撲秋場所が近年になく盛り上がっている

2014-09-27 08:58:26 | 大相撲


大相撲が異様に盛り上がっている。過去にはなかった平幕同士の対戦にまで懸賞がついている。懸賞の数も以前とはまるで違う多さである。昨夜午後7時からのNHKのニュースでは、いの一番に突如大相撲協会に現れたモンスター、新入幕の逸の城が横綱鶴竜を倒した場面と国技館に至る道路の両側に逸の城見たさに並ぶ人垣の真ん中を悠然と歩く、怪物逸の城の姿を放映した。怪物の顔はどんな顔かと見ればありゃ何処かのお寺に並んでいる仏像の顔に似ているね。大仏さんは目を開いているが、目を閉じた大仏様だよ。

大相撲は八百長事件以来、人気低迷で不入りだったが、少しずつ回復してすっかり人気を取り戻したようだ。日本の国技であり(違うかな)伝統文化である大相撲の力士の最高位である横綱3人が3人共モンゴル人。昔の日本人は島国根性が強く外国人を受け入れなかったが、今はそうじゃない。すっかりグローバル化されて日本人の横綱が居なくても相撲人気は下がらない。

それに横綱白鵬は朝青龍が去った後、一人横綱で相撲界を引っ張ってきたのである。白鵬は奥さんも日本人であり、すごい愛妻家で日本人以上に日本人らしい。成績もさることながら横綱の品格を備えた立派な横綱である。とは思うが、やっぱり日本人の横綱も欲しい。わしは稀勢の里こそ次期横綱になると思ってずっと応援して来たが、最近は諦めた。「ありゃ駄目だ。ただの白豚に過ぎない。横綱は無理だ。」と見限った。

逸の城より前に現れた出世が速すぎて髷が間に合わなかった美男子の新人力士、遠藤の人気もすごい。大相撲界のスターである。この遠藤が相撲人気を盛り上げたことは間違いない。相撲など見ない女性の間でも熱狂的な人気があるそうだ。人気では稀勢の里より上である。成績が振るわなくても毎日10本以上の懸賞がついている。遠藤は今場所前頭筆頭という上位に居るから勝てないのだろう。3勝10敗で懸賞金を懸賞なんかつかない他の力士にばらまいている。遠藤への声援はすごいのだから勝たなきゃ駄目だ。来場所は必ず勝ち越すことを祈る。そして幕内上位の壁を破らなければいけない。

さて問題の逸の城だが、今年はたしか2014年だよね。2014年1月に幕下15枚目付け出しで初土俵を踏んだ力士が9月には14日目結びの一番で優勝30回の東の横綱白鵬と対戦する。昨日は稽古場で絶対に勝てない鶴竜に勝つにはこうするしかないと立会いの変化を朝から考えていたという。かなりしたたかな新入幕である。初土俵から3年も5年もかかってやっと幕内に入れるのが普通で幕内に上がれたらよい方だというから、異例の速さだ。

モンゴルの草原で川の水を汲んでいた少年は日本に来て水道の蛇口をひねったら水が出るのに驚いたという。その少年が4年後の今日、白鵬と対戦するのだ。2度も立ち会いの変化で勝ったのだから今日はやらないだろうと誰もが思う。そこでまた立ち合いの変化をする。白鵬や稀勢の里は一度も立ち会いの変化などやったことがない。勝つためには何をやっても反則でなければよいのだが、白鵬には通じないだろう。だからさすがに今日は変わらないでがっぷり四つになると思う。そして白鵬が小手投げかすくい投げであの巨体を土俵の真ん中にごろんと転がす。そして「こいつを料理するのはこうやるのだよ」と言って、持ち切れないほどの懸賞を両手で抱えて涼しい顔で土俵を去る。白鵬がいるから100年目の新入幕での優勝など無いだろう。わしはそう思う。逸の城が勝ったらわしは困るが、白鵬がザンバラ髪に負けるようなことは
無いだろう。