拉致問題も解決せず、解決の見込みもないまま、経済制裁を解除すれば問題が起きる

2002年小泉首相とのトップ会談で、金正日は「5人生存、8人死亡」と通告した。しかしその後死因に不審な点が多く、巣食う会、家族会は納得せず「北朝鮮の発表は嘘、被害者は生きている」ということになって今日に至っている。

拉致問題には非常に熱心で「拉致問題の解決なくして国交正常化なし、北朝鮮に対する経済制裁の解除もしなければ、一切の支援もしない」と言い続けてきた安部総理が何故拉致問題が解決もしなければ解決の見通しも無い状態で経済制裁の一部解除に同意したのか全く解せない。再調査をしても横田めぐみさんや有本恵子さん、田口八重子さん達8人に含まれる人達は絶対に出しては来ない。
北朝鮮の偉大なる将軍様、金正日が死亡と言ったのだから、北朝鮮が崩壊しない限り8人が帰国出来ることは絶対にない。偉大なる将軍様の名前に傷がつくようなことを北朝鮮は絶対しない。

伝えられるところでは、北朝鮮が再調査に応じたのは、後ろ盾だった中国との関係がギクシャクしたことで、経済は疲弊して、食糧事情も干ばつによって極めて悪い状態でありながら中国からの援助は受けられない。国際的な孤立状態に陥り、ここから抜け出す突破口にしたい思惑があるという。来年、朝鮮労働党創立７０周年を控えているため、国内経済の立て直しを視野に、日本から経済援助を引き出そうとした狙いもささやかれる。

再調査の枠組みにいささか腑に落ちないことがあるし、北朝鮮が一部の特定疾走者の帰国をもって、幕引きを図りかねない懸念がある。けれど、首相はかねて、「すべての拉致被害者の帰国があって初めて解決となる」との考えを表明している。どう考えてもおかしな話である。

安倍総理は強い口調で「すべての拉致被害者のご家族が、ご自信の手でお子さん達を抱きしめる日が来るまで私達の使命は終わらない」と何度も言った。そして「人気中に拉致問題を解決する」とも言った。その安部さんが北朝鮮にまんまと騙された。解決もしないのに再調査をするだけで経済制裁を解除するということは騙されたのである。何人の生存者が帰国出来るかは全く不明であるが何人かは帰国するだろう。

それでどうするつもりだろう。北朝鮮は約束を果たしたのだから、要求はエスカレートして「過去の清算」まで要求してくるだろう。それで拉致問題は幕引きになったと考えているから、それこそ声を大にして「拉致問題は解決済み」と言うだろう。一方、また帰国した人達を指を咥えて眺めるしかない家族会のメンバーが黙って引っ込むだろうか、「全員帰国が目標ではないのか」と騒ぐ。そしてまた救出活動に精を出す。署名を集め、集会を開き、講演して全国を歩くことになるだろう。

いずれにしても相手は北朝鮮という煮ても焼いても食えない、ならず者国家である。注意すべきは北朝鮮は、すべてとは言わず、ある程度見込んだ実利を手にすれば、再調査の合意などなきがごとき態度に豹変しかねない国柄である。よくよく慎重にことを進めないと酷い目にあうことになるだろう。どうなることやら。再調査の結果が気にかかる。安部さんは救う会、家族会の意向を重視するべきでなかったかと思われる。

阿部総理の対北朝鮮外交は間違ったのではないかと思う

今回、北朝鮮が日本の要求した再調査に応じて、制裁の一部を解除することは、これまでの方針を変え、北朝鮮に大きく譲歩することになる。日本の北朝鮮に対する経済制裁は確実に効いていたことが分かっただけに、北朝鮮の崩壊を望む人達にとって非常に残念なことだろう。

北朝鮮はこれまで通り、「拉致問題は解決済み」という主張を変えなかったのであるが、特亭失踪者を含む、行方不明の全ての日本人と枠が広げられたことで、北朝鮮は再調査に応じたのである。再調査の結果、発見されるのは特亭失踪者の数名であると思われる。それで終わりにしてはまずい。そういう形で拉致問題の幕引きを図ろうとするのは間違っている。

拉致問題の解決→国交正常化→植民地時代の過去に対する大規模な賠償金の支払い。などということになったら最悪だ。8人が戻って来ないのなら戻って来るまで、強硬姿勢を貫くべきだ。徹底的に制裁を強化して、北朝鮮とは断絶状態にしてしまうべきだ。「8人死亡、4人未入国」などというが、「4人未入国」の中に曽我ひとみさんの母親のみよしさんもふくまれているのだ。曽我ひとみさんと母子同時に拉致され、母のみよしさんは家に帰ったわけでもなく、北朝鮮に居たわけでもない。こんな残酷な事を平気でやる国家なのだ。そんな残酷なことを許すべきではない。これからの再調査の結果が日本の期待するものでないことは明らかである。結果次第では元の膠着状態に戻した方がよい。

日本は取られるだけ取られて何一つ得るものが無いではないか。5人の被害者が帰国してから12年も立つのに、一人も帰って来ていない現実をよく見極めるべきだ。今度の最調査は北朝鮮はやるだけで制裁を解除してもらって、拉致の被害者は一人も帰って来ないということは充分に考えられる。5人が帰って来たっきりになってしまっても、制裁を解除するのか。北朝鮮はますます付け上がって、　宋日昊大使は万景峰号の入港を認めるよう迫っている。

協議はやればやるほど日本は不利になる。たった一人の拉致被害者も帰って来なかったら阿部さんが、家族会、巣食う会、日本国民を説得するのは難しいだろう。

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拉致問題は今年中に間違いなく解決する

ワシは6月に入って目の前がパーと明るくなった。パスワードを忘れてしまって、自分のブログにログイン出来ず、都奉に暮れていたのあるが、市の老人宅を巡回している二人の女性職員が81歳で一人暮らしのワシの家にやって来て、ブログのパスワードを見つけてくれたのである。つまり、二人のうちの一人がわしにパソコンを教えてくれて、ブログのやり方も教えてくれたのである。自分のブログにログイン出来て本当に嬉しい。


5月29日の阿部総理、菅官房長官の発表によれば、政府は北朝鮮に特別調査委員会を立ち上げ「総括的、全面再調査を約束させたのである。その見返りとして、日本側は北朝鮮の再調査を開始と同時に、経済制裁の一部を解除することになった。

人的往来の規制解除、送金及び金銭の持ち出しの制限措置解除。北朝鮮籍の船舶の入港禁止措置の解除党である。

これは昨年12月から北朝船と水面下で交渉が続けられていたものであり、関係筋によれば
阿部総理は拉致問題に強い関心が有り、いくら解決に努力しても、北朝鮮からは「解決積み」としか答えが得られないことで「これでは永久に解決出来ないと考え思い切ってこれまでの「解決」を変えたのである。5人生存、8人死亡」は覆せないことを悟り、小泉路線と同じ路線を進むことにしたようである。

形は違うが、拉致問題は解決する。家族会は支持率の高い阿部総理が説得して収まるだろうと計算しているのである。8人死亡は12年立っても生存に変えることは阿部総理でも無理だったということだ。

わしがごちゃごちゃ書くより近日中に結果が出る。今年中に拉致問題は解決する。若し巣食う会、家族会がごねて、国民世論も同意すれば阿部は政治生命を失うことになるが国民も馬鹿じゃない。阿部さんの支持率が上がることがあっても下がることはない。「家族会の奴らはいい加減にしろ」と阿部さんが展中を下すだけの話だ。拉致問題は古屋拉致担当相が2月に言った通り今年中に解決する。古屋担当相が言った通り「私が最後の拉致担当賞になる」のである。間違いなく拉致問題は今年中に解決する。

この記事は間違い。「今年中には解決しない」と訂正する。

再調査の期限を切っていないのだから、狡猾で強かな北朝鮮は「調査中」と言って、だらだらと調査期間を引き延ばし、せっせと日本からカネやモノを北朝鮮に運ぶだろう。核やミサイルの精密部品は殆どが日本製だというから日本と交流出来なければ困るわけだ。

今年中にはとても解決しない。12年間も出して来なかった12人の拉致被害者を今になって出して来るとは考えられない。「探したが見つからなかった」ということになるだろう。そして「再調査はこれが最後、これ以上探しても無駄」と言うだろう。それで来年一杯で大体の目途がつく。

一番肝心なことは、12人の拉致被害者が一人も発見されなかった場合、それ以上は北朝鮮を追求出来ない。その場合でも解除した制裁を撤回して再び制裁出来るのか、北朝鮮は約束を果たしたのだから再び制裁をすることは出来ないだろう。

安部首相は常に「全ての拉致被害者のご家族が、ご自信の手でお子さんたちを抱きしめる日がやってくるまで、私たちの使命は終わらない」と言っているが、うまいことを言うものだ。
使命は終わらないだろう。自分が生きて居る限り使命は終わらないだろう。使命は終わらないが、高齢の拉致被害者のご家族の生命は終わってしまう。すべて計算ずくで言っているのだ。

いずれにしても再調査の結果次第であるが、おそらく食い逃げされて、お馬鹿総理と言われることになるだろうと思う。