おじいさんの落書き帳

私は北朝鮮による拉致問題に関心が深い。
北朝鮮にはもっと強い制裁を加えるべきだと思う。

拉致問題は北朝鮮の掌の中にある問題。日本がどうこう出来る問題ではない

2014-10-30 06:57:26 | 拉致問題
拉致問題を解決するのも、しないのも北朝鮮が決めることである。安倍首相は「拉致問題を解決する」と常に豪語してきたが、安倍首相が解決出来ることではないだろう。北朝鮮が解決するのである。しかし「8人死亡」では北朝鮮も解決出来ない。だから「拉致問題は解決済み」と主張してソッポを向いてしまうしかなかったのである。

安倍首相は北朝鮮が「拉致問題は解決済み」と主張して、これまでのように協議に応じようともしなくなるのを恐れて北朝鮮に実務者チームを派遣したのである。対話の窓口を開けておくためである。しかしそれは家族会の意向とは食い違っている。家族会は派遣に反対した。「誠実な報告などあるわけがない」と思っているからである。事実、中身のある報告など現時点ではない。「今後、一年を目標に調査する」のであるから調査の結果報告は一年待って欲しいということになる。

それは北朝鮮が調査を投げ出したのであるということを家族会は知っている。家族会は
「白紙に戻して、より厳しい制裁をするべきである」と言っている。「制裁しろ、制裁しろ」と言い続けてきた家族会である。安倍首相が制裁の一部を解除してしまったことには
御不満のようである。しかし首相のすることには文句も言えないし、困ったことになった。


安倍首相に「拉致問題は絶対に解決不可能」という認識がないことが悲しい。

わしはもう我慢がならないのである。だから書く。わしは国家の最高責任者である安倍首相が「拉致問題は永久に解決しないのだ」ということを知らないことが情けない。知らないから経済制裁を一部解除したり、総連本部の売却を中止したり、家族会が猛反対しているのを無視して12人もの大勢の政府関係者を4日間にも亘って北朝鮮に派遣したりしたのである。知らないからそういった馬鹿なことばかりやるのである。

4日間(協議したのは2日)の北朝鮮派遣は、予想した通り何の成果もなかった。拉致問題が一歩たりとも進展したわけではない。今後の展望についても北朝鮮から何ら具体的な回答があったわけではない。先ず、政府は「北朝鮮に拉致問題が最優先課題だ」ということを認識させなければならない」と言って、ニュースでもそれを繰り返し放送していたが、全く無意味なことである。北朝鮮は経済的に困窮しているから更なる経済制裁の解除をさせて、あわよくば、戦後補償まで狙っているのである。つまり、何とか日本からカネを取りたいだけなのである。だから突き放さない。安倍首相の勘違いは甚だしい。

北朝鮮は安倍首相が拉致問題の解決に執着しているのを利用して、更なる経済制裁の解除をさせることを企んでいる。拉致の被害者を一人も帰すことなどなく、制裁を解除させようとしていることに安倍さんは気づくべきである。10月20日付けの産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査によると日本人の67、5パーセントの
人が拉致問題の解決には悲観的であるという。「拉致問題が解決すると思いますか?」と言う問いに約70パーセントの人が「解決するとは思わない」と答えているのである。

今回の北朝鮮派遣についても「北朝鮮派遣で拉致問題が進展すると思いますか?」との問いに何と81パーセントの人が「進展するとは思わない」と答えているのである。安倍首相はネット上でよく調べてみるとよい。

では何故拉致問題が解決しないのか、ということになるが拉致問題は完全に北朝鮮が掌握している問題である。北朝鮮に主導権があるのである。北朝鮮が「拉致問題は完全に解決済み」と言って素知らぬ顔をしたら日本は全く打つ手がないのである。だから延々と12年も続いているのである。何の根拠もなく「8人は生きているのだから帰せ」と騒いでいるだけのことである。それでは解決するわけがない。「8人生存」の根拠は何もないのだから北朝鮮を追及することは出来ない。

拉致問題は北朝鮮が主導権を持っているのであるから解決する、しないは北朝鮮が決めることである。安倍首相が解決出来る問題ではないのだ。それをよく認識するべきである。
家族会は「誠実な回答が無ければ(8人についての生存情報がなければという意味だと思う)白紙に戻してより厳しい制裁を科すべきだ」と言っているが、それが正しい。正しいが
首相が馬鹿なことをやってしまっているから白紙に戻してより厳しい制裁など出来ないではないか。安倍首相は総連本部の問題についても、制裁の一部解除についても家族会とよく相談してから決めるべきだった。

何しろ家族会の意向が最優先されるべきなのである。政府に下手な交渉をされるのを家族会は危惧しているのである。拉致問題の解決とは家族会のためにやるのだということではないのか。一般の国民のためにやることではないだろう。家族会が納得するようにするのが政府の責任だろう。勝手なことをことをするから家族会は怒る。安倍首相は「拉致問題は絶対に解決出来ない」ことをよく認識して北朝鮮と交渉するべきである。日本人の約70パーセントの人が「拉致問題は解決しない」と思っているのに首相がそれでは困るのである。それよりも北朝鮮に拉致されたとしか考えられない特定失踪者は少なくとも77人は居るというのであるから、救出出来ない政府認定被害者は一先ず横に置いておいて、その被害者を救出することに専念するべきである。それが首相たる者の役目じゃないのか。

北朝鮮に拉致被害者の調査など要求しても無駄だ。「ピョンヤンに日本人の遺骨が眠っているから思うように都市計画が進まない」と言いがかりをつけて来ているのだ。「都市の道路整備などをやる」と言って日本にカネを出させようとしているのが見え,見えである。何とか少しでもカネにしようと企んでいるのである。日本人の遺骨問題。北朝鮮に居る日本人妻、在留日本人。それらを帰すことによって金儲けのタネにしようとしているのである。

もうこの世に居ない拉致被害者などカネにならないから放置されてしまう。それぐらいのことを首相は知らなきゃ駄目だよ。安倍首相は「拉致問題は永久に解決しない」ということをよく認識して、何でもよく知っている家族会とよく相談して北朝鮮との交渉にあたれば間違いは起きない。家族会のためにやることなのだから家族会とよく相談してから決めるのは当然過ぎる話である。







1 コメント

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拉致問題解決は難しい (おじいさん)
2015-04-23 11:15:55
これは他人様のブログのコピペに過ぎませんが良いご意見だと思うから転載しました。

 北朝鮮に拉致された被害者の方々を日本に全員連れ戻すという政治問題ですけれども、私は個人的にはこの問題を解決するのは非常に難しいと言わざるをえないという思いを強くしています。誤解のないように予め書いておきますが、なんの罪もない一般市民をある日突然拉致する、という北朝鮮の行為には大きな憤りを感じますし、被害者ご家族の方々の立場であれば一日でも早い全員解放を北朝鮮に対して強硬に求めるお気持ちはよくわかります。

 しかし、日本と北朝鮮という二国間の政治問題としてこれを捉えた場合、この問題はとても扱いが難しいんですよね。日本側が「拉致問題を解決することが先決!」と言えば言うほど、北朝鮮や他の国を交えた交渉はすべてそこで止まってしまいます。本当は拉致問題と平行して解決していかなければならない核やミサイルや経済問題などがたくさんあるのに、「拉致問題を解決しないと議論に応じない」と言い出した途端にすべてが先に進まなくなっちゃうんです。
また、そう言ってしまうことが、北朝鮮に言い訳を与える事にもなります。「日本はいつまで経っても口を開けば『拉致問題の解決が第一』としか言わず議論にならない。拉致問題など既に解決済みの問題なのに、日本がしつこく言ってきてまったく話にならない」という態度を北朝鮮側が取ることもできますし、逆に「そこまで拉致被害者のことが日本にとって大事な問題なら、じゃあ、これを外交カードにして日本に揺さぶりをかければいい」と北朝鮮に弱みを握られることになります。

考えてみれば、「拉致問題の解決なくして交渉なし」の姿勢は、今の朴大統領の日本に対する「謝罪なくして前進なし」の姿勢とまったく一緒なんですよね。韓国から非難される我々日本人にとってみれば「なにを今さらそんな古い話を蒸し返してるんだ?そんなのとっくの昔に謝罪も終わっているし、法的な解決がなされているはず。本当に韓国はいつまでもしつこい国だな。まったく話にならない」と思うわけですが、拉致問題に関して言えば、北朝鮮だって同じなわけです。

日本側から見れば「拉致問題はまだ終わっていない」ということになるのでしょうが、北朝鮮から見れば「いや、小泉総理の頃に既に解決した問題。こっちは謝ったし、それ以上調査しても日本に帰す人ももういないし、みんな死んでしまったからこの問題はこれ以上どうしようもないこと」というスタンスに立たれると、韓国から慰安婦問題を蒸し返されて辟易している日本としてはなんとも言いようがない面もあるわけです。

何しろ日本は北朝鮮にのらりくらりと時間延ばしをされても、拉致被害者奪還のために軍隊を北朝鮮に出して力で取り返す、なんてことができません。その最後の外交カードを持っていない日本は、結局のところこの問題をいつまで粘り強く主張したとしても、北朝鮮側が真摯に対応してくれない限りなにも問題解決のための前進はないのです。すべての鍵は北朝鮮側が握っているのです。つまり拉致問題にこだわることは、北朝鮮との外交上非常に弱いアキレス腱になってしまうわけです。

拉致被害者のご家族の皆さんは「もっと強い態度で北朝鮮と交渉して欲しい」と政府に要請しますが、「強い態度」というのはどういうことを言うのでしょうか?経済制裁をすることでしょうか?アメリカ政府に助けを求めることでしょうか?それとも派兵して金政権を崩壊させることでしょうか?

「強い態度」といえば、確かに「その通りだ!」なんて思っちゃうわけですが、現実問題として考えた場合、「じゃあ、強い態度ってどんなのよ?」って事になっちゃうんですよね。だって先ほども書きましたように、すべての鍵は北朝鮮が握っているのですから、「強い態度」に出た結果北朝鮮にそっぽを向かれたりへそを曲げられたりすれば、この問題の解決は更に遅くなるだけなんですよね。

拉致問題って、完全に日朝交渉の場面においては日本の弱みになっているんですよね、どれほど日本が強い態度で問題解決を図ろうとしても。そりゃ、あとできることといえば、小泉の時のように安倍総理が北朝鮮に出向いて直接交渉をするしかないですよ。もちろん入念な下準備を北朝鮮と行った上において、の話ですけれども。そこに北朝鮮が乗ってこなければ、もう本当にどうしようもない問題なんですよね。日本がこの問題を騒げば騒ぐほど、北朝鮮を有利にさせるだけなんです。

慰安婦問題と拉致問題はなにが違うかといえば、慰安婦問題は過去の日本の行為について文句を言われているだけなので韓国側にとっては日本に100%非がある話に展開できるのですが、拉致問題については現実問題として人質が北朝鮮に取られているわけですから、日本には人的な弱みがあるのです。もし本当に日本が「強い態度で北朝鮮と交渉」するのであれば、それは先日のイスラム国における人質問題と同じ解決法しかないんですよね。

ええ、「人質交渉には応じない。テロとの交渉は一切行わない」ということになるのです。つまり拉致被害者の皆さんが北朝鮮で殺されようと、ひどい仕打ちを受けようと、それをネタにした交渉について日本は一切応じない、ということになってしまうのです。しかしそれでは被害者家族が望んでいる「拉致被害者の全員帰国」とは正反対の結果になってしまうでしょう?「強い態度」で交渉した結果、拉致被害者の皆さんが全員殺されたとしても良いのでしょうか、それが被害者家族が望んでおられる結果でしょうか?

そうやっていろいろ考えてみますと、本当に難しい問題なんですよね、拉致問題は。解放を望む以上は、どう転んでも人質をとっている北朝鮮に有利に働くだけなんです。日本が強く出るためには2つの選択。ひとつは日本が直接北朝鮮に派兵して戦いを挑む、あるいは米軍に代理戦争をしてもらう。しかしそれは当然日本の世論も世界の世論も許さないでしょう。国内で変な左翼連中が大騒ぎしてややこしいことになるのは必至ですし、普通の国民も「そりゃ、やり過ぎじゃないの?」と思うかもしれません。

もう一つは、「拉致被害者を見捨てること」。「テロとは一切の交渉に応じない」という強い態度で望むのなら、拉致被害者を外交問題化しない、ということになるわけです。しかしそうすれば、当然被害者家族の望みは完全に絶たれてしまう事になりますし、世論も政府に対して厳しくなってしまうでしょう。

・・結局のところ、軍を持たない、そして軍を持っていたとしても国民の安全を守るためであったとしても海外に軍を展開することができない、戦争をすることができない、ということがこういった問題が起きた時の問題解決能力をどれほど落としてしまうか、ということになるんですよね。もうこれはキレイ事ではなく現実問題としての話です。日本が自国民の安全を守るためであったとしても、海外に彼らを助けに行くためにテロ国家と戦うことができない、ということはそういうことなんです。

きっと平和主義者やリベラル思想の方々は、「そりゃ、仕方がない。戦争をして不幸を増やすよりマシだ」というお考えなのだろうと思いますが、であれば、拉致被害者の問題やイスラム国のような問題が起きた時は人質を見殺しにすることもやむなし、ということになるわけですよね?「粘り強く交渉すれば問題は必ず解決できる」と左翼の方はおっしゃるのでしょうが、イスラム国や北朝鮮がまともな交渉を行うと思いますか?現実を見て、それでもそう思うんですか?

残念ですが、現状の日本の外交能力(安倍政権の外交能力云々、という話ではなく、もっと本質的な話として)から見れば、海外に派兵することができない以上、日本に拉致問題を解決する積極的な策はありません。すべて北朝鮮任せになってしまいます。それは対北朝鮮の外交上、むしろ日本を弱い立場に追いやり、場合によっては「日本は何かあったら『拉致問題、拉致問題』しか言わない。こんな柔軟性のないしつこい国なんて相手にする必要がない」と北朝鮮から主張されてそれに同調する近隣諸国が出てくると、東アジアの国際関係において日本が外されてしまう恐れすらあるのです。

残念ですが、これ以上拉致問題を外交問題とするのは日本の国益を考えた場合、得策ではないのではないでしょうか・・・。こんなことは言いたくないですけど・・・。日本外交にとって、拉致問題は「喉に刺さった骨」のようなものになってしまっているのかもしれません。








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