Oceangreenの思索

主に、古神道、チベット仏教、心理学等に基づく日本精神文化の分析…だったはずなんだけど!

仏教は四次元とかやめて

2012-06-02 | 思想
…以前にも書いたんですけどね。

まぁ、ワールドメイト(深見東州)の教義なんですけど。
四次元が霊界にあたり、これが仏教の世界。それ以上が神の世界、とかなんですよ…
自分にはとうとう九次元の神界が降りた、とか。
だからさ。
四次元、って、そもそもどんな概念なのか知ってるのかな…

四次元は、三次元に時間の概念を加えた世界ですね。
分かりますか? 三次元に時間の概念を加えると、なんで霊界になるの?

一次元が長さの世界、線の世界。二次元が面積の世界で長さに幅が加わる。三次元だと高さが加わり、立体になるのですね。
つまり、次元という言葉は、数が増えるごとに概念(要素)が一つ加わることを意味するのです。

まぁ、立体に要素が一つ加わって、なんで霊界になるのかも良くは分かんないんですけどね…(笑)
それはおいといても、“次元”という言葉を用いている時点で、仏教とは根本的に逆の思想になります。
概念が増えるごとにエラくなる、というのは逆。
仏教では、成長とは概念が減ることです。

仏教の涅槃、すなわち出世間心が、心の成長の(大枠で)四段階目にあたることから、四次元とか言ってるんでしょうが…
仏教の心の段階は、段階を上がるごとに概念が減るの。

欲界心は物質に由来する心。
色界心では実体に頼らなくなり、無色界心ではイメージにも頼らなくなる。
印象にすら頼らなくなるのが、出世間心…なのかな?

なんで要素(概念)が減るのが成長かというと、要素(概念)が心を縛り付けていると考えるからですね。
心は本来もっと素晴らしい力を秘めている。しかし、物質その他に縛り付けられていて発揮できない。
心を自由にして、その力をフルに発揮できるようになりたい、というのが仏教。
頭に概念を詰め込んでエラくなりたい、ではありません。

幸福の科学も、次元とか言うんですよ。…いやだから、言葉違うし、定義も違うし…
まぁ、道教も似たようなもんなんですよ。
欲界とか色界とかの名前だけ使ってね、無色界より上位に四梵天・三清境・大羅天と設定してる。
…いいけどさ、じゃあ、どんな世界だか説明してよ!
釈迦が物質より三つ上の世界なら、俺たちはもっと上だ~! とかじゃなくて!

仏教の心の段階は、修行者が自分の心で検証できる。
というか、修行者が自分の段階を知るための目印なの!

道教のも検証できるなら、理解するよ…
ホントにもうさ。
やめてよ…

天台宗は天台宗で、深見東州の本すら読まずに在家の得度させちゃうし…(-_-;)
市販の本に載ってると思うよ!
新興宗教の教祖とか仲間に入れるときは、せめて教義くらい調べて、納得できるまで論争とかしたらどうだろう?

P.S.あの、敢えて言えば道教では、天皇(てんこう)氏の一番最初の人がお釈迦様の前世かもしれません。
でも、教えを出した人じゃなくて文化と社会を作った実務者だからね。
もちろん、治世18000年とかを信じている訳ではありませんが!
ちなみにこの方、日本の天之御中主と同じ方だと思います。

あと、老子さま(太上老君)がパンチェン・ラマで、孔子さま(至聖先師)がダライ・ラマかなぁ…
多分。
この二人の人生が中国政府への対応の差になったのか…。
しかし、パンチェン・ラマにはそれが仇になってしまいました。

チベットの人は、この三人祀ってれば誤魔化せますね!
いや…どうしてもの場合ですよ…
不謹慎ですいません。やくみつるなら絶対に怒るなぁ。

まぁ、わたしの霊覚以外に根拠がないので、検証できない方は信じなくていいです。
別に。

道教の個々の神には他にもまともな神も複数いると思いますが…
体系はかなり怪しいし、神々全体では正邪混じっていると思う。

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