美術の学芸ノート

中村彝、小川芋銭などの美術を中心に近代の日本美術、印象派などの西洋美術。美術の真贋問題。広く呟きやメモなどを記します。

6月9日の呟き (書評関連記事からのメモ)

2019-06-11 16:01:00 | 日々の呟き
望月京(みさと)さんの今日の読売記事より。「フランスに留学した当初、自作について音楽より先に(言語で)説明が求められることに戸惑った。」
 
この記事で紹介されている池谷裕二著『単純な脳、複雑な「私」』や夏樹静子著『腰痛放浪記 椅子がこわい』なども面白そう。池谷著『脳はなにげに不公平』も同じ紙面に紹介されていた。最近、この人の本は好評のようだ。よく新聞紙面の書評欄などで見かける。
 
古川萌著『ジョルジョ・ヴァザーリと美術家の顕彰』が今日の読売に紹介されていた。著者は壺屋めりの名で漫画も手がけるそうであるが、これは博士論文を再構成した専門書。ヴァザーリの本は「その形式が墓碑と似ている」と指摘されているようだ。#エピタフ
 
高橋三千綱著「自選短編集 パリの君へ」
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6月4日〜8日の呟き

2019-06-11 15:56:00 | 日々の呟き
0604の呟き
最近、読売などの広報でよく見かける 「鳥毛立女屛風」は、第4扇と呼ばれる部分で、立っているのではなく、座っている部分。
 
0605の呟き
本江邦夫氏がお亡くなりになった。50代のころ何度かお目にかかったことがある。まったくの同世代だが、本江氏はいつもスマートな印象で、お元気に活躍されていた。ご冥福をお祈りします。
 
0608の呟き
「パリで日本人になっていったのかもしれません。」髙田賢三氏の言葉、今日の読売より
 
『キレる!』というタイトルの本が出たようだ。「キレる」という言葉は、逆上というような意味では、私が子供のころは聞かなかったように思う。「頭に来た」と言っていたが、「プッツンするとか、キレる」の方が、確かにストレートに行動に結びつく言葉になっている。逆にこの言葉を知ることによって…
 
逆にこの言葉を知り、それを使うことによって、自己の感情をその型に押し込め易くなっていないか。
 
小川芋銭のある作品の画賛に「不及人間獺活計只学魚龍食噉之闘」と書いてあるが、これを「人間は獺の活計に及ばない…」と読んでいる本があった。が、そうなんだろうか?
 
 
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