
私は思い出す 懐かしい故郷を-- 親しい人々を-- そして憧れた あの美しい年上の女を・・・・。
ムッソリーニが台頭していた最中にも、イタリアの民衆はあのシャツの黒い色に染まりきることなく、伸びやかに生きるという小さなレジスタンスを日々繰り返していた、とでも言いたげな、フェリーニの少年時代の甘美な回想集であり、ここではファシストたちですらどこか魅力的だ。舞台は北イタリアの小さな港町リミニ。町一番の美女は銀幕の中のゲイリー・クーパーに憧れる余り、いつの間にか三十路を越えてしまった。この魅力的なM・ノエル扮するグラディスカを少年チッタは追いかけ回すが、坊や扱いをされるだけ。少年の父は反ファシズムを唱え拷問を受けるがへこたれない、色情狂の伯父は精神病院から抜け出し大木のてっぺんに登り“女が欲しい”と叫ぶ困った存在。おなじみ巨女、




監督: フェデリコ・フェリーニ

製作: フランコ・クリスタルディ
脚本: フェデリコ・フェリーニ
トニーノ・グエッラ
撮影: ジュゼッペ・ロトゥンノ
美術: ダニーロ・ドナーティ
衣装: ダニーロ・ドナーティ
音楽: ニーノ・ロータ
出演: ブルーノ・ザニン チッタ
プペラ・マッジオ チッタの母
アルマンド・ブランチャ チッタの父
マガリ・ノエル グラディスカ
チッチョ・イングラシア
私は、この映画を、映画館で6回見ている。確か、学生のときに単館ロードショーで、2回続けてみて、それから西宮市内の、3本立ての洋画専門館で、二日続けて見に通った記憶がある。映画自体も、楽しい作品だったが、それ以上に引き付けられたわけは、出演者の一人の女優にひどく魅了されたからである。その頃憧れ、強く惹かれていたある年上の女性に、よく似た女優に会うためだったのだ。

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