goo blog サービス終了のお知らせ 

Tikara`s Photoroom

私のこれからとこれまでの写真作品を、自身のコメントと共に載せて多くの人に見ていただき、批評していただきたいと思います。

520.ナヌラーク

2016-12-30 18:04:59 | Weblog
 2006年4月16日、アイダホ州からやってきたハンターのジム・マーテル (Jim Martell) は北米カナダのバンクス諸島のサックスハーバー (Sachs Harbour) で、奇妙な動物に遭遇し、それを仕留めた。マーテルは5万ドルを支払い正式な許可証を持ってホッキョクグマの狩りをしているところであり、その動物についてもホッキョクグマのつもりで射殺したのだった。この生物はホッキョクグマに特徴的な白っぽいクリーム色の薄い毛皮と長い爪、丸く盛り上がった背中と彫りの浅い顔をもちながら、眼の周り、背中と足にはハイイログマの毛色である茶色い斑紋が見られた。もしこのクマがグリズリーであると判断されれば、マーテルは1000カナダドルの罰金と1年の懲役を科せられることになる。DNA鑑定はブリティッシュコロンビア州の Wildlife Genetic International で行われ、鑑定の結果これはホッキョクグマの母とハイイログマの父の雑種であると認められた。この交雑は生物学的に可能であり動物園では過去にも生まれていたが、野生で確認されたのはこれが初めてであった。
ホッキョクグマ。
ハイイログマの親子。

19世紀中ごろより、ホッキョクグマとハイイログマの雑種は、数例が発見されていた。

動物園での、ホッキョクグマと、ハイイログマの雑種。
 一件の例とその他のそれらしき目撃例から、動物学者たちは野生の交雑種がいかにして誕生したのかについて仮説を立てた。2つの種は遺伝的に近く縄張りも共有しているが、お互いを避ける傾向がある。またお互いに占める生態的地位も異なる。 グリズリー(また他のアラスカに生息するアラスカアカヒグマなどは全てヒグマ Ursus arctos の一種)は陸上で生活、繁殖する傾向がある。一方ホッキョクグマは水中や氷上で生活し、繁殖も氷上で行う。一説によれば地球温暖化により氷が薄くなり、ホッキョクグマが彼らのもとの生息域で狩りをすることができなくなったのではないかと言われている。彼らが内陸に入り込んできたために、雑種の生まれる頻度が高くなったのである。1864年に発見されたクリーム色の巨大グマ、マクファーレンズ・ベアの標本が示すように、ハイイログマとホッキョクグマの雑種は今までにも時折出現していたようである。、雄のホッキョクグマと雌のハイイログマの子を"ピズリー"と呼ぶ。ホッキョクグマの雑種のうちのいくつかは、クマ科の2種の雑種の総称として単にクマ科の雑種と呼ばれる。ホッキョクグマとハイイログマ(グリズリー)との雑種は今までもいくつか撮影報告されていたが、その血統がDNA鑑定により裏付けられたことは無かった。
 2006年の発見によって雑種が注目されたことで、メディアはピズリー (pizzly)、グローラー (grolar bear)、ポリズリー (polizzly) などの混成語を提案したが、そのどれかを使用する合意には至っていない。カナダ政府の野生生物保護局はこれをイヌイット語のホッキョクグマ(ナヌーク Nanuk)とハイイログマ(アクラーク Aklak)を合わせてナヌラーク Nanulak と呼ぶことを提案している。雑種の名前に父方の種の名前を最初に持ってくるのはひとつの慣習であり上記のDNA鑑定により確定した。
ナヌラーク?

519.12月の凍てついた月を撮る。

2016-12-17 09:01:24 | Weblog
 12月15日の夜、自宅のマンションのベランダから、寒空に煌煌と照り輝く満月が見えたので、早速カメラを持ち出しその様子を、写してみた。10月の中旬に見られた、スーパームーンの頃に、撮影するつもりだったのだが、あいにくその夜は、私の住む関西地方は、天候不順であり、撮影することができなかった。この日の夜も、空を横切っていく雲の数は多かったけれど、9時近くになって、雲の切れ間から、見事な冬の満月が、その姿を見せてくれたので、撮影することができた。三脚を用意することも考えたが、何時また雲の中に隠れるかもしれないので、ベランダのコンクリートの囲いの上にカメラを置いて急遽、撮影した。
 およそ30分ほどかけて、こんな風に撮影してみると、昔の人たちが、月に関して様々な伝説や、言い伝えを、畏怖と不思議さをもって、言葉や文字にしてきたことが、何故かは、その理由が良く解かる。このおよそ38万キロ彼方の宇宙空間に浮かぶ、生まれてから46億歳になる、地球の衛星には、1960年代の終わりには、人類は到達することができたのだが、それでも今なお、夜空に浮かぶその美しい姿で、人々を魅了する。







518.NASAスペース・ライブカメラがすごい。

2016-12-04 09:12:44 | Weblog
 今年10月22日よりYOUTUBEで、配信が始まったアメリカ航空宇宙局(NASA)の地上約400km上空の国際宇宙ステーション(ISS)に設置されたライブカメラの撮影している、宇宙から見た今この時間の地球の姿の映像がすごい。ここ何日か、毎日のように、暇があれば見ている。外出することになると、その出先で、スマホを使って、見るようにしている。今、この瞬間の地球の姿を、宇宙から見られるなんて、子供の時には、想像すらできなかった。いや、子供の時からじゃなくて、ほんの10年前の私でさえ、こんなことができるようになるとは、夢にも思わなかった。
 国際宇宙ステーション(ISS)は、アメリカ合衆国、ロシア、日本、カナダ、欧州宇宙機関(ESA)が協力して運用している宇宙ステーションで、1998年に打ち上げられ、地上約410キロの周回軌道を、約91分で、地球を1周する。時速約27700キロのスピードで、1日に16回地球を回っている。打ち上げられて、6600日になるが、その間に104000回ほど、地球を周回していることになる。
このライブ映像を見ていると、地球に住む80億近い人間が、今、まさに、生きて生活しているのだと思い、そのそれぞれの営みに思いをはせてしまう。またこの星の780万種に及ぶ生物、個体数にすれば、はるかにとてつもない数となる、地球上の全生命が、この青と白に美しく彩られた惑星の上に、今まさに繰り広げているだろう生きるための営みを、愛おしく思わずにはいられなくなる。

NASA LIVE - Earth From Space LIVE Feed - Incredible NASA ISS live stream of Earth as seen from space