Tikara`s Photoroom

私のこれからとこれまでの写真作品を、自身のコメントと共に載せて多くの人に見ていただき、批評していただきたいと思います。

584.地球は,狙われている(5)

2019-03-19 21:30:57 | Weblog

 拙ブログにて、「583.地球は狙われている(4)」を載せたばかりの翌日の今日の夕方、以下のようなニュースがグーグルによって、配信されていた。

 NASAジェット推進研究所(JPL)で、地球に接近する軌道を持つ天体(地球近傍天体=NEO)を監視するチームによると、ある天体が日本時間(2018年)12月19日朝8時48分、ロシアとアラスカの間のベーリング海(北緯56.9度、東経172.4度)に墜落。

 この天体は直径およそ10メートル、重さは約1500トンとスクールバス並みに大きな隕石であり、秒速32キロ(時速11万5200キロ)で大気圏に突入し、上空25キロ付近で爆発した。このときの爆発エネルギーは、TNT火薬に換算すると、広島型原爆の10倍に相当する173キロトンと推計されている。それほどすさまじい破壊力にもかかわらず、この隕石は、世界中の隕石ウォッチャーたちの監視の目を逃れた。異変に気づいた数少ないひとりが、カナダのウェスタン・オンタリオ大学(UWO)の天文学者ピーター・ブラウン教授だ。ブラウン教授は、地球上で行われる核実験を監視するために、世界337カ所に設置されている国際監視システム(IMS)の観測所がとらえた超低周波振動を分析。16カ所のデータを照合し、流星の大きさや爆発エネルギーをつきとめた。

 さらに、英オックスフォード大学の天文学者サイモン・プラウド氏(Simon Proud)は、日本の気象衛星ひまわりが北太平洋の上空でとらえた観測画像を詳細に分析した。その結果、雲の中にほぼ垂直に落ちていく隕石の炎とたなびく煙を発見したのである。 

  現在、テキサス州で開催中の第50回「月・惑星科学会議」では、NASAのケリー・ファスト(Kelly Fast)マネージャーが、ベーリング海に落ちた流星について、2013年の露チェリャビンスク隕石と、1908年にシベリアで起きたツングースカ隕石に次いで、観測史上3番目に大きな隕石だったと報告している。 赤丸内に落下する隕石の軌跡を示す、白煙が見える。

画面中央やや右に、隕石が燃えている赤い炎の筋が見えている。

           2019年3月19日配信 グーグルニュースより転載 


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583.地球は、狙われている(4)

2019-03-17 23:04:22 | Weblog

 2005年に行われた米議会では、NASAが140㍍を超える地球近くの天体の90㌫を追跡することを試みるべきであると命じた。そのサイズが地球に落ちると、国単位または全世界にとって大きな破滅をもたらしてしまうのが予測されるからだが、NASAはまだその1/3の数しか見つけられていない。

  ハワイに置かれた観測装置「パンスターズ」は、天空で動く物体を自動的に捕捉する。これが2012年10月4日に、「2012 TC4」と名付けられた小惑星を地球の半径の15倍の距離で発見した。それは地球の重力によって軌道が変わり、2017年には地球の半径2個分の位置と、45個分の位置のどこかを通過する可能性があることを、示唆した。その後、モデリングによるデモンストレーションでは、地球に衝突しないことが判明。直径20mより小さいこの隕石は、地球にとって脅威にはならなかった。ちなみに2013年にロシアの都市チェリャビンスク上空に火の玉を引き起こした隕石よりも小さいものだった。とはいえまだ、地球近くを飛ぶ小惑星群の中には、アリゾナ大学月面惑星研究所のヴィシュヌ・レディー准教授等の天文学者たちが地球にぶつかるかもしれない、と仮定できるほどの天体が、数多く存在するのである。

 パンスターズ は、4台の望遠鏡で継続的に全天をサーベイ観測し移動天体や突発天体を検出する計画である。時間間隔をあけて撮影した画像を比較することにより、地球に衝突する可能性のある地球近傍天体を発見することができる。この計画では、望遠鏡の設置場所であるハワイから観測できる空全域(全天の約3/4に相当)にある、24等級までの天体のデータベースが作成される予定である。  

      

 

 

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