妙高市地域のこし協力隊員ブログ

妙高市地域のこし協力隊員が日々の活動や地域の情報、そして田舎暮らし体験等を綴っていきます♪

ひだまりプロジェクト記録【2.作業編】

2014年10月02日 | 協力隊 石川

 

【1.準備編】から長々と綴ってしまいましたが、

お次は【2.作業編】です。

 

まずは作業開始に向け、メンバーの中でも中心となる若い方で集まり準備会議を開きました。

 

そしてスケジュール調整を行い、実作業へと入っていきます。

作業は日程をあらかじめ決めておきメンバーが都合のつく時に参加して貰いました。

出勤前や休日に来てくれたりと忙しい中、本当にありがたいです。

 

6月末日。

まずは錆落としから!力もいるしかなり根気のいる作業でした。

毎回、蜘蛛の巣と格闘しながら錆まみれで鉄臭くなりました。

次に、錆止めを塗っていきます。

白い骨組みもなかなか良いかも?

この日は地域のお母さんもお手伝いで参加してくださいました(^^)

上塗りはチョコレート色で!

錆びても目立たなく、かつ落ち着いた色に決めました。

 雪の重みでかなり傾いていた骨組を地元の大工さん達に重機で戻して貰い、

土台をコンクリで舗装してからトタンの張り替えをお願いしました。

 

トタンも張り替えるとこんな感じに♪

印象がガラッと変わりますね(*^_^*)

バス停に常備されていた備品のスコップも最初はこんな感じで年期が入っていたので、

ついでにリメイク&補強しておきました(^^)

 

骨組みの変化の過程↓↓

 →   

 →  

  

 

・・・今見ても、気が遠くなるわ((+_+))

 

味気なかった椅子にはヤスリをかけ汚れを落とし、色つきニスを何層も重ね塗りして

ツヤツヤに仕上げました(*^_^*)

 

バス停にもともと取り付けてあった段ボールの新聞受けも、

ご近所の方から「よかったら使って」と桐の木箱をいただいたので新しく作りかえました。

 

ここまででやっと一つ目の上平丸バス停の塗装が完了!

 

一つのバス停でもこんだけかかるのに、残り2か所…

気が遠くなる日もありました。

 

 

二つ目のバス停は小さ目だけど日差しが直に当たる過酷な立地・・・。

それでも、メンバーの方が一緒に作業してくれたので頑張ることが出来ました。

 

ここの屋根は比較的新しかった為、張り替えず上にのぼって塗り直しました。

シリコン入りの塗料が30分後には完全に乾いていたくらいの真夏日で、

このままでは自分達も干からびると危機感を覚えて、この後ご近所さんにお茶のみに寄らせてもらいました。(笑)

 

 

メンバーが誰も来られない日や雨の日には、大工さんの作業所を借りて

黙々と張り替え用のトタンの塗装に追われ・・・

蒸し暑さとシンナーの匂いに頭がボーっとして

 「なんで最初から白くないんだ」と一人でトタンにキレた日もありました。

 

そんなこんなで、なんとかこうして2か所目も塗装終了しました。

 

せっかく綺麗になったからと、用水堀の日にご近所さんが有志で残ってバス停周辺の草取りを行い

後日、花植えもしてくださいました。

綺麗になって終わりでなく、地域のみんなで維持・管理していこうという思いが本当に嬉しいです。

 

 

3つ目のバス停もなかなかの強敵で、トタンが寿命をとっくに越えてました。

天井が吹き抜けです。

一気に張り替え後です。

ここはバス停兼、ゴミ置き場なので真ん中に仕切りがあるのが特徴です。

きれいに床のゴミや泥を取り除いたら…

逆に水が流れ込んでくるようになってしまい少しの雨でもこんな状態に。

急遽コンクリでの舗装作業が追加されました。

ペンキ屋だけじゃなく左官屋さんまで体験できるとは(._.)

 

なんだか途中から説明が雑だし長くて訳わからなくなってきてしましましたが、

そんなこんなで皆さんからの協力のお陰で3か所の改修作業を予定通り進めてくる事ができました。

 

毎回、地域の皆さんから差し入れやお茶のみに誘ってもらって

作業時間と同じくらい休憩時間も多かった気がします。

 

若い人が手伝ってくれてる様子をみると地域の方が本当に嬉しそうで、

普段顔合わせる機会の少ない世代間の交流にも繋がったような気がします。

以上!作業編でした(*^_^*)

 

次回・・・最終章【3.イベント編】に続く。


ひだまりプロジェクト記録【1.準備編】

2014年10月02日 | 協力隊 石川

6月末から作業してきましたバス停改修プロジェクトが、9月いっぱいをもちまして無事終了致しました。

このプロジェクトは地域の若い方と一緒に平丸環境美化実行委員を立ち上げ、

市の元気づくり活動補助金の支援と地区の全面協力を得て進めてまいりました。

 

いろいろな方を巻き込み大きく成長したこのプロジェクトですが、

きっかけは去年の今頃にバス停の前を通った時に

何気なく「きれいにしたいな…」と思ったことが始まりでした。

 

 

鉄骨の塗装は剥げているし、トタンも傷んで錆びてる状態。

でも上からペンキを塗るだけでも雰囲気が変わるだろうし

「ホームセンターでペンキでも買ってきてちょちょいとやってしまおう…♪」

なんて、この時は簡単に思っていました。

 

まさか1年後に、炎天下の中で連日作業することになるとはまだ微塵も思っていなかったのです((+_+))

 

 

地区のバス停なのでまずは地域の方々に許可を貰えるか相談してみました。

反対されることはなく、「いいね!」の反応をいただき、ホッ。。。

 

しかしココで問題が発覚!!

平丸には3つのバス停があることを忘れていたのです。

しかも3つとも同じくらいに建てられ同じくらい老朽化が進んでいるので

直すなら3か所全部やらなければ不公平になってしまう(ー_ー)!!

 

そうなると予算の問題も浮上・・・。

「ちょちょいのちょい♪」なんて考えていた頭を打ち砕かれました。

 

地区の共有物だけど私が言いだしっぺだし…。

地域の負担になってしまっては元も子もないし…。

余計な事だって反対されるかもな…。

 

そんなことをぐるぐる考えていたある日の市役所の定例会議の時、

サポート人さんから〝元気づくり活動助成金〟なるものを教えていただきました。

「そんなありがたいものがあるのか!」と目から鱗でした。

 

しかしココでまた別の問題が浮上!!

助成金を申請するにはメンバーが5名以上必要とのこと。

当初はちょちょい♪と考えていたので作業も一人で黙々と、と考えていた私。

なんだか大事になってきてしまった…(._.)オロオロ。

 

せっかくメンバー集めるなら、普段顔を合わせない若い人に参加してもらえたら地域の皆さんも喜ぶと思い、

地域をまわってみるものの若い方は皆さん外へ仕事に出ていて、中々本人に会えずチラシでの呼びかけになりました。

 

それでも平丸の力になれるならと、若い方を中心に立ち上げメンバーとして10名の方から登録をいただき

なんとか立ち上げにむけて動き出す事が出来ました。

 

 廊下で凍えながら書いた模造紙が懐かしい(^^)

申請書も支援センターの方に何度も修正やアドバイスを貰い3度目でやっと提出できました。

イラストで誤魔化した感満載の模造紙でしたが、

なんとか助成金審査も無事通過することが出来ました☆

 

やっとプロジェクトとして無事スタートを切ることになったバス停の美化作業ですが、

地域全体を巻き込んだ美化活動に繋がるとのことで地区からも全面協力を頂けることになり、

塗装のみでなく傷んだトタンは全て張り替え、この機会に一気に改修することとなりました。

何だがますます大事になってきた…(._.)オロオロ。

 

こんな感じに頼りなく立ち上がったプロジェクトですが、

 今無事にこうして立ち上げ秘話(?)として報告できていることを嬉しく思います。

 

 

準備編はいろいろな思いもあり長々と書いてしまいましたが、作業経過は写真中心でお伝えしたいと思います。

【2.作業編】へ続く(*^_^*)