Fantasy Football(ファンタジーフットボール)戦記

NFLのFantasy Football(ファンタジーフットボール)のほかMLBやNBAについて語ります

2018年ドラフト指名上位QB四天王、Week05までの成績比較で見えてきた個人差

2018年10月14日 20時27分06秒 | NFL2018

2018年のNFLドラフトで1巡目に指名されたQBは5人います。このうち32位で指名されたLammer Jacksonをのぞく4人をドラフト指名上位QB四天王と呼んでいます。具体的にはBaker Mayfield、Sam Darnold、Josh Allen、Josh Rosenですね。この4人が、チーム事情もあって相次いで先発に起用されています。

そしてWeek04は4人全員が先発して、全員が負けるという仲の良さを発揮しました。さらにWeek05はなんと全員がチームを勝利に導きました。MayfieldとRosenにとってはうれしい先発初勝利です。ではWeek06が始まる前に、4人の状況をまとめて見てしまおうというのが本記事の趣旨です。なお本記事の続編は、レギュラーシーズン終了後にも書く予定にします。年末の時点でどんな成績にになっているのでしょうね。

プロフィールを見ると一番若いのはDarnoldで、体が一番大きいのはAllen。196cmで107kgはちょうどCarson Wentzと同じで、身長で11㎝、体重でも10㎏上回るMayfieldよりも一回り大きいイメージです。Mayfieldはよく「小さいQB」と言われるDrew Brees(183cmで95kg)をちょっとずつ上回る程度。こうしてみると180cmで97kgというRussell Wilsonの指名を躊躇したチームが少なからずいたこともうなづけます。

 チームドラフト大学 # 生まれ 年齢   身長    体重  試合先発勝敗経緯
Baker Mayfield CLE 1巡目1位 Oklahoma 6 1995/4/14 23 185cm  97kg 3 2 1-1-0 Tyrod Taylorの脳震盪によりWeek03試合途中で交代
Sam Darnold NYJ 1巡目3位 USC 14 1997/6/5 21 190cm 102kg 5 5 2-3-0 Josh MaCownとの先発QB争いに勝利、Teddy BridgewaterはNOにトレード
Josh Allen BUF 1巡目7位 Wyoming 17 1996/5/21 22 196cm 107kg 5 4 2-2-0 Nathan Petermanの不振によりWeek01試合途中で交代
Josh Rosen ARI 1巡目10位 UCLA 3 1997/2/10 21 193cm 98kg 3 2 1-1-0 Sam Bradfordの不振によりWeek03試合途中で交代

ご存知の通り、4人のうち最初に先発の座を得たのはSam Darnoldでした。昨シーズンの先発だったJosh MaCownからいずれ先発の座を禅譲されるといううわさでしたが、開幕時点で先発の座を得ました。この時点でNYJはTeddy BridgewaterをNOにトレードに出し、Darnold先発の姿勢を明確に打ち出しました。

Darnoldは開幕から先発しているだけあって、1000Yardを投げており、TDも最多の7個を挙げています。QBレーティングが最も高いのはMayfield。ドラフトいの一番指名の貫録を見せたというところでしょうか。パス成功率が高く、1試合当たりの平均パスヤードも1位です。

 Cmp Att Cmp% Yds  TD TD%IntInt% Y/A  Y/C  Y/G  Rate  Sk Sk%4QCGWDRush Yds  TD  FP 
Baker Mayfield 63 107 58.9 838 3 2.8 3 2.8 7.8 13.3 279.3 81.4 8 7.0 1 2 8 31 0  40.62 
Sam Darnold 83 149 55.7 1066 7 4.7 6 4.0 7.2 12.8 213.2 77.2 11 6.9 0 0 13 13 0  59.94 
Josh Allen 65 122 53.3 748 2 1.6 5 4.1 6.1 11.5 149.6 60.4 19 13.5 1 1 31 135 3  62.42 
Josh Rosen 29 59 49.2 386 2 3.4 1 1.7 6.5 13.3 128.7 74.5 3 4.8 0 0 6 22 0  27.64 

Rushing TDを3本も決めているのがAllen。体格の良さもあって既に135ヤードを走っています。RushingのTDは1回につき6ポイントを獲得できるため、Fantasy Point(Week01~05の累計)が最も多いのもAllenとなりますね。ただ自信があるのかボールを持ちすぎる傾向があるようで、Sack数も19で4人中最も多くなっています。

Rosenはほかの3人に比べてデビューが遅かったこともあり、成績も一番低く見えます。本当はもう少しサイドラインで勉強させてからという意図がチームにあったのかもしれませんが、Sam Bradfordに見切りをつけて、今年は負け続けてでもRosenを成長させるべきでしょう。

ということでざっくりまとめましたがWeek06は各QBは実力を発揮できるのでしょうか。MayfiedはLAC、DarnoldはIND、AllenはHOU、RosenはMINときつそうな相手ばかり。試合推移を見守りましょう。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東BUF バッファロー・ビルズ NFC東DAL ダラス・カウボーイズ
MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・レッドスキンズ
AFC北BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西DEN デンバー・ブロンコス NFC西ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR ロサンゼルス・ラムズ
OAK オークランド・レイダース SF サンフランシスコ・49ers
LAC ロサンゼルス・チャージャース SEA シアトル・シーホークス

【2018 Week05 Highlights】ドラフト上位QB四天王が全て勝利、BALのJacksonも試投(最終版)

2018年10月14日 09時34分58秒 | NFL2018

先週、「ドラフト1巡目(10位までに指名された)四天王がそろって先発し、結果的に全員が敗れた」と書いたばかりですが、なんと今週はその4人が全て先発で勝利を飾るという怪挙(快挙ですね)を成し遂げました。

ということで早速、YouTubeダイジェストから。いつものようにここに載るのはYouTubeへのリンクだけです。YouTubeに上がっているダイジェストはこちらですね。なおCHIとTBはBye Weekですから試合がありません。

Colts vs. Patriots Week 5 Highlights | NFL 2018 Titans vs. Bills Week 5 Highlights | NFL 2018
Dolphins vs. Bengals Week 5 Highlights | NFL 2018 Falcons vs. Steelers Week 5 Highlights | NFL 2018
Broncos vs. Jets Week 5 Highlights | NFL 2018 Packers vs. Lions Week 5 Highlights | NFL 2018
Giants vs. Panthers Week 5 Highlights | NFL 2018 Jaguars vs. Chiefs Week 5 Highlights | NFL 2018
Ravens vs. Browns Week 5 Highlights | NFL 2018 Raiders vs. Chargers Week 5 Highlights | NFL 2018
Vikings vs. Eagles Week 5 Highlights | NFL 2018 Rams vs. Seahawks Week 5 Highlights | NFL 2018
Cardinals vs. 49ers Week 5 Highlights | NFL 2018 Cowboys vs. Texans Week 5 Highlights | NFL 2018
Redskins vs. Saints Week 5 Highlights | NFL 2018 Bye WeekはCHIとTB

なお、2018年ドラフトの最後の1巡目QBであるLammer Jacksonは今週1回だけPass Attenptが付きました。開幕戦でも4回を投げ、それ以降の試合ではスナップをQBの位置で受けるもののパスは投げていませんでしたが、久しぶりのパスでした。これでJacksonが先発すれば5人も1巡目指名QBが並ぶわけですが、Flaccoは今シーズンそこそこの立ち上がりなので、変える理由はいまのところありません。

各試合はまだちゃんと見ていないので、今週は試合結果を見た後に随時更新していきます。MNFのダイジェストリンクもその時に貼りますね。

ということで追加版です。

  • IND@NEは、Jurian Edelmanが復帰したことでNEの攻撃が大きく改善されたようです。序盤に大差をつけそのまま押し切るいつもの展開でINDに一度もリードを奪われることなく余裕の勝利を飾りました。Eric Ebronの2TDは焼け石に水でした
  • HOU@DALは先週よかったEzekiel Elliottの出来がいまいち。どちらも1TDずつでFG合戦を制したHOUが勝利を飾りました。Jadeveon Clowneyが頻繁に出てくるようになり、復調の兆しが見えています。OTのDeAndre Hopkinsのスピンムーブは一見の価値ありです
  • NFL Power Ranking3位と2位の対決で期待されたJAX@KCは、Patrick Mahomesが2INT、0TDに抑えられたものの(筆者はFantasyの先発でMahomesを下げましたが正解だったようです)、前半で0-20の大差がついています。Blake Bortlesは1Fumbleで4INTと攻撃陣が不振でした。WRにいい駒がいないJAXとしては、Leonald Fournetteの不在が響いています
  • BAL@CLEはOTまでもつれ込んだもののCLEが2勝目。BALはJoe Flaccoが298Yardを投げたもののTD0に抑えられました。Baker Mayfieldは先発としてあ初勝利。5Sackを浴びたものの342Yardを投げました
  • MNFのWAS@NOは、前週3TDのAlvin Kamaraを疲弊させない戦略なのか、復帰してきたMark Ingramを多用する戦略を取りました。Ingramは期待に応えて2TDを挙げましたが、その分Kamaraの成績が急落。FantasyのKamaraのオーナーとしては複雑なところです。Drew Breesは26/29という途轍もない成功率。363Yardを投げて3TDを挙げました。Alex SmithはRushingでTDを挙げましたがパスでは0TD。大差の試合となりました
  • LAR@SEAは大方の予想に反して、SEAが1QにINTを決めてから接戦に。LARのWR二人(Cooper KuppとBrandin Cooks)が脳震盪で退いていますが、Todd Gurleyが3TDを挙げてチームを引っ張りました。Russell Wilsonは3TDを挙げて奮闘しましたが4Qは無得点。最後は4th DownでJared GoffにSneakを決められ力尽きました
  • NYG@CARは見どころが多い好試合なので未見の方はぜひご覧ください。先行するCARをNYGが追い上げる展開ですが、なんといってもOdell Beckham Jr.からSaquon Barkleyへの57YardのTD Pass(Beckamはこの試合QBレーティング158.3の満点でしたが1回のパスではよくあることです)を見逃してはいけません。パント処理のミスでTDを与えるボーンヘッドや好タックルを反則として取られる不運などに苛まれたNYGですが、4Q終盤にBarkleyのTDで逆転したのはさすが。しかし最後はGraham Ganoに63YardのFDを決められました。こういう展開で勝ちきれないところがNYGだなあと感じる試合です
  • MIN@PHIはPHIが4Qに追い上げたものの届かず。Jay AjayiはTorn ACLでシーズンエンドに。Super Bowl ChampionのPHIはいまいち調子が上がりませんが、Alshon Jefferyも戻ってきたことですし逆襲に期待しましょう

残りの試合はまた後程書きます。

ということで続きですが、昨日「面白い試合」と書いたNYG@CARのCondensed Modeの動画がYouTubeに上がっていたのでリンクを貼ります。Game Passに契約していない方もこれを見ると試合の面白さをお楽しみいただけるかと思います。

Giants vs. Panthers | Week 5 NFL Game Pass Condensed Game of the Week

さて残りの試合は以下の通り。 

  • ATL@PITはJames Connerを使う機会を増やしたことで、得点が伸びました。ConnerはLeveon Bellの不在を埋めるのに十分な活躍で2TDを挙げてくれたため、FantasyでConnerを抱えている筆者にも高得点の恩恵がありました。Antonio Brownも2TDで、JuJu Smith-Schusterは1TDとWRの成績も上がっています。Matt Ryanは6Sackを浴びて、挙げたのは1TDのみ、最後はMatt Schaubにリリーフを仰ぎました
  • GB@DETは、今シーズン強いのか弱いのかよくわからないDET(これまでの1勝はNEが相手)の前に、GBのKであるMason Crosbyが4本もFGを外す(ExtraPointも1本外す)という最悪の展開。前半終了時点で0-24で勝負あった感がありましたね。そのあとAaron Rodgersが3本TDを取って追い上げますが、前半の差があまりに多すぎました。Randoll CobbとGeronimo Allisonが欠場する中、2018年ルーキー(ドラフト5巡目、全体174位)のMarquez Valdes-Scantlingが1TDを挙げました
  • MIA@CINは前半終了時点でMIAが14-0と完封。前半終了間際にJakeem Grantが71Yard走る、見事なPunt Return TDを決めていたんですね。このまま押し切るものと思った4QにCINの逆襲に遭います。Ryan TanehillがINTとFunbleでボールを2度も奪われどちらもそのままTDとなりました。つまりはCINの守備勝ち。FantasyでCINのDEFが22ポイントを獲得したのはこういうわけだったのですね
  • TEN@BUFは1QにJosh Allenが見事なRushing TDを決めてからTDが決まらない試合。BUFのCorey Bojorquez(Punter兼Holder)がFGシチュエーションでPassを投げようとする謎のプレイをして失敗。BUFが何をしたかったのか、現地の記事を読んでもいまいち分かりません。試合はStephen Hauschkaが46YardのFGを決めたところでタイムアウト。AllenはPassでは0TDでしたが嬉しい2勝目
  • DEN@NYJはIsaiah Crowellの219Yard Rushingが炸裂した試合。Robby Andersonの2TDも見事なキャッチでした。そしてTerrelle Pryorのワンハンドキャッチもぜひご覧ください。以前このブログでも書きましたが、PryorはCam NewtonがWRやっているような体格と能力なので、ツボにはまると恐ろしいプレイを見せます。この3TDを投げたSam Darnoldは見事でしたが、一方のCase Keenumは4Sackを浴びて2Fumbleでした
  • Philip Riversのプレイが面白いように決まったOAK@LACの試合。Austin EkelerとMelvin GordonのRBは強烈ですね。OAKはJordy Nelsonが大事なところで顔を出しTDも奪ったところが、GB時代をよく知る筆者にはうれしい限りです。Amari Cooperは目立ちませんでした
  • ARI@SFは赤を基調とするJerseyのチーム同士で、やや見づらい感もありますが問題ないんですかね。Josh Rosenは75YardのPassをChristian Kirkに通した後は、David Johnsonに的確にハンドオフをしてくれました。おかげでJohnsonは2TDで、筆者のFantasy Teamの勝利に貢献してくれています。Matt Breidaが試合途中から退いたSFですが、試合終盤いいところまで追い上げます。しかしC.J. Beathardが勝負どころの4QにINTとFumble Lostを犯しました
全試合の振り返りは、各チームで活躍した選手を把握するためには非常に有効ですが、そろそろ筆者の仕事が年末にかけて忙しくなってきましたので、厳しくなってきました。できるところまで頑張ります。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東BUF バッファロー・ビルズ NFC東DAL ダラス・カウボーイズ
MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・レッドスキンズ
AFC北BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西DEN デンバー・ブロンコス NFC西ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR ロサンゼルス・ラムズ
OAK オークランド・レイダース SF サンフランシスコ・49ers
LAC ロサンゼルス・チャージャース SEA シアトル・シーホークス

フッター

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東 BUF バッファロー・ビルズ NFC東 DAL ダラス・カウボーイズ
MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・フットボール・チーム
AFC北 BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北 CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南 HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南 ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西 DEN デンバー・ブロンコス NFC西 ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR ロサンゼルス・ラムズ
LAC ロサンゼルス・チャージャース SF サンフランシスコ・49ers
LV ラスベガス・レイダース SEA シアトル・シーホークス