Fantasy Football(ファンタジーフットボール)戦記

NFLのFantasy Football(ファンタジーフットボール)のほかMLBやNBAについて語ります

今度こそNE王朝を終わらせよう、Week03のDETに続く因縁の対戦相手とは

2018年09月24日 18時25分24秒 | NFL2018
(ちょっとタイトルが変だったので直しました)

筆者は昔から、リーグを数年続けて制覇するチームを嫌う傾向があります。NBAでいうならMichael Jordanがいた時のChicago Bullsしかり、Shaquille O'nealとKobe BryantがいたLos Angeles Lakersとか(だからいまだに「Eleven Rings」おじさんは忌み嫌っています。誰のことかわからない方はググってね)。
 
お前は「San Antonio Supers(SAS)を応援しているじゃないか」とお気づきになられた方には、「このブログのファン」の称号を差し上げましょう。確かにSASは、この20年で5回もNBA Finalを制していますが、なんと「一度も連覇がない」という、ほかのチームにもチャンスを与えるシェア精神にあふれた戦い方をしています。20年以上チームを率いているHCのGregg Popovichがどういうチーム運営をしているかはわかりませんが。

そういう意味では、MLBなら松井秀喜が加入する前の1996年から2000年の5年間で4回優勝していたNew York Yankeesを応援する気にはなれませんでした。ただし2003年の松井加入後にWorld Seriesで勝てたのは2009年まで待たなくてはいけませんでした。
 
3段落も使って何を言いたいかというと、「NEばかり勝つ展開が面白くない」ということです。以前、NBAとNFLの境遇が似ているチームを比較する記事を書いたことがありますが(これこれですね。今になってこの2本の記事を読むと感慨深いものがあります)、その後も少なくとも2017年シーズンまで、NEの勢いは止まっていません(SASの方はさすがに厳しくなっているのに)。
 
そのNEが2018年シーズンWeek03でDETに敗れ開幕1勝2敗というまさかの黒星先行に陥っています。今日も祝日だった関係でほぼリアルタイムで試合を楽しみましたよ。ええ、NEが負ける試合はとても楽しかったですとも。
 
元NEのDefence CordinatorであるMatt Patricia率いるDETは、Runで時間を使いながらたまに効果的なパスを織り込む攻撃を繰り出し、前半からリードを奪います。Patrick ChungとTrey Flowers欠場の穴も小さくなかったでしょうが、NEの弱点を知っているPatriciaが巧妙に試合を進めた感があります。
 
Matthew Staffordは1TDを食いましたが、力任せのパスはほとんどなく、ゲームコントロールに気を配っています。Kerryon Johnsonがチーム久しぶりの100Yard Rushingしたこともあって、PatriciaにHCとして初勝利をプレゼントしました。
 
NEはというと、出だし3回のドライブを3 and Outとしたあたりから「いつもと違う感」が漂わせていました。Rob Gronkowskiは先週JAXに封じられたときよりは改善して、Receivingで51Yardを稼ぎましたがTDは0。そのGronkowskiがReceivingリーダーというところが、今週のNEの厳しさを物語っています。
 
中盤にSony Michelが続けざまにPassをDropしたときは、日テレジータスで解説を務めた生沢浩さんに酷評されていましたね。昨年までいたDion LewisのようにRBでありつつ、QBが危機の時はSafety Valveとなる役割を期待されているけれど、それができていないという指摘でした。
 
結局Tom Bradyは133Yardの1TDかパスで挙げられず、1INTと2Sackを食らいました。16点差がついていた最後のドライブでは、とうとうプレイを続けずに、時間を流して試合終了を迎えました。先週のJAXに続けての惨敗です。
 
そしてNEはWeek04にGllette Stadiumに全勝のMIAを迎えます。これまでNEの独走を許してきたAFC東地区の一角が、開幕3連勝の勢いをどこまでぶつけられるのか。いつものようにあっさり土俵を割るのか、これまでのように楽をさせないのか、その戦いぶりを見守っていきましょう。
 
そしてWeek05は3日挟んだだけでTNFでINDと対戦します。INDといえばDeflategate事件の相手であり、2018年シーズンのINDのHCに内定していたはずのJosh McDanielsが就任を辞退しNEに残留したというとんでもないことをした相手。Payton Manning在籍時からNEに煮え湯を飲まされてきたINDとしては、帰ってきたAndrew Luckの力を存分に使ってNEを叩きたいところです。
 
さらにWeek06以降は、プレイオフでNEに負けてばかりのAlex Smithに三下り半をたたきつけてPatrick Mahomesに切り替えてきたKC(3勝)、Khalil Mackを引き入れNFC北の首位となった(といっても2勝1敗)、そしてMINをWeek03で叩き潰して強いのか弱いのかよくわからなBUFとの対決が控えています。しばらくは面倒な相手が続くという、NEばかり勝つ時代を終わらせたい筆者にとっては理想的な展開ですね。ここをうまく乗り切れないなら、いよいよNE王朝に終わりがやってくるかもしれません。
 
といいつつ、思い出すのは2014年のWeek05のNE@KCのこと。14-41でKCに惨敗した直後に「NE王朝(Bill Belichick時代)の終焉」論が沸き上がりました。その時に記者会見に臨んだBelichickが「On to Cincinati(次の試合のCIN戦に備える)」と連発していたインタビューの一部がYouTubeで見られるのでリンクを貼っておきます。
 
On to Cincinnati | Do Your Job: Bill Belichick and the 2014 Patriots | DIGITAL EXTRA

その後のNEがどうなったかは皆さんご存知の通り。終わったと思ったNEがそれから4年も「君臨」しています。

とはいえBradyはまちがいなく4歳も年を取りました。PatriciaがやったことをヒントにしたNE対策が進むのも間違いないでしょう。筆者としてはAFC東の3チームには結果を出してほしい。そう願っております。

なおWeek03の結果については、別記事を用意しています。この後に執筆を始めます。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東BUF バッファロー・ビルズ NFC東DAL ダラス・カウボーイズ
MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・レッドスキンズ
AFC北BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西DEN デンバー・ブロンコス NFC西ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR ロサンゼルス・ラムズ
OAK オークランド・レイダース SF サンフランシスコ・49ers
LAC ロサンゼルス・チャージャース SEA シアトル・シーホークス

フッター

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

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NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・フットボール・チーム
AFC北 BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北 CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
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TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
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