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どんぶり勘定はもう時代遅れ

2009-02-27 21:06:07 | Weblog
JASRACに排除措置命令=「包括徴収」見直し要求-公取委(時事通信) - goo ニュース

個別に徴収するためには、楽曲毎に使用回数を管理しなくてはいけないから、
ずいぶん大変だと思います。

使用者が管理するのか、管理者が管理するのか、あるいは双方なのか、
それによっても仕組みがずいぶん変わるでしょう。

ただ、JASRACも書籍やネットでは個別に認可を出しているわけで、
できない相談でもないと思います。

TV/ラジオと雑誌やネットは違う。

うーん、確かにそうでしょうね。

JASRACは「事実認定、法令適用の両面において誤ったもの」として、
審判請求するようです。

どちらの言い分が正しいのかよくわかりませんが、シェアから見て、
事実上、新規事業者の参入を困難にしていることは否めないと思います。

システム化の困難さや徴収の煩雑さを抜きにして考えた場合、
使用者、権利者、管理者、つまり、
TVなどのメディア側と、楽曲の作詞作曲者演奏家歌唱家などと、JASRACの
いずれにとってより有利、より不利になるんでしょうか。

JASRACの契約が排他的ではないとするならば、
前述したシステム化や料金徴収の技術的問題、実務上の煩雑さは、
不利ですが、金額は新しいルールに沿って決めればいいから、
JASRACに特に大きく不利になるとは思わないし、
透明性が高まっていいんじゃないでしょうか。

権利者にとっても配分が明確になっていいんじゃないでしょうか。

メディアはJASRAC管理外の楽曲の使用もやりやすくなるか、
それとも全体としてより慎重な利用になるかもしれません。

むしろ効果音などで軽々しく使われ過ぎている気もしますから、
部分的な使用、BGM的な使用は減るかもしれません。

それともスポーツニュースでの映像使用のように、
何秒以内ならよいとか、何分の一までならよいとかになるかもしれませんね。

包括徴収契約を止めたら、新規参入が盛んになるとか、
関係者がみんな喜ぶ方向になるとも限りませんし、
仮にそうだったとしてもすぐそうなるとは限りません。

いずれにしても、どんぶりでやるのはもう時代遅れ、
個別徴収は技術的にも可能だと思いますし、
大変だ、できない、ではなく、どうやればできるかを
考えていくべきなのかも知れません。
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