冷蔵庫壊れる、と見事なシャープの対応

先日から冷蔵庫の調子が悪い。
もう１０年ほど経つけど、こんな症状は初めて。

氷はできるのだが、アイスが柔らかくなり、冷凍食品もやや柔らかい。

製氷の時間がかかるようになり、凍らなくなり、
ついには氷が溶け出し、冷蔵室も生暖かい。
温度を測ってみると、冷蔵室が１５～２０度、冷凍室が０～３度くらい。

冷蔵室も冷凍庫も風もは出ているが、それほど冷たくない。

霜取り云々の話ではなく完全な故障と思われる。

一応修理をしようと考えたが、当座の対策として、
冷凍品を使い切り、冷凍庫を冷蔵室代わりに使う。

それでも温度が高くならない保証がないので、
別の冷蔵庫でペットボトルの水を凍らせて、保冷材代わりに使う。

シャープのＨＰを見ると自己診断の方法が書いてある。
その結果は故障で、修理受付窓口へ連絡せよ、というものだった。

電話はフリーダイヤル。
これはシャープのことではなく、他のメーカーやショップの場合の経験だが、
フリーダイヤルのお客様相談室は、つながらなかったり、待たされたりと、
いい記憶がない。

調べたところ「お問い合わせ」にメールのフォームによるお問い合わせを発見。

日曜だったし、メールのほうが確実だろうと
型番や症状を書いてメールしたのが日曜日の昼過ぎ。

折り返し「受け付けました」の自動応答メールが届く。

ここまでは予想通り。

お盆でもあるし、連絡が来るのは、いいとこ月曜の昼か、
そこからああでもない、こうでもないとやり取りがあって、
いいとこ今週中かな、と考えていた。

ところがその日の午後２時ごろ、シャープから電話。

メールの内容を確認し、火曜日には出張修理に来るという。

症状を聞いて、推測される２種類の原因から、修理費用の概算まで言ってくれた。

細かい点は忘れたが、軽症で１．５万～１．７万円、
重症の場合は５万～６万とのこと。

その結果、修理をお願いしないことも可能で、その場合は出張料の３１５０円のみ。

火曜の９時から１０時の間に電話して訪問時間を知らせるとのことだった。

すばやい対応に拍手

そして、今日。
ご担当者より９：４０ころ電話があり、１２時前後に来るとのこと。

少し遅れたが、１２：４０ころ来訪。
おおよそ３０分ほどの診断の結果、冷媒のパイプがだめになっているなどで、
修理は相当大掛かりになり、数万円はかかるし、数年で再発の可能性もあり、
費用対効果からいって買い替えをお勧めするとのことだった。

ここでこれを買いなさいとかの提案でもあれば、
売らんがための、、、ということもありえようが、
製品の販売、斡旋はしないということで、
もちろん聞けばシャープ製の冷凍冷蔵庫についての知識はお持ちだが、
カタログや価格などについては関与しないことになっているとのことだった。

このあたりも誤解を招かないための施策だろうが、なかなか良いのではないか。
説明もわかりやすく、非常によかった。

経費は当初の説明どおり出張料の３１５０円のみ。

シャープ、修理対応は正確にはシャープエンジニアリングだが、お見事でした。

この後、かみさんとヤマダ電機、コジマなどに冷蔵庫を見に行くことになるのだが、
その話はまた後日。