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2019年国内映画産業統計

2020-01-29 22:53:34 | 映画関連
映連、日本映画製作者連盟は毎年1月下旬に前年の映画産業の統計数値を発表している。
今年は1/28に発表された。

それによると、2019年に日本で公開された映画は邦画:689本、洋画:589本の計1278本。
前年比107%、データのある1955年以降で最高の本数となっている。

現在のスクリーン数は3583でこれは過去最大ではない。
過去最大は1960年の7457で、そこから1993年の1734まで減る一方だった。
但し、当時はシネコンが出るか出ないかの時で、1960年の年間上映本数は763本で今とは程遠い。
当時は年間11億人が映画館に足を運んでいたがテレビの普及とともに映画人口は衰退の一途となった。

あまり遠い昔の話をしてもしょうがないので、直近の話に戻すと、
3583スクリーンのうちシネコンが3165でこれも過去最大。
なお、映連のシネコンの定義はスクリーン数が5以上となっている。(ほかにも条件あり)

昨年の総入場者数は1億9491万人で前年比115%で、昨年、一昨年と前年割れだったから
3年ぶりの増加で2000年以降では最高。

平均入場料金は1340円と前年比102%。
安くないか? と思われるかもしれないが、映画を見るのは大人(昨年1800円から1900円に値上げ)だけでなく
シニア、高校生、子供、もいるし、夫婦50、カップル、レディスデイ、ファーストデイなどの割引もある。

別に書こうと思っているが、邦画では子供向けと思われる作品が多く年間興収ランキング上位に食い込んでいて、
結果として平均単価を引き下げる効果が出ていると思われる。

興行収入は2611億8千万円。
これを1億9491万人で割った値が平均入場料金で1340円となる。

映画1本あたりで見ると、平均興収は2億440万円ほど。
これを興収ランキングとの絡みで見るとまた別のことが見えてくるがそれは後ほど。

ここ10年以上、本数、興行収入とも邦画が洋画を凌駕している。

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