ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

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3月20日

2020-03-20 16:32:21 | 観察
今日は春分の日。
太陽が特定の位置(春分点)を通過する日です。
一般には「昼の長さと夜の長さが同じになる日」と知られていると思いますが、実際には昼が長い。
ちなみに今日の日の出は5:45、日の入りは17:53で、その差は12時間8分です。

これにはいくつか理由があって、日の出/日の入り近くの太陽の光は大気で屈折して実際よりも上に見えるため、
朝はまだ出ていないはずの太陽が見えるし、夕方は沈んでしまった太陽がまだ見える。その差は数分。

日の出は太陽の上端が地平線に顔を出した瞬間であり、日の入りは、太陽が完全に地平線に沈んだ瞬間なので、
それぞれ太陽の中心から半分進む時間ずれており、太陽1個分の昼の時間が長くなる。
代わりに夜の時間が太陽1個分短いので、併せて太陽2個分の時間、昼が長いことになる。

太陽の視野角は約30秒(60秒で1度)。
この距離を太陽が進むには(実際には地球がその分回転するには)2分かかる。
日の出日の入りがそれぞれ1分ずつ余分に計測されるので、たとえば今日でいうと、
朝、太陽の中心が地平線を通るのは5:46、同じく夕方は17:52で、その差12時間6分。
夜の時間は、11時間52分から11時間54分に伸び、昼夜の差は16分から12分に減る。

ちなみに昼夜の長さが逆転したのは3/17で、日の出5:49、日の入り17:50でした。



今日はもう一つ忘れてはならないというか、忘れられないのは1995年に地下鉄サリン事件が起こった日です。

1995年は1月17日に阪神淡路大震災が起こりました。
鉄道も被災しましたが、途中まで電車が通るようになり、バスを乗り継いて神戸に入ることができました。

ちょうど芦屋付近だったか、JRを降りて連絡のバスに向かう途中、ラジオが「地下鉄で毒ガス事件」を伝えました。
私が「東京の地下鉄で毒ガス事件があったらしい」というと、一緒に歩いていた亡父が「またオウムか」と言ったのを
よく覚えています。

当時私は官公庁相手の仕事をしており、霞が関官庁街に行くこともよくあったので、もし神戸に行っていなかったら
被害者の一人に名を連ねていたかもしれません。

人の筋肉は収縮と弛緩がそれぞれ別の化学反応で行われますが、サリンは弛緩を担う物質を不可逆的に不活性化します。
収縮した筋肉は収縮したままで元に戻らない、いわば「攣り続ける」ので、全身の機能障害がおこり、最悪死に至ります。
サリンは揮発性が高く、皮膚からも吸収されるので非常に危険です。

サリンそのものは20世紀初頭には発見されていたようですが、化学兵器として実用化したのはナチスドイツです。
しかし、ナチスはサリンを使用することはありませんでした。
2013年と2017年にアサド政権がシリア内戦で反政府勢力への攻撃に使用した疑惑がもたれていますが、
真相はよくわかっていません

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