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稀勢の里、土俵際、崖っぷちを通り越して、体が土俵外に浮いている状態

2019-01-16 00:19:54 | スポーツ
もう何も言えない。

立ち合いは良いように見えたが、栃煌山に懐に入り込まれ、両差しを許すと、
左からの投げで体を入れ替えられて棒立ちになり、そのまま土俵際に押し込まれ、
力なく土俵を割った。

その瞬間、多くの観客は口を大きく開けて「あーぁ」と漏らす。
しかし、すぐに館内は静まり返り、逆に異様な雰囲気。
横綱が負けると、歓声とともに座布団が舞い、危険だから座布団は投げないようにとの
アナウンスがあるのが通例だが、それもない。

何とかしようと頑張っているだろうし、気持ちを切り替えていこうともしているだろう。
悔しいだろうし、自分を情けないとも思うだろうが、結果は結果。

ところで、今場所は稀勢の里に限らず、横綱大関は白鵬以外総崩れ。
鶴竜と高安が1勝2敗、豪栄道と栃ノ心は3連敗だ。

一人白鵬だけが3連勝だがこれも決して楽勝ではない。
昨日はまさに薄氷を踏む思いの土俵際、俵の上で体をくるっと一回転させて難を逃れた。

今日は逸ノ城との対戦で、立ち合い左上手を取ったかと思ったが、掴んだのは下がりだった。
とっさに巻き替えてうまく両差しになったものの、逸ノ城も昔のように簡単にはあきらめない。
右四つがっぶりになってからも、白鵬と互角のせめぎあい。
最後は上手を切られて、白鵬の上手投げを食らったが、1分を超える大相撲だった。

「白鵬薄氷」が霞んでしまう他の力士の大乱調も稀勢の里の去就を心配するメディアやファンの
関心からはやや遠いところにある。

明日出るとすれば対戦相手は錦木。これも決して楽な相手とは言えない。
今日は物言いがついたとはいえ、一方的に鶴竜を土俵の外に押し出し金星を上げた。

初日は左差しにこだわる悪い癖で体勢を不利にして押し出され、
2日目は立ち合いまずまずだったが、いなされて崩れ、首を抑えて土俵に転がされた。
そして今日は、あっさり両差しになられて寄り切られた。
つまり、この3日間良いところなしで、素人目にはこの後も勝てそうな気がしない。

この3日間、役力士は小結の御嶽海だけ。
仮に15日間取るとしたら、後まだ横綱2人、大関3人、関脇2人、小結1人が残る。
ここから立て直して自分の相撲が取れたとしても全部勝てると思えない。
どうなるんでしょうか。

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