2009/12/18、109シネマズ木場。
*
クエンティン・タランティーノ監督、
ブラッド・ピット、ダイアン・クルーガー、クリストフ・ヴァルツ。
**
1941年、ナチ支配下のフランス農村地帯。
「ユダヤ・ハンター」として恐れられるランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)に殺されたドレフュス一家。
娘のショシャーナ(メラニー・ロラン)だけがかろうじて難を逃れる。
同じ時期のイタリア戦線。
アルド・レイン中尉(ブラッド・ピット)はユダヤ系アメリカ人、反乱ドイツ人らで、
特殊部隊を組んでいた。
彼らの任務は残忍な方法でナチを殺すこと。
彼らは殺したナチの頭の皮をはぎ、生き残りも捕虜にはせず、
殴り殺すか、額に鍵十字のマークを刻んだ。
彼らは「バスターズ」としてドイツ軍におそれられる。
1944年、パリのとある映画館前。
若くして館のオーナーであるエマニエル・ミミューは、あのショシャーナだった。
偶然、英雄視されている若いドイツ軍人
フレデリック・ツォラー(ダニエル・ブリュール)と出会い、
ツォラーの栄光をツォラー自身が主演した映画をエマニエルの館で上映することに。
警備担当はあのランダ大佐だった。
ショシャーナは、このプレミア上映を復讐の機会にしようと考える。
一方、イギリス軍は、この上映会の情報を入手、
ヒコックス中尉(マイケル・ファスベンダー)を潜入させる作戦をとる。
手引きは、ドイツ人で連合軍のスパイの女優、
ブリジット・フォン・ハマーシュマルク(ダイアン・クルーガー)。
ヒコックス中尉らが落ち合うがバーにはいないはずのナチ兵が大勢いた。
結果、ドイツ人でないことがばれ、激しい銃撃戦の末、
ヒコックスを含むバスターズの3人は死亡してしまう。
果たして、ショシャーナの運命は。この後、レイン中尉のとった作戦とは、、、。
**
CGなのか、特殊メイクなのかわからないが、残忍な描写多し。
R15+指定もやむなしだが、ブラピだからと言って
女性を連れて行くのは少し考えたほうがいいかもしれない。
実をいうと、タランティーノ作品は「キル・ビル」「同2」しか見たことがないが、
タイトルからしてタランティーノ流というか、いろんなタイプのフォントを使い、
こだわってないように見せることにこだわっている。
エマニエルの動きを俯瞰で見せるところは「キル・ビル」でも見た。
*
英語、ドイツ語、フランス語をしゃべる人大勢登場。
クリストフ・ヴァルツに至ってはさらにイタリア語までしゃべる。
ゲッペルスの美人通訳は、ジュリー・ドレフュス。
映画では、ドイツ語とフランス語の通訳だが、さらに英語と日本語もしゃべる。
タランティーノ作品では「キル・ビル」にも出ている。
「訛り」が重要な意味を持っているが、アメリカ人は訛っていながら
無頓着というか、ぞんざいな設定が面白い。
*
バスターズはBASTERDSとつづる。
BASTARDなら俗語で、野郎みたいな意味もあるが、
BASTERDは、辞書では出てこない。
また、ゴースト・バスターズの、BUSTERS(壊す人)とは違う。
** 追記 **
大方の感想通り、ランダ大佐のクリストフ・ヴァルツが好演。
一部には、ブラピを食っているという意見も。
私自身はブラピのあのへんてこな訛りでのいわば怪演がとても気に入っていたし、
クリストフ・ヴァルツとの掛け合いが面白かった。
さて、ツォラー二等兵のダニエル・ブリュール。
初めて見たかと思ったが、これはかみさんの記憶の勝ち。
「グッバイ・レーニン」の主役アレックスだった。
「ボーン・アルティメイタム」にも出てたらしいが、それは覚えていない。
未見だが「戦場のアリア」でも、ダイアン・クルーガーとも共演したらしい。
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クエンティン・タランティーノ監督、
ブラッド・ピット、ダイアン・クルーガー、クリストフ・ヴァルツ。
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1941年、ナチ支配下のフランス農村地帯。
「ユダヤ・ハンター」として恐れられるランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)に殺されたドレフュス一家。
娘のショシャーナ(メラニー・ロラン)だけがかろうじて難を逃れる。
同じ時期のイタリア戦線。
アルド・レイン中尉(ブラッド・ピット)はユダヤ系アメリカ人、反乱ドイツ人らで、
特殊部隊を組んでいた。
彼らの任務は残忍な方法でナチを殺すこと。
彼らは殺したナチの頭の皮をはぎ、生き残りも捕虜にはせず、
殴り殺すか、額に鍵十字のマークを刻んだ。
彼らは「バスターズ」としてドイツ軍におそれられる。
1944年、パリのとある映画館前。
若くして館のオーナーであるエマニエル・ミミューは、あのショシャーナだった。
偶然、英雄視されている若いドイツ軍人
フレデリック・ツォラー(ダニエル・ブリュール)と出会い、
ツォラーの栄光をツォラー自身が主演した映画をエマニエルの館で上映することに。
警備担当はあのランダ大佐だった。
ショシャーナは、このプレミア上映を復讐の機会にしようと考える。
一方、イギリス軍は、この上映会の情報を入手、
ヒコックス中尉(マイケル・ファスベンダー)を潜入させる作戦をとる。
手引きは、ドイツ人で連合軍のスパイの女優、
ブリジット・フォン・ハマーシュマルク(ダイアン・クルーガー)。
ヒコックス中尉らが落ち合うがバーにはいないはずのナチ兵が大勢いた。
結果、ドイツ人でないことがばれ、激しい銃撃戦の末、
ヒコックスを含むバスターズの3人は死亡してしまう。
果たして、ショシャーナの運命は。この後、レイン中尉のとった作戦とは、、、。
**
CGなのか、特殊メイクなのかわからないが、残忍な描写多し。
R15+指定もやむなしだが、ブラピだからと言って
女性を連れて行くのは少し考えたほうがいいかもしれない。
実をいうと、タランティーノ作品は「キル・ビル」「同2」しか見たことがないが、
タイトルからしてタランティーノ流というか、いろんなタイプのフォントを使い、
こだわってないように見せることにこだわっている。
エマニエルの動きを俯瞰で見せるところは「キル・ビル」でも見た。
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英語、ドイツ語、フランス語をしゃべる人大勢登場。
クリストフ・ヴァルツに至ってはさらにイタリア語までしゃべる。
ゲッペルスの美人通訳は、ジュリー・ドレフュス。
映画では、ドイツ語とフランス語の通訳だが、さらに英語と日本語もしゃべる。
タランティーノ作品では「キル・ビル」にも出ている。
「訛り」が重要な意味を持っているが、アメリカ人は訛っていながら
無頓着というか、ぞんざいな設定が面白い。
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バスターズはBASTERDSとつづる。
BASTARDなら俗語で、野郎みたいな意味もあるが、
BASTERDは、辞書では出てこない。
また、ゴースト・バスターズの、BUSTERS(壊す人)とは違う。
** 追記 **
大方の感想通り、ランダ大佐のクリストフ・ヴァルツが好演。
一部には、ブラピを食っているという意見も。
私自身はブラピのあのへんてこな訛りでのいわば怪演がとても気に入っていたし、
クリストフ・ヴァルツとの掛け合いが面白かった。
さて、ツォラー二等兵のダニエル・ブリュール。
初めて見たかと思ったが、これはかみさんの記憶の勝ち。
「グッバイ・レーニン」の主役アレックスだった。
「ボーン・アルティメイタム」にも出てたらしいが、それは覚えていない。
未見だが「戦場のアリア」でも、ダイアン・クルーガーとも共演したらしい。
ショシャナとバスターズは直接は交わらないけど、ストーリー的に交わる、そしてその交差点にランダ大佐がいる。この構成が上手いと感じました。それにしてもヴァルツがいいです。
カンヌでは主演男優賞取りましたが、ゴールデングローブではやはり助演男優でのノミネートでしたね。
ランダ大佐、良かったですね。
冷徹な男からの変貌ぶりが際立ってました。
ブラピとの掛け合いもよかった。
コメとトラバ、ありがとうございました。
予想外に残忍な描写が多くて、ちょっとあせりましたが、
相変わらずのタランティーノ・ワールドを楽しめました。
今回は国際色豊かで、役者の演技にも際立つものがあり、タラの新しい可能性を感じさせましたね。
確かに、気持ち悪かったです。
ブラピの「ボンジョルノ」には吹いてしまいました。
(最近のもの)全てに返事を書かせていただきましたので、時間のあるときにでも読みにきてくださいね。
映画の方ですが、過去のタランティーノ作品の中では一番コレが普通に面白いように思えました。他のは…ちょっと遊びすぎ感がありますね。
では、また来させていただきます。今後とも宜しくお願いいたします。
更にこちらにもコメントをいただき嬉しいです。
>男前になったスティーヴ・ブシェミ
うーん。
私には外人になった中川家弟に見えます。
実はスティーブ・ブシェミは好きです。
「アルマゲドン」のいかれたやつとか、大好きです。
色々な言葉を駆使するランダ大佐はすごかったですね。
ブラピのヘタクソイタリア語も笑いました。
英語の訛り方とか、ちょっと日本人には難しかったですが。
欧州系の方は米国の方に比べて、
多国語に堪能な方多いようですね。
私も普通の日本人なので英語の訛りはほとんどわかりません。
イギリス風とアメリカ風それにアメリカの黒人風のしゃべり方がなんとなくわかる程度です。
でも現実問題としては、スパイの看破には訛りや言い回しの違いが重要だというのは判ります。
どう違うかはわかりませんけど。