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EU、充電端子からライトニングを排除

2022-06-08 06:33:39 | IT
USBというとUSBメモリのことだと思っている人もいると思うが、
USBはユニバーサル・シリアル・バスの略で、接続規格の一つに過ぎない。
というか端子の名前だと思った方が良い。

USBコネクタを持ったメモリーデバイスをUSBメモリというのであって、
USBがメモリの略称ではない。

そういう使い方は別に突飛なものではなく、例えばPETボトルをPETと言ったりするが、
PETはポリエチレンテレフタレートの略で、素材の名称に過ぎない。

話がそれたが、昔のパソコンは、それぞれの機器ごとに異なるコネクターで接続していたが、
新しい規格と共に端子の形も変わっていった。

USBコネクタもその一つで、今では多くの機器をUSBで接続している。
ただ、マウス、プリンターあたりならまだしも、デジカメやスマホのように小さく薄くなり、
コネクタのサイズや数に制限が出てくると、コネクタも小さくなる必要が出てくる。

当初はTYPE-AとTYPE-Bだけだったものが、小型のMini-B(Mini-USB Type-B)
さらに薄型のMicro-B(Micro USB2.0 Type-B)と移っていった。

Micro-Bは小さいのに向きがあって刺しにくく、最近の主流はTYPE-Cとなっている。

一方アップルでは、独自規格としてライトニングを採用しており、当然ながらコネクタが違うので
ライトニングの機器はUSBのどのタイプの機器ともそのままではつながらない。
独自規格で顧客を誘い込み、自社製品に取り込むのは決して悪いことではないが、規格のことなんか
知らない一般ユーザーにとってはいろんなケーブルを使い分けなくてはならず不便。

EUでは「電子機器の充電端子について、規格をUSB Type-C」に統一することで大筋合意。
ラップトップを除く電子機器の充電端子は2024年までにTpye-Cにしなければならない。

ライトニングについてはよく知らないが、USB端子は充電端子だけでなく通信端子としても使われる。
USBケーブルは電源と通信の両方に使えるものが多いが、中には電源専用、通信専用のものあり、
使う側がよくわかっていないと同じタイプだから一つでいいとか、大変便利とまでは言えない。
さらに新しい企画が必ずしも性能機能が優れているとは言い切れない面もある。
EVのコネクタのように欧米と日本でせめぎ合い両方並立のようになることもある。

いずれにしても規格の統一は利便性が増す一方で少数派の排除にもなりかねず、痛しかゆしの部分もある。


これでは、サードパーティの機器の開発の阻害、

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