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ずっこけたスーパーマン物語

2007-03-25 21:16:39 | 映画関連
「スーパーマン」俳優の死の謎解明?(スポーツニッポン) - goo ニュース

「ハリウッドランド」

期待はしていた映画なので公開が決まって嬉しい。

ただ、本国ではずっこけた映画の部類で、千4百万ドルしか稼げなかった。
諸外国でも今までにこの映画で百万ドル売り上げた国はない。

全部合わせて、日本円で20億円の興行収入と言ったところ。
これが邦画ならそこそこ売れた、となるんでしょうが、
ベン・アフレック、エイドリアン・ブロディ、ダイアン・レインとなれば、
赤字必至でしょう。

ベン・アフレックは、興行的には成功した
「トータルフィアーズ」「デアデビル」の後、
60億円掛けた「ジーリ(原題:Gigli)」が約7億円と惨敗。

70億円掛けた「ペイチェック」はアメリカでは60億円、
全世界の興行でおよそ120億円と何とかペイチェックが支払えたレベル?

その後も「世界で一番パパが好き(原題:Jersey Girl)」は
40億円の製作費に30億円(世界では40億円)で赤字だったろうし。
「恋のクリスマス大作戦(原題:Surving Christmas)」では
15億円(世界で20億円)にも満たず、ずっとずっこけ続き。

「スモーキン・エース」では製作費20億円で、
本国で40億円、世界で今のところ60億円と
何とか汚名挽回と言ったところだが、外れも多い。

こうしてみると、親友マット・デイモンとの差が大きく開いたと言える。

ただ、「ハリウッドランド」に関していえば、
見た人の評価は高く、ベネチア国際映画祭で最優秀男優賞を受賞しているなど、
とかく評判と業績は一致しない見本のようだ。



注:
一般に興行収入の50~60%が製作会社の取り分と言われるが、
世界全体の売り上げが直接製作会社にはいるわけではない。

国ごとに配給権を持つ会社が違っていて、
配給会社が一括+歩合で製作会社に金を払っていることもあるし、
細かい契約もどうなっているか判らない。

したがって、興行収入が少なくても製作会社が赤字になるとは限らないが、
配給会社を含むトータルで赤字になっていることは間違いない。

また、ハリウッドの映画システムは、諸外国での売上も勘定に入れているが、
最大の関心事はやはりアメリカ全土での興行収入がどうかであって、
特に続編を作るかどうかはアメリカでの評判に左右されることが多いようだ。

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