奥田氏の懐の深さ

「会っても理解できない」　奥田会長が成果に疑問 (共同通信) - goo ニュース

一連の発言を見るにつれ、奥田氏の懐の深さをあらためて知らされる。

今回の発言も「じゃあ自分はインターネットのことが判っているのか」などと思ってはピントがずれる。
要は、相手が自分とは違うことをきちんと認識し、相手を良く知ろうとする心構えがにじみ出ていると見るべきだ。

良くも悪くも相手を理解しようとしないと話が進まないということだ。

必ずしも相手の土俵で勝負する必要はないが、自分が将来のビジョンを明確に持っていて、
相手の戦略を理解できていれば、こちらから相手を利用することが出来るはず。
理解できないと反発するだけになる。あるいは良いように振り回されてしまう。

防御ばかりでは先へ進まない。
それこそ鎖国時代の日本のようになって、当面の自己保身は出来るかもしれないが、
将来に続く企業の繁栄と、社会への貢献は出来ないということだろう。

放送業界には、社会的責任があるというなら（これは大きな企業が皆持っている理念であり、放送業界に限らないが）
面白くなければ、、、とか、きっかけは、、、なんて言ってないで、放送どうあるべきか、真剣に考えて欲しい。
（ＮＨＫの放送８０周年事業の趣旨なども参考になりますよ）