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映画「スパイダーマン ノーウェイ・ホーム」2022/1/28@ユナイテッドシネマ豊洲

2022-01-29 14:45:55 | 映画感想
まん延防止措置真っただ中、東京の一日の新型コロナ巣感染者数が1万7千人を超え、
3日連続で過去最多を記録している。
都の基準による重症者は20名だが、国の基準に比べるとはるかに少ないらしい。
(以前は大差なかったが、オミクロン株になってからは差が大きく開いた)

平日とはいえ、ららぽーと豊洲はかなり空いていて、人影はまばら。
ユナイテッドシネマ豊洲だけではないが、なるべく人との接触を避けるため、映画館では
体温は自立の据え置き型体温計で測り、チケットはもぎらない。

しかしながら、駐車券は手渡しだし、おまけ(サービスチケットや映画グッズなど)も手渡し。
感染対策やってますよ、の意思表示にはなるが、感染予防の実効は疑わしい。

映画はトム・ホランド版スパイダーマンの3作目。
スパイダーマンファンにとっては集大成のような内容になっている。

2002年の「スパイダーマン」3部作と、2作で終わってしまった「アメイジング・スパイダーマン」
それにトム・ホランド版の「スパイダーマン」を見ている(少なくとも知っている)前提の映画。
関連するアベンジャーズ版は見ていなくても良いが、アイアンマンとの関係は知っておいた方が良い。
尚、念のためアイアンマンの正体はスターク社の社長、トニー・スタークであることも。

全米では7億2300万ドル余を稼ぎ出し、歴代4位。
歴代3位の「アバター」までは、その差4千万ドルを切った。
世界全体では16億9400万ドルで歴代6位となっている。
こちらは上位5作品がいずれも20億ドルを超えているのでどこまで迫れるか。

日本国内では、先週末までに30億円を稼ぎ出しているが、映画館の扱いはそろそろ
小さめのキャパのスクリーンに移っている。



冒頭は前作で死んだミステリオ(ジェイク・ギレンホール)の死の間際の独白で始まる。
(前作のラストとつながっている)
ミステリオはスパイダーマン(トム・ホランド)がドローンで攻撃して自分がやられたと語る。
そして、その正体はピーター・パーカーだと明かしてしまった。
デイリー・ビューグルのニュースキャスター、ジェイムソン(J.K.シモンズ)は
ミステリオはヒーローでスパイダーマンが悪とのニュースを流す。

ピーターはミステリオ殺害と周辺の破壊の疑いで逮捕されるも、証拠不十分で不起訴となる。
しかし、正体がばれてしまったため、通常の生活ができなくなってしまった。
人々はスパイダーマン擁護派と非難派に分断。
MJ(ゼンデイヤ)や、ネッドにも非難が及ぶ。

ピーターとMJ、ネッドはそろってMIT進学を希望しており、合格は間違いないと思われていたが、
スパイダーマンとその友達であることを理由に入学が許可されなかった。

ピーターは自分のせいだと考え、悩んだ末、ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)を訪れ、
自分がスパイダーマンであることをみんなが忘れるよう魔法をかけてほしいと頼む。

一旦は断るドクター・ストレンジだったが、ピーターに気圧されて承諾。
魔法をかけ始めるとピーターはMJは除外して、トッドも、メイおばさんもと次々要求を出し、
ドクター・ストレンジの魔法は暴走し、失敗する。

忘却の要望がMITへの入学が拒否されたからだと知ったドクター・ストレンジは、MITに交渉してないのかと
ピーターを諫め、ピーターは、空港に向かっていたMITの副学長へ依頼に向かう。

車は渋滞で止まっており、ピーターは再考を願い出る。
突然高速道路にドクター・オクトパス(アルフレッド・モリーナ)が登場。
辺りは惨劇となり副学長も橋から落下寸前に追い込まれる。
ピーターも掴まれるが、スパイダースーツのナノマシンがドクター・オクトパスのアームを支配して確保し、
副学長を救出。副学長は再考を約束する。

ドクター・オクトパスは、ドクター・ストレンジの地下室に転送されて監禁される。
そこにはトカゲに変身したリザードも確保されていた。

ドクター・ストレンジは魔法の暴走でマルチバースからスパイダーマンーの正体を知ったビランが呼び寄せられた。
今のうちに残りのビランを確保するようピーターらに指示する。

エレクトロ、サンドマン、そしてグリーン・ゴブリンもオリジナル・キャストで登場して大暴れ。
事態はますます混沌としてくる。



「ドクター・ストレンジの魔法で誰もスパイダーマンの正体を知らない世界となった、さてどうなる」が、
物語の緒だと思っていたので、そうなっていないのは想定外だった。

予告ではドクター・オクトパスが大きく取り上げられているが、グリーンゴブリン、サンドマン、エレクトロも出ている。

そして予告では敢えて見せていないのが、過去作で映画的には解決したもののスパイダーマンの抱えるトラウマ。
それらを伏線とするかの如く、今作で回収にかかる。
終盤ピーターの下した結論で事態は大きく変化し意外な結末を迎える。

これでトム・ホランド版は終わりなのか、それとも続編があるのかは不明。



おまけシーンが2つ。
ひとつはヴェノムに取り付かれているエディ(トム・ハーディ)がカウンターで飲んでいるシーン。
直後、元の世界に呼び戻されたが、ヴェノムの一部であるシンビオートが残されていた。
果たして「ヴェノム3」はあるのだろうか。

そしてもう一つは、本作でドクター・ストレンジが開いてしまったマルチバースが引き起こす物語。
5月公開の「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」につながるシーン。

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2 コメント

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時空を超えて  (もののはじめのiina)
2022-01-30 10:42:50
いろんなむアイデアを持ち寄ったスパイダーマンでした。

スパイダーマンが想像上のキャラクターとはいえ、時空を超越したことにして新たな物語りを造り上げたのですね( ^ω^)・・・
返信する
スパイダーファンに贈るスパイダーマンの物語 (KGR)
2022-01-30 10:59:31
トピー・マグワイアがアンドリュー・ガーフィールドに向かって「君はアメイジングだ」と言う。
ジェイミー・フォックスが「いつか黒人のスパイダーマンが出てくると良いな」と言い、トム・ホランドが「きっと出てくるよ」と返す。
スパイダーバース版を含めてファンに贈る小ネタ満載です。

次作あるのか、ないのか。トム・ホランド続投なるのか。アニメ版の展開は・・・等々が気になる終わり方でした。
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