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試写会「ゲキ×シネ蛮幽鬼」@東劇

2010-09-28 20:53:24 | 映画感想
2010/9/24、新橋(東銀座)の東劇での開催。
最初にプロデューサー登場のトーク・セッションがあった。



堺雅人、上川隆也、稲森いずみ、早乙女太一、他、劇団☆新感線。



ゲキ×シネとは、劇団☆新感線の舞台を映像に撮り、それを劇場で流すことにより
舞台の良さと映画の良さをミックスしようと考えた映像手法で、
同じプロデュー座が手がけた作品としてはこれで8本目らしい。
いずれも劇団☆新感線の舞台を映画化したもののようだ。



昔々、大陸の東に位置する島国、鳳来国は、4人の若者を
大陸の大国、果拿の国(かだのくに)に送り、先進的な考え方を学ばせていた。

間もなく鳳来国に帰ることになったある星降る夜、
これを吉兆と見るか凶兆と見るかの、師匠の問いに、
音津空麿(おとつのからまろ、粟根まこと)と稀浮名(きのうきな、山内圭哉)は
凶兆と読み、伊達土門(だてのどもん、上川隆也)は、吉兆と見た。

師匠の覚え宜しき伊達土門に空麿と浮名は身分のことで嫌味を言うが、
帰国すれば、妹の美古都(みこと、稲森いずみ)が、
土門の妻となる親友、京兼調部(きょうがねしらべ、川原正嗣)は土門を庇う。

しかし、その直後、調部は何者かに胸を一突きされ絶命、
近くにいた土門が犯人として逮捕されてしまう。

当然土門は無実を訴えるが、空麿と浮名は調部が妹との結婚に反対していたと言い、
土門の部屋からその旨を記した調部の手紙が出てきて土門は有罪にされ、
監獄島に幽閉されることとなる。

蛮教布教の認可を得た空麿と浮名は鳳来国に帰国、それを足掛かりにのし上がっていく。



10年後、監獄島に幽閉され、狂人となった(ふりをする)土門。
看守の目を盗んで、抜け穴を掘り、地下道に監禁されている男を解放する。
男は殺し屋でサジ(匙)と名乗り、土門に加勢して看守を皆殺しにする。
土門は囚われていたハマン王朝の姫、ペナン(高田聖子)も助け、一緒に島から脱出する。



サジ、ペナンとともに鳳来国に戻った土門。
ここから土門の報復劇が始まる。

鳳来国は空麿や浮名、その父の道活らに良いように牛耳られ、思った以上に乱れていた。

果たして土門は調部殺害の真相を明らかにし、その恨みを晴らすことができるだろうか。

**

3時間2分。
途中に休憩が入る。

17台のカメラを駆使した撮影だそうで、
アップ、ロング、キャストの表情、汗の滴りまで見て取れる。

また、客席をも映しこむアングルで一体感をあおる演出は成功といって良いだろう。

しかし、芝居は芝居。

好き嫌いは別として芝居様式の美、観客との双方性など、
映画とは根本的に違うものを感じた。



「ゲキ×シネ」ではないが、芝居=舞台劇を上映する手法としては
「ヘンゼルとグレーテル」を見たことがある。
あちらは「UKオペラ@シネマ」と銘打っていた。
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