官公庁の関係部署は、情報システムの改修は1か月あればできる、と言うことらしいが、
常識的に考えればかなり無茶で危険。
改元は不測の事態がない限り、2019/5/1に必ず来る。
改元に伴うシステム改修を既に計画/準備しているところが多いだろう。
場合によっては仮の元号を設定してテストを事前に始めることも想定しているだろうが、
決定から本番まで1か月はあまりにも短い。
全情報システムをテストしなくてはいけない。
新しい元号で正しく処理されると同時に平成以前の元号での処理に不具合がないことも。
新元号が決まってから改修を始め、テストまで完璧に仕上げるのはどう考えても難しいので、
あらかじめ何らかの想定で改修を始めざるを得ない。
テストもできるところまではやっておく。
そして実際に新元号が決まったら、1か月で全部を新元号に切り替え、再度テスト。
こりゃもう情報システム部が大混乱するのは目に見えている。
顧客のシステムを預かっている部署はさらに大変だ。
しかも、改元は待ってくれないので、文字通り待ったなし。
5月1日に実際に改元されたとしてうまくいった、よかった、チャンチャン、では終わらない。
どんなに一生懸命やっても人間のやることなので、修正ミス、修正漏れを0にはできない。
連休中はもちろん、連休明けに初めて動くシステムもあるだろうし、対外との連携もあり、
5月も当分IT系技術者の気は休まらない。
いや、気が休まらないだけならまだしも体も休めない。
来年の連休はないと思え、どころか、5月一杯は覚悟しとけと言われているかもしれない。
今言われてなくても早晩言われるかもしれない。いやいや、言われるに違いない。
そもそも5月1日に改元が決まった段階で、IT系技術者に来年の年休がないことは
決まったようなものだが、4月一杯も休みを諦める事態になったも同然。
3月末から4月にかけては年度末処理もあり、大変な部署も多いことから、
働き方改革とは全く無縁の超重労働が例年に増して多大にかつ長期にのしかかってくる。
ついでに言っておくと官公庁でシステム改修が大変、といってもほとんどは
外部のシステム開発会社に委託するので、実務的に大変なわけではないことが多い。
もちろん、事前の打ち合わせ、立ち合い、検収確認などやることは一杯あるが。
それよりも大変なのは、お役人が自前で開発したソフトウェア。
外部に委託できないものの他、業務の利便性向上などを考えて作ったものが多い。
一時的に利用するために作り、便利なのでそのまま使っているケースもあったりする。
何が大変かというと、個人のスキルで作っているものが多いので、仕様書がない、
仕様書と実際のプログラムの仕様が異なる、仕様変更を重ね複雑な構造になっている等々。
システム開発会社が作ったものは項目の命名規則などが一定のルールに沿っているので
改修する場合も会社として、あるいはチームとして理解しやすいのだが、
個人個人が作ったものはそれぞれの感性で作られているのでかなりわかりにくい。
誰がいつ作ったのか、どういう経緯で作られ改修されてきたのかもよくわからず、
改元にあたって自分たちで改修しようとしたが、結局手におえず、
システム会社にお鉢が回ってくる、なんてことは十分考えらる。
顧客が困っているのに、手が足りませんと無下に断ることもできず、
残業規制、どこ吹く風といった状況が予想される。
常識的に考えればかなり無茶で危険。
改元は不測の事態がない限り、2019/5/1に必ず来る。
改元に伴うシステム改修を既に計画/準備しているところが多いだろう。
場合によっては仮の元号を設定してテストを事前に始めることも想定しているだろうが、
決定から本番まで1か月はあまりにも短い。
全情報システムをテストしなくてはいけない。
新しい元号で正しく処理されると同時に平成以前の元号での処理に不具合がないことも。
新元号が決まってから改修を始め、テストまで完璧に仕上げるのはどう考えても難しいので、
あらかじめ何らかの想定で改修を始めざるを得ない。
テストもできるところまではやっておく。
そして実際に新元号が決まったら、1か月で全部を新元号に切り替え、再度テスト。
こりゃもう情報システム部が大混乱するのは目に見えている。
顧客のシステムを預かっている部署はさらに大変だ。
しかも、改元は待ってくれないので、文字通り待ったなし。
5月1日に実際に改元されたとしてうまくいった、よかった、チャンチャン、では終わらない。
どんなに一生懸命やっても人間のやることなので、修正ミス、修正漏れを0にはできない。
連休中はもちろん、連休明けに初めて動くシステムもあるだろうし、対外との連携もあり、
5月も当分IT系技術者の気は休まらない。
いや、気が休まらないだけならまだしも体も休めない。
来年の連休はないと思え、どころか、5月一杯は覚悟しとけと言われているかもしれない。
今言われてなくても早晩言われるかもしれない。いやいや、言われるに違いない。
そもそも5月1日に改元が決まった段階で、IT系技術者に来年の年休がないことは
決まったようなものだが、4月一杯も休みを諦める事態になったも同然。
3月末から4月にかけては年度末処理もあり、大変な部署も多いことから、
働き方改革とは全く無縁の超重労働が例年に増して多大にかつ長期にのしかかってくる。
ついでに言っておくと官公庁でシステム改修が大変、といってもほとんどは
外部のシステム開発会社に委託するので、実務的に大変なわけではないことが多い。
もちろん、事前の打ち合わせ、立ち合い、検収確認などやることは一杯あるが。
それよりも大変なのは、お役人が自前で開発したソフトウェア。
外部に委託できないものの他、業務の利便性向上などを考えて作ったものが多い。
一時的に利用するために作り、便利なのでそのまま使っているケースもあったりする。
何が大変かというと、個人のスキルで作っているものが多いので、仕様書がない、
仕様書と実際のプログラムの仕様が異なる、仕様変更を重ね複雑な構造になっている等々。
システム開発会社が作ったものは項目の命名規則などが一定のルールに沿っているので
改修する場合も会社として、あるいはチームとして理解しやすいのだが、
個人個人が作ったものはそれぞれの感性で作られているのでかなりわかりにくい。
誰がいつ作ったのか、どういう経緯で作られ改修されてきたのかもよくわからず、
改元にあたって自分たちで改修しようとしたが、結局手におえず、
システム会社にお鉢が回ってくる、なんてことは十分考えらる。
顧客が困っているのに、手が足りませんと無下に断ることもできず、
残業規制、どこ吹く風といった状況が予想される。
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