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スぺパ、6倍トレペ?

2024-01-16 08:50:03 | 観察
「スペパ」

TVで見た流行りの言葉と言うか新語と言うか、若者言葉と言うか、その中の一つ。
初耳だったが、「スペース・パフォーマンス」のことだそうだ。
コストパフォーマンスをコスパと略すのと同じ乗りらしい。

空間効果、対空間効果、スペース活用に優れていると言うことのようだ。

その中でトイレットペーパーについて触れられていて、2倍巻き、3倍巻き、中には
6倍巻きまであるらしい。

今や、2倍巻き以上の方がたくさん売れている、と紹介されていたが、高級品ならともかく、
安価な製品はそもそも「1倍巻き」が売っていない。
PBも通常製品と1.5倍巻き、2倍切巻きが並行して売られていたのが、いつの間にか、
気づくと2倍巻きが主流になっていて、私の行くイオンでは通常巻きのPBは売ってない。

以前から疑問に思っていたのは、2倍巻きが2倍持たないんじゃないかと言うことだ。
その理由は「薄い」と感じるから。
ティッシュペーパーが同じ枚数で箱が薄くなっているのと同様、実装技術の進化かもしれないが、
体感的には薄い。
2倍巻きが長さが2倍なら、ロールのサイズはルート2で、1.4倍ちょいの幅になると思われるが、
直感的にはそこまでない。

ところで、6倍巻きの実現にはある工夫があったらしい。
長さを6倍にしようとするとどうしてもギリギリできないので、幅を6mm増やしたらしい。

えっ、6倍巻きって長さが6倍じゃないの?

幅を増やして6倍となると長さではなく面積比?

そもそもトレペの幅が標準114mmになっているのは初期に導入されたアメリカ製の製造機が
幅4.5インチのトレペを作る機械だったため、これに倣い114mmになったと言う。

ところが、棚に縦に並べてみると、背が低い、つまり少し幅が狭いものがある。
JIS規格では、114mm±2mmとなっているが、もう少し短いんじゃないか?

前述の6mm増やしたものなんて、120mmだからJIS規格の最大サイズを外れるわけだが、
大体のホルダーにはちゃんと入るらしい。

よくネット記事に幅が狭すぎてホルダーから落ちるとか、幅が広すぎてホルダーに入らないものがあると
出ているが、規格が違う外国製だそうなので、話は別だ。

国産など日本向けであれば当然JIS規格や通常売られているホルダーを意識して作るだろうから
そんなことはないだろうが、中には少しだけ幅の狭いものがあるのも事実。
ティッシュペーパーでも安価なものの中には紙質は普通でもサイズが一回り小さいものがあるのと同じ?
トレペのJISマークを意識して買ったことはないし、そもそもJIS規格があるなんて知らなかった。
業界のディフォルトだと思っていた。

しかし、幅を広げて6倍ですと言うのは、アイデアと言うか「6」を達成した努力には敬意を表するが、
幅が5%ほど広がるメリットが思いつかない。
トップから何が何でも6倍と言われたのかどうか知らないけど、いささか無理があるような気がする。



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