ＪＬＰＧＡ、樋口久子三菱電機レディス、結果

結果から書くと、申智愛（シン・ジエ）の逆転優勝。

最終組は李知姫（イ・チヒ）、イ・ボミ、キムハヌル。
ひとつ前はイ・ナリ、比嘉真美子、藤田幸希。

同じトップから２打差、３アンダーの４人の中ではただ一人、
最終の２つ前の組で回った申智愛（シン・ジエ）。

ほとんどの選手がアウトは好スタートで差がつかないが、
申智愛（シン・ジエ）は９番でイーグルを撮ってジワリと迫る。

後半に入って状況は一変。
穴井詩は１０番でトリプル、北田瑠衣は１３番でダボ。
藤田幸希は１０番から３連続、金ハヌルが１０番から４連続と
ボギーを増産し、脱落していく。

こうして上位３人と４位以下とは大きく差が付き、勝負は
李知姫（イ・チヒ）、申智愛（シン・ジエ）、比嘉真美子の三つ巴。

李知姫（イ・チヒ）が１４番で痛恨のボギー。
ほぼ同時、１６番では申智愛（シン・ジエ）がバーディで逆転。
そのまま申智愛（シン・ジエ）が１打差で先にホールアウト。

比嘉真美子は２打差で最終ロングホールへ。
申智愛（シン・ジエ）の組が退くのを待って２オンに成功。
イーグルパット、バーディパットとも強気に攻めたもののカップをオーバーし、
結局２打差のまま。

多くの選手が左のガードバンカーを避けてグリーンの右サイドに狙う中、
李知姫（イ・チヒ）はカップ側に狙いを定めるが、距離を見誤ったか、
わずかに短くグリーンに届かない。

上げて転がすかと思いきや、李知姫（イ・チヒ）の選択はパター。
これが外れて万事休す。
単独２位でのフィニッシュでした。

申智愛（シン・ジエ）は勝利を確信していたのか、練習にはいかず、
上着を着たまま李知姫（イ・チヒ）のパットに注目していた。

過去２度（ヤマハレディスとミヤギテレビ杯）李知姫（イ・チヒ）優勝、
申智愛（シン・ジエ）２位ということがあったので、３度目の正直。

なお今季、申智愛（シン・ジエ）は合わせて５回２位になっている。
（１回は２位タイ）

これで賞金ランキングのトップイ・ボミは変わらないものの、
２位の申智愛（シン・ジエ）との差は２５００万円ほどに縮まった。

笠りつ子は欠場、鈴木愛は予選落ちだった。

シード権争いに目を移すと、比嘉真美子が５６０万円を加算して４６位に上昇。
服部真夕（先週５０位）も２２０万円を加えて２千万を超え、４７位。

予選落ちの茂木宏美と香妻琴乃、金田久美子は順位を落としたが、かろうじて圏内。

（金額表示は１万円未満切り捨て、金額の後の数字は順位の変動）

４６位：比嘉 真美子、２０６４万円、－８
４７位：服部 真夕、２０３３万円、－３
４８位：茂木 宏美、１９６９万円、＋２
４９位：香妻 琴乃、１９５３万円、＋２
５０位：金田 久美子、１９２５万円、＋２
＊＊
５１位：藤田 光里、１９１５万円、＋２
５２位：藤本 麻子、１７９９万円、＋１
５３位：一ノ瀬 優希、１６９４万円、０
５４位：東 浩子、１６９３万円、＋２
５５位：三ヶ島 かな、１６４１万円、０
５６位：黄 アルム、１５０５万円、－１
５７位：オナリン・サタヤバンポット、１４８４万円、＋１
５８位：川満 陽香理、１４８２万円、－１
５９位：上原 美希、１４３４万円、＋１
６０位：福田 裕子、１４２８万円、（ー５程度）

次週のＴＯＴＯジャパンは上位３５名なのでこの辺りの選手は出られません。
伊藤園レディスと大王製紙エリエールレディスが勝負になります。