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Think Yokoyama Weblog

50代のお部屋へようこそ…

8分のバニラ その5

2009-04-05 23:22:03 | ヨコ録
『ハネムーン』/8分のバニラ(1996年10月23日発売)

参加楽曲
 全2曲参加

横メモ
 前回のアルバムレコーディングからすぐにシングル用のレコーディングをしました。
場所は確か観音崎のスタジオで合宿レコーディングだったと思います。

 タイトル曲の「ハネムーン」では、グランドピアノを弾きました。
曲を現場で聴き、練習時間を設けてもらってから録音しました。
 僕は普段からピアノ練習なんてしてないので、どうしても(バテるので)タッチが弱くなってしまいます。
なので、ミキサーさんのHさん(この方とはバクチクやM-AGEの頃からおつき合いをさせて頂いており、これまた僕の音楽人生(音作り)において大切な人です)が、エフェクター等を駆使して録音して下さいました。

 僕は感情を込めるよう意識しつつ、優しくせつなく弾きました(ような・・・余裕がなかったような・・・^^;)。

 このシングル2曲とも夜に聴きたい素敵な楽曲です。

 この作品で彼らとのお付き合いは終わりましたが、<8分のバニラ>から沢山の事を学ばせて頂きました。
僕の中では大切なユニットでした。感謝!


 この頃から、また何かが変わる予感がしてました。やってみなければ気付かないのです。・・・つづく
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8分のバニラ その4

2009-02-23 19:48:09 | ヨコ録
『ラヴ・チャーマー』/8分のバニラ(1996年9月21日発売)

参加楽曲
 全楽曲参加

横メモ
 Tさんから「今度のアルバムでは外注のプロデューサーを迎えてアルバムを創ります」と言われ参加させてもらった合宿レコーディングでした。

 プロデューサーは成田忍さん。
<URBAN DANCE>のメンバーだった成田さんの音楽を、僕が高校の頃聴いていたのでご一緒出来るのが楽しみでした。
(実はこの時お会いするのが最初ではなく、半年前に呑み屋で紹介されてお話しさせて頂きました。その時の印象は怖い方でした^^;)
 スタジオでの成田さんは、とても優しく気配りをされてスタジオの雰囲気を大切にされてました。
打ち込みもご自分でされる方なので、一緒にアイデアを出しながら創作しました。(チープな音色を意識したソフトテクノ?ニューウェイブ?)

 ある日、「エイリアン・イン・マイ・ルーム」の間奏を創作している時、メンバーと音に対してちょっとした意見の食い違いが生じました。
気まずい雰囲気になり、なんとなくその日の録音は終了しました。(この時の事は未だに「大切な事」として刻まれています^^)
 そして次の日、成田さんはスケジュール的にきつかったのに半日オフにして僕らを近くの公園に連れて行くのでした。
確かに息抜きは必要だったのでしょう。(笑顔が戻り、僕は調子こいて15年振りにバック転も披露しました^^v)
結果その後の作業はスムーズにいきました。(プロデューサーやディレクターはそういう所も気を使うのですね・・・)

 いくつか印象的な曲として・・・
 5曲目の「Bee Charmer」ですが、吉野家さんのアイデアでかなり頭がこんがらがる実験をしました。
一度正しく演奏を録音して(ここまでは当たり前です)、今度は逆に演奏します(譜面でいうと、曲の終わりから頭にかけて演奏するという事です)。
音のリバース効果を出そうとしたわけで、例えば「ド~レ~ミ~♪」と弾いてたら「ミ~レ~ド~♪」と弾き直したり、ドラムも「ドンドンタン♪」なら「タンドンドン♪」と叩くわけです。
・・・2曲分の労力・・・(さすがにこの曲は成田さんが譜面を作ってくれました^^;)
さらに、突然はじまる料理番組(これも1から創りました。ラジオ制作経験者^^)。
摩訶不思議な世界です。

 7曲目の「Lamb Charmer」では、鍵盤に60種類くらいサンプリングネタを設定して即興で創りました。

 今回もいろんなアイデアが詰まった名曲揃いで、今聴いても心地よい作品だと思います。


 「プロデュース」がかなり気になるようになりました。・・・つづく
コメント (8)
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a tribute to JAPAN

2009-01-21 17:55:00 | ヨコ録
『a tribute to JAPAN』/V.A.(1996年9月4日発売)

参加楽曲
 3:AIN'T THAT PECULIAR:藤井麻輝/RYUICHI
 10:NIGHTPORTER:TORRID
 (全10曲中2曲参加)

横メモ
 80年代に解散したイギリスのバンド<JAPAN>のトリビュートアルバムを創るという事で、久しぶりに藤井さんから連絡をいただきお手伝いさせてもらいました。
 今回もプリプロ用のデータ創りという事で、自宅で原曲を耳コピしてMIDIデータを藤井さんに渡しました。(スタジオには行ってないので、レコーディングメンバーにはお会いしておりません)

 原曲についてですが・・・
 僕が中学に入って初めての洋楽は<JAPAN>の『Gentlemen Take Polaroids』(今回お手伝いした2曲とも収録)でした。
 きっかけは、<YMO>の坂本龍一さんが1曲参加していたから(この1曲の為にファンは買っちゃうわけです^^;)でしたが、すぐに大好きなバンドになりました。
 20代前半でこの音楽を創ってしまうセンスに驚きました。

 彼らの(というか当時の)特徴の一つにメイクもありましたが、音楽的にはミックカーンの独特なベースがありました。(しゃべってる感じというか・・・聴いてもらったほうが早いです^^)
 「AIN'T THAT PECULIAR」を今回耳コピして気付きましたが、8小節でパターンが出来ていたのを発見した時、安心したのと同時に(毎回違ってたら耳コピが面倒^^;)複雑なのに機械的(機械的なのにグルーヴが出来る?)という技を知った感じでした。

 その後『Tin Drum』(これも好きです)というアルバムで解散してしまいましたが(因みにラストワールドツアーには土屋昌巳さんがギターで同行してます。すごい事です。)、今でも聴く度に発見があるバンドです。

 そんな思いもある中、藤井さんがプロデュースした曲はやっぱり原曲とはかなり変わってます。
でも、とても格好良くて好きな作品です。


 やはり個性を出す(見つける)って大切かな・・と思うのでした。・・・つづく
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THE MAD CAPSULE MARKET'S

2009-01-09 15:46:35 | ヨコ録
『THE MAD CAPSULE MARKET'S』/THE MAD CAPSULE MARKET'S(1996年9月4日発売)

参加楽曲
 3:S・S・MUSIC
 4:MASS MEDIA
 5:HI-SIDE HIGH-INDIVIDUAL-SIDE
 6:PARASITE
 8:G・M・J・P
 (全11曲中(確か)5曲参加)

横メモ
 1992年の『DANCE 2 NOISE 002』ぶりにお誘いを受けました。

 ベースのタケシ君とは、たまに今井さんと一緒に呑んだりしたので会う機会がありました。
彼らの音楽は常に気になっていたので、どんな音楽を聴いているのか?とか今後の方向性などをタケシ君に聞いたりしてました。

 僕は途中からスタジオに入って、バンドで録音されている(確か)5曲に「ワンポイントで何かを入れてくれ」とのオーダーだったと思います。
 聴かしてもらったその曲達は(今回はベストアルバムにして新録音)、相変わらず格好良かったです。
その楽曲にノイズやらサンプリングネタを入れました。
(ただ少し「自分ならでは」な感じ(ってどんな?)が出せたのか疑問^^;やっぱり常に自分との闘いです・・・出しすぎも出さなすぎも)

 このアルバムには激しさの中にも、緻密に計算された部分があったり、時にはメロディアスな部分もあったりで、僕も影響を受けた作品です。
(彼らはその後の作品でバンドサウンドにデジタル要素も加わって行きますが、自分も自分なりの考えで創って行く事になりました。)


 自分に影響を与えてくれる人や言葉は財産だと思うのでした。・・・つづく
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8分のバニラ その3

2008-12-11 15:19:04 | ヨコ録
『エイリアン・イン・マイ・ルーム』/8分のバニラ(1996年8月21日発売)

参加楽曲
 全2曲参加

横メモ
 某清涼飲料水のイメージソングになったタイトル曲です。

 久々の8分のバニラのレコーディングは合宿で行われました。
坂井さんの名前も吉野家としやと変えて、気合いの入った現場でした。
彼のアレンジも以前と変わって、SE的サンプリングネタを多用したように思われます。

 タイトル曲は、変拍子で歌詞もほとんど無く(スキャット風とでもいうのでしょうか?)、不思議な曲なのですがポップに仕上がってます。
このテクニックはすごい好きです。

 カップリング曲は、後にアルバムに収録されるバージョンのインスト(コーラスは有り)です。
ブラインドを指でカシャカシャとはじいた音をサンプリングしてループしたりしました。

 次回作のアルバムに向けての準備運動になった作品でした。


 女性ボーカル物をやってみようかな?と思い、個人的に曲を創り始めたのでした。・・・つづく
コメント (6)
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TK GROOVE vol.1&2

2008-12-03 13:48:12 | ヨコ録
『TK GROOVE vol.1』/V.A.(1996年7月1日発売)
『TK GROOVE vol.2』/V.A.(1996年7月1日発売)

参加楽曲
 vol.1
  3:DEPARTURES(WORLD AMBIENT MIX)(全3曲中1曲参加)
 vol.2
  1:Joy to the love(globe)(PURE JUNGLE MIX)
  3:SWEET PAIN(POP TRANCE MIX)(全3曲中2曲参加)

横メモ
 以前カラオケのデータ創りの仕事を振ってくれたDS君からの発注でした。
小室哲哉楽曲のリミックスとサンプリングデータが収録されて、YAMAHAの楽器とリンクしているという企画物のCDでした。

 TK氏との面識もなく、この当時の楽曲はCMでしか聴いてなかったので、(原曲を購入して)勝手にリミックスさせてもらいました。
(ただ、本物の音源が使用出来なかったので、正確にはリミックスというよりカバーだと思いますが^^;)

 今回の僕のやり方は、極力曲の構成は変えずに雰囲気を変える事に徹しました。
(だからこのオケでも原曲通りに歌えるとは思いますが・・・無理かな^^;)
インストとして聴ける音楽を目指しました。

 この時オケは自宅で創りそのまま納品だったのですが、今の様にハードディスクレコーディングのシステムを導入してなかったので、機材をフル活用してDAT(デジタル・オーディオ・テープ)に1発録りでした。

 (古くならないように意識した)個人的な趣味のアレンジになりましたが、かなりマニアックな作品で嫌いではないです。
DS君は一発でOKを出してくれて嬉しかったです。


 「誰々プロデュース」という言葉をあちこちで聞く様になり、自分も少しずつ意識していくのでした。・・・つづく
コメント (7)
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BUCK-TICK その4

2008-11-27 13:28:18 | ヨコ録
Single『Candy』/BUCK-TICK(1996年5月22日発売)
Album『COSMOS』/BUCK-TICK(1996年6月21日発売)

参加楽曲
 Single:全2曲参加
 Album:全楽曲参加

横メモ
 96年早々にレコーディングが始まりました。
今回も前半は合宿、後半は都内というスケジュールでした。

 最初に数曲のデモテープを聴いた印象は、「キャッチーな曲達だなぁ」と思いました。(その後レコーディングでノイジーな化粧が施されるわけですが・・・)
 当時映像のサブリミナル効果が問題になっていましたが、今回今井さんとは(具体的なジャンルでは無く)音について話し合ってました。
そこで視覚じゃなくて(健全な)音のサブリミナル効果って無いかな?と思い幾つか試したりもしてみました。
(例えばサビをより効果的にする為の音をある所に入れたり・・・)

 曲について思い出される幾つか・・・
「Maria」:今井さんから「イントロ部分に未来派な音を入れて♪」と言われました。
未来派な音って初めて言われました(^^;)

「Candy」:デモテープからかなりノイジーに変わった曲です。エンディングの繰り返しの部分を何回にしたら読まれないか(不自然か^^)今井さんと決めました。

「SANE」:この曲好きなんです(^^)
サビ部分のシンセは3音色混ぜて、倍音というか音叉を発生させて、その効果でメロディーを創るのに成功しました。普通の音色(ストリングスのパッドなど)は個人的になんか恥ずかしいので、気持ちがいい音が出来て良かったです。

「Tight Rope」:この曲はアレンジ段階でほとんどをシンセにするという事でした。
なので先の曲と同じくパッドの音色には気を使いました。
あと、SEやノイズ等は曲を聴きながら弾くと予定調和になってしまう性分なので(^^;)、オケを聴かずに録音しました。

「idol」:この曲は先程言った「サビをより効果的に」という遊びを施しています(^^)
エンジニアのKさんは入れた音をTDまで出しませんでした。(理由は耳が・・・)
因みにシンセのメロは、もはやベテランのヒデさんが弾いてます。

「Ash-ra」:この曲のエンディングのピアノは、急遽入れて欲しいという事で弾きました。時間がかかりました(ー_ー;)

「COSMOS」:イントロ部分はデモには無かったんですが、ミニマルな感じが気持ち良いかな?という事で入れました。
さりげなく入ってるSEは、確かサイコロ(コンピュータではない^^;)で入れる場所を決めて録音しました。(なんとなくクセナキスの手法とでも言っておきます^^;)

 今回も僕にとって色々試せた場であり感謝すべき作品でもあります。


 レコーディング中に櫻井さんの誕生日があって、何故か僕が一緒になって櫻井さんとケーキを切ってる写真を見て愕然としたのでした。
ほ~ら散々呑み食いしてたから太っちゃった・・・知らないよ~・・・つづく
コメント (10)
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Guniw Tools

2008-11-10 16:44:42 | ヨコ録
『NIWLUN』/Guniw Tools(1996年4月24日発売)

参加楽曲
 全楽曲参加

横メモ
 95年のある日、Tさんから<Guniw Tools>というバンドの資料を見せて貰いました。
メンバー3人とも札幌在住で、自分達で音楽だけでなく、映像作品から衣装、オブジェなどなんでも創って活動しているとの事。
 音も聴かせてもらい、とてもニューウェイブな香りが漂って来ました。
「すごいですね!こういう事やってる人達がいるんですね!!」と、興奮気味に僕はTさんに言いました。

 そして彼らのアルバムレコーディングに呼んでもらって、合宿が始まりました。
(スタジオに入った時、偶然階段を降りて来た人物がいたのでちょっと挨拶をかわしただけでしたが、お互い目を見ない感じ・・・似てる?・・・この人は誰??)

 彼らは何日か前から始まっていて、僕は遅れて合流した訳ですが、まずボーカルのTOMO FURUKAWA君(以降フルフルと呼びます)とギターのJAKE君(以降ジェイクと呼びます)を紹介されて、早速僕の録音が始まりました。
(さっきの人はいない・・・)
 相変わらず人見知りする僕ですが、フルフルが進行状況や僕に求める音について色々話してくれまして、楽しくスタートしました。
 ジェイクは全体の音の世界観を携わっている印象を受けました。少し浮世離れした話も面白かったです。

 そこにさっきの人が入って来ました。
もう一人のギターでASAKI YAMAHANA(以降アサキちゃんと呼びます)という人でした。
やはり一言二言で会話は終わりました。
気になる・・・お酒が好きという事で、終わったら話をしてみようと思いました。

 音楽の印象ですが、この人たちは年齢幾つなの?というくらい(20代とは思えない)大人なコード進行を使ってる(^^;)と思いました。
弾くのが大変で、特に7曲目の「Either Wise or Fool」でピアノを弾いたんですが、凹みました・・・
聴くと簡単ですが、これに何時間かかったことでしょう(ー_ー;)
(こんな僕に時間をかけてもらえて、ホントに感謝してます。)

 マニピュレート的には「It's usual」に自分色が出せたかなと思ってます。
ただ他の曲ではカスタネットをサンプラーで叩いたり、ハンドクラップをスリッパで録ったり、アコーディオンを弾いたりと、かなり生演奏を楽しみました。

 全体的にアコースティックな印象のアルバムですが、陰に潜む幅広い音楽性に「次はどう出るか?」楽しみになりました。
 この人達は技術も見せ方も備わってるので、強力な新人だと思いました。
(この録音の約10ヶ月後にデビューしました)


 アサキちゃんと深い酒を酌み交わし、まさかここから長い歴史が始まるとは思っても・・・いました^^b

 自分に影響を与える人達との出会いが何処に潜んでいるか解らない。だから面白い。・・・つづく
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塩野健士

2008-10-26 15:54:14 | ヨコ録
『no』/塩野健士(1996年3月23日発売)

参加楽曲
 1 ここでいつも・・・
 2 愛のない世界II
 4 No
 6 僕が消えるまで
 7 Moon
 (全8曲中5曲参加)

横メモ
 Tさんから塩野君を紹介してもらったのは<SCHAFT>のレコーディング中でした。
この時の彼のインパクトは強烈でした。(本気とも天然ともいえるアーティストな感じ^^)
(Tさんがその時彼をちゃんと紹介してくれなかったので、藤井さんも今井さんも「あの人誰??」状態でした^^;)

 そして94年の春から長い長いレコーディングが始まりました。(発売までに約2年かかってるんですね)
1曲目はいきなり46分を超える長さでした。(その段階ですでにカオスです^^)
とにかく「ここでいつも・・・」という曲の印象がとてつもなく強く残っています。
サイケデリックな世界のサウンドとでも言いましょうか。
僕はシンセやサンプラーを駆使してその世界観を創る手伝いをしたわけですが・・・
参加メンバーの数から音像の定位から何から何までがとにかく凄かったのでした。
(今ならコンピュータ上で(簡単?に)編集作業が出来ますが、当時はテープ編集などをしていたので、エンジニアさんの労力も大変だったと思われます。)

 彼はすべて把握していて、尚かつ妥協を許さぬ天才肌でした。
しかし彼のメッセージは至ってシンプルでメロディーも解りやすいんですね。
美しい楽曲でもありますし。

 覚えている事の一つに、彼が初めて僕の家に来てプリプロをした時に、「絵が無いね」と言って次回来た時に絵を持って来ました。
彼は絵からイメージの共有を求めるタイプでした。(実際現場でも沢山の絵を飾ってました^^)
創作の一つの手段としてとても有効だと思いました。

 (あとレコーディング終わりに塩野君と呑んでいたら、櫻井さん家でB-Tメンバーが呑んでるという事で向かいました。
僕はサッカーゲームに夢中になり盛り上がってたんですが、朝方帰る時にユウタさんから「彼を紹介して」と言われ慌てて紹介したという失敗をしました^^;)

 とにかく僕にとって、楽曲の影響というよりは、物を創る姿勢に痺れた現場であり作品でありました。


 この頃(27才)体質が変化してきたり、状況が変化してきているのを気付かぬフリをしてました。
好きなだけ呑んで喰ってしてたら大変な事になるのに。・・・つづく
コメント (10)
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8分のバニラ その2

2008-09-25 16:38:01 | ヨコ録
『エデンno.87 sunday』/8分のバニラ(1996年1月24日発売)

参加楽曲
 全3曲参加

横メモ
 某CMイメージソングとしてレコーディングしたシングルです。
最初に(クライアントに聴かせるための)1分くらいのデモテープをレコーディングしたと思います。
メンバーの坂井さんはクライアントの要望と自分達の音楽性を一致させるのに色々チャレンジしてた印象が残ってます。
(曲調の他にも歌詞やら音色やら、色々イメージを統一させなければなりませんからね)

 方向性が決まりいざスタジオに入り、僕の仕事はギターと歌以外のマニピュレートをしました。
(アレンジは坂井さんがしますので、主に音色とプラスαです)

 因みにスタジオは横浜で、(この時だったか忘れましたが)宿泊した場所が雲の上くらいの高さの所でした。
(高い所・・・好きです^^;・・・煽てられ好き・・・)

 作業自体はスムーズに行きました(デモを録音してますから)が・・・
間奏でソロがあるのですが(オルガンを弾きました)、「たかだかこの小節にどんだけ時間かけてるんだ!」って感じでかなり凹みました(ーー;)
(思い通りに弾けなきゃミュージシャンじゃ無いんじゃない?という事が、その後色々な局面で遭遇する事になります。)

 作品はイメージ通り軽やかでポップです。
でも書き下ろしの仕事って大変そうだな~と思いました。


 元々弾く事より音世界創りに興味を持っていた(から弾く練習をしなかった)のですが、頑固な面がその後自分の足を引っ張る様になって行くのでした。・・・つづく
コメント (6)
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