goo blog サービス終了のお知らせ 

Think Yokoyama Weblog

50代のお部屋へようこそ…

BUCK-TICK その10

2020-11-27 22:09:52 | ヨコ録
Single『21st Cherry Boy』/BUCK-TICK(2001年11月21日発売)

参加楽曲
 全2曲参加

横メモ
 <SCHWEIN>を経て久々で21世紀初の<BUCK-TICK>のシングル。
 アルバムレコーディングも見据えた最初の2曲のレコーディングでした。

 SCHWEINで得た知識と技術を使いつつも新たな難題と闘った印象があります。
 BUCK-TICKのレコーディングは新世紀でも闘いです^^

1:「21st Cherry Boy」
 グラムロック感満載なロックンロールな楽曲。
 ここで「ある部分が苦手なんだ」と気が付いた自分を発見しました/^^\
 というのも、グラムロック調にエレクトロ感が入っている曲を知らないので難しい^皿^
 今井さんからのリクエストで「エレクトロ感を入れて欲しい」ということで悩みました。
 いくつか試した中で、裏で時折出てくるシンセを作った時にやっとOKをもらいました。
 イントロとかに出てくるボコーダーコーラスとかはすぐにイメージして作れたのですがね。
 数年後に「ロケン」というワードでの活動がありましたが、
 この頃から繋がっていたとも言えます。
 自分の中ではチャレンジ曲でした^^ 

2:「薔薇色の日々」
 ヒデさんがデモ段階でシンセを入れていたのでブラッシュアップ中心でまとめられました。
 グッとくる感じからサビへの疾走感。
 その瞬間の効果音は何が正解探りながら作った記憶があります。
 全体的な浮遊感シンセ以上に、ヒデさんのフワっとしたコーラスのキモですね^^


この後すぐ迫っていたアルバムレコーディングに向けて、
勢いをつけていく作品となりました。


9月の価値観の崩壊。そして混沌。それでも逞しく生きる決意を密かに・・・つづく
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SIAM SHADE その2

2020-04-27 20:31:05 | ヨコ録
Single『アドレナリン』/SIAM SHADE(2001年9月27日発売)

参加楽曲
 1:アドレナリン (全2曲中1曲参加)

横メモ
 前作シングル『Life』から引き続きお呼び頂き表題曲の「アドレナリン」のマニピュレート参加しました。

 基本的に前回と同じくスタジオで楽曲に対して僕が思う自由な発想で音をダビングしていくやり方でした♪
 この時は2回目なのでかなりメンバーと密な意見交換をしながらのスタジオワークでした^^
 おすすめシンセはなんですか?ってヒデキ君から聞かれた時、、、
 「VIRUSです♪」って購入したての横山は得意げに教えていましたf^^v

 彼らの楽曲はテクニカル的で一聴複雑ですが、実は非常にキャッチーです。
 その辺が大切と思っているので僕は大好きで、「じゃあ僕だったら何をブチ込めるかな??」と思い楽しんで録音に参加してました^^
 横山音は小さいかもですが、地味に支えていると思っております♪

  
 その後『LOVE』というシングル(横山不参加)で一旦活休となるシャムシェイド・・・
 ですが、まだ繋がる事になるんですねぇ^^


 出会いと別れは意味があるんでしょうね・・・つづく
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SCHWEIN

2020-04-12 22:27:06 | ヨコ録
Album『SCHWEINSTEIN』/SCHWEIN(2001年5月9日発売)
Remix Album『SON OF SCHWEINSTEIN』/SCHWEIN(2001年9月5日発売)

参加楽曲
 Album:全11曲中4曲参加
 Remix Album:全9曲中1曲参加

横メモ
 <SCHWEIN(シュヴァイン)>は、ドイツから<KMFDM>のサシャ・コニエツコ、イギリスから<PIG>のレイモンド・ワッツ、
 そして日本のBUCK-TICKの今井寿と櫻井敦司で構成されるユニットです。
 僕は今井さんの曲をメインでマニピュレート参加することになりました。

 以前<SCHAFT>のレコーディングの時にレイモンドと知り合えて、少しだけ海外のインダストリアルの空気を感じました。
 しかし今回はさらにサシャも参加ということで、僕は「毎日スタジオに通って最先端のサウンドの作り方を得よう」と思いました^^

 レコーディングの最初はレイモンドと、エンジニアのラッセルがイギリスで録音しておいたものの確認から始まりました。
 その間の今井さんは自宅で作曲活動中。
 そして1週間経ってからサシャが来日しスタジオワークに合流。
 昔から一緒に活動してるだけあってレイモンドとサシャで、スムースに共作し歌を録音したりしていました。

 そして今井さんの楽曲が順々に上がってきたので(結果3曲)、僕が中間でデータをマニピュレートし二人にデータを渡すというやり方になりました。
 では横山目線で楽曲解説を・・・

Album『SCHWEINSTEIN』
2:「Crown」
 今井さんが最初に上げた曲だっと思います。
 スタジオ作業では今井さんはまだ自宅で創作していたので、レイモンドとサシャと僕とで打ち込みものをダビングしていきました。
 この曲は本来4分以上の曲だったのですが、2人ですぐに作詞に取り掛かると曲構成を変えて短くしていきました^^
 今井さんの確認もないのに「なぜ構成を変えるのか?」確認したところ、
 「歌詞との関連で曲自体にスピードが出るから」と言ったように記憶してます。
 仮歌が入って今井さんが初めて聴いた時は驚いたと思います^^
 目から鱗が落ちる体験でした♪

7:「Schwein」
 ある日サシャが1曲作ることになり僕に「サンプリング用のCDは持ってる?」と聞いてきました。
 その時僕も欲しい時期だったので買って持っていく事にしました♪
 しかしサシャの入り時間は日本人の感覚より早く、僕が13時に入った頃には既にリズムが完成していました/^^\
 結局僕のサンプリングCDは使わず、代わりに「ヨコ、このシンセで何か作って入れてくれよ♪」ときました\^^/
 初めていじったシンセ<VIRUS>は音も太く操作しやすくアルペジエーターが付いていたので、後日すぐ購入しました^^
 イントロや間奏、エンディングに入っているリズムのような音程があるようなシンセを作って採用されました♪嬉しかった〜〜〜〜〜
 ノイズの技を真近で見て、「へぇ〜こんなやり方でこんな音がするんだ〜!!!」って興奮したり・・・
 サシャと笑顔でレコーディングしたその時間は、自分にとってかけがえのないものとなりました♪

8:「World's Junk」
 今井さんが2曲目に上げてきた曲だったと思います。
 この曲のリズムなんですが、いわゆるTR-909系の音色を今井さんは仮で入れてデモとして僕に渡しました。
 そして「この音色は仮なので違う音に差し替えて欲しい」と。
 それで僕はスタジオで差し替えようとしていたらレンモンドとサシャの2人が「なぜ変えるんだ??」と^^
 「仮なので・・・」と伝えると2人は「いい音なので変える必要はない」と/^^\
 「でも今井さんが言ってるし〜〜」と思いましたが、確かにいい音なので変える必要はないのではないかと考え直しました。
 この時期「マニピュレートとは??」と結構悩んでいたので、「いい音色を使うのも僕の判断でいいものなのかもしれない・・・」と目から鱗が落ちました^^

9:「Slip」
 今井さんの渾身の名曲です♪
 この曲はBUCK-TICK方式の作り方だったと思います。
 ちゃんと歌メロも作られていましたので、レイモンドは独自でコーラスを足していました。
 この曲のベースの音色は今井さんと共に僕もこだわってました。
 エンジニアのラッセルを説得して今お聴きの音色を採用しました^^


 当時はサンプラーを駆使していたのでレイモンドやサシャは思いついたら即サンプリングして重ねていきました。
 そのフットワークの速さを学びました。
 居ない時に彼らはパパッと録音しているのでM8のボーカルエフェクトなんか「どうやってやるの〜〜〜〜@@」でした^^
 (教えてくれたようでしたが、英語でしたので横山はイマイチ理解出来ずでした/^^\)

 通訳の方はいらっしゃいましたが、スタジオ内では基本的に英語で進めていました。
 思い出されるのは、今井さんが黙々とギターを弾くので誰もOKを出さず40テイクくらいになり、ラッセルが目を白黒させてたり^^
 櫻井さんの歌録りの時、なぜが僕がボーカルブースの中に送り込まれ、レイモンドのディレクションの仲介係りになったこともf^^
 (櫻井さんは僕がいて大変やりずらかったと思います)

 あと酒でいえばサシャがスタジオで日本酒のぬる燗をコーヒーメーカーで上手に作ってくれたり、
 当時コンビニで普通に売ってた1リットルの缶ビールを一人一人に1本づつ配って差し入れしてくれました^^サスガドイツジン

 あるスタジオ終わりで呑みに行った日が僕の32歳の誕生日でした。
 それを聞いたサシャは「ヨッコダイル、来年のゾロ目はいい年になるよ」と言葉のプレゼントをくれました^^b
 ちなみに「ヨッコダイル」とはサシャが僕に付けたニックネームです^皿^
 (僕がワニみたいな動きをしていたようです^^)
 それ以降ゾロ目の歳はいい年とインプットされました♪

 自分にとって素晴らしい時間を過ごし、レコーディングに携われて幸せでした。
 今聴いてもかっこいい作品です♪
 マジで^^b



 その後ツアーでは残念ながらサシャが参加出来ず、代わりにブライアン(haloblack)が来ましたが、、、
 彼とも仲良くさせてもらい、その後来日する度に呑んで英会話の勉強させてもらいました^^

Remix Album『SON OF SCHWEINSTEIN』
3:「Lard, Lips Liquor (Shadows)」
 シュヴァインのリミックスアルバムを作るということで、今井さんと参加させて頂きました。

 原曲のレイモンド作曲「Lard, Lips Liquor」はレコーディング初期に歌録りをしてました。
 3人の歌が展開していき、曲もインダストリアルでオーケストレーションもあり目まぐるしく展開していくノリのいい曲♪
 これを「今井さんがアコギで弾く」というところからリミックス作業がスタートしました。

 最初に録音されているパラデータをもらい、インスパイアされた音色をピックアップしていきました。
 まず最初にメインになるリズムループを決めてサンプリング、そして再構築♪
 始まり方を決める時、櫻井さんの「踊ってる」という歌のリップノイズをフィーチャーしたくなり、その部分をループさせました^^
 大まかな構成を決め、ボーカリスト3人均等になるような配分をしていきました。
 原曲にない音色やフレーズを思いついたら作って弾いて録音♪
 そういえば結局ベースを入れませんでした^^
 リズムループの低音がベース代わりということで♪

 元々の素材がカッコイイので、間奏などは更にブラッシュアップさせてもらいました♪
 今井さんと自由に楽しく作らせてもらいました。

 このバージョンも好きです^^


この頃は悩みながらも凄く得るものが多く、自分の音楽人生に大切な時間と出逢いだったと思います。


とてつもなく大きな財産を手に入れたのでした。・・・つづく
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SIAM SHADE

2020-04-05 21:04:11 | ヨコ録
Single『Life』/SIAM SHADE(2001年4月11日発売)

参加楽曲
 4:JUMPING JUNKIE (全4曲中1曲参加)

横メモ
 <BUCK-TICK>のDrテックのAさんからある日突然連絡が来ました。
 「<SIAM SHADE>のドラマー淳士君のドラムテックもやっているんですが、
 彼が1曲横山さんにマニピュレートをお願いしたいと言ってます。」と・・・
 当時の淳士君のドラムテックも兼ねていたAさんに僕は「なんで!?」と聞き返しました^^

 SIAM SHADEはタイアップ曲を知っている程度で接点が無かったのですが、
 断る理由もないし面白そうでしたので打ち合わせに行きました。

 初対面の淳士君は低姿勢で話しやすかったのですが、芯の強さが端々に感じられました♪
 基本的に何故打ち込みが必要なのか?何を求めているのか?
 その辺を探ってレコーディングを迎えました^^

 そもそも淳士君はドラムンベースのリズムパターンなど打ち込みに頼らず生で叩けるので、
 横山が培ってきた変な音色でビートの強化を心掛けました♪
 展開が目まぐるしい曲ですが、サンプリングネタで遊べたので(←キーがある程度同じだと遊べるのです)
 とりあえず思い付くもの(リズムやノイズ系などメンバーが出さない音)をブッ込んできました^^

 シンセダビング中に他のメンバー、ヒデキ君はじめKAZUMA君、DAITA君、そしてNATCHINと、かなりお話しして楽しい時間だったです。

 演奏力や表現力が半端ないなぁ♪
 やはりすごいバンドだなぁと思い、刺激を受けたのでした^^


 僕の音楽人生で「その後も縁のある人達との出逢いだった」とはこの時思ってもいませんでした・・・つづく
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Laputa

2019-09-06 21:41:48 | ヨコ録
Album『楽〜ヘブン〜園』/Laputa(2001年3月16日発売)

参加楽曲
 1:Blast-off Time
 2:Programized Heaven
 5:Sapless Heart
 8:I Cry ”Dance”
       (全11曲中4曲参加)

横メモ
 1999年に<BUCK-TICK>のマネージャーだったKさんから連絡が来ました。
 「<Laputa>のマネージメントを今やっているんだけど、ベースのJunjiが横ちゃんとやりたいと言ってます。」と・・・
 でも別のレコーディングと重なっていた為、実は一度お断りしてました^人^
 (『翔〜カケラ〜裸』へのお誘いでした。)

 そして2000年末にもう一度新たにお誘いが来ました^^感謝
 KさんとJunji君と某ファミレスで打ち合わせをしました。
 「かっこいい男子だなぁ」「痩せているなぁ」←お互いが思ったとか^皿^
 それまでのLaputaは聴いてなかったのですが、「BUCK-TICKのマニピュレーターの横山さんとやりたい」という熱い思い。
 そして好きな音楽が被っている♪物腰等のフィーリング・・・
 一度お断りもしていたので、快諾させて頂きました^^人^^

 レコーディング自体は終盤だったようで、僕はJunji君の作曲された4曲のみ担当しました。 
 スタジオではJunji君と二人でシンセ作業を話し合いながら進めました。
 実際に音をマニピュレートして、その音に対してアイデアを出し合うという形で♪

 サクサク進んで「相性もいい感じだなぁ♪」って思いました^^

 「Blast-off Time」「Programized Heaven」の2曲を横山の名刺代わりに最初に作り始めました。
 どちらも気合い入ってます^皿^
 硬派な音をイメージしました。
 ニュース速報が入るのでラジオっぽい音も入れましたね♪
 この速報を読んでいるいい声の人には、シンセダビング中は会いませんでしたa^k^i

 「Sapless Heart」では広がりのシンセを入れましたが・・・
 「I Cry ”Dance”」では何を入れたんでしょうか??(久々に聴きましたが覚えてません/^^\)

 ダークな世界観のお手伝いをしたマニピュレートでした♪


 その後・・・
 アルバムツアー中に「未発表シングルのリミックスを作って欲しい」とJunji君からオーダーがありました。
 (お任せで♪)
 このリミックスを喜んでくれたのですが、僕もかな〜り好きです^^b
 この作品は日比谷野外音楽堂のラストにBGMとして流されました♪(未発表作品なのかな??)
 当時聴いた方は???だったのでしょう。

 因みに作ったリミックスのメンバー確認を、ツアー中の仙台に僕を招待してくれてました\@@/
 aki君とKouichi君の仲良しプレイで出迎えてくれたことを忘れられません^皿^
 Tomoi君の魅惑の声もクセになりました♪

 思い出し:
  ツアーの本編で4曲くらいインストを作りました♪
  映像と絡めたインスト^^
  そのSEはビデオ化されているのかな?

 素敵で勢いのあるバンドだなぁと思い、朝まで呑むメンバーに親近感を持ったのでした^^


 僕の音楽人生を左右する人達との出逢いだとは思ってもいませんでした・・・つづく
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BUCK-TICK その9

2017-01-26 22:32:23 | ヨコ録
Single『GLAMOROUS』/BUCK-TICK(2000年9月6日発売)
Album『ONE LIFE,ONE DEATH』/BUCK-TICK(2000年9月20日発売)

参加楽曲
 Single:全2曲参加
 Album:全楽曲参加

横メモ
 <BUCK-TICK>の久しぶりとなるアルバムレコーディングで打ち込み満載。
ですが、僕にとって難産でした^^;

 この頃今井さんと僕はほぼ同じ機材を揃えるようになりました。
そしてデモ段階で今井さんが創ったシンセが沢山入ってます。(これがまたいい音なんです^^)
 ただ本チャンレコーディングが進み、ドラムからいい音で録音が始まると、デモのいいシンセ音でもそのまま使うと埋もれてしまうのです。
 ニュアンスやキャラを変えずにハマる音に変えるというマニピュレート。
なかなか今井さんからOKが出ず、ユウタさんに心配された記憶があります。
 かっちゃん(岡崎達成 ex.M-AGE)もスタジオに通って来ていたので、相談しながら進めました。

 大変だった分、相当思い入れの強いレコーディングになったので、抜粋した僕目線楽曲解説を・・・

Single
1:「GLAMOROUS」
 イントロのシーケンスは曲の音程を合わせてシンセっぽくしました。
 サビ前のフィルは色んな音を組み合わせて創りました。
 この部分の音を元に「THING III」というSEを創りました。(『ONE LIFE, ONE DEATH CUT UP』収録(01.3.28発売))
 ちなみに「THING II」はMacに「ドリーが1匹、ドリーが2匹・・・」と喋らせた曲のSEだったかと記憶・・・
 「THING I」はなんだったかな^^;

2:「TRANS」
 ギターサイケな曲で僕はリズム的な補強をしました。
 「ド〜〜〜ン」って下降するキックがありますが、ベースとぶつかって濁らないような域にあります♪

ALBUM
1:『Baby, I want you. 』
 シンセが沢山入ってますが、僕にはリズム重視な曲でした。
 元々基本リズムは打ち込みで、アニイさんが叩いたドラムは1小節パターンを繰り返すというアレンジでした。
 (↑これまでの逆パターン)
 アニイさんが帰った後、ドラムフィルを録音し忘れていたことに気が付き(後日録音はスケジュール的に無理でした)、さっき録音したアニイさんの1小節ドラムをサンプリングしてフィルを作りました。(なのでフィルのタイミングは僕の好みです^^)

 大変だった音で「ふぁかっ」ってあります。(13秒とか、49秒辺りの音)
 あの部分に「「ふぁっふぁっ」て感じの音を入れて」と今井さんからリクエストがありました。
 色々試して創ったのですが、どうもインパクトが出ない・・・
 開き直って自分の声を歪ませて録音しました^皿^

2:『CHECK UP』
 この曲で特に印象に残っているのはボーカルのエディットです。
 今井さんの声や櫻井さんの歌にたまに出て来る異物感。
 ザクザクに切り刻まれたり音程が変化する声。
 当時エフェクターで簡単に出来たようですが(その頃僕は持っていなかったので)、音声波形を直接いじって創っていました。

4:『細胞具ドリー:ソラミミ:PHANTOM』
 ドラムに絡む打ち込み、そしてノイジーなシンセが絡む楽曲。
 サンプラーで出来る音程変化や、パソコン上での音編集など・・・機材における操作の過渡期が感じられます^^
 柔らかいシンセの音の音程はもちろん...ソラミミです♪

7:『女神』
 ヒデさん節の名曲です♪
 デモでシンセのアルペジオが入ってました。
 浮遊する音響系のシンセパッドやリズムループを入れていい雰囲気を作りました。

8:『サファイア』
 14秒辺りとかに出て来るジリジリシンセが非常に大変でした^^;
 自分で今聴くとなんて事はないのですが、複雑に音が絡まるとマスキングが発生したのでしょう。
 リズムループも含めて何度も復習したくなる楽曲です。

9:『RHAPSODY』
 ロックンロールな楽曲にオーケストレーションが加わったアレンジの楽曲。
 今井さんのデモではシンセで作られていたので、音を差し替えました。
 思い入れの強い部分としては、リクエストで弾いたピアノバッキングです。(ギターソロ後のBメロ約1分部分)
 今井さんも気に入ってくれたので報われました^^

10:『FLAME』
 「夜の公園の街灯」淡い光・・・
 歌詞が出来る前、イントロから出るシンセのイメージを今井さんから聞きました。
 ・・・が・・・
 完敗でデモの音をそのまま使わせて頂きました^^;
 (あのフレーズは確かこの曲だったと記憶してます)
 悔しさ残る名曲です♪


大変だった記憶が残りますが僕にとって、
実のある思い入れの強い大切な作品になりました。


初期衝動と転換期のバイオリズムに乗れないのでした。・・・つづく
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

epidemic

2015-12-27 21:23:30 | ヨコ録
・Single『奇跡の城』/epidemic(2000年2月17日発売)
・Album『eocytes』/epidemic(2000年6月21日発売)

参加楽曲
 ・Single 3:End of the World(全3曲中1曲参加)
 ・Album 2:明日への丘
      3:GROOMY-GO-ROUND
      4:約束
      5:儚く優しく冷えた月
      6:CRACKED ROAD
      7:黄色い木星
      9:FULL VOLUME
       (全9曲中7曲参加)

横メモ
 藤井麻輝さんプロデュースでデビューした3人組エピデミック。
 僕はいつもの様にデモテープから耳コピしてmidiデータに変換したり、
 アルバムの時は藤井さんのスタジオに行き、フレーズを考える事もやりました。
 バンドのメンバーとは結局お会いしませんでしたが。

 この時は藤井さんのプライベートスタジオの記憶があります。
 (ということは数日は通ったのかな。)
 ミキサー卓にあるMacのモニターと、後ろにあるシンセスペースにあるMacのモニターがリンクしていて驚きました^^;
 機材ぴったりの収納デスクだったりこだわりを感じました。
 ロビー含め素晴らしい空間でした。

 この作品も完成すると当然アレンジが変わっていました^^
 エレクトリックでポップでノイジーな作品。
 藤井さんのプロデュースが少し体感出来て良かったです♪


 個人の活動が徐々に創作よりライブが増えていくのでした。・・・つづく
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

森雪之丞

2015-05-25 21:45:52 | ヨコ録
Album『POETIC EVOLUTION』/森雪之丞(1999年12月17日発売)

参加楽曲
 5:メビウスの鏡/森雪之丞、大高洋夫、今井寿
 (全9曲中1曲参加)

横メモ
 森雪之丞さんの詩に様々なアーティストが曲を付けて1枚の作品になってます。
 ラップではない「ポエトリー・リーディング」
 古くはビートニクな時代・・・その辺は置いておいて^^
 BUCK-TICKの今井寿さんも1曲参加するということで、マニピュレーターとして呼ばれました。

 詩の朗読が基本で、そこに音楽、音が乗る。
 最初に打ち合わせがあった時、雪之丞さんと今井さんの間では「いわゆる曲にしない」という感じで始まりました。
 (一度TVライブでこの「メビウスの鏡」をお二人は実演しています。それを僕はビデオで観ました。)

 僕自身、ラジオ制作の仕事をやっていた時に、ラジオドラマ的なことも体験しました。
 音響的なものや音楽的なもの・・・
 結構はじめてですが、舞台音楽的なサウンド作りで今井さんと構築していきました。

 とはいうものの何から作ればいいか難しかったので、最初に雪之丞さんと大高さんの仮の朗読を頂き、
 それを基本に構成を作り始めました。

 曲のフックになるフレーズは今井さんがギターシンセで作り、それをポイントに散りばめていく。
 思いつく効果音、劇的な音、シンセ、ギター、ギターシンセ、エフェクト・・・
 その辺はスタジオで詰めていきました。
 (HDDレコーディングシステムにしていないで、midiシステムのままだったら絶対無理でした^^ 購入タイミングって大切♪)

 ある程度曲としての構成が出来た段階で、雪之丞さんと大高さんにスタジオに入って頂き朗読を録音。
 それはまた仮と違うテイク(勿論最高のテンション)が録音出来るわけです。
 微妙にデモの尺と変わってくるから、そこで更に色々考えて・・・(ディレイの様で追い越しちゃう声とか^^)
 どんどん積み重なって完成していきました。
 
 今回の朗読の世界やラジオドラマでも学んだのですが、実はバンド演奏と一緒なんです^^
 言葉も、音色も、フレーズの出し引きも、アタックも、ビートも、間も・・・

(その後某『粗品』に繋がる^皿^)
 
 一聴、摩訶不思議な世界かと思われますが、かなりロックです^^b
 僕にとって、実験的で刺激的で思い入れの深い作品に参加出来て嬉しかったです。
 今回この発想で攻める今井さんが素晴らしい♪
 ということは言うまでもないでしょう^^
 

 個人的には学生の頃からお名前を知っている雪之丞さんの作品に・・・
 そして同じ作品に高橋幸宏さんと名を連ねることが出来て大変光栄でしたf^^v


 「『次のステージへ進め』と言われたのかも」と実感し始めました。・・・つづく
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BUCK-TICK その8

2015-01-06 19:41:58 | ヨコ録
Single『ミウ』/BUCK-TICK(1999年10月20日発売)

参加楽曲
 全3曲参加

横メモ
 先に発売されたシングル『BRAN-NEW LOVER』のレコーディング後に録音しました。
 僕は購入したての機材をフル活用で録音に参加しました。

 「ミウ」
 作曲者ヒデさんの真骨頂的名曲のひとつです^^
 楽曲の持つ柔らかさを意識した音色で包み込んであります♪

 「パラダイス」
 作曲者今井さんの真骨頂的4符キック16符シンセベース名曲のひとつです^^
 楽曲の持つ攻撃性を意識した音色を随分仕込んでおります♪
 
 「BRAN-NEW LOVER -CUSTOM-」
 今井さんのセルフリミックスということで二人で解体再構築しました。
 おおまかな展開を今井さんが決め、原曲で使える音を貼付け新たな音色を録音したり・・・
 基本的なアレンジは今井さんち作業でした。(僕がHDDレコーディングシステムに変えたから思うようなアレンジが出来ました^^)
 勿論ギター録りとTDはスタジオで。
 新解釈のリミックスを創る作業は面白いです♪


 打ち込みと生演奏が絶妙に絡んだ名作品だと思います。


 HDD録音が出来るようになったらなったで、悩みが出来てしまったのでした。・・・つづく


^^人^^人^^人^^人^^人^^人^^人^^人^^人×∞

YK Show予約受付開始まであと5日♪♪♪♪♪

^^人^^人^^人^^人^^人^^人^^人^^人^^人×∞
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NEARMISS その2

2014-09-22 19:17:56 | ヨコ録
『STRIKES』/NEARMISS(1999年9月22日発売)

参加楽曲
 1:STRIKES
 3:Sunflower in black
 5:New Types "You & Me"
 6:真夏の夜の夢
 (全6曲中たぶん4曲参加)

横メモ
 今回もTさんからのお誘いで参加しました。
 そして今回もレコーディングした時ぶりに聴きました^^;
 前回と同じく手弾きで効果音的なシンセだったり、キーボードを担当しました。(ようです^皿^)
 (2曲目収録のドラムループは元M-AGEのかっちゃんの仕事だと思います^^b)
 ※当音源の情報提供に感謝してますmm

 今聴いてもかっこいいバンドだったんだなぁと思います。


 「自分の良さってわからないなぁ」って思うのでした。・・・つづく
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする