ましログ

日常と好きなものと母の自宅介護の極私的記録

楽園

2015-09-20 00:30:13 | バイコヌール 旅行
【バイコヌール 珍道中 (18)】



バイコヌールDAY2。
(正確にはツアーの2日目午後にバイコヌールに入ったので3日目ですが、
前日入りって感覚だったので、、、ややこしいわw)


何日不眠なのよ、さすがにもういいって、
ソユーズ設置も見たし、
今宵こそは、グッスリ眠れるでしょ…
……
………
…………と思ったのが大間違い。


うなされた。。。


夜中に
変な女性の歌声が聞こえた気がする。
なんだったんだ、あれ?
バイコヌールにも、いるのかしら?


いよいよ本格的に、ヤバくなってきました。
加えてお腹の調子も悪く
満身創痍感がにじにじと…。


ロシア通の同行者さんの提案で
数名集まって
ツアーの出発前に、朝のお散歩。



ガガーリン像と
実物大ソユーズロケット・モニュメントの見学に向かいます。

無理しない方がいいかなと思ったのですが、
朝の散歩はとても心地よく
逆に精神力=MPは、うなぎのぼりに回復。

眠い目をこすって見る日差しは
なぜか死ぬほど清々しい。





子供達も朝から元気に遊んでます。

ほんとに雲ひとつねえ。



このバイコヌール
スプリンクラーが
いたるところで
大量の水を
木々にぶっかけてます。



この土地で育つ品種は
とても限られてるので
枯れさせないようにとの事。
ただ困った事に、
アラル海から来る水には
大量の塩分が含まれております。
なので、無駄骨ということも多々。
環境、過酷!







農作物は一切育たず。
新鮮な野菜は、
遠くから輸送しなけりゃいけない。
ひょっとしたら
レストランで出てくるサラダが
一番高価な食事なのかも。











ロシア通の方曰く、
発射場や空港を除く
バイコヌール市内は、
2時間もすりゃ
端から端まで歩ける距離との事。










ロケットの為だけに
大変な労力をかけて維持されてる
人工の楽園。



作り物とわかっても
目の前のオアシスは
ものすごく美しかったです。


次回へつづく。



もやしの告知!

2015-09-19 00:37:59 | 日記
初めまして。
もやしま渚と申します。


あ、いつもこのブログ、
楽しく拝見させて頂いております。

突然ですが、
告知をさせて頂くべく、
圭爺さまのブログを
乗っ取らせて頂きました。


しばしの時間
お付き合い頂ければ幸いですw



私の所属するバンド
というか寄り合い
というか潰し合いw

「ぶんぷくもやし~ず」の
自主企画イベントが

本日!

9月19日、土曜日に
東京都は新宿区にあります
早稲田ZONE-Bにて
18時より
ニギニギしく開催されます。


残念ながら、私は
攻殻機動隊の草薙少佐宜しく
ネットの世界に旅立ち、
二次元の嫁探しに没頭してしまっております故、
参加できませぬ。

が、

メンバー5人、
あまりにも気合が入りすぎて、
準備もままならず、
明日に備えてやること山積み、
もっと宿題早くやっておけばよかった状態で
皆様のお越しを心より
お待ち申し上げておるみたいです。


特に女子の方々!
ボーカル担当のもやおが、
チヤホヤしてほしいので、ぜひ来て(はあと)
ほんとに来て(なみだ)
と申しておりました。


Tシャツもございます。
ステッカーもございます。
CDもございます。

物販して儲けようと思った姑息な面々ですが、
どこをどう間違ったのか、
皆様にいくら買って頂いても
全くの赤字でございます。


チケット代はなんと破格の1000えんでございます。
ドリンク代がプラス500えんでございます。
こちらも絶賛
もやしの面々が
多額の負債を抱える仕様になっております。


彼らに残されたのは
自らの醜態をさらけ出すことだけ。

バカバカしいにも程がある、
最高に心に残らないディナーショーを
見せてくれるはず。

皆様が笑顔になる。

その事だけで
3杯、、10杯、、、いや100杯は
もやしが食えるヤツらです。
肉なら、もっと食えます!


ぜひぜひ東京近郊にお住まいの方は
覗いてみて頂ければ幸いでございます。


それでは皆様、
季節の変わり目、
くれぐれも、ご自愛くださいませ。

私は嫁探しに戻る事にいたします。
ネットは広大だわ♪    by もやしま渚





ぶんぷくもやし~ず自主企画イベント
「もやフェスト2015」
9/19(土)18:00open / 18:30start
場所:早稲田ZONE-B(東京メトロ東西線 早稲田駅「2番出口」徒歩20秒)
料金:¥1,000(+1ドリンク代¥500)
出演:ぶんぷくもやし~ず、ED WOODS、The Bliki、THE PATROLLERS、ヒミツの錯乱棒、ぬ界村

ぶんぷくもやし~ずのFacebookはコチラ

かかってこいやー!

2015-09-18 02:02:50 | 音楽

昨日に引き続き、近況報告を。


BABYMETALの
Zepp Namba=大阪ライブ(2日目)に
参戦してきやした!!!



今やチケット取れたのが
奇跡っちゅうくらいのベビメタ。

念願叶って
初のライブ参戦でございました。




アリーナツアーでもおかしくないくらいなのに、
Zeppですよ、そこのお兄さん。
キャパ、2500人くらいっすよ。


うわ、すげえ!
近っ!!
3人が目の前におる!!!

今年の運使い果たしたみたいです、私w

最前列から5メートル程のど真ん中。
手の届くくらいの距離で、
踊り叫びました。


ゆいたんの妖艶な事w
スー様の生歌は透き通るよう。
もあの笑顔の素敵なこと。
神バンドの生演奏の迫力が半端ない。
念願叶って、
「生おねだり」に無事氏にましたm(_ _)m


久しぶりの
汗まみれでモミクチャ状態。
肩と腰がやばい。
あと、恒例の=耳シイイイイってなるやつ。


夢のような時間。
うむ。
夢だったのでしょうw


老若男女、人種性別関係なく、
爆音をこれでもかと、
喰らわせてくれました。


音楽~♪って感じ。


燃え尽きた、、、
いや、萌え尽きたかw


きもいおっさんにも
ライブは生きてるって事を実感させてくれやす。


いいね。いいね。


今宵の一曲
BABYMETAL - おねだり大作戦

 

BABYMETAL WORLD TOUR 2015 in JAPAN
9/17 Zepp Namba
Set List
01 いいね!
02 メギツネ
03 ド・キ・ド・キ⭐︎モーニング
04 あわだまフィーバー
05 Catch me if you can
06 ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト
07 悪夢の輪舞曲
08 おねだり大作戦
09 ヘドバンギャー!!
10 ヤバッ!
11 イジメ、ダメ、ゼッタイ
12 ギミチョコ!!
13 Road of Resistance


今、アイスクリームだかユースクリームみたいな場所だ!

2015-09-17 00:17:50 | 音楽
俺さ、今どこ~♪


連日バイコヌール旅行の事を書いてますが、
ちょっと一息。



The Birthdayのベストアルバム
「GOLD TRASH」が届いた。

全曲持っているけれど、
豪華な写真のブックレットと
ブルーレイに納められたPV集、
Ustreamで配信されたスタジオライブ目当でゲット。

早速ライブを鑑賞。


前回の
COME TOGETHERツアーの頃から、
さらに身を削っている感が増した
チバの歌声。

全身全霊で絞り出す様は、
時折心配になる。


けれどギターのフジケン、ベースのハルキ、ドラムのQちゃんが
しっかり見守り、お互いを音で支えあってる。

大丈夫。
どこまでも行けるさ。


久々にキラキラと輝くロックンロールに
日々のあれやこれやを
洗い落としてもらえた。
すげーカックイイぜw


来月には新譜も出る。
楽しみ。

またライブに行こう。


今宵の一曲
The Birthday - 涙がこぼれそう

石油王

2015-09-16 00:15:59 | バイコヌール 旅行
【バイコヌール 珍道中 (17)】


国際宇宙学校の見学の後、
おみやげを買いに本屋へ。





旧ロスコスモス公社と
レーニン像(超貴重)の広場を抜けて
コロレヴァ通りを進みます。


とても綺麗な通りで、
人通りも程よく、心地いい。
公園もあったりして、
バイコヌールの住人が健やかに
日常を送っておりました。



目的の本屋に着くと
おっとどっこい CLOSE の札。
「開くのは遅く、閉まるのは早い」
これ、ロシア流だそうでw


皆一様に疲れ、ぐったりしながら
来た道をトンボ帰り。
曇ってた空からは、雨も降ってきました。

一年のほとんどが、晴れてるバイコヌール。
ゆえに、ロケットの発射場ができたんですが、
雨とは、めずらしい。
やばいな。
傘持ってきてないやと
本降りになるのを心配してたら
あれよあれよという間に、澄み渡る快晴に。
さすがステップの砂漠。






バスに乗り込んで
長かった1日を締めくくるべく
夕食会場へ。
本格的なカザフの民のテント。



着ていいよ、というので
飾られていた民族衣装を皆で着まわして
似合ってる、似合ってると撮影タイム。
運ばれてくる
本格派のカザフ料理に舌鼓。

サラダ。
(必ずチーズのってますね、バイコヌールでは)
ペリメニらしき水餃子。美味!
カザフのラーメンと思しき
鶏ガラスープと細身の麺。
薄めの塩味で疲れた体にムチャムチャうまし!
日本の母の味と瓜二つ、ナスの味噌炒め(めいたもの)。
料理はどれもハズレがない。
恐るべし、バイコヌール。


そうそう
バイコヌールの食事で恒例になっていたのが、
石油王の乾杯の挨拶。

いきなり登場した「石油王」の説明を少々。


菊地コマンダーを含む、日本人10名に加え、
現地ではロシアン美女のガイドさん=二人と一緒に回っておりました。
そこにもう一人
アメリカから来たという、おっちゃん。
(メインイベント時はここにロシア、アメリカの観光客多数が加わります)

なんでもこのおっちゃん、
石油を扱うお仕事をされてる…
…らしい
というだけで、素性は一切わかりません。

大変陽気な方で、
iphone片手に、ラフなスポーツT、半パンスタイルで
縦横無尽にバイコヌールを満喫。
どういう手練手管を使ったのか、、、
ちゃっかりイベントの最前列をキープして
関係者と話し込んでいる。
世界中を放浪しているとの話で、
そこはかとなく漂う大物感に
いつのまにやら「石油王」と命名されました。


ビールが運ばれてくると
決まって、乾杯の音頭を取る石油王。
「油井飛行士と日本に!」
なんて言って
場を和ませてくれ、
楽しい旅の思い出のひとつとなりました。


ただ困ったことに、
石油王は、菊地コマンダーが大のお気に入り。
日本人への質問をコマンダーにばっか聞くもんですから、
うちの船長、
通訳するのに大変で、食事する時間がない。
最終的に
「なんで私が石油王の担当なんですか!!」
って、菊地さん涙目。
す、すいやせんでした、船長!


また世界のどっかで会えるかしら。
サンキュー石油王!


次回へつづく。


宇宙の学び舎

2015-09-15 01:13:15 | バイコヌール 旅行
【バイコヌール 珍道中 (16)】



昼食の後は国際宇宙学校の見学。

宇宙専門の学校があるなんて
さすがバイコヌール。












ブランの座席やオルラン宇宙服。
コロリョフが実際に通信でつかっていた電話だとか
破片なんかもたくさん。
そして、ベタベタ触り放題。
凄すぎるわw


ロケット好きの御一行のテンションは振り切れ、
写真撮りまくり。
さぞや、カシャカシャうるさかったことでしょうw


一番テンションあがったのは
ソユーズに似た訓練用の宇宙船。
実際に中に入れましたよ!



いやしかし、
狭いのなんの。
見るのと実際に体験するのじゃ訳が違います。

体育座りみたいな姿勢でシートに埋まるんですが、
これが、なかなか難しい。
「頭もっと下!」
って、散々お叱りを受ける始末w






聞けば、ソユーズ宇宙船ってのは、
軽トラ程の大きさ。
そんな中に飛行士が3人、
ぎゅうぎゅうに押し込まれるんですから
たまったもんじゃありません。

まあ無重力になれば、多少は、、、なんて余裕ぶっこいてたら、
着陸後に救助が遅れた場合に備えて
中で宇宙服を脱いで着替える訓練とか
一昼夜過ごす訓練とかあるそうで…







他にも
化学室や生物のお部屋など
教室を順に探索。

興味深かったのが、美術室で見た生徒さんの作品。



こういうのは敗戦国の文化にないですよね。
ドイツ戦の戦勝記念にちなんだ作品だそうです。

夏休みで、空調効いてなかったみたいで
中は結構蒸し暑かったです。
椅子がガタついてて古い。
ああ、これこれ、この懐かしい昭和感!
…などと、
学生の頃を思い出しましたね。







最後は特別に
外でミニロケットの打ち上げ。





授業では何本も打ち上げるのか
角っ子にはえげつねえ数の打ち上げ台。

ロケットは、
しっかり回収するまでが、授業とのこと。




とんでもないお宝が、
乱暴にも程があるよ!って感じで
無造作に展示されてた宇宙学校。
ロケット大国の底力を
これでもかと、見せつけられましたとさ。


次回へつづく。


カザフの野性味

2015-09-14 00:25:05 | バイコヌール 旅行
【バイコヌール 珍道中 (15)】



工場見学の後は昼食へ。
なんだか洒落た内装。



宇宙開発にまつわる
写真やイラストがたくさん。
それらに囲まれながら、
カザフ料理を食しました。






日本人の口に合ってて、
非常に美味。

惜しむらくは
朝もたらふく食った影響で
お腹が全然、空いてなかったこと。

ソユーズという美しい女性に出会って
目の保養、
お腹いっぱいだよ状態になってたのも
たいそう影響してたのかもw(←んなわきゃないw)


というわけで、
ごめんなさい m(_ _)m
サラダもスープも半分残してしまいました。

ちなみに
皆さんにはボルシチのスープがきたのに、
私はお肉と野菜のスープ。
なぜなの?(- -)




バイコヌールでの食事は、決まって
「サラダ、スープ、メインディッシュ」。
1プレートものとか
取り分けるスタイルじゃなくて、
ちょっとしたコース料理ですな。

この時はまだ、そんな事知りませんでしたから、
肉と野菜のスープで終わり、
あー食った食ったと油断。

最後のメイン料理が運ばれてきて、
度肝抜かれることに。

はい、どーん!



串でけええ!


シャシリクという料理で
この肉とたまねぎが、えげつなくウマイ!

満腹感はどこへやら
喰らいついて、完食。

しかし、この乱暴な串加減。
カザフの肉の食し方は
野性味あふれまくっておりますなw


そろそろ次の目的地へ向かいましょう。
という事で、
念のためトイレへ。

店員さんに
「グジェ、トゥアリエ~ト?」
とメタクソなロシア語で場所を聞き、階下へ。

ドアを開けた瞬間、
またぞろ度肝抜かれました。

これです。




ここで大も小もするわけですね。
いや、ちょっと、お兄さん、しきりは!?

まさかシャシリクに続いて
野性味あふるるトイレとは…

人類皆兄弟。
宇宙から見た地球に国境線はないんだから、
3人並んで、仲良くね…ってことですか?
いやーちょっと待てって、バイコヌール…

正にカルチャーショッキングで
ツアー御一行、学生みたいに
キャッキャはしゃいでましたw

聞けば
女子トイレも同じ仕様とのこと。
(もちろん同行の方に教えてもらったんですよ。念のために言っておきますがねw)


百歩譲って
男はいいとしても
女性の場合は…
どうすんのよ、これ、、、と思っていたら
なんのことはない。
ドアには鍵がありました。

ん?

いやいや、カギ閉めたら
結局一人で用を足すことになるわけで。
今度は便座が3つあるのが、
おかしいって事になりませんかね?


ちょっとマジ
理解を超えている。
おそロシア(> <)
(カザフスタンだってばw)



あ、同行の男性一名は
このトイレを見た後、
用を足さずに
そうっと
ドアを閉めたそうです。

我慢は体に悪いかと…


次回へつづく。
(食事と御手洗の話と写真が重なって、ほんまにすいませんm(_ _)m)

星への道

2015-09-13 00:41:25 | バイコヌール 旅行
【バイコヌール 珍道中 (14)】




興奮冷めやらぬ…
昔見た「あの場所」めぐりは続きます。
次なるは、
ソユーズの「組み立て工場」へ。



25年前の「日本人初!宇宙へ」で
「ミーク」と呼ばれていた場所です。
街の名称が、レーニンスクからバイコヌールに変更されたりしてるので
名前変わってしまってるかもですが、、、



宇宙開発の歴史的写真が飾られた通路を抜けると
ロケット作りの正に現場。

ソビエト宇宙開発の中心人物=コロリョフさんのイラストと
「星への道は開かれた」と書かれた
どでかいイラストが工場内を見下ろしています。


残念ながら中は撮影不可(T T)
なので通路に飾られてあった写真を。
(組み立て工場の通路にあった、組み立て工場内の写真w)



天井高~!


さっき見たロケット設置の印象からか
町工場みたいなのを予想してたんですが、
昭和感は皆無。
清潔で広々~。



写真で目にする作業員は
白衣、帽子、マスクだったので、
ビビってましたが、
わざわざ着替えて、
除菌室入って、
みたいな事は必要ありませんでした。




目の前に組み立て途中の宇宙船が置かれてる!
垂直に立てられ、
青地の布=耐熱材に覆われたモノホンのソユーズ。
奥にはフェアリングも。
ボンボン作って、ジャンジャン打ち上げる。
すげーわ、バイコヌール。


ちなみにですが、
たぶんこのソユーズは無事
9月2日に打ち上がったハズ…




工場見学の後は別室へ移動。
ソユーズを組み立てるだけじゃなく
打ち上げ当日、
ここは、飛行士の準備をする場所にもなります。

宇宙服への着替え、
気密のチェック、
家族とのガラス越しの対面、
外では、宣誓式も。


まさに宇宙への拠点。
星への道が開かれる場所なんでしょうね。




見るもの全てすごすぎて、ボーッとしちゃう。
「ぬお!ここ、、、あのガラス部屋か!?」
などと、
危うく重要施設を
何の感想もなく、通り過ぎてしまうところでした。


外の一服スペースで
記念に一本吸えばよかったと後悔しながら
昼食会場へ向かいましたとさ。


次回へつづく。


身長50メートル、体重は3万5千トン!?

2015-09-12 00:24:54 | バイコヌール 旅行
【バイコヌール 珍道中 (13)】




ソユーズの体重は3万5千トン…
ではございません。
えーと、いくらだっけ?
詳しい方助けて!


ただ身長は50m程。
そう。
まさに胸につけてるマークは流星っす。
ウルトラマンと同じ高さ。
ソユーズの実物は、
案外小さい印象を受けたので、
子供の頃思い描いていた
ウルトラマン=とんでもねえ巨人、、、の印象が変わってしまいました。


そんなロシアのウルトラマン。
じゃないか、ウルトラの母。
違うリプニツカヤ(なんのこっちゃ!前回の 記事を参照あれw)

ソユーズの発射台への設置風景を間近で眺めました。




ちょうどバス移動と共に
列車の運搬作業も終わる感じ。
バスの窓ごしに発射台へ近づくソユーズも眺めることができ
どんだけ贅沢なんだとw

急げや急げと発射台のゲートをくぐって
ソユーズの間近へ行こうと周りを見渡して
はたと我に返りました。


マジですごいとこ来てるわ。


発射台の間近ってことは
まさにここから宇宙に向かってロケットが飛んでくわけで。
宇宙飛行士も当日ここへ来て乗りこむんですな。



どうりで10歳の頃テレビで見た風景が
フラッシュバックするわけだ。
ソユーズだけじゃない
マジもんのチュルパン式発射台!
整備塔カッコイイ!
あ!ロケットを照らす電灯、見た見た。
おお!発射台の先に広がる断崖絶壁。
ロケットの爆発的な噴射を受け流す例のあれ。
その先の荒野もすげー。
実際に見ることができるなんて。


今でも自分があの場所にいたことは信じられません。


おかげで同行の喫煙仲間=副村長に
一服するかい?と尋ねられても
「いやいいっす(- -)」と無下に断ったわけです。
スミマセヌ…
発狂せんだけよかったってくらい
大興奮してたようですw




プレスやNASA、JAXA、ロスコスモスの関係者、
クルーの家族、バックアップクルーが見守る中
ロシアのロケット職人達が粛々と作業を進めていきます。

「おーい、そっちあげようか?」
「ん?問題?ねえって!いくぞー」

ってな調子でしょうか。
なんか建築現場に来た感じ。



見れば作業員は楽しく談笑したり、
時には真剣な目つきになったり。
中には規制線まで寄ってきてNASAの関係者と
ロケット部品の記念品の物々交換なんてやってる人も。
日常なんですね、この風景が。
画面の中の夢まぼろしではない。
すげー仕事だなあw


そうこうするうち
ソユーズが再び動き出します。

ガンダム大地に立つ!チューン♪
いや違う、
ソユーズ発射台に立つ!!!!

グイイイインと
着実に、そしてスムーズに
立ちあがっていきます。

カックイイ。



皆で記念撮影をしてる間に
チュルパン発射方式の支柱が閉じ
あっという間にイベントは終了。


打ち上げに向けての
おめかしを整えるソユーズに
泣く泣く別れを告げ、バスに戻りました。


もう十分すぎるっす。
帰って寝たいやw

この日はまだまだ長いのに
もう終わった気分でおりましたとさ。




次回へつづく。

鉄のかたまり

2015-09-11 00:27:32 | バイコヌール 旅行
【バイコヌール 珍道中 (12)】




ガッチャコン、ガッチャコン。

レールの上を貨物列車に乗せられて
50mの鉄のかたまりが
横倒しで運ばれてくる。
仰々しくて、まがまがしい威圧感かと思ったら違った。
小さい。
噴射口がこちらを向く。
束ねられたエンジンノズルが美しい。
細身の外観は近づくにつれ、
とても頑丈な事がわかる。
硬そう。
薄くはない。
痩せているけど、骨太。
工業機械そのものといった感じ。
あっという間に通りすぎてゆく。
すげえ、本物だ。





前日にバイコヌール入りしたツアー御一行。
この日は朝から皆、浮ついた感じ。

7時にホテルのロビーに集合。
雲が空を覆い、昨日と違って
日光が肌を攻撃してきません。

大型バスに揺られ、
昨日やってきた砂漠の道を引き返すこと数十分。
砂漠にぽつんと現れた線路沿いに
バスは停車。

観覧スペース確保の為、
急げや急げと
疲れも忘れてダッシュ。


プレスの間をぬって最前列へ。
というか人数に比して観覧スペースの広いこと広いこと。
周りに何もないから当然っちゃあ当然か。
走ることなかったなw
プレスの方々も観光客来やがったと呆れ気味でした。

周りは警備兵やら、本物の銃やら、マジもんの装甲車やらで
しっかり?
いや割と緩め?
ロシアンスタイルなのか、あまり威圧感もなく
のんびりと、しかし見るとこ見てるで感で守られている感じ。



ふと目をやると
遠くにロケットの発射台。
整備塔やチューリップ型支柱、マストが開ききっている。
主人を待ちながら待機しているのねと
反対方向を見ると
さらに遠くに組み立て工場とおぼしき大きなビル。



プレスの何mmで撮るよ。
GMSだからデータ送るの大変など。
報道現場の裏側を垣間見ていると
やおら皆が色めき立ちます。

「あ、見えた」
「出てきた」

え?どこどこ?とビルを睨みつけますが、
肉眼ではよくわかりません。
ああ、また目悪くなったか。
カメラでズーム倍率をマックスにしてみると、、、
「あ!」
見えました。



ゆっくりと列車に引かれてやってくるソユーズロケット。



すげえ。
本物。
綺麗。



童心に返って、夢中でシャッターを押しました。
結構早いスピードでこちらへやってきます。
大切なものをゆっくり慎重に、、、
という感じはなく、
粛々と工業品を運ぶといった方がしっくりきます。



砂漠だから、警備の車が追走すると煙があがる。
なんか映画で見たような演出だなと
思っている間にソユーズが一旦線路の奥まで移動完了。



前向きでやってきた列車が
スイッチバックして、今度は目の前を通過します。
ソユーズタソが、小ぶりのお尻を向けて
発射台に向かうわけですね。











目の前3m程の距離を
ガチャコンガチャコンと運ばれていくソユーズ。
間近に見た彼女は
細身だけど芯の強そう…
たいそう気の強そうな女性でした。



余談ですが、
私フィギュアスケートのリプニツカヤ女史のファンなのですが、
ソユーズタソはあんな感じ。
まさに小柄なロシアン美女。

さらに余談というかエクスキューズですが、
やみくもにソユーズを女性に例えてるってわけではないですよ。
古今東西、船乗りは乗る船の事を女性に例えるそうですから。
母船っていうでしょw
(カーク船長もエンタープライズ号をShe is beautiful. つってたし)
擬人化の歴史は深いのねw



あっという間にソユーズとの邂逅が済んでしまい
息つく間も無く
バスに乗り込み移動開始。

発射台への設置風景、
つまり
「ソユーズ大地に立つ!」(吊り下げられるが正確かw)
その姿を見に行きます。


次回へつづく。