ましログ

日常と好きなものと母の自宅介護の極私的記録

未知の世界

2021-10-14 04:21:55 | 日記

推しが宇宙に飛んだ!


何のことか
書いているこちらもわからないw


敬愛する俳優ウィリアム・シャトナー
90歳になるその人が
宇宙に行ったのだ


まだまだなんのことかわからないw

BABYMETALに鞘師里保よりも
全然わからないw


1966年のテレビドラマ「スター・トレック」で
主人公のカーク船長を演じ
その後劇場版が7作も作られ
80年代にはドラマ「パトカーアダム30」もヒット
00年代には「ボストン・リーガル」で
エミー賞助演男優賞を受賞し
監督、作家、ドキュメンタリーのMC
歌わない音楽=語りで聴かせる
スポークンアルバムを何作もリリースするなど
90歳の今尚第一線で活躍する
生きる伝説その人が

アマゾン創業者のジェフ・ベゾス率いる
ブルーオリジン社のロケット
「ニューシェパード」(NS-18)に乗り込み
テキサス州の発射場から
UTC 2021年10月13日水曜日の
午後2時49分
に打ち上げられ

国際航空連盟によって定められた
海抜高度100km
カーマンラインを超え
(347,539 ft. (AGL) / 351,186 ft. (MSL) )
(106 km AGL/107 km MSL)
つまり
宇宙空間に到達して
微小重力状態を体験し
10分17秒の飛行ののち
地上に着陸したのだ


推しぴが宇宙へ行ったのだ
しかも人類史上最高齢でだ

おめでとう!


実はもう一つ宇宙関連のニュースもある

シャトナーさんに先んじて
ロシアの女優さんと監督さんが
こちらは長期の訓練を経て
ソユーズに乗り込み
ISS国際宇宙ステーションにドッキング
二週間弱になる宇宙ではじめての
本格的な劇映画の撮影を行っている

さらにはイーロン・マスク率いる
スペースX社のファルコンロケットで
トム・クルーズとダグ・リーマンが
ISSに向かい
映画撮影を行うことも検討されている


アメリカの民間企業の有人宇宙開発が
技術の積み重ねを経て
ここへきて一気に開花している

宇宙観光の
本格的な幕開けを感じずにはいられない

未来だなーと思うw

 

シャトナーさんは
とても精力的に芸能活動をこなしているので
ほんとに90歳?と思ってしまう若々しさ

だが
さすがに今回は緊張した表情を見せており
ロケット先端の乗り込みハッチまでの階段で
息があがっていた
ファンとしては無事に帰ってきてくれと
とても心配だった

何度かのカウントダウン中断もあったが
準備は順調に進み
スムーズな打ち上げで
あっという間にパラシュートが開き
10分17秒の飛行は終了した


シャトナーさんと同乗した
他の方々は
この宇宙旅行に歓喜し
盛大にシャンパンをあけて
テンション高く祝っていた

その喧騒には巻き込まれまいと
少し距離をとり
ジッとしているシャトナーさん
体調がすぐれないのかなと思ったが
そうではなく
何かをジッと内省している様子

英語で聞き取りはできないが
次第に感情があふれ
言葉が止まらなくなり
落涙する
とてつもなく特別な体験だったことが
英語がわからないこちらにも
伝わってきた


打ち上げ前の緊張した表情と
帰還した後のその涙を見て
「ああ、事故で万が一があってもいいと
覚悟決めてたのね」と
勝手な邪推で申し訳ないけれど
そんな風に思った


「死ぬのが怖い」
とドキュメンタリーや
いろんなメディアの
インタビューを受ける際に
彼が常々語っていたことを思い出す

カーク船長の最期を演じた際
冒険家の船長なら
死という未知の光景に驚愕し
魅了されるだろうと想像をめぐらしたという

幕が降りていく光景に
「Oh my…」
たぶん"すごい"という意味で最期の言葉を
発して絶命する様は
とても印象的だった

実際の宇宙という
もしかしたら
天とか死とか
神なんてものを感じさせる場所に行き
驚異的な未知の世界を体験したシャトナーさん

涙する彼を見て
ふと
死についての考えは変わったのか
怖くなくなったのか
それともやっぱり死は怖いのか
聞いてみたいと思った


私の母は
クモ膜下出血で倒れる直前に
私の勧めた本を読み
「死ぬのが怖くなくなったわ」
と言った

その母の死を引き止め
後遺症で麻痺が残り
喋れない状態のまま
延命され続けて
来年で
10年という月日が経とうとしている

母の介護を続けながら
この煉獄と
その先にある終わりと
どちらがマシなのか
救いはあるのかと
考えぬ日はない

バルカン人の挨拶に
「長寿と繁栄を」という言葉があるが
果たしてそれがいいものなのだろうか
ロックンロールなら言うであろう
「太く短く」の方がいいものなのだろうか

宗教を持たぬ私には
「痛みをかかえて生きるのが人間である。
その痛みは私のものだ」と語る
ジェイムス・タイベリアス・カークの台詞が
人生訓として頭をよぎる

 


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