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ケイマン(987前期) with サラリーマン

注)この記事を参考に作業を行った場合の責任は当方は一切負いません。あくまで自己責任でお願いします。

ケイマン(987) タイヤの空気圧

2013年08月21日 | クルマ
いつの間にか訪問者が10000IPを突破していました。
ありがとうございます。
(2週間前ぐらいには突破していた模様)


さて、今日はいつものように普通はしないようなことではなく、
普通はやっているのに怠っていたことについてです。

タイヤの空気圧調整です。

私のケイマンは純正17インチなのでフロントが2.0kPa、リアが2.5kPaが指定空気圧になります。
購入以来一度も空気圧を調整したことがなかった(←変なとこ分解するぐらいならきちんとやれ!!)ので、
昨日給油したときに測ってみました。

すると、なんとフロントが2.5kPa、リアが3.0kPaも入っているじゃないですか!!!
なんてこったい・・・・。

え~、何が問題かっていいますと、
指定空気圧よりも高い圧がかかっていると、
乗り心地が著しく悪化するとともに、グリップが低下します。
(反対に転がり抵抗が減少し燃費は改善します)


この空気圧ってやつがディーラーに限らず結構いい加減です。
新車でクルマを買って、すぐ測ってみても必ず指定空気圧より高い圧力がかかっています。
あなたが今日乗っているそのクルマも必要以上に高い空気圧がかかっている可能性があるので、
今度ガソリンスタンドに行ったら測ってみてください。
(店員さんに頼むと、やれ「溝が減ってる」だの、「バルブがゴムじゃだめだ」だのいわれるので自分で測りましょう)

ちなみに指定空気圧は冷間時の空気圧なので、
高速道路などを走った後のタイヤがあったまっている状態ではだめです。
なるべく家から近いガソリンスタンドで測りましょう。
(一番いいのは空気圧ゲージを買って家で測る)



ここで疑問がわくのが窒素ガス充填というやつです。

「窒素ガス充填」を謳っている場合の空気に対するメリットは
空気を入れるよりも熱膨張が少なくなるので、乗り心地がよくなり、騒音が静かになるです。

これは本当でしょうか。


まずそもそも通常入れている空気の8割は窒素です。
窒素ガス充填といっても2割程度の酸素を窒素に置き換えているだけです。この程度の差で効果が感じられるのか疑問です。

さらに音についてですが、酸素と窒素で音の伝播特性に違いがあるという話は聞いたことがありません。

また、そもそもタイヤは空気を入れてそれが走っていると熱膨張することを前提に作られています。
仮に熱膨張しにくくなるとしたら、タイヤが設計どおりの性能を発揮しなくなると思います。

まあそれも、もともと8割は窒素を入れているんですから大きな問題はないと思いますが・・・・。



というわけで、有料で窒素ガスを入れるぐらいだったら、
まめに空気圧を確認したほうがいいです。
私のように4ヶ月もほっとくんではなく!!!



で、空気圧を適正値に合わせて乗ってみると、明らかに乗り心地が良くなりました。
やはりいままでが空気圧が高すぎたようです。
今後気をつけましょう。


では次回は再びの軽量化、
今度はセンターコンソールを外してみます。

ケイマン(987) ホイールの話

2013年08月11日 | クルマ
今日はポルシェのホイールとタイヤについてです。

じつは軽量化を目的に私のケイマンのホイールを、
純正からもっと軽いホイールに買えることを検討しておりました。
しかしこれが簡単にはいきません。
それは主にPCDの問題です。

PCDってご存知ですか??
ホイールを代えようとした方なら皆さんご存知だと思いますが、
ホイールをハブに取り付けているボルトを結んでできる円の直径のことです。

このPCDは現在の主流は114.3mmまたは100mmなんです。
しかしポルシェのPDCは130mm。
このためホイールが見つかりにくいんです。

もちろん911用のホイールはさすがにいっぱいありますし、
ケイマンに取り付けられるのもいくつか出ています。
しかし、こと17インチとなると全くないんです!!!

それはもちろん交換用のホイールは見た目を改善するために大径化をあわせて行うのが普通なので、
ケイマンは18インチ以上があれば普通の人はいいんでしょう。
でも私はそれでは困るんです。

なんでか。
基本的に18インチって17インチより重いんですよ、径も幅も大きいから(あたりまえ)。
軽量がウリの18インチの鍛造ホイールつけようとすると、
大抵17インチの純正ホイールとほぼおんなじ重量・・・・。
高い金だして、乗り心地悪くして、軽量化量ゼロ・・・・・・。
それにおれタイヤハイトが小さいのをかっこいいと思わないし・・・・・・・。


そこで考えたのが、986ボクスターの16インチ純正ホイールです。
純正の17インチがフロント8.0kgに対して、986の16インチは7.3kg、
リアが17インチは9.4kgに対して、16インチ8.4kg。

これなら4輪で3.4kgの軽量化になりつつ、コストも低いです。
それで「よし!インチダウンだ!!」
・・・・・と思ったのもつかのま、次の問題発生です。

986ボクスターはフロントが205/55R16、リアが225/50R16
987は205/55R17、リアが235/50R17。

そう、987系は986系より1インチ(=25.4mm)タイヤの外径が大きくなっているんです。

外径が変わっちゃうとスピードメーターが合わなくなるだけでなく、
縦方向の接地面が変わるので性能にも悪影響があります。
(ポルシェも性能向上のために大径化しているので)

そこで外径をあわせるためには扁平率を上げる必要があります。
フロントを205/60R16、リアを225/60R16(235/55R16のほうがぴったりきますが、規格外)など。
すると、今度はタイヤがないんです。
60のスポーツタイヤなんでいまどきないんですよ。
あるのはエコタイヤかセダン向けの静音性能重視のタイヤかミニバン用。
軽量化するためにタイヤがエコタイヤになったんじゃ、
何の影響で車両の特性が変わってるのか、さっぱりわからなくなってしまいます。
残念。


ワンオフのマグホイール(なんてものも世の中にはあります)を17インチで作って、
N指定タイヤをつければいいんでしょうが、
そんなのは100万円コース・・・・。

というわけで、ホイールでの軽量化はいったん断念。
もしケイマンに付けられる17インチ鍛造アルミホイールの情報があれば、
ぜひ教えてください。

ポルシェ 918スパイダー 重量の話 (また重量かよ(笑))

2013年05月25日 | クルマ
また、重量の話です。

今回は先日公式な重量が発表された918スパイダーです。
その数値は1640kg。重い重いといわれていますがどうなのか。



まず、先代モデルにあたるカレラGTは1380kgで、ここから260kg重くなっています。
結構な重量増です。

カレラGTに対して追加になった装備は、まずトランスミッションのPDK化で+30kg。
さらにバッテリーは容量がプリウスPHEVの1.5倍なので重量も1.5倍の120kg。
モーターの重量もプリウスと同じく2モーターハイブリッドのアウトランダーPHEVから推察すると約100kg。
となるとハイブリッドシステムで220kgですが、
AUTOCAR誌のインタビューに答えたヴォルフガング・ハッツは「918は300kgのバッテリーをしょっている」といっているので、
バッテリーで300kgはないにしてもハイブリッドシステムで260kg以上はあるはずです。
(道理をわきまえたエンジニアならこれ以下は300kgとはいえないはずです。)

てことはカレラGTからの増加質量は
その他可変エンジンマウント、リアステア装置などを加えて約320kg程度でしょう。

カレラGT+320kgで1700kg。

これはヴァイスアッハパッケージをつける前の918の重量とピタリです。
すなわち918はカレラGTに比べてで約60kg軽量化されている(ヴァイザッハパケージ分軽い)となります。



では続いて気になるライバルとの比較。
まずマクラーレンP1。こちらも同じくAUTOCAR誌の記事によると、
装備重量1490kgで電磁ブーストシステムで170kg。
ってことは電気ものを除くと1320kg。
ポルシェ918とぴったり同じです。

続いてラ・フェラーリですが、こちらもAUTOCAR誌によると装備重量1345kg!!
電気もので140kgなのでそれをぞのくと1205kg!!!!!
すごく軽いです。
これは先代にあたるエンゾフェラーリと比較しても100kg以上の軽量化です。
エンゾとカレラGTの時にはほとんどなかった差ですが(両者とも走行時で1300kg台後半)、
そこから10年弱で差が付いたものです。

ただし、マクラーレン、フェラーリの値は最終的なスペックではないので、
これ以上の詳細は正式発表後にしたいと思います。
(少なくともフェラーリはもう少し変わると思います)



では918スパイダーの話に戻りまして、ヴァイザッハパッケージ装備で1640kg。
速いには速いんでしょうけど、絶対的には重いですよね。



私は電気で走れなくてもいいからもっと軽い車を作って欲しかったんです。

例えば電気では走らなくて、PDKで可変マウント、リアステアも入って
重量据え置きの1380kgのカレラGT2を作ったならきっと素晴らしいものになったでしょう。
(マクラーレン、フェラーリの商品力に対抗できないため売れないでしょうが)

いやもっといって、カレラGTを1320kgにて出したらもっといいでしょう。
(新規性がないのでもっと商品力が低下して、もっと売れない)

いや、さらに推し進めてみてはいかがでしょう。
例えば、サイズをボクスターケイマン並にするといかがでしょう。
全幅、全長が小さい分、ケイマンボクスターの平面形状は918の86%です。
そのまま軽くなるとは言えませんが半分以上は軽く済むでしょう。
8パーセントで-100kg。
燃料タンクもボクスター/ケイマン並でいいなら92L→64Lで‐20kg。
エンジンを直列4気筒2.7Lで300ps、トルク30kgm程度にすると、
8気筒の半分まではいきませんが-100kgは軽いでしょう。
さらに各部を重量と出力に合わせて最適化(ブレーキ、ハブ、タイヤなどを小型化)すると…。

例えば、ポルシェが300馬力程度のミッドシップカーを、918スパイダー並みの技術を投入して作れば、
そう1000kg台は確実に達成できるでしょう!!
いや1000kgを切ることも不可能ではないでしょう!!!
(少なくともボクスタースパイダー並みの快適性にすればすぐにでも1000kg切れます)

私はこんな車に乗ってみたい。


でもこんな車はすでに述べた理由で全然売れないでしょう(商品力がない)。
なので乗れません(仮に発売されても値段5000万円ではもちろん乗れませんが)。



これからの私のケイマンのテーマは軽量化です。
ここ一点にこだわってこれから車に接していきたいと思います。
いったい何キロまでいけるのか。
目標なければ達成なし。

もう少し各部をばらしてみて、目標を定めていきたいと思います!!!!

ヘッドライトの縁取り

2013年05月22日 | クルマ
私のケイマンは、ちょっとづつ黒くしております。

今回はヘッドランプです。
ヘッドランプの周りをちょっと黒くしてみます。
アイラインを入れるイメージです。
(この記事を参考にして作業をしても、その結果についてとうほうは責任をおいません。自己責任でお願いします。)

えー、えー。またケイマンRのパクリです。


今回はカッティングシートでやってみます。

まずはヘッドランプを外します。
この方法は取説を読めば誰でもできるようになっています。

ちなみに取説での書き方はこんな感じ。



以前にも書きましたが、ケイマンはヘッドランプユニットごと外さないと
バルブの交換ができないので、外せるようになっています。

ヘッドランプユニットを外したあとの車両はこんな感じになります。

ちょっと怖い感じ。

でカッティングシートを目の淵に貼っていきます。
貼り方はいろいろあると思いますが、
無駄なカッティングシートをたくさん出してもいいなら、
全面に貼って、ナイフレステープで切ると一番キレイに貼れるでしょう。
でもムダも出したくないし、ナイフレステープも高いので、
細切りをちょっとずつ伸ばしながら、つぎはぎして貼っていきます。

で完成したのがこんな感じ。



一応これで部分的黒化はひと段落です。

ここで納車時との比較です。

変更前。


変更後。

んー、どうでしょう。
画角が違うのでよくわかりませんね。すみません。

今後変更後を同じ画角で撮ってみます。
(家に止めた状態ではこれ以上角度を近づけることができません)

サイドのPORSHEデカールは今後おいおい考えたいと思います。
とりあえず外観はこれでしばらく様子をみます。


ポルシェ 重量のお話(続)

2013年05月14日 | クルマ
わたしのケイマンは2008年式なので、987前期スタンダードケイマンになります。

エンジン出力は245馬力で、トルクは273Nm。重量は1360kgです。

以前、ポルシェ同士は比べたので、今度は他社との比較です。

めぼしいところをあげてみても、

マツダロードスターは1110kg。ボディの軽量化に不利なオープンなのに。

トヨタ86/スバルBRZは1230kg。2気筒少ないですが水平対向だし、4人のりなのに。

同じく水平対向だと、先代の4代目レガシィの4気筒NAが、1360kgで同じ重量です。四駆で、四人乗りで、ドアが4つあるのに。

同じグループのアウディTTでみると、FFで1340kg。お!差が少ない!しかしこっちはSトロニック。しかもまがりなりにも後席付き。エンジンは4気筒だけど、ターボなので補機類入れればそんなに変わらない。


いや、前から思ってたんですが、思い切って言ってしまうと、ポルシェって重いんです!
自動車業界の平均に対して100kgぐらい!
普通の自動車メーカーならあのエンジンにあの重量なら普通の4人乗りセダンが作れます!


じゃあ何が重いのか。

ここからは予測を含んだ値ですが、多分重いのはボディではないでしょうか。


911の例になってしまいますが、997のカップカーは乾燥重量1120kg、走行時重量1180kgです。
なんと、シート一脚にして、内装を始めほとんどあらゆる加飾を排してなお、ロードスターより50kg以上重く、86とほぼ同じ。この事実からの推察です。


そしてこれがポルシェが評価される秘密ではないでしょうか。


「街乗りや、高速道路では他銘が気になっていたひとが、本当のハイスピードランをすると、ポルシェファンになってしまう、」っていうあれです。

ポルシェでも、他のメーカーのクルマでも、街乗りレベルでは線形的に変位します。しかしもっと入力が増える状況でも、人間のイメージに近い変化をするのがポルシェのボディなのではないでしょうか。


まぁ、そう言っても立証する方法もありませんが。



とにかく、現状、わたしのケイマンは軽くない。そう、軽くない。