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ケイマン(987前期) with サラリーマン

注)この記事を参考に作業を行った場合の責任は当方は一切負いません。あくまで自己責任でお願いします。

ドア

2013年10月30日 | ポルシェ
アルミドアが欲しいです。

突然なんだって??

いやケイマンのアルミドアですよ。
ケイマンRについてて、それだけで15kgの軽量化効果があると噂の。
(いや噂じゃなくて事実でしょうが)

このアルミドアはケイマンR専用というものではありません。
ご存知の方も多いと思いますが、
997型911ターボとGT3で使われているものと同じものです。

どのぐらい同じものかというと、
部品番号が全く同じで、完全に互換性があります。


で、これの値段を調べてみました。
以下の値段はすべて塗装なしのドアパネルのみの値段です。

まずディーラーで買うと、片側で20,3700円です。

これが国内のショップで買うと194,000円。
あまり変わらない。

ではアメリカのショップに問い合わせてみると
アメリカ私の価格で$1750。輸送費が2つで$500.
ドアひとつあたり約$2000です。
これもあまり変わらない。

ではヨーロッパではどうだと、
イギリスのパーツ屋さんに問い合わせてみると、
750ポンド。約12万円。
ただしここに税金と輸送量がかかりますので、
日本で買うのと比べて、驚くほど安いという結果にはならなそうです。

昨年までは、ポンドは130円以下、ドルは80円以下だったので、
上記の値段に対して2割以上安くなり、
海外へ部品を頼むメリットもあったのですが、
現状では余りありません。


中古品を探すしかなさそうですね。


どなたか、日本国内で中古品が出ているサイトをご存知でしたら、
教えてください。


自動運転の憂鬱

2013年10月14日 | ポルシェ
最近何かと話題が多いですね。
自動運転。

どこぞのメーカーが2020年に市販するとか、
どこぞのメーカーが高速道路ではもっと早くやるとか。

目的は事故低減が主だと言われていますが、
CO2の削減にも効果があります(人間より効率がいい走り方ができる)。

要するに人間に任せといたら事故は絶対にゼロにならないから
(俺は絶対ミスしない、って人は別ですが。)
だったら管理できるようにしたほうが安全ということです。

では買う側にとっての自動運転のメリットってなんでしょう。

楽できる。

確かに楽ができます。

家から目的地まで
直通の電車に毎日乗れるようなもの。
しかも必ず座れる。

多くの人にとってはこれはメリットでしょう。
確かに助手席に乗っているよりは
運転席に乗っている方がいろいろ疲れますからね。

自分で運転したい時はすればいいし、
疲れていれば自動運転にまかせる。

そんなことができる時代が、それこそ10年以内に実現してきそうです。

しかし私は不安に思うことがあります。

自動運転が実現し、運転したいときにはすればいいという状況で、
運転するときの感覚のために、開発費を払うメーカーがいるのでしょうか。


車が与えてくれる価値観は、前にも書いたように今のところ多様です。

しかしたまにしか触らない、そのステアリング、そのブレーキ、
その車両挙動の掴みやすさをちゃんと開発してくれるのでしょうか。

もちろん、ポルシェなら、たとえたまにしか運転しなくともちゃんと開発するでしょう。

しかし、世の普通の乗用車はどうでしょうか?
今は、少なくともある目標を元に開発されているでしょう。
この状況は必ず変わるはずです。
絶対基準はさがります。

自動運転に今までよりお金がかかっているんです。
ほとんど使わない装置の操作感覚に使うお金と時間は必ず減ります。
いや、減らさざるおえないでしょう。
だって値段が上がったらみなさん買わないでしょ??


電気で走ろうが、ディーゼルハイブリッドだろうが、
パワーユニットの種類にはこだわりません。
なんでも、それぞれの楽しさがあります。

でも自動運転に運転の楽しさはない。
当たり前です。
運転しないための技術ですから。

だからです。たから自動運転の憂鬱を私は今日も思うんです。


10年後の自動車雑誌では、ニュルのラップタイムが、
自動車プログラムの優劣を測る指標になっているかもしれません。
なんなら10年後にこの記事見直すともっと信憑性出てますよ、きっと!

なんっつって。

ケイマン987 形の不満点 その2

2013年10月13日 | ポルシェ
今週は日曜日から昨日までずっと出張だったので、
更新がおろそかになっておりましたが、
ポルシェの形の話の続きです。

前回は前周りでしたので、今日はうしろです。

ケイマンの後ろ姿、みなさんはどう思いますか?
私は好きじゃないです。
カッコ悪い。

車がこっちに近づいてきたりすると、
まず、「おなかなかかっこいい!!」
と思うんですが、目の前を通り過ぎる頃、
ちょうどリアゲートが見えるぐらいになってくると
「??なんか変!!」
と思い始め、
斜め後方からになると、
「なんじゃこりゃ!!」
となるわけです。

後ろはほんとダメ。

何がダメなのか。

リアゲートが変なんですよ。


ミッドシップカーのリア周りは大きく分けて3種類あります。

①ルーバー
②トンネルバック
③ガラス素通し

ルーバーの例(ランボルギーニ ミウラ)


トンネルバックの例(ロータスエリーゼ)


ガラス素通しの例(360モデナ)


あとは①と③の組み合わせ。
①と③の組み合わせすなわち透明ルーバーの例(ランボルギーニ アヴェンタドール)

ケイマンはこのどれでもありません。
あえて言うなら②と③の中間。

トンネルバックの途中に斜めにガラスが入っている感じです。



通常このような位置に折れ角が来ることはありません。
普通は車両後端まで凸面が続くか(911はこれ)、
後端に近いところで折れ角が入るか(モデナはこれ。あとは身近な車だと86もこれ)です。



このトンネルバックの中に斜めにガラスが入って、
凹形状が作っていうのは、ケイマンが市場投入された2006年に、
本の短期間だけ見られた形です。

見られたのはケイマンとフェラーリの599です。


ほんの一瞬このような形状が、
スポーツカーの2大ブランドから発表されましたが、
あんまり流行ることなく、
それぞれ1代限りでやめてしまいました。


この新しいデザイン上の特徴が、
違うメーカーで同時に流行るっていうのは結構よく見られます。
相手を見てから考えたんでは間に合わないタイミングで、
複数のメーカーから同時期に似たようなディティールの車が出る。
これについてはまた別の機会にまとめてお話しますね。


このリア周りの形状は、
ポルシェらしく見せるためには絶対凹形状はあってはならないのです。

ケイマン以外のポルシェがここに凹を持っていた例は非常に少ないです。
特に997当時のラインナップではケイマンだけです。
(現在の991世代ではケイマンでもやめてしまいました)

パナメーラ

ボクスター987

ケイマン981


この凹をやめることが形状をなおすうえでのポイントになります。


なぜポルシェはケイマンにこんなポルシェっぽくない形を与えたのでしょうか。
これはあくまで推察ですが、ポルシェらしく見えすぎないようにやったのではないでしょうか。
ポルシェの象徴は911であり、911を売ったほうがポルシェが儲かることは間違いありません。
リアシート、リアサス以外の点で911とケイマンの間に明確なコスト差につながる差はなく、
ここのデザインをイマイチにすることで、
「やっぱり、911は値段が高いだけある!!」ということを顧客に納得させているのではないでしょうか。


ではこの形状の不満を解消する手法としては2つの方法が考えられます。

一つはリアゲートの形状を大きく変えて、トンネルバックにすること。

これを実践した例が既にあります。
RUFのRKクーペです。

しかし、このトンネルバックはボクスターには今ひとつにあっていません。

これはトンネルバック形状は、切り落とした、突然終わるテールとセットでないと似合わないことと、
ルーフ上面とリアデッキ上面の段差が大きいことの2つが原因です。

フェラーリF355しかり、エリーゼしかり、ディノ246しかり。

トンネルバックの中の面とテールの面は分けられており、
ケイマンのようにひとつの面がRでつながっているわけではありません。
(エリーゼの写真参照。テールライトがある面とリアデッキ上面は、スポイラーで明確に違う面になっている)
この明確な折れ線がないため、ケイマンはトンネルバックが似合わないのです。


というわけで、ここで取る解決策は再び911に近づけることにします。
つまり、途中に折れ線を持たず、
滑らかなひとつの面で繋ぐことにします。


というわけで、外観で治すべきポイントは3つ。
・バンパー形状変更で、ヘッドライトの前の出っ張りを減らす
・ガラス面をもう少し上まであるように錯覚させる
・リアゲートを凹形状を持たないひとつの凸面で作られた形状にする


さて、直すべき方向はわかったんですが、
問題は直し方です。

そこはいずれ別の機会に。

ケイマン987 形の不満点

2013年09月29日 | ポルシェ
さて、今日からケイマンの形についての不満点を明らかにして行きます。

まずは987ケイマンの形をじっくり見て見ましょう。

絶対的な形の理想を求めて、形の良し悪しを見つけることができるひともいますが私には無理なので、好きな形との比較から問題点をさがすことにします。

世の中、かっこいいと思う形はいろいろありますが、共通点もいくつかあります。
例えば高さに対する幅があると、人はかっこよく感じます。

しかしケイマンは全幅1800mmにたいして全高1300mmと、全高が高いです。

この全高でも、窓肩高さがあって、キャビンが薄いとマシになるんですが、ケイマンはこれも最近のクルマとしては高く、キャビンがぽっこりたかく見えます。

キャビンがポコッと高い。

キャビンが薄い例:アウディTT


ここを改善すると一気にカッコよくなると思うんですが、そのためにはチョップドルーフという改造が必要です。
しかしこの方法はボディ剛性がダウンする可能性があることと、公認の取得が非常に困難であることのため、事実上不可能です。

このためこの全高前提でカッコよくする方法を考えます。

このために低く幅広いかっこよさとは別の形を目指すことにします。

ズバリ911に近づけることです。

911の例:930のカレラ3.2



911は窓肩高さ、キャビン高さはケイマンと近いですが、2つの形はちがいます。

ではどこがちがうのか。

世代が同じ987ケイマンと997を比較します。

まず前から見たところは非常に似ています。
明らかに違うのはライトが丸型と変形の丸型であること。
しかしここは987の後期や981よりはよほど997にちかいです。
987後期(ケイマンR)

うちの987前期


ただ987ボクスターのほうがより997に似てます。
両者の差はバンパーフェースだけなので、原因はバンパーフェースにあります。

私の考えではバンパーサイドのインテーク部分の面がボクスター、997よりもでっぱているせいで、
フロントオーバーハングが長く見えるせいだと思います。

ケイマン987前期。でっぱり大きい。


987ボクスター。出っ張り小さい。


まず要改善の1点目がここ、(1)バンパーの面を変えて、前周りをスッキリさせ、フロントオーバーハングを短く見せる。

続いて、同じ全高なのにケイマンは屋根がポコッと丸く高く感じます。
これはケイマンのガラスがボクスターと同様911より短いのに、全高が同じためです。

屋根が見えている幅がケイマンより上下に狭い。



ここが要改善の二点目、(2)屋根とガラスのつなぎ目を上に持っていって、やねの丸さを減らすです。

これでダメなら前周りはもう997のフェンダー、ヘッドライトをつけて、完全に911にしてしまうしかないです。


たしかにこれはポルシェ度5割増し(当方の主観による参考値)!
ただし、高いです。100万円コース。

できれば①、②でなんとかしたいところです。

まあ、バンパー変えるだけで前周りは何とかなりそうな気はするので、ここはバンパー変更で何とかしましょう。

では前周りはここまでにして、次回はうしろいきます。

まえは割と許せるんですよ。
後ろはどうしようもない。

猫背の問題を次回は解明します。

スターウォーズの形

2013年09月28日 | ポルシェ
最近スターウォーズを見返してます。

8歳になる子供が、そろそろわかる歳になったかなと思って見せてます。
(エピソード5で、ダースベイダーが正体を明かすまで黙ってるのが大変でした。)

これが見始めるとなかなか興味深いです。
特に気になるのは宇宙船の形ですね。

エピソード1から3までは
宇宙船のデザインが比較的シンプル。

エピソード1のナブーファイター

これがエピソード4以降は表面がごちゃごちゃしてきます。
いろんなものが張り付いてくる感じ。

ミレニアムファルコン

実際撮影用の模型も、
基本的な形を作ってから、
その上に市販のプラモデルの部品を不規則に貼り付けてできています。

この表面がごちゃごちゃした感じがなんともかっこいいんです。


スターウォーズの模型のことをプロップと呼ぶんですが、
模型で「プロップ風に」というとこの表面ごちゃごちゃを指すこともあるぐらいです。

スターデストロイヤー

自動車については表面つるつるばっかりですよね。

ちょっとごちゃごちゃしている例としては
ポルシェターボでしょうか。
特に930まで。

901として発表されたデザインに後付け後付けでぼこぼこと。

あとはカウンタック。
LP500というショーカーは非常にシンプルでしたが、
LP400、LP400S、LP500S、LP5000QV、アニバーサリーと
どんどんいろいろくっついていきます。


そういうデザインを前面に押し出したクルマなんで面白いと思うんですが、
基本的にごちゃごちゃとしている理由は「改造」ですので、
自分のクルマにも取り入れることはできるはずです。

圧倒的に表面の情報量を増やしたケイマン、
そんな外観にしたいと思いながら、
そんなことしたら重くなるよなとも思う今日この頃です。


このお話は、今後のケイマンの外観変更プラン検討にすすんでいきます。

ずんずん、ずんずん進んでいきます。