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ケイマン(987前期) with サラリーマン

注)この記事を参考に作業を行った場合の責任は当方は一切負いません。あくまで自己責任でお願いします。

ポルシェ 値段のお話。

2013年06月15日 | ポルシェ
さて、今日はポルシェの値段について考えてみます。

まず、現行ケイマンはスタンダードで6,120,000円です。これは5,960,000円のボクスターのスタンダードに続いて現在のラインナップでは二番目の安さです。
同じスタンダードでも911のカレラは11,450,000円もします。
さらに911ターボのスタンダードは20,300,000円、ターボSは24,460,000円!た、高い‼
ちなみにNAで一番高いGT3は18,590,000円です。

これらの値段は消費税こみですが、これ以外に諸費用が10%ほどかかります。

日本での値段は知ってる人も多いと思いますが、海外と比べたことってありますか?

世界で一番安くポルシェを買える国はドイツ本国ではありません。それはポルシェがもっとも売れている国、アメリカです。

私は一時期アメリカに出向の話があった時に調べたんです(結局行けなかったので、役に立ちませんでしたが)。そして少なからず驚きました。

ここからの話はすべて$1=¥95でおはなしします。

まずボクスター。
アメリカでは50400ドルです。日本の値段と比べると20%お得です。まあ、このくらいは許容範囲としましょう。

次にケイマン。こちらは52600ドル。18%お得。ボクスターより近い。

次に991カレラ。こちらは84300ドル。30%お得。むむ、911になったらボクスター/ケイマンより差がひらきました。
ちなみにターボもターボSも、だいたい30%ちょっとお得。

続いてGT3。130400ドル。なんと35%もお得!なに!なになに?!

そして極め付けはカレラ4Sカブリオレ。日本では17,740,000円もしますが、アメリカでは117530ドル!日本円換算で11,160,000円その差なんと658万円!約四割もお得!
四割引ですよ四割引!

しかもこれは$1=¥95の場合です。去年はだいたい$1=¥80ぐらいでしたから、ここからさらに15%お得だったんです!カレラ4カブリオレなんか約900万円、日本の半値ですよ半値!
ちなみにオプションの差はもっと大きいです…。

なんでこんなことになってんでしょう…。これをみるとケイマンお買い得…。差額が二割以下ですから。

ちなみにドイツ本国とはここまでの差はありません。物品税こみで、だいたい日本と同じです。


ただ日本にもいいところがあります。中古車の程度です。日本のほうが中古車の査定が厳しく、同じ程度なら値落ちが大きいです。

どうです?並行輸入を考える気持ち、少しわかりますよね。


日本で新車で買うならケイマン スタンダードが一番お買い得。
オプションはなるべくつけないこと。


本当にカレラ4Sカブリオレとか買う人は気にしないんでしょうが、
私のようなサラリーマンには気になる値段のお話でした。


追記、ちなみにカイエンSハイブリッドは41%引き‼

新型ケイマン (981)

2013年06月11日 | ポルシェ
土曜日にポルシェセンターで新型ケイマン(981)に試乗しました。

<追記>いま検索サイトで新型ケイマンで検索するとかなり上位にこのブログがくることが判明。あわてて追記です。
    新型ケイマンについての追加の記事はこちら
    981/991の軽量化のまとめはこちら!!

まず外観から感じたことが幾つかありますが、格好のいい悪いは主観の問題ですので、
ここではひとつだけ。

今度のケイマンはサイドの吸気口の上にパネルの分割線が入ってます。

デザインとしてはいらない線です。
987にはなかったものがなんで必要になったのか。
これはケイマンだけ見ていてもなかなかわかりませんでしたが、
となりのボクスターをみるとわかります。


作りわけのためです。


ここに分割線をいれたことで、この線から下はボクスターと共通にして、
そこから上でケイマンとボクスターを分けたのです。

これはコストのためにデザインで妥協したとも言えますが、
981は企画の段階からケイマンを想定した構造にしているともいえます。


では続いて、もちろん重量の話。981のスタンダードケイマンMTで、なんと、1360kg(車検証確認値)!
私の987前期とまったく同じです!

ただ981軽くなってないわけではありません。987前期が17インチホイールに5MTだったのに対して、
18インチの6MTで、他にもいろいろついて同じ重量ですから。



今回試乗したのはスタンダードのPDK。スポクロ付き。RHD。

エンジンスペックは馬力が275PSの、トルクが290Nm。重量は1390kg(車検証記載重量)。

街中でちょっと乗った印象は、PDKやRHDなど仕様の違うところは別にすると、
あまり違いは感じませんでした。
仕様の違いのほうが目立ってわからなかったと言った方がいいか。
たまたま色も同じカーズレッドだったこともあり、よくにてました。

ただ、仕様の違うところでは結構気になるところもありました。
まずPDKについてはペダル位置を補正してからは私はマニュアルの方がいいです。
PDKはどうしても意識とずれるところがあります。
ごく低速とかが。まぁ、毎日乗ればなれるんでしょうが。

ただ中古車を探す場合にはPDK様々ですね。
中古のティプトロはその時点でご遠慮させていただきますが、
PDKなら検討の意味ありになりますから。

あとRHDは、少なくともPDKではきになりませんでした。
左側通行ではやはりRHDのほうがいい場面は少なからずあるので、
選択できるならRHDは選ぶ価値あります。

というわけで大満足の試乗を終え、
お土産に新型ケイマンのプルバックミニカーをもらって帰宅。
家においてけぼりにした息子にいい土産です。


ポルシェ ケイマン リアゲート 購入

2013年06月05日 | ポルシェ
ケイマン購入後、初めて大きな買い物をしました。

文字通り大きな買い物です。
それはリアゲート!

宅急便で届いてみるとでかいでかい!
そして重い。20kgぐらいあります。
ちなみにお値段は60,000円。


で、何の目的で買ったかって言うともちろん軽量化です。

今後のケイマンの軽量化としては、
先日のブログで紹介しました軽量化目標1185kgに対して、
現状1360kgですので、175kgの軽量化が必要になります。

ちょっとづつ、ちょっとづつ軽量化をしていくのもひとつの手ですが、
私のように鈍感な人間にかかると、10kg、20kg変わっても感じ取れないんですね。


しかしさすがに100kg以上変われば感じます。
なので、軽量化はまとめてドカッと行うことにします。


でこれからは、「ここをやると何kgなのか」の検証を続け、
軽量化案件が目標値近くまで積みあがったら一気にやることにします。


その第一歩のリアゲートです。
軽量化の話はまた今度にするとして、入手の経緯を。


今回のリアゲートは解体屋さんから購入しました。
ネットで「ケイマン 部品取り」で検索するといくつかヒットします。
数が少ないので、相手がわかれば片っ端から電話します。

で、値段的に折り合いがつくところに絞って追加の資料請求です。

相手は遠方なので、現物確認はできません。
このため、追加で詳細写真を送ってもらいます。


送ってもらった写真を確認し、問題がなければ発注。
発注って言ってもメールで買いますって言うだけです。
そうすると振込先がメールされてくるので、
振込み → 発送 → 入手 となります。


だいたい部品取り車発見から2週間ぐらいで手元まで来てます。


一番迷ったのが、値段の相場がわからないこと。
過去のオークションの結果などを参考に相場を見て妥当な値段か考えます。
ケイマンの部品なんてあんまりないので、多少高くても買ってしまいそうになりますが、
そこはぐっとこらえて、相場より高ければ見送ることも必要です。


購入したリアゲートを部屋に入れてみるとますますでかい!!
これはヘッドランプを外したときにも思いましたが、
車の部品は家に入れると、コストコで買ったソファーのように、巨大化します。



さて今週末からこのリアゲートの分解にかかります。

ケイマン(987) ケイマンは何キロまで軽量化できるか

2013年06月03日 | ポルシェ
で、ケイマンの目標を何キロにするかについて考えてみます。


「そんなもん軽ければ軽いほどいいに決まってる!」
おっしゃる通り。

ただ、目標もなく軽量化に取り組むことは危険です。
すでにあるクルマを軽量化することは、機能をそぎ落とすことと同義です。

例えば、カップカーばりにすべてを捨てることも可能です。
でもそれは陸上のユニフォームで日常生活を過ごすようなものです。
その格好でレストランには行けませんし、家にいても不自由です。
そんな格好はめったにするもんではないんです。

極端な軽量化は結局乗らなくなるだけ。
頻繁に乗る範囲で軽量化をとどめるために目標は必要です。

ここで、下の図をみてください。これはトルクウェイトレシオ(以下T/W)と0-100km/h時間の比較です。

これをみるとT/Wは220Nm/t(体重は私の体重65kgで試算)ぐらいまでは
値が大きくなるほど加速力が順当に上がって行きますが、
220Nm/tを超えると一気に効率が悪くなることがわかります。

また下の図をみてください。これはパワーウエイトレシオ(以下P/W)と0-400m加速タイムの比較です。

こちらもP/Wが200PS/tまでは効率良く改善しますが、それより先では一気に効率が悪くなることがわかります。

この効率のいい範囲が軽量化の効果が最も出やすい範囲といえるので、
このゾーンの上限(T/W220Nm/t,P/W200ps/t)をねらうことにします。

わたしのケイマンのトルクは273Nmですので、T/Wが220となる質量は1190kgとなります。
またケイマンの馬力は245PSですので、P/Wが200になるのは1185kgとなります。
以上のことからこのうち軽いほうの1185kgを目標とします(全て体重が65kgとした場合)。


この時に予測される動力性能は、グラフからすると、
トラクションが平均よりやや良い状態で0-100km/h加速は5.5秒、
0-400mは13.5秒になります。


またこの値がポルシェのどのモデル並みになるかというと
まず絶対的な重量としては
水冷で一番軽い986ボクスターがデビューイヤーのみ1250kg。
空冷で近いのは、964RSが1230kg、
930カレラが1230kg、CSが1172kgです。

ポルシェとしては結構軽い部類に入ることがわかります。

P/W、T/Wでみると、73カレラがツーリング仕様で、P/Wが184PS/t、T/Wが223なので、
P/Wは勝ってますが、T/Wは同等となります(全て体重65kgでの試算)。

他社の車と比較してみると、現代のライトウエイトの代表、マツダ ロードスターは、
ソフトトップで1120kg、RHTで1160kgなので1185kgはRHTとほぼ同じレベルの重量です。

また、ロータスエキシージが、現行のV6モデルは1176kgで重量はほぼ同等。馬力やトルクは負けてるんで、これよりは遅いですが。

また、86/BRZが1220kgですのでこれよりは軽いことになります。



まあまあいいところですね。

充分速いT/W、P/Wになってますし、現状では十分軽量といっていい重量です。
今後のクルマ(次期型ロードスターなど)が出てくると状況は変わるかもしれませんが…。



さあ、これで目標が決まりました。
あとはこれを実用性のどの部分を犠牲にするとできるかが重要です。



これにつきましては今後詳細検討します。

フロントバンパーをバラして見る

2013年05月11日 | ポルシェ
ポルシェをバラしてみます。

フロントバンパーを外してみます。

正直、今まで乗ってたロードスターよりは敷居が高く感じます。

なんだか、おいそれと触ったらしっぺ返しがありそうで。

(注、この記事を参考に作業なさる場合には自己責任でお願いします。当方は一切責任を負いません。)

まずは灯火機類をはずします。
ケイマンはあらゆるバルブが、ユニットごと外してからでないと交換できません。
なので外し方はクルマについている取説に丁寧に書かれています。
これを読めば大抵の灯火機類は外せます。

ただし、一箇所だけ難しいところが。
ここは取説にもありますが、フォグランプのまわりの、車体色のステー状の部分です。
取説ではユーザーは外せないから外すなと書いてあります。
部品の破損はどうしても我慢できない人はやめましょう。
ここにはコツとかはないので、慎重にじっくり外すしかないです。
取説に外し方の説明はあるので、これを元に進めましょう。

とにかく、取説を読めば灯火類ははずせます。

で、次はバンパーです。ここの外し方は取説には載ってません。
「ポルシェ、フロントバンパー、外し方」で検索すれば997のバンパーの外し方が丁寧に説明されたサイトがでてきます。
ケイマンもまったく同じ構造なので、これを参考にしましょう。


え?ここで説明しないのかって?

しませんよ。

その情報にたどり着く方法がわかれば十分でしょ。

では、ここでなにを言っているのか。
それは、普通のひとでもポルシェってバラせるってことです。

わたしはいままで、国産車しかバラしたことはありませんが、その知識で全然事足ります。
違うのはトルクスのネジが多いことぐらい。これもt10,20,30の三つのコマを買えば十分。

フェラーリやランボルギーニはばらしたことがないのでわかりませんが、
少なくともケイマンは日本車と比べて特に変わったところはありません。

構造に興味がある人はやってみるとたのしいです。
バラす前と後ではクルマの見え方が違います。

ただし、普通に運転していて週末に洗車するだけより、部品の破損を招く可能性があることはたしかです。
そこは自己責任で。


で、外して何をするか。
何もしません。

前周りの構造はよくわかったので、慎重に元に戻します。


ちなみにリアのランプも取説があれば、ユニットごとはずせます。


いずれ機会があれば、今度は内装をばらしたいです。