ちきうの気持ち

行徳地震前兆観測プロジェクトがお届けする,観測のメンテナンス情報とエッセイ風読み物です。

4月12日(火)

2005-04-12 07:55:55 | Weblog


肌寒い昨日、今日です。昨日、コメントを頂いた方、ありがとうございました。

ちょっと専門的な話になりますが、昨日(4/11)の朝、トップページに掲載した4/10の波形掲載の理由を述べます。

まず知っておいていただきたいのは、4方向600mv超や無指向1500mv超という閾値はあくまで初めてデータを見る方にとってはわかりやすい閾値として参考までに設定したものです。この閾値が絶対ということではありません。アラートメールシステムなどでも処理が簡単であり、2003宮城沖などの地震で実績があったからです。

注意深く見ている方はご存知ですが、トップからリンクしている”★グラフの読み方” ページでは以下の記述もしてあります。

★その他次の場合も注意を要すると考えられます。
       ⇒深夜に比較的高いレベルが現れた場合
       ⇒異常に長時間にわたって比較的高いレベルが続く場合
       ⇒普段みられないような異様な形状の波形が現れた場合

これらの変化については、見極めが難しいためにこちら側の公式コメントも出しにくいといえます。ただ、昨日の波形(4/10-11)には上記の基準でいう信号が含まれていると判断しており、4/10の深夜から更新も止まって見られなくなっていたため、再度データ処理したものをUPしたというわけです。

4/10またはそれ以前に”今回の地震に関連した顕著な前兆”がみられなかったことについては事実であり、 これらがなぜなのかという検討に入っております。これは他の観測者・観測手法データとも照合していく必要があり、そのような作業を現在、行っている段階です。 ご理解いただければ幸いです。

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2 コメント

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がんばってください! (momo)
2005-04-12 20:29:22


いつもありがとうございます。毎日見ていつもと違う波形のときには気をつけるように心がけています。安易な公式コメントはやはり混乱のもとと思いますので今のままのスタンスで続けていただけると良いのではと感じております。ご多忙の中、作業はご苦労と思いますがこれからもよろしくお願い致します。
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Unknown (顧問)
2005-04-13 07:42:36
>momoさん

ありがとうございます。行徳データのみならず様々な情報を元に、総合的にご判断いただければと思います。
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