ちきうの気持ち

行徳地震前兆観測プロジェクトがお届けする,観測のメンテナンス情報とエッセイ風読み物です。

2月22日(火) その2

2005-02-22 23:36:35 | Weblog


本日は晴れ、平均風速は北の風 3m/s程度です。昼間の湿度は30%程度でした。

昨日、21時台の波形やHRO、環境電磁波の異常ですが、やはり寒冷前線通過による一時的な短時間の降雪(局地的な寒冷前線通過)によるものであったようです。降雪・降雨については、降り始めに高い値を示すことがよくあります。

何人かの方から、市川・船橋周辺での降雪情報をいただきました。ありがとうございます。

この行徳プロジェクトはみなさんで作り出す新しい科学の形であると思っています。

本来、学問は知りたい時に知りたい人が自由に参加していくことができるのが基本だと思っています。
そういった意味では 昨日まで素人だった人が急に専門家のような知識人/プロ顔負けの研究家になってもいいし、有名大学の名誉教授でさえ違う分野の学習をはじめる時には素人になります。

学問を志す上で 遅すぎるということはありませんし、教えあい学び会う同志に上も下もありません。
僕は 放送大学のあのキャッチが好きです 「学びたい それが入学資格です」だったかな・・・


2月22日(火) 6:30一部訂正・追記

2005-02-22 04:44:17 | Weblog

昨日(21日) 21:13 無指向アンテナで1200mv超、その他の方位アンテナでも同時刻に反応あり。
HROの同時刻データ、環境電磁波でも同時刻に強めのノイズを観測しました。

東京電力の雷情報では、近辺の雷は確認できませんでした。天気図・衛星写真などでの総観規模での気象からの異常はみられません。東京電力の雷情報の中の雨量情報に注目すると、ローカル(局地的)な寒冷前線の南下による降雨が見られました。この時刻に行徳気象観測の南の風だったのが、21:30頃に突発的に北の風が8m/sになっていますので、この可能性があります。全チャンネルで同時反応というのは経験上、かなり近い場所での擾乱です(雷雲・降雪など)。

HROの画像だけみると太陽バーストに近いのですが、他のHRO観測点にはみられませんでした。平磯太陽電波観測のリアルタイムデータは止まっていて確認できませんでしたが、こちらにも出てなければ太陽活動も除外されますね。ローカルな前線性の雲があったとすると、今回はそれにHROが反応した可能性があります。

環境電磁波で考えられるのは降雪・雷と近隣の工事(溶接作業など)です。突風で数値があがることもあります。

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で、結論としては、今回は、ローカルな前線による気象現象の可能性が高いですが、
一応、地震性も視野に入れておきます。