午後のリサイタル(3)
スクリャービン ピアノソナタ 第2番 「幻想」嬰ハ短調 作品19
高山三智子(ピアノ)
12分50秒~ ラフマニノフの前奏曲が5曲・・なかなかいいです。
ニ長調作品23の4 嬰ト短調作品32の12 ト長調作品32の5 ニ短調作品23の3 ハ短調作品23の7
午後のリサイタル(3)
スクリャービン ピアノソナタ 第2番 「幻想」嬰ハ短調 作品19
高山三智子(ピアノ)
12分50秒~ ラフマニノフの前奏曲が5曲・・なかなかいいです。
ニ長調作品23の4 嬰ト短調作品32の12 ト長調作品32の5 ニ短調作品23の3 ハ短調作品23の7
「雀」のつく当て字
当て字はつまらないから嫌いです。当て字の出題を止めて、その10点分を(ニ)「書き問題」(四)「語選択・書き取り」あるいは(七)「熟語の読みと一字訓読み」に振り替えてもらうよう、現在、漢検協会に運動中です。・・うそです。
毒づいても仕方ないので、過去問だけキッチリ抑えるようにしています。何度か記しているように、しっかりと過去問をやれば、5~7問は解けるからです。
漢検1級は 25-3まで63回実施ですが、最初期 4-1、4-2は外国地名読みもあるとはいえ、当て字が30問もあり、うんざりです。ざっと計算して、10問×63回=630問題、重複がかなりありますから、過去問だけで300~400問でしょうか。
「漢検 漢字辞典」巻末に掲載の「熟字訓・当て字」は2200個以上あるようですから、2,000近い新出問題対策に時間を掛けるのなら、「四字熟語」対策に注力しましょう。
【金翅雀(ひわ)】
【金雀枝・金雀児(えにしだ)】
【金子雀・金糸雀・時辰雀(カナリア)】
この3つは、いまだに混同します。「漢名」に由来をもつ当て字は、理屈はもちろん、ダジャレで覚える方法もなく、取り付く島もない陰険なものです。
この際だから「雀」のつく当て字を検索してみました。(※)
【葦雀(よしきり)】・・出題されてますね。
【雀卵斑・雀斑・雀瘢(そばかす)】・・出題されました。
【蒿雀(あおじ)】・・ホオジロ属に分類される鳥類だそうですが、出題されそうですね。
【雀鷂・雀鷹(つみ)】・・日本のタカ類で最小のタカ科の鳥だそうですが、これも怪しい。
【雀躍(こおどり)】・・こういう当て字は許せます。
【日雀(ひがら)】【山雀(やまがら)】 【小雀(こがら)】 【五十雀(ごじゅうから) 】【四十雀(しじゅうから)】【十二雀(じゅうにから)】・・これら「がら」系(・。・)は出題されない感じがしますが、念のため憶えます。
【雲雀(ひばり)】・・これは出ないでしょ。
【雀榕(あこう)】・・植物らしい
(※)ぶなブナ工房の「1級演習ノート」CD版で「当て字のマスター」で容易に検索できて、超便利です。
モーツアルト/ピアノと管楽のための五重奏曲
モーツアルト
ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 K452
ホリガー(Ob)/ブルンナー(Cl)/ヴァンデンベルグ(Hr)/トゥーネマン(Fg)
エリザベータ・レオンスカヤ(Pf)
(1984年9月10日 コルレジオ・パピオ協会にて収録) 1985年6月24日エアチェック
内田光子のモーツアルト(その1)
モーツァルト
ピアノソナタ第18番ニ長調 K576
アンコール2曲 内田光子(ピアノ)
(1984年6月26日 東京・新宿文化センターにて収録) 1984年7月23日エアチェック
内田光子のモーツアルト(その3)
モーツァルト
ピアノソナタ第12番へ長調 K332
内田光子(ピアノ)
(1984年6月26日 東京・新宿文化センターにて収録)1984年7月23日エアチェック
内田光子のモーツアルト(その2)
モーツァルト
幻想的ハ短調 K475
ピアノソナタ 第14番ハ短調 K457
内田光子(ピアノ)
(1984年6月26日 東京・新宿文化センターにて収録) 1984年7月23日エアチェック
内田光子のモーツアルト(その1)
モーツァルト
ピアノソナタ 第1番ハ長調 K279
内田光子(ピアノ)
(1984年6月26日 東京・新宿文化センターにて収録) 1984年7月23日エアチェック
この演奏会の前後に録音された、モーツアルトのピアノソナタ全集がPHILIPSから発売されましたが、録音がすごくよかったのが印象に残っています。この曲そのものは平凡のように感じます。
LPからCDへの移行期は、その録音がすばらしいことと、再生の容易なのには愕然としました。それまでは、モーツァルトのピアノソナタといえば、LPレコードでグレン・グールドの演奏を聴いてましたが、録音も(再生も・・)イマイチでしたので余り興味がわかなかったですね。雑誌のインタビューで彼(グールド)は「モーツアルトのソナタ録音は失敗」みたいなことを言ってましたね。
十干十二支問題の対策方法。
漢検1級 26-1まであと4週間となりました。
十干十二支(じっかんじゅうにし)、所謂、干支(えと)の問題、準1級ほどではありませんが、1級にも時々出題されています。最近では23-3の甲戌(コウジュツ)以来?出題されていないようですから、26-1では出題されます。・・根拠はありません。
以下2つ、音読み訓読みで何と読む? ()内をクリックすると正解が現れます。(スマホと一部PC除く)
昨年の干支(えと)は癸巳(キシ みずのとみ)であった。
今年の干支(えと)は甲午(コウゴ きのえうま)である。
巳年(へび年)の「巳」、訓読みを問われて「へび」と書いたら間違いです。「巳(み)」です。「巳(み)」を、音読みで「巳(シ)」と読める人は準1級以上でしょうか。私自身、名前にこの「巳」を持ちますが、音読みで「シ」と知ったのは準1級を開始してからだったりしています。というより、日常的な社会生活上、音読み訓読み問題、必要ないですものね(´・ω・`)
「巳(み)」は、おのれ「己」「克己」の「己」とよく似ています。会社員時代、名刺作成などで「己」とよく間違われました。もっと似ている、「已むなく(やむ無く)」の「已(イ)」は1級漢字です。「已(すで)に」「已然(イゼン)」ともに過去問にはないですから、次回26-1で出題されるかもしれません。
「巳」「己」とも、十干十二支(略して干支)に登場しますが、60個の干支を丸暗記するのはもったいないです。憶え方があります。
十干十二支とは、十干(甲、乙、丙、丁・・・)と十二支(ネズミ、うし、とら、うさぎ・・)の組み合わせ、最小公倍数の60で一回りして「還暦」で元に戻ります。
十二支の順番を知らないとこの問題は解答できませんが、この(ネズミ、うし、とら、う、たつ・・)は、漢字で、子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥 となります。音読みで シ チュウ イン ボウ シン シ ゴ ビ シン ユウ ジュツ ガイ です。(「未」はここでは「ビ」と読む) この音読みの順番を、市中、陰謀、紳士、語尾、親友、術外と覚えています。十二支には準1級漢字が、丑 寅 卯 辰 巳 酉 6つもあり、1級漢字は、戌 亥の二つ。十干十二支的には、「うし」は「牛」ではなく、「丑」と書き、「うま」は「午」が正しく「馬」ではありません。「うさぎ」も・・・このへんでこんがらがってきますね。
十干は、 甲 乙(オツですが、十干の読みの際は「イツ」と読みます) 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸 ですが、この順番をご存知でない方は、甲乙、丙丁、簿記、更新、人鬼と記憶しますか。戊 庚 壬 が準1級、癸のみ1級配当漢字です。ボ キ 戊 己、コウ シン庚 辛 ジン キ 壬 癸、しっかり頭にいれないとなかなか出てきません。
甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸
木 火 土 金 水
陰陽五行の魑魅魍魎的な世界は知りませんが、甲乙が木(き)の兄弟、丙丁が火(ひ)の兄弟、戊己は土(つ)の兄弟、 庚辛は金(か)の兄弟、壬癸は水(み)の兄弟となるらしい。(き)(ひ)(つ)(か)(み)「忌避、掴み」と頭の中に入れています。
木の兄は、きのえ(甲)、木の弟は、きのと(乙)、日の兄は、ひのえ(丙)、日の弟はひのと(丁)、土の兄は、つちのえ(戊)、土の弟は、つちのと(己)、金の兄は、かのえ(庚)、金の弟は、かのと(辛)、水の兄は、みずのえ(壬)、水の弟は、みずのと(癸)、となります。
十干の戊(ボ/つちのえ)」と十二支の戌(ジュツ/いぬ)の峻別が大事です。「戊戌」は(ボジュツ/つちのえいぬ)読み・書きとも頻出問題です。悪いことに、戊 戌 にクリソツ(古い?)な 戍(ジュ/まも(る) という1級漢字もありますから油断できません。「戍卒(ジュソツ)」も頻出です。「コウ」の音で「甲」「庚」、「シン」の音で「辰」「申」「辛」、「キ」音で「己」「癸」 とありますから、順番を間違わないことも重要です。
十干干十二支の問題に遭遇したら、十干と十二支の順番を書き出し、「き・ひ・つ・か・み」から十干の「訓よみ」を確定させます。
問題「癸巳」・・・十干には「キ」が「己」「癸」2つあります。十二支「巳(シ/み)」は「己」と激似だが別ですね。音読みでは「キシ」。訓読みでは、「癸」は水の弟・「みずのと」と「巳(み)」の、「みずのとみ」
甲午・・・音読みは「コウゴ」は簡単、訓読みは、甲は木の兄、きのえ、午はうま、きのえ+うま「きのえうま」
最後、確認問題です。
訓読み、音読みでは?
戊寅(つちのえとら、ボイン) 癸卯(みずのとう、キボウ) 己巳(つちのとみ・キシ) 乙卯(きのとう、イツボウ) 丙午(ひのえうま・ヘイゴ)
当ブログ記事が、ちんぷんかんぷんに感じましたら、干支の音訓60個の丸暗記することをおすすめします。
漢字の「旁(つくり)」で整理してみました。(後編)
(前回の続き)
自家製ノートに、紛らわしい漢字仲間(≒共通の旁(つくり)をもつ漢字群)をたくさん蒐集しました。ページ数も増えてきました。しかし、思いつきで始めた手書き(アナログ)ですから、例えば、「【莫】の仲間は?」と検索しようとしても、記憶頼りに該当頁を探すしかないのには困りました。
漢字検定1級受検者応援ブログさんのように、ブログ(デジタル)にアップしておけば「検索」できたでしょうがね。 そんな時に「漢字音符辞典」を発見、購入しました。
著者の山本さんは、漢検1級 13-2で初合格以来、24-2まで19回(勝率5割7分!)合格されている漢検猛者のようです。研究熱心のあまり、自費出版してしまったのです。
漢字の分類には、意味記号の【部首】(【意符】ともいう)と、音を表す【音符】(♪ ではない)がある。【音符】は、【旁】であることが多いですが、厳密には、漢字の構成部分から【部首】を除いた残りの部分となります。その【音符】で分類した辞書という訳です。部首が214に対して、930音符で分類しています。
つまり、部首にならなかった偏旁冠脚での索引ができるのです。ということは、1級漢字に多い、「旁(つくり)」は同じだが、部首が違う漢字、要するに紛らわしい漢字対策が系統立ててできるのです。
もちろん、一つの漢字でも、熟語によって読みの違いがあるわけですから、一つの【音符】のグループでも(この本では【音符家族】としています)いくつもの読みがあることになります。
音が一つの【音符家族】(この本では【純粋家族】とネーミングされています。)もあれば、音が6つも7つ以上もある【音符】(【大家族】としています。)グループもある。
本の宣伝をしているわけではありませんし、難しい1級漢字を、さらに小難しく解説しているものでもないのです。この【漢字音符辞典】は、「旁(つくり)」は同じだが部首が違う漢字、紛らわしい漢字の整理の一助になると思いますので紹介しています。
ただ、難点としては、該当漢字の【熟語】の掲載が殆どないため、自分で書き込むしかないでしょう。やはり漢字は、熟語で記憶していかないと定着しませんので、あくまで副教材・補助辞典として利用しています。