シベリウス
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
ギドン・クレーメル（ヴァイオリン）
小澤征爾（指揮）
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
（1983年6月10日 フィルハーモニーホールにて収録）1984年3月20日エアチェック
クラシックを聞き始めた頃は、たくさんのヴァイオリン協奏曲を聴きました。ヴィヴァルディ、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームス、ブルッフ、ドヴォルザーク、ベルク、ストラヴィンスキー・・。クラシックを最初に経験するとしたら、聴きやすいジャンルでしょうね。
交響詩「フィンランディア」で有名なシベリウス（1965～1957）は、フィンランドの作曲家です。このヴァイオリン協奏曲、北欧を彷彿させるような寒々とした情感が伝わってくるようです。20世紀に作曲された協奏曲ですが、取っ付き易くいい曲です。
シューベルト
交響曲第9番 ハ長調 D944 「ザ・グレート」
クラウス・テンシュテット（指揮）
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
（1983年4月19日 ベルリン・フィルハーモニーホールにて収録 自由ベルリン放送協会提供の録音テープによる） 1984年3月21日エアチェック
平成生まれの人は、ドイツのベルリンが東西に分断されていた事実は、歴史でしか知らないわけですね。西ベルリンにあったベルリン・フィルハーモニーホールでの収録番組は、「自由ベルリン放送協会提供のテープ」と案内されてました。東ドイツにあった、例えば、ドレスデン国立歌劇場管の演奏ですと、ドイツ民主ラジオ提供のテープと案内されていました。
この曲は大曲です。長いということです。いっその事、BGMで流してください。
漢検1級 26-1 標準解答で採点してみた。
早いですね、もう漢検1級 26-1の標準解答が到着しました。自己採点してみました。
（一）読み問題 27/30
1 繭紬（けんちゅう） 2 大旆（たいはい） 3 靄迺（あいだい） 4 村醪（そんろう） 5 汨羅（べきら） 6 柔腴（じゅうゆ） ×（じゅうゆう） 7 鶩列（ぼくれつ） 8 瞿然（くぜん） 9 廝養（しよう） 10 霈艾（はいがい） 11 萌蘖（ほうげつ） 12 釣鼇（ちょうごう） 13 簟牀（てんしょう） 14 醯醢（けいかい） 15 啓迪（けいてき） 16 謨訓（ぼくん）17 崟崟（ぎんぎん）×（こんこん） 18 餒饉（だいきん） 19 蛙黽（あぼう） 20 旄倪（ぼうげい）
21 霤（あまだれ） 22 滾（たぎ）る 23 璞（あらたま）24 訖る （いた（る）） ×（おわ（る）） 25 衵（あこめ） 26 肉叢（ししむら） 27 堋（あずち） 28 櫺窓（れんじまど） 29 柬（えら）んで 30 嗔（いか）れる
6 柔腴（じゅうゆ） ×（じゅうゆう）は「腴」を「肬」と取り違え。頻出の「膏腴」（こうゆ）で正答できるケアレスミス。今まで「腴」「肬」の混同ミスはなかったのに、よりによって本番でしでかすとは・・。
17 崟崟 最初は（ぎんぎん）と解答したのに、見直した時に、何故か（こんこん）(・∀・)
24 「苛暴を禁じて今に訖る」正解はやはり「いた（る）」でしたね。これは勉強不足。
（ニ）書き問題 30/30
1 蕁麻疹 2 熟す 3 猖獗 4 肯綮 5 軛 6 鴟尾 7 俚耳 8 賺 9 蓴 10 虫螻 11 政柄 12 俯瞰 13 不堪 14 衾 15 麩
書き間違いのミスはないと思うが、あるとすると 9 ヌナワ「蓴」 が怪しい。
（三）国字 10/10
1 逧 2 挘る／毟る 3 繧（繝） 4 鯎 5 迚
（四）語選択書き取り 4/10
1 食い違うこと 「牴牾」
6月14日の記事「まもなく 漢検1級 26-1ですが、難しい問題を羅列してみました。」に記したように、気になる類義語（齟齬⇔牴牾）だったのです。この2点は大きい。この正解がなかったら、（四）語選択書き取り 2点／10点だからね。
2 村里 「閭巷」（1557p） たしか、古い過去問にあったと思う。そうでもなければ正答できるはずがない。
3 うらない 「卜筮」（1409p）× 訃筮 これは想像力で正答しなくてはいけない問題でした。
4 僧が方々で布教する 「巡錫」 × 巡釈 これは「辞典」を読み込んでいないとダメですね。
5 「窮措大」（309p）・・これは知らなかった(;_; ・・でも、「辞典」にはしっかりでている！
今後、この語選択書き取り問題、難化してくるんじゃないでしょうか。
（五）四字熟語 28/30
1 豺狼（当路） 2 萍水（相逢） 3 運斤 ×運金（成風） 4 鵲巣（鳩居） 5 昏定（晨省）
6 （風声）鶴唳 7 軽妙（洒脱） 8 衣錦（尚絅） 9 （泉石）膏肓 10 （牛驥）同皁
11 エ 12 コ 13 ア 14 ク 15 ウ
問題3 「運斤成風」は、3級の四字熟語です。こうなったら全級の四字熟語を学習しますか。
前半 99/110
（六）熟字訓・当て字 8/10
1 そてつ 2 もんどり 4 ひばり 6 ふのり 7 いわな 8 にす 9 なまこ 10 からざお
3 山小菜（ほたるぶくろ）5 梭尾螺（ほらがい） この二つは全く分からずだが、過去問のみの学習で8点だからおんの字です。
（七）熟語の読み一字訓の読み 8/10
ア 1 邀討 （ようとう） 2 邀（むか（える））
イ 3 螫齧 （せきげつ） × （しゃげつ） 4 螫す さ（す）
ウ 5 杳渺 （ようびょう） 6 杳か はる（か） 過去問にあります。
エ 7 賻助 （ふじょ） 8 賻る おく（る）
オ 9 斫営 （しゃくえい） ×せきえい 10 斫る （き（る））
（八）対義語・類義語 18/20
1 裨益 ⇔ 蠧害 （1121p） 検定終了の数分前に閃きましたが正答！
2 緒言 ⇔ 跋語
3 信憑 ⇔ 猜疑
4 微醺 ⇔ 酣酔（235p）
5 禅譲 ⇔ 放伐
6 累世 ⇒ 奕葉（89p）・・これはでかした！
7 簡牘 ⇒ 書疏 ×書麤・・難問！
8 欺罔 ⇒ 瞞着
9 家訓 ⇒ 庭訓（1083p）
10 蟬（虫+單）髪⇒雲鬢（1304p）・・正解！
（おそらく）18点は上出来でしょう！
（九）故事・成語・諺 12/20
1 「盛事」（854p） ×「青瓷」 1級漢字がなくても、故事・成語・諺は超・難い。
2 「老蚌」・・正答でした。
3 「虎魚」・・問題用紙には「虎魚」「魚虎」と書いてあるのです
4 「巌牆」・・24-1で出題。
5 「弋」・・自画自賛しまくりますが、6月7日のブログ記事のおかげで、左払い（ノ）をしませんでした！
6 「辣韮」「薤」（183p）・・× 「辛韮」「らっきょう」も書けないのか！、1級合格者なのに！(-_-;)
7 「別腸」・・お酒も「別腹」なのか(^^)
8 「一轂」・・頻出問題。
9 「柳絮」・・これも頻出問題。
10 「磧礫」・・難問！×「淅瀝」しか思いつかない。
過去問で4割しかとれない、このジャンルは難し杉です(´・ω・｀)
（十）文章題 25/30（書き問題 18/20 読み問題 7/10）
書き問題
1 「瑪瑙」 2 「袱紗」 3 「玲瓏」 4 「婆裟」 5 「揉」まれる 6 「須臾」 7 「集（く）」8 「比周」（1261p）×「卑羞」 9 「苟且」 10 「出師」
8 の「比周」ですが、四字熟語の「朋党比周」で解答できたはず、とネットにありましたが、「朋党比周」はノーマークでした (・ω 10 の「出師」は、6月8日の記事 「漢検1級 26-1、この問題は出題される？」にリストアップしていたのです。
なかなかブログが役立っているじゃないか(^^)
読み問題
ア 「葡萄茶」（えびちゃ）×（ぶどうちゃ） イ 「袷」（あわせ） ウ 「嬌」（なまめか） エ 「挈」（ひっさ） オ 「漫」（そぞ）ろ カ 「遑」（いとま） キ 「簷馬」（えんば）×（えんま） ク ×「一穂」（いっすい） ケ 「徘徊」（はいかい） コ 「薨」こう（じ）
アの 葡萄茶（えびちゃ）は知らなかったです。漢検漢字辞典（1375p）にしっかり出てるのですね。ク の 「一穂」の「穂」音読み、実は知らないも同然でした。正解を見て、準1級で学習の「禾穂」（カスイ）という熟語を思い出しました。「穂」は3級漢字らしいので、やはり全級の配当漢字の見直し⇒漢検漢字辞典の読みこみは必要でしょう。
後半71/90
全体的に、「1級配当漢字だけ勉強していても合格させないよ」みたいなメッセージを感じますね。自己採点で 170点・・・書き損じ思い違いが多いから厳しいかもしれない。自己採点は甘くなりがちなので、めっけ物のセーフか、ギリギリでアウトか、ということろでしょうか。
午後のリサイタル（7）
水野郁子(ヴァイオリン)／渡辺康雄(ピアノ)
バッハ／無伴奏ヴァイオリンパルティータ第1番ロ短調BWV1001
シューマン／ヴァイオリンソナタ第1番
漢検1級 26-1 受検して感じたこと。
（一）読み問題は新出問題が多かった。
漢検1級の過去問題と、参考問題集の既出問題は、頭の中には混じってますから、データ的な正確性はわかりませんが、【靄迺】 【村醪】 【柔腴】 【廝養】 【霈艾】 【釣鼇】 【崟崟】 【訖る】 【璞】 【櫺窓】は新出問題ではないでしょうか。
準1級学習の時、【乃公（ダイコウ）】（わが輩という意味）を学びました。1級では、【迺】すなわ（ち）、熟語は【迺公（ダイコウ）】と学習しました。【迺公】＝【乃公】を思い出し、【靄迺（アイダイ）】と推測。アイダイと言えば、【舟唄】【棹歌】の類義語の【欸乃】しかないので、問題文『靄迺の声が夜の静寂を・・』 これはアイダイだと確信しました。
【村醪】は、【どぶろく】の訓読み【濁醪（ダクロウ）】から、【釣鼇】は【鼇頭】から正答にたどりつけました。
（ニ）書き問題では過去問の有り難さを痛感。
26-1 自己採点（速報）にも記しましたが、11問 セイヘイをとるの【政柄】 漢検漢字辞典の【政】【柄】にも記載がなく、過去問をやってないと正答できないのでは？14問 15問の【フスマ】の紛らわしい同音異字問題、過去問と同じ出題です。
（三）国字・・・特にコメントなし。
（四）語選択書き取りが難化した？
この語選択書き取りは、予予（かねがね）漢字力を試す良問だと思っています。また、幾らでも難化できるジャンルだろうから、今後ますます難化して行く予感がします。今回、3文字熟語【窮措大】が出題されましたが、これこそ超・弩級の難問だと思います、正確には、思いました。ネットでも【窮措大】はさすがに1級受検者でも無理だろう云々、盛り上がっているようです。
しかし、とあるリピーター受検者は、シレーっと【窮措大】と正答されています。
なに、この落差は？読書量なのか？または勉強方法が間違っている？
なんてことはないのです。「漢検漢字辞典」に【窮措大】（309p）は、しっかり熟語として記載されているのです。載ってはいるが、【窮】は2級【措】は3級の配当漢字ですから、1級配当漢字の応接に忙しく、ここまで読み込まないのでしょう。
漢検1級試験では、難字・難熟語であれば、いや、たとえ難字・難熟語でなくとも、受検者が見落とすであろう、字・熟語であれば、2級漢字だろうが3級だろうが無関係に出題する、というのは今に始まったことではないのですから（例 22-3-（八） 剴切⇒失当）、要するに、「漢検漢字辞典」を読破する必要がある、ということです。
（五）四字熟語は、全級分の学習の必要性あり？
今回、3級問題【運斤成風】が出題されました。2級以下の四字熟語は学習していないので、正答できませんでした。今後も、1～2問は、2級以下の問題が出題される、と考えた場合、全級分の四字熟語を学習する必要があるのかもしれない。
（六）熟字訓・当て字
今回は過去問のみの学習で8割得点できました。これで十分です。漢検協会さん、今後もこんなペースでよろしくお願いします。
（七）熟語の読み一字訓の読み
このジャンルの対策は、過去問のみでは物足りないでしょう。
（八）対義語・類義語
ようやく難化に歯止めがかかった？または、たまたま、この難易度なのか？今後も油断は禁物、「漢検漢字辞典」で自作の対義語・類義語を蒐集します。
（九）故事・成語・諺
ここが一番きつかったと思う。難問揃いで、過去問学習だけですと、4割しかとれなかったのではないでしょうか。このジャンルは「故事俗信 ことわざ大辞典」から出題されているらしいが、5万以上（(´・ω・｀)）の故事・成語・諺が収録されている、大部な辞典（価格は2万円）をやり切る自信は全くないです。今後の対応策に悩みますが、過去問・漢検漢字辞典・ネットを含めた問題集での対策しか考えられません。
（十）文章題
全体的には、（九）を難化させすぎたので、手加減したのではないでしょうか。
書き問題 4 【婆裟】は【婆裟羅髪】（1210p） 8 【比周】（1261p）、 読み問題 ア 【葡萄茶（えびちゃ）】（1375p）・・・これらも、「漢検 漢字辞典」を読み込んでおけば、解答できた可能性は高いと思う。
やはり「漢検漢字辞典」の読破は必要、との結論に至りました。
シューベルト
交響曲第3番 ニ長調 D200
ギュンター・ヴァント（指揮）
NHK交響楽団
（1983年12月8日 NHKホールにて収録） 1984年2月19日エアチェック
シューベルト
ピアノソナタ 第17番 ニ長調 作品53
アンドラーシュ・シフ（ピアノ）
（1983年8月18 音楽祭「ケルテンの夏」より 修道院教会にて収録 ）1984年5月15日エアチェック
たしかに冗長なので、最初に31分10秒あたりからはじまる第4楽章（Rondo）を聴いてみてください。
シューベルト
交響曲第5番 変ロ長調 D485
ロリン・マゼール（指揮）
ウイーンフィルハーモニー管弦楽団
（1983年4月21日 NHKホールより Live収録）
この曲のあとにマーラーの交響曲第5番が演奏されました。
シューベルト
交響曲第2番 変ロ長調 D125
コリン・デイビス（指揮）
バイエルン放送交響楽団
（1984年11月9 ミュンヘン ヘラクレスザールにて収録）1985年10月2日エアチェック
シューベルト
ピアノソナタ第15番ハ長調 D840「レリーク」
アルフレッド・ブレンデル（ピアノ）
（1984年9月23日 ルートヴィヒスブルグ音楽祭1984より オルデンスザールにて収録）
1985年6月8日エアチェック
「レリーク」とは「遺作・未完」という意味らしく、2楽章の未完のピアノソナタということです。ピアノソナタ「未完成」とはいいませんね。
シューベルトのいくつかのピアノソナタは、すこし冗長とはいえ傑作の部類でしょう。歌曲のピアノ版とも言えるのでしょうか、歌が溢れています。
 アクセス |
|||
|---|---|---|---|
| 閲覧 | 322 | PV |  |
| 訪問者 | 239 | IP | |
 トータル |
|||
| 閲覧 | 1,677,177 | PV | |
| 訪問者 | 617,528 | IP | |
 ランキング |
|||
| 日別 | 8,111 | 位 | |
| 週別 | 13,324 | 位 |  |
