漢検1級 26-1 得点(結果)は168点でした。
ようやく、漢1級 26-1 検定結果通知が到着しましたので、自己採点との違いを確認してみます。
(一)読み問題 27点 → 結果27点
6 柔腴(じゅうゆ)(×じゅうゆう) 17 崟崟(ぎんぎん)(×こんこん) 24 訖る (いた(る))(×おわ(る))
昨年度、25-1 24点 25-2 26点 25-3 25点 でした。今回は音読みで1問、訓読みで2問の誤答で27点でしたが、9割の正答ですから、これでいっぱいいっぱいでしょう。
(ニ)書き問題 30点 → 結果30点
昨年度の得点は、25-1 20点 25-2 22点 25-3 24点 でしたが、今回、合格者平均で25点ほどなのに、満点はすごい!と自画自賛しまくっています。
特に、7 俚耳 9 蓴 11 政柄 はよくぞ書けた!またまた自画自賛してます、ハイ(^^)
(三)国字 10点 → 結果10点
1 逧 2 挘る/毟る 3 繧(繝) 4 鯎 5 迚
国字は満点以外はダメでしょ。25-1 8点 25-2 10点 25-3 10点
(四)語選択書き取り 4点 → 結果4点
3 「卜筮」(1409p) 4 「巡錫」(712p)5 「窮措大」(309p)・・・正答できなかったこれらの問題、全~部、辞典に載っているのです!
25-1 8点 25-2 8点 25-3 10点 と、このジャンルは不思議と得意にしていたのですが、今回は無残な結果でした。今回の合格者平均得点でも、6.1点ほど、全受検者の平均点は1.5点(T_T)、相当難問揃いだったようです。容易に難しくできるジャンルでしょうから、今後、難化しそうな気がします。
(五)四字熟語 28点 → 結果28点
3 運斤 ×運金(成風)
昨年、25-1 22点 25-2 28点 25-3 30点 と確実に得点源になってきたのですが、1級外の四字熟語で躓きました。「運斤成風」は、3級の四字熟語です。対策としては、全級の四字熟語を学習するしかないのです。
前半 99/110 → 結果 99/110
(六)熟字訓・当て字 8点 → 結果8点
3 山小菜(ほたるぶくろ)5 梭尾螺(ほらがい)この二つは未学習の当て字で×。
25-1 6点 25-2 6点 25-3 7点 でしたから、過去問学習で8点は上出来です。おそらくマックスでしょう。
(七)熟語の読み一字訓の読み 8点 → 結果8点
イ 3 螫齧 (せきげつ)(×しゃげつ) 4 螫す さ(す)
オ 9 斫営 (しゃくえい)(×せきえい) 10 斫る (き(る))
25-1 9点 25-2 9点 25-3 10点 と合格者の平均正解率を超えてしましたが、今回は、合格者平均得点9点に及びませんでした。
(八)対義語・類義語 18点→ 結果18点
7 簡牘 ⇒ 書疏 ×書麤 この問題のみ誤答は、上出来です。合格者平均得点を上回る数少ないジャンルです。
1 裨益 ⇔ 蠧害 (1121p) 6 累世 ⇒ 奕葉(89p) 10 蟬(虫+單)髪⇒雲鬢(1304p)
この3つは、でかした!としか言いようがないです。
25-1 6点 25-2 12点 25-3 16点 と対義語・類義語は苦手でしたが、それなりの対策が奏功、確実に得点率が上がってきました。・・・次回はさらに難化したりして(・ω<)
(九)故事・成語・諺 12点 → 結果10点
1 「盛事」・・× 常用漢字の熟語・四字熟語・故事・成語であっても、未習問題は難しい、という当たり前の話ですよね。「漢検 漢字辞典」に「盛事」(854p)の掲載はあるのですから。
3 「虎魚」・・やはり「×魚虎」と書いてしまったようです。
6 「辣韮」「薤」(183p)・・「×辛韮」 1級合格者なのに「らっきょう」書けないの(-_-;)
7 「別腸」・・× 「漢検 漢字辞典」に「酒に別腸あり」(672p)の記載があったのには、正直、吃驚しました。
10 「磧礫」・・「×淅瀝」しか思いつかない。
過去問で4割しかとれないのはキツイです。ちなみに、25年度は、25-1 14点 25-2 16点 25-3 14点 でしたから、どんどん難しくなってきていません?
(十)文章題 25点(書き問題18 読み問題7) → 検定結果25点
書き問題
8 「比周」(1261p) × 四字熟語の「朋党比周」で解答できたのですね。
読み問題
ア 「葡萄茶」(えびちゃ)(1375p)(×ぶどうちゃ) キ 「簷馬」(えんば)(×えんま) ク 「一穂」(いっすい)(×)
文章題問題は、25-1 22点 25-2 22点 25-3 23点 でした。文章題は「難しい書き問題と読み問題」と捉えていますので、格別な問題対策はしていません。「比周」(1261p)「葡萄茶(えびちゃ)」(1375p)いずれも常用漢字の熟語にも拘らず正解できないのは、漢検漢字辞典の読み込み不足、と痛感しました。
後半 71/90 → 検定結果69/90
自己採点で 合計170点 → 168点・・・難易度が高くなったとはいえ、25-3の169点以下、トホホ(・ω<)
プロコフィエフ
ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 作品16
オラシオ・グティエレス(ピアノ)
クラウス・テンシュテット(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(1984年3月13日 フィルハーモニーホールにて収録) 1984年9月24日エアチェック
スメタナ
交響詩「わが祖国」全曲
1: ヴィシェフラド(Vyšehrad)
2: ヴルタヴァ(Vltava)
3: シャールカ(Šárka)
4: ボヘミアの森と草原から (Z českých luhů a hájů)
5: ターボル(Tábor)
6: ブラニーク(Blaník)
ラファエル・クーベリック(指揮)
バイエルン放送交響楽団 (1984年5月3日)
全曲1時間半ほどの交響詩「我が祖国」を聴き通すことはあまりないでしょう。6曲からなる連作交響詩のうち、2曲目「モルダウ」で知られる「ヴルタヴァ川」が飛びぬけて有名です。
もし知らない人は、この「モルダウ(ヴルタヴァ)」だけは聴いてみてください。20分から始まり、約13分ほどです。たいがい気に入ります。・・觴(さかずき)一杯にも満たない僅かな水の流れが、軈(やが)て沃野をうるおす大河となる様を描写しているのです。そう、【嚆矢濫觴】に似てなくもない。
漢字辞典を読破中、常用漢字の熟語・四字熟語も難しい(その4)
26-2 対策に「漢検 漢字辞典」を読み込んでいます。いままで個々に「漢検 漢字辞典」を引くことはあっても、1頁目から順繰りに読むのは初めてです。まあ、普通、読まないですよね。読み進めていくと「過去問」で幾度となく出題された、熟語がたくさん発見できて、新鮮な気持ちです。そのうちに、検定対策は「漢検 漢字辞典」の復習だけ、という日がくればいいと思いますよ。
勉強していない常用漢字の熟語・四字熟語は、難しいです。
【帰忌日(キコニチ)】(264p)・・・陰陽道で縁起の悪い日。
こんなの出題されるかな?ないと思うが、26-1の【窮措大(キュウソダイ)】(309p)ショック?が冷めやらず、ついつい三文字熟語に注目してしまう。なお【窮措大】ですが、【措大(ソダイ)】(914p)・・すぐれた書生。貧乏な書生。貧しい読書人。という熟語があるのですね。それに【窮】を冠して【窮措大】
【鬼胎(キタイ)】(269p)・・・恐れ。心配。
これは既習熟語ですが、【鬼胎を抱く】で、慣用句です。要注意の熟語と予想しています。
【機巧(キコウ)】(279p)・・・1.上手なしかけ。たくみな細工。2.いろいろ智恵や工夫を巡らすこと。【機巧を弄する】
機構 気候 紀行 気功 寄稿 奇行 気功 寄港 起工 帰港・・キコウの同音熟語はたくさんありますが、【機巧】は初めて知りました。【機】には、【機(からくり)/機関・機器】【機(きざし)/機会・好機】という表外読みがありますが、1級表外読み【機(▲はずみ)】もお忘れなく。
「漢検 漢字辞典」からネタを探してますが、チェックしている熟語はやはり、圧倒的に準1級、1級漢字が多いです。だが、常用漢字のみの四字熟語も油断ならない。
【疑事無功(ギジムコウ)】(286p)・・・疑いながら事を行うようでは成功は期待できない。
【ギジ無功】【疑事ムコウ】・・5級の四字熟語ですが、知らないと正解できない!憶えておいたほうがいい。
【疑団(ギダン)】(286p)・・・心中にわだかまって解けない疑念。胸につかえている疑いのしこり。
【胸中のギダンが氷解する】・・ギダン?ぎだん??これは出題されそうだ!
【客舎(カクシャ)】(294p)・・・旅先の宿屋。【逆旅(ゲキリョ)】(296p)・・・宿屋。旅館。
【旗亭(キテイ)】(277p)と同様、【旅館】の類義語です。【旗亭】≒【旅館】≒【客舎】≒【逆旅】