鉄道模型のある生活ブログ

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DCCについて  その1

2024年03月03日 | 模型車両

DCCについて雑談を

昨年の関西のHOゲージの運転会、”2023鉄道模型大集合 IN OSAKA”の風景ですが、たくさんのエンドレスがあっていろいろな車両が走っています。 でも、みんなDC運転で、DCCが無い。  私としては違和感を覚えるのですが、例えば複線や4複線のエンドレスがあれば、その一つはDCCにしても良いんじゃ無いかと。

というのも、我々の行っているHNモジュール運転会では、10年ほど前から、午前はDCですが、午後は全線DCCに切り替えて運転しているからです。

何でDCCをせにゃあいかん? と言われるかもしれないけれど、そりゃあ、面白いからで、それ以上の意味合いはないけれど。

多分みなさん、DCCの経験が無いと思うんですが、それにお金がかかるし躊躇しているのかもしれないし、一番は必要がないと思っているかもしれません。

DCCと言えども良いことばかりではなくて、欠点もたくさんあります。 もちろん前述ように費用がかかる。 でもね、みなさん模型のためには人には言えないほどお金を使っているんじゃ無いですか?  きっと欲しいと思ったらお金は出すと思うんです。

なんて、余計なことを書きましたが、DCCってどんなものか書いてみたいと思います。

DCCとはディジタル・コマンド・コントロールで、ディジタルで車両を走らせようという規格です。 それに対して今までの直流で走らせている方式をDC(直流)またはアナログと書きます。 

 

まずは、DCです。線路の上の車両を乗せて、コントローラーから直流の電流を流して電圧を上げて行くと、車両がそれに合わせて走り出します。つまみを回せば早くなるし戻せば止まります。 いたってシンプルです。 そして、車両についているヘッドライトや室内灯も速度に合わせて明るさが変わります(PWMや定電圧回路などを入れて一定にする方法もありますが、普通はしていない)。

一方、ディジタルでは線路には常に一定の交流電圧がかかっています。 そこにDCの車両を乗せると交流なのでモーターは回らないし、常に電圧がかかっているので、モーターが壊れるかもしれません。 そこで、ディジタルの車両にはデコーダーという回路を積んでそこからモーターやライト類に配線します。 一方コントローラーも特殊なもので、ほとんどコンピューターに近いと考えてください。

というような基本的なことはこれだけにして、運転を考えます。

 

ディジタル車両を線路に乗せます。 その時点では何も起こらない。 機関車にはアドレスというその機関車独自の番号が振られているので、コントローラーからその番号を入力すると、お〜自分に来た命令だと認識して、その後の命令、例えば走れとかライトをつけろとかの動作をします。

ですから、同じ線路の上に複数台数の機関車(動力車)を乗せても、同時に動き出すことはないのです。 あくまでも自分に来た命令ですから、他の機関車は動かない。 そして、コントローラーから他の機関車の命令が来れば、その機関車も動き出す。

これってDCでは考えられないことです。 線路にギャップを作って同時に走らないようにしても、その区間を過ぎると止まってしまうなどどの大欠点があるのですが、そんなものだと思って気にかけていないかもしれません。

でも、本物の機関車を見れば同じ線路上に複数の機関車が乗っていて、それぞれ好きなように走っています。 これが当たり前なのですが、ディジタルでは実物のようにできます。 模型でこの利点はとても大きいです。 すなわち、複数台数の動力車同じ線路の上に乗せられて、自在に制御できる。

国鉄蒸気機関車の競演 HOゲージ

https://www.youtube.com/watch?v=yny6Byt5E1M

これは極端な例ですが、こんなことができます。

 

そして、停止していてもヘッドライトや室内を点灯できる。

これも大きな利点です。

他にも利点がありますが、おいおい述べます。

 

つづく

 

 


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
DCC (der Hund)
2024-03-04 21:43:37
私は,DCCだとギャップを切らなくて良くなったので出戻って来ました。それと,もう一つ理由があるのですが,おそらく3回目以降のお話で出てくると思われますので,またその時にコメントします。
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